愛美の娘たちの恋アナザー

ガラシア 作
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秘宝探索編GSその11<喫茶店にやってきた珍客>

「ふう…今日も忙しいわ…妊婦がいる喫茶店が人気な理由が知りたいところね…」

「うん…皆お母さんが恋しいんだよ…たぶん…」

「そういえば…つわりは大丈夫なの?」

「うん…つわりはないよ…お腹が空くと吐き気がするくらい…」

「食べつわりね…仕事の合間につまみ食いできるからぴったり…」

からんからん♪

「いらっしゃいませ…あれ?…ドラグリスじゃない…どうしてここに?」

「うん…実はお姉ちゃんたちが作ってる母乳ケーキの味が気になって予約しに来たの…あるかな?」

「運がいいね…ドラグリス…ちょうど注文のキャンセルが出たの…代わりに食べていいよ…」

「いいの?…やったぁ…んむっ…美味しい…」

「でしょ?…この喫茶店の看板メニューよ…味は保証するわ…」

「これは間違いないね…んっ!?」

むくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむく!…

「っ…ふう…何これ…胸が大きくなった…?」

「私たちの母乳には膨乳効果があるの…これが人気の理由よ…」

「んむっ…皆胸が小さくて悩んでるのね…んっ…」

むくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむくむく!…

「ドラグリスの胸は元々魔力を封印するゲートの容量が私たちより多い分…胸が膨らみやすいのね…」

「うん…これを逆手に取られたら不利かも…」

ドラグリスの胸にあるゲートは元々魔力を大量に封印する事ができる…これを攻撃魔法に転用すると大量の魔力を簡単に得る事ができてしまう…

実は魔王ノエルはこれを欲していたためにエレナにドラグリスの捕縛を命令した…しかしエレナは裏切った…さらにエレナを殺そうとしたアリシアもエレナと和解した…ノエルは2人を城へ呼び寄せ…探索者もろとも皆殺しにするつもりだったが追い詰められ…自分が母である事を明かし…彼女たちと和解した…

「って事があってね…あの時は死ぬかと思ったよ…」

「信じられない…あんな温厚なお母さんが…」

からんからん♪

「エレナ…あの時の事は言わないでって言ったでしょ…はぁ…あっ…」

「いらっしゃい…エレナ…アリシアも…あなたたちが来るなんて珍しい事もあるのね…」

「うん…私たちも来ちゃった…」

「アリシア…あんたには思いっきり○んこを叩かれたのと心臓の音を聞かれた恨みがあるから…」

「いきなりいやらしい話が始まったけど…」

「お姉には関係ない…黙ってて…」

「う…うん…」

「元は私が拒否したからだよね…2人ともごめんなさい…」

「ドラグリス…じゃあ今から本当の目的を達成しに行きましょう…お姉…代金はこれで…」

「エレナ…こんなにもらえないよ…」

「いいから…迷惑料にとっといて…」

「本当にいいの?」

「いいから早く受け取ってよ…」

「そこまで言うなら…」(1ヶ月の売り上げと同じ金額渡されちゃった…どうしようかな…へそくりにしちゃおう…)

………………………………………………

「よく来たな…珍しい組み合わせだが…何かあるのか?」

「うん…お母さんがやりたかった事…今ならできるから…」

「ああ…ドラグリスを利用して大量に魔力を得る事か…その事ならもう必要ないぞ…」

「え?…どうやって…?」

「新3大宝剣と旧3大宝剣とこのX(エックス)の指輪を組み合わせたら簡単に大量の魔力を得る事ができるようになった…そこでだ…ドラグリスにやって欲しい事がある…」

「うん…何をすればいいの?」

「対になるY(ワイ)の指輪を探して欲しいのと…金と銀の首飾りを取り戻す手掛かりが欲しい…」

「いいけど…Xの指輪はどこにあったの?」

「城の地下の封印された部屋の鍵を開けたらこのXの指輪が宝箱に入っていた…」

「よかったね…いい宝物が見つかって…」

「そうだな…では指輪と手掛かりの件は任せたぞ…」

「うん…行ってきます♪」

………………………………………………

ドラグリスはYの指輪と金と銀の首飾りを取り戻す手掛かりを探しに寒冷地帯に出発した…それから時が過ぎ…

サラたちが妊娠6ヶ月…

「お腹が大きくなってきた…動くのが大変…でも喫茶店を閉めるわけにはいかないからね…」

「うん…売り上げも赤ちゃんの成長も両方大事…」

「この超大きなお腹の中に40人以上いるのに動けるのは強力な重力軽減魔法のおかげ…4人合わせて160人以上…1人で授乳したら母乳を全部吸い尽くされちゃうよ…」

「大丈夫…200人以上の赤ちゃんに授乳した事があるからな…手伝いに来たぞ…お姉…この後は私たちに任せてくれ…」

「エレナ…ありがとう…」

「私も来ちゃった…」

「アリシアまで…そういえば…1ヶ月母乳が止まらなかったんだって?」

「うん…その時に200人以上の赤ちゃんに授乳したの…それでも余ったけど…」

「出しすぎ…」

「ふふっ…そうだな…いくら飲まれても母乳が止まらなかった…今でも時々自然噴乳する事もある…アリシアも…」

「うん…」

「へぇ…見てみたいな…」

さらに時は過ぎ…サラたちが妊娠10ヶ月…

「ううっ…お腹痛い…」

「私も…」

「陣痛だな…喫茶店は私たちに任せて出産するんだ…もうすぐだな…」

「ありがと…うっ…」

ぶちっ!

「破水したか…もう産まれる…」

………………………………………………

「んうううううううううううううううううう…」

「順調だ…頑張れ…」

その後…サラは46人の子供を産み…シルヴィアは43人の子供を産んだ…

翌日にソニアが44人の子供を産み…ソフィーが45人の子供を産んだ…

4人の女の子は合計178人の超多胎妊娠をしたのであった…

そして赤ちゃんたちはエレナとアリシアの胸から母乳を吸い尽くし…2人の胸をさらに大きく成長させる事となる…

ドラグリスの指輪&手掛かり探索はどうなっているのか…

秘宝探索編Yへ続く。