愛美の娘たちの恋アナザー

ガラシア 作
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秘宝探索編Yその7<ドラグリスと新しい喫茶店>

「ここ…だよね?」

「あっ…ドラグリス…いらっしゃい…」

「えっ…お姉ちゃん!?…どうしたのそのお腹…」

「うん…2回目の妊娠で子宮が元の大きさに戻らなくなっちゃったの…」

「2回って…また妊娠したんだ…」

「そう…また妊娠したの…今度は5人で316人も産んだよ…」

「はぁ…産みすぎだよ…子宮が元の大きさに戻らなくなるわけだよ…」

「ふふっ…そうだね…ところで何か用があって来たんでしょ?」

「あっ…そうだった…首飾りの手がかりが得られたの…王城の北に広がる寒冷地帯の最深部にある洞窟よ…」

「寒冷地帯の最深部の洞窟ね…行ってみるわ…」

「えっ…お姉ちゃんが行くの!?…そのお腹…」

「中身は空だからって油断しちゃ駄目だよね…」

「当たり前だよ…転んだらそのお腹がどうなるかわからないもん…」

「心配してくれるの?…ありがとう…」

「どういたしまして…むぐう!?…んっ…んんっ!…」(超巨大な肌色の塊に私の全身が包み込まれて…柔らかい上に母乳の匂いがする…息が…)

「あれ?…ドラグリス…ごめんね…」

「ぷはっ!?…アリシア?…もしかしてこの超巨大な肌色の塊って…」

「私の胸だけど…全身パイズリができるくらい大きくなっちゃった…毎日母乳が出なくなるまで吸われるから乳腺が発達して胸がむくむくと膨らんで…ついに3000cmを超えたわ…」

「3000cm…お母さんより大きい…」

「たぶんお母さんの胸も母乳を吸い尽くせば大きくなるよ…」

「じゃあ吸いに行く?…」

………………………………………………

「なるほど…私の胸から母乳を吸い尽くすとなると…アリシア1人で全て吸収できるぞ…」

「うん…」

なぜアリシア1人で吸収できるのか…アリシアの超巨大なミルクタンクは同時に魔力タンクでもある…搾乳魔法を使って母乳を搾り…魔力に変換して溜め込む…

しばらく後…

「さすがだ…もう母乳は出ないぞ…よくここまで吸収できるようにしたな…」

「サラお姉ちゃんの赤ちゃんに母乳を吸い尽くされて私の胸はどんどん大きくなって…もう4000cmに届きそうなの…ミシェルもね…」

「いいぞ…もっと大きくするんだ…そして私も母乳を搾乳魔法で搾られる…首飾りがあれば魔石の効果を複数人で共有できるぞ…」

「えっ…そんな効果があるんだ…北の寒冷地帯に行ってくるね…」

「ああ…そのお腹の中身を上手く使うんだ…」

「えっ?…このお腹の中に何があるの?…」

「ドラグリス…ファイアブラストを使ってみろ…」

「うん…ファイアブラスト!」

ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!…

「でかっ…」

どっかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!

「きゃあっ!?…」

天井に巨大な火球が触れた瞬間…大爆発が起こった…爆発の衝撃波で全員の胸がぶるんぶるん!…と揺れた…

開いた口が塞がらないというのはこれを差すのだろう…ドラグリスは驚いたように口を開けたまま呆然としていた…

「す…すごい威力ね…」

「ああ…サラのお腹の中にある[強化薬]のおかげだ…」

「強化薬って何なの?」

「羊水が変異してできた特殊な液体の事だ…名前通り近くで魔法を使うと強化される…プロテクション!…ふむ…範囲は約30mか…」

「魔法なら何でも反応するの?」

「何でもかんでも反応はしない…主に戦闘用の魔法に反応するぞ…つまり危険な場所に行けという暗示だな…行ってこい…」

「うん…行ってきます…」

その後…サラのお腹の強化薬は戦闘攻撃魔法…シルヴィアのお腹の強化薬は戦闘補助魔法…ソニアのお腹の強化薬は戦闘回復魔法…ソフィーのお腹の強化薬は戦闘魔法以外の魔法を強化する事ができると判明した…

「ここが寒冷地帯ね…あれ?…ここ…なんか不自然…ファイアブラスト!…」

大爆発と共に洞窟の入口が現れた…

「やっぱりね…入るよ…」

………………………………………………

(汝らか…よく来たな…ここに来たという事は…)

「首飾りを奪還しに来たのに…誰もいない…」

「誰だ!…勝手に入ってくるんじゃねぇ!…首飾りはやらねぇぞ!」

「やっぱりここにあるのね…首飾りは私のものよ…返しなさい!」

「ふん…身重な妊婦に何ができる?」

「何もできないって油断してるでしょ…ライトニングウェーブ!」

「うおっ!?…ちっ…早いっ!…ぎゃああああっ!…しびれるっ!…助けて…」

「首飾りを返してくれたら助けてあげる…」

「その金庫の中にある…0081と入力するんだ…くっ…」

「へぇ…0081(おっぱい)なんてえっちな番号ね…」

「早く…俺を助けてくれ…」

「残念ながら助けられないな…汝らはYの指輪の試練を達成した女どもだな…」

「あなたは?」

「アントニオと申す…こちらが妻のアーシアだ…この男が汝の大事な首飾りを盗んだ事をここに詫びる…すまなかった…」

「もういいから…首飾りはもらっていくわ…」

「ああ…持っていくがいい…首飾りには少し細工をしてある…他の宝具の効果を引き上げ…魔法に追加効果を付与する事ができる…」

「追加効果ね…例えば…火炎弾なら誘導とか弾速の調整とか射程距離増加とかで…爆発なら範囲拡大…強化薬は?」

かちゃ…

「強化薬は威力の増加と追加攻撃が発生するだけだ…金庫が開いたようだな…では失礼する…」

「待て!…俺を助けろ…この牛め…」

「ふん…誰が助けるものか…ああ…1つ言っておこう…強化薬自体も強化ができるぞ…さらに強化薬がお腹の中にあろうと妊娠は可能だ…安心して子供を産むといい…」

「よかった…ありがとう…アントニオとアーシア…」

………………………………………………

「おかえり…どこ行ってたの?」

「首飾りを奪還して来たの…この通り奪還成功よ…」

「やったね!…これで宝具の力がより強くなるね…」

「うん♪」

その後…さらに美味しさが増した母乳ケーキは生産量が増えると同時に飛ぶように売れ…売上高は過去最高記録を塗り替えた…

サラたちは喫茶店の改装を考えている…改装後…さらに多くの人が入れるようになり…再び売上高の過去最高記録が塗り替えられた…

首飾りを失った盗人…これからさらに失うものが1つあると言う事にまだ気づいていない…何を失うのか…

盗人と首飾りと恥辱編へ続く。