愛美の娘たちの恋アナザーエピソード2

ガラシア 作
Copyright 2017 by Garashia All rights reserved.

過去と未来編その3<噛み合わない2人>

「どうしたの?…帰るんじゃないの?」

「はぁっ…はぁっ…っ!?…別にいいでしょ…」

「あっ…うん…」

「ところで…なんで女の子になったの?」

「それは…昨日の夜に薬を飲んで…朝起きたら女の子になってて…しかも胸がエルザ姉よりも大きくなってて…」

「薬を飲んだのが原因で女の子になったのね…しかも超爆乳…」(私も飲みたかったなぁ…)

「うん…別に超爆乳になりたくてなった訳じゃないから…」

「そんな事はどうでもいいの…気に入らないわ…あのむっつりすけべ大魔王が…超絶可愛くて超爆乳な女の子になるなんて…」

そう呟くと突然クラリスはキャロルの胸を激しく揉み始めた…

「んんっ!…だ…だめぇ…胸の奥から何か…」

ぶっしゃあああああああああああああああ!

弱々しく抵抗するキャロルの胸から白い液体が噴き出る…大量の母乳が出た事でクラリスの怒りは頂点に達した…

「嘘…母乳も出るの…しかもかなり大量…ますます気に入らないわ…」

先程よりも強く激しく胸を揉む…当然噴き出る母乳も先程より多い…

「ちょっ…はげし…んぁあああああっ…」

「うるさい…黙って揉まれなさいよ…はぁっ…はぁっ…全く…なんで淫魔並みに大きくなるのよ…」

「それは…んんっ…」

「やっぱり…何も知らずに飲んだのね…普通ならフェロモン作用で異性にモテモテになるはずだけど…ずじゅるるるるるるるるるるるるるるる!」

いきなりクラリスはキャロルの胸を思いっきり吸う…大量の母乳が口に流れ込み…ごくっごくっと激しく喉が鳴る…

「んぁあああああああああああああああっ!吸っちゃだめぇ…いっくぅうううううううううう!」

キャロルは胸を吸われる快感でびくびくと体を震わせて何度も絶頂する…あまりにも強すぎる快感でキャロルは気絶してしまった…それにクラリスが気づいたのは2時間後の事であった…

………………………………………………

「て…きて…起きて!…もう…さっさと起きなさい…よ!いつまで寝てるの!?」

「わぁあっ!?…な…何?…クラリスちゃん?…ここは…どこ?」

「はぁ…やっと起きた…あんたの姉さんに怒られて頼まれたの…気絶させたんだから看病してねって…ここは女子寮であんたの姉さんの部屋よ…」

「看病?…っ…見たでしょ…裸…」

「見たわよ…女の子同士なんだから恥ずかしがる要素なんかないわ…」

「あるってば…もう帰って…はぁ…」

「ふん…言われなくても帰るわ…また来るからね…」

クラリスは少し大きくなったキャロルの胸を名残惜しそうに睨んだ後に女子寮の自分の部屋へ帰った…

「全く…あんたも鈍いね…」

「エルザ姉…まさか…」

「ああ…そのまさかだよ…クラリスちゃんは本当はあんたの事が好きみたい…告白したくてあんたの告白を断り続けたって…」

「じゃああのえっちな事故もわざと仕組んだって事かな…」

「ご名答…あんたの告白を失敗させるためにね…」

「でも…なんで僕の事が…」

「実は…クラリスちゃん…両性具有なの…あんたを女の子にしてずんずんばこばこしたいって…」

「っ…いいよ…ずんずんばこばこされたい…クラリスちゃんと気持ちいい事たくさんしたい…でも…なんで両性具有になったの?」

「あんたが飲んだ薬…クラリスちゃんも開発に協力してくれたの…原料は淫魔の母乳と強化薬と膣液と血を絶妙なバランスで混ぜたもの…試作品をクラリスちゃんが飲んだら両性具有になっちゃったの…」

「両性具有…女の子なのに○んこがあるんだ…んっ…ねむ…」

「うん…学校もそろそろ行かないとね…あんたに合う女子制服を用意しとくよ…おやすみ…」

「えっ…ちょっと…ここで寝ていいの?…あっ…」

「そうだね…あんたはもう男子寮で寝ちゃ駄目…ここで寝なさい…」

「は〜い…おやすみ…お姉ちゃん…」

………………………………………………

一方…完成したボテバ・ラーのキャンプ場では…

「私たちが次に戦うのはガルーダ…風を操る神族よ…イフリートの炎は跳ね返されるから私たちが直接戦わないと勝てない敵よ…」

「強力な風による裂傷を受けたら致命傷よ…どうやったら防ぐつもり?」

「アネットの心配は杞憂よ…風を防ぐ防御壁を作る方法があるわ…」

「何か方法があるの?…炎だと拡散して火傷するし氷は吹雪になっちゃうし…」

「見える防御壁じゃ駄目よ見えない防御壁を作るの…ミカは見えないものを見ようとしなさい…」

「見えないけど存在するもの…う〜ん…音とか?」

「そうね…音は見えないけど存在するものよ…生命体から必ず発生する音を防御壁にするの…」

「生命体から必ず発生する音…心臓とか?」

どくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくん!

「正解よ…心臓の音を防御壁に変換するの…そろそろ血液圧縮もなくなる頃だから…心臓を慣れさせるためにも派手にやりましょ…」

「うん…そういえば最近…心臓がどくんどくんってうるさくなったような感じがするの…前にはなかった爆発しそうなくらい激しい心音も…血液圧縮がなくなる前兆だったんだ…」

「そうよ…淫魔の血液は濃くて多いから圧縮されてたけど…もうすぐ無圧縮の血液に適応するって事ね…それとミルクチャージとハートブラストを何度も使えば適応するまでの時間が短縮されるわ…」

「えっ…そんな効果があったの?…全然知らなかったよ…母乳を搾るためだけに使ってたけど…裏では心臓が強化されてたんだ…」

「でも…知らなかったおかげで封印されていた力が解放できるようになったのも事実ね…」

「うん…まさか音を魔法として使うなんて思わないよ…たぶんサウンドシールドでいいと思う…」

「ええ…それで決まりね…サウンドシールド!」

どくんどくんどくんどくんどくんっ!

「えいっ!」

がきぃいいいいいん!

「きゃっ!?…かったぁい…すごい反発…ちょっとだけど動けなかった…」

「それは弾き返しよ…見えない防御壁は硬いのはもちろん…衝撃を跳ね返すのもお手の物…パリングっ!」

「むぐぅ…んんっ…」

アレクサンドリアいわく…衝撃を跳ね返す事で跳ね返した相手に動けない時間を発生させる事ができる…通常なら攻撃による硬直はほとんどないが…一部の防御魔法と防御技を成功させると2秒程度の硬直が発生する…この硬直を弾き返しと呼ぶ…さらに弾き返し中に追撃を加える事をパリングという…

「何やってんだ?…姉妹でいちゃいちゃと…」

「っ!?…アレック…どうしてここに…」

「どうしてって…ミカは俺の嫁だし…アリアこそなんでミカと…」

「んんぅうううっ!…ぶはっ!…はぁっ…はぁっ…修行相手になってくれたの…って知り合い?」

「ああ…そうだ…」「ええ…そうよ…」

「こいつ…俺の童貞を奪って逃げたんだ…ひどい女だぜ…」

「え〜?…何それ…ひどすぎ…同じ女として許せない…」

「何よ…あなたこそ私の処女を奪ったじゃない…子供まで産ませて…」

「なん…だと…お前…出産までしてるのかよ…」

「あれは私がリシデカ王国の大学に入学した頃…似た名前のアレックと仲良くなったの…」

「ああ…あれか…夜這い事件…夜中に男子寮の俺の部屋にこいつが入ってきたんだ…まさかあの時の…」

「そう…大喧嘩になって…服を脱がせあって…飛びかかった時ね…」

「まさか…すぼっと入っちちゃったの?…」

「そのまさか…ずぼっと入っちゃったの…精液を垂らしながら戻ったから大騒ぎ…寮長との八百長決闘は悶絶するくらい痛かったのを今でも鮮明に思い出せるわ…」

「ああ…こっちも大騒ぎだったな…女子寮から激しい打撃音が聞こえたからな…それから俺は正当防衛を主張して無罪放免になった…それから2ヶ月後くらいか…大学でアリアを見かけなくなった…」

「退学になったからよ…女子が入室禁止の年頃の男子の部屋に私は入ったから…校則に違反して風紀を乱す破廉恥な行為は容認できない…ほんとあの時の私はどうかしてた…そして強烈な吐き気を感じた瞬間…私は狂ったように怒り…泣きまくった…」

「それから何やってた?」

「大きくなるお腹のように膨らみ続けるアレックへの愛情…それを隠して研究者を目指したわ…出産して念願の試験に合格した時にそこにいたのは冷徹な神族研究者だったわ…」

「アリア…お前変わっちまったな…」

「あなたもね…ミカが羨ましいわ…以前のように愛して…私に愛をくれるのはあなただけ…」

「私にも欲しいなぁ?」

「ふっ…ミカには十分すぎるくらいの愛をあげているつもりだ…同じ愛をアリアにも…」

むにゅううううううううううううううううううううううううう!

「んっ…ふふっ…うっ…」

ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!…

突然周囲が暗くなって暴風が発生する…アレクサンドリアとミカはアレクサンダーに身を寄せて周囲の様子を伺う…

しかし誰も出てくる気配がない…嵐の中で何が起ころうとしているのか…

続く。