安田探偵事務所 〜第五章 時間〜

hajike 作
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安田達はグッタリしていた。安田は特に。
時間だけが刻一刻と過ぎて行く。「はぁ〜。暇だな〜」「おい」「何だよフォックス」「あれは良いのか?」「あれって?」「殺人犯だよ」「あっ!忘れてた!」針谷は唐突に思い出した。
「おい、お前。お前もなんかしたらどうなんだ?」「……」「?」「……水……」「水?」「持って……きて……」安田は超グッタリしている。そして胸を枕にしている。「はいよ。水」「ありがとう……」安田はゴクゴクと飲んだ。するとあっという間に無くなった。「……もっと……」「まだ飲むのか?」フォックスはそう言いながらも水を持ってくる。「あいよ」ゴクゴク「プバー!復活!」「で、例の殺人犯なんだけど。どうやって調べる?」「とにかく。鞠子さんの証言を共に探ってみるしかなさそうね……。あの家に防犯カメラが有れば良かったんだけど……」「あった気がするぞ」針谷が言う。「本当?」「分からないですけど……」「じゃ、取り敢えず鞠子さんの家に行きましょう」「そうだな」「同感」安田達は出かけていった。鞠子の家に向かう途中、安田は知っている気がする人に出会った。「あの〜」「ん?」「あ!やっぱり大友だ!」「あ、お久しぶりです。五年ぶりですね。ハハハ」「ハハハ。じゃないわよ!今まで何処で何やってたのよ!」「色々」「色々って何よ」「まあ、海外にちょっと」「かかかかか海外!?」「そうです。二年前ぐらいから電話が掛かって来たんですよ」「お前の所にか?」針谷が割り込んで来た。「ええ。で、それで海外に行ってたんです。今はちょっと休暇を貰ってるんです」「誰に?」「俺のお偉いさん」「ふ〜ん。っては?」「名前あげましょうか?」「是非」「黒木」「く、黒木!?」「先輩ですから」彼の名前は大友 拓弥。年齢は二十三。そして大友が言っている黒木と言うのは、黒木 優。二十五歳。「ところで、今から殺人犯の調査に行くんだけど」「その男なら既に取り抑えました」「は?」「あの〜。昨日、家から男が出て来たんだ。その男、ナイフ持ってたからさ」「なんで持ってるって分かったの?」「ナイフの持つ部分。ありますよね?あれが見えたんです」「へぇ〜。それで」「怪しい思って事情調査したんです。そしてらそのナイフに血が付いていて」「どうやってやったの?」「簡単ですよ。これです」そう言うと大友は拳を安田の前に突き出した。「すごい……」「なんなら来ます?俺、今から行くんで」「是非」
安田達には時間がなかった。何故ならその男を三日以内に逮捕したと鞠子に伝えないと、探偵として失格になってしまう。実は鞠子は安田達の事務所を建設した大金持ちなのである。
安田達は大友の後ろをついていった…………。

一年ぶり?の投稿です。今まで書く時間がなかったもので(笑)
ちなみに今のサイズは800です。さぁ〜。これからどうなるんでしょか。展開が楽しみですね!
それでは、またいつか。あ、そうそう。感想待ってますよ。挿絵も待ってます。