不思議な国の…

ハヤト 作
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1 ウサギ

誰もが○学生の時にクラスでウサギを飼ったことがるだろう。
人によってはモルモットだったりカメだったり
若干の誤差はあれど、小動物を飼ったことがあるはずだ。

私もそうだった。○学3年生の時にウサギをクラスで飼い、名前をペーターにした。
雄だったし純白で優しい性格をしていたから…


でも夏休みが明けてから、誰の仕業かはわからないけど
ペーターが行方不明になった。
私も含めて女の子は泣いたし、男子は「俺がやったんじゃない」と口を揃えていた。
行方不明になってから僅か2日後に学校の前で純白のウサギが泥まみれで倒れているのが、登校してきた教師が見つけた。
息はなかった。

私たちは、その泥まみれで倒れていたウサギを、「ペーターの墓」に埋めた。ごめんねって。。

私は大好きだった。ペーターが…
でもまぁ正直言うとペーターが好きなんじゃなくて純白のウサギが好きだった。

おとぎ話に出てくるウサギは決まって純白。
しかも何気に格好いい役回りをしていたから、余計にウサギ好きになっていた。


そんな私も今や中学2年生。
鞄にはウサギのキャラクターのマスコットキーホルダー
首にはウサギを模ったアクセサリー…もちろん校則違反(笑
ケータイにもジャラジャラとついたウサギたち。。。

まさか私もここまで無類のウサギ好きになるとは思いもしなかった。

放課後を知らせるチャイムと同時に教室を颯爽と出る。
肩までかかった髪の毛は淡い栗の色。
身長もほかの女の子と比べてもさして変わらない平均的な身長。
少し色気を出すために買った赤い伊達メガネ。


「未咲〜、帰るか?」
「あ、佑磨くん。」

廊下で私を呼んでいる男の子、佑磨くん…○学校からの付き合い。
あまり活発でない私に話し掛けてくれる優しいクラスの人気者。
私もそんな佑磨くんにちょっと恋心抱いてるけど、佑磨くんなりに好きな人がいるみたいだから
かまってくれるだけでも幸せ。


「あっちぃな。」
「そうだね。」

誰よりも先に昇降口を出ると外は真夏真っ盛り
自然と汗が出てくるほどだった。

楽しい時間はあっという間に過ぎていく
途中、ピットインと称してコンビニや本屋で涼みながら下校していると
ちょうど、一昨年まで在籍していた○学校の裏に来ていた。
次の角で佑磨くんとはお別れ…ってあれ?

そこで、なんと私たちは純白のウサギに出逢ったのだ。

「わぁ〜ウサギだ。生ウサギ!!こっちみてるぅ!」

ウサギは警戒するように私の方を見つめていたかと思ったら、ぷぃとそっぽを向いてどこかへ行ってしまった。

「あ、待ってペーター!!」
「お、おい未咲!!」


その言葉に反応したのか、ウサギが立ち止まりまた私をじっと見つめてくる。
なんてカワイイ生きものなんだろう。
私はどんどんウサギとの距離を縮めていく。

そして抱き上げることができた。
ウサギはビクッと反応して、膨らみかけの胸元でもがいていたが、急に大人しくなってただただ私のことを見ていた。

「…ウサギさん…○学校から来たの?外は危険がいっぱいだから帰ろうね。」
「てか、ペーターって、未咲はウサギ=ペーターなのか?」
「ううん。白ウサギ=ペーターなの。」
「ははは、なんじゃそりゃ。っま、危ないから校内に返そうぜ。」
「うん。」

そう言って私はウサギを抱え○学校の裏門から校内へ放った。
しかし、ウサギは私から離れない。
もしかしたらウサギさんも私のことが好きでいてくれているのだろうか。
そんなことを考えていたらウサギはあらぬ方向へと歩みだした。
学校の塀の下に穴があり、隣の敷地へと歩んで行った。

数歩歩むたびに私を見つめてくる。私を誘っているように思えたし、私はウサギが好きだからこれは後を追うべきだと思った。

「お、おい未咲まで行ってどうすんだよ。おいってば!」

そして子供が辛うじて潜れそうな穴に差し掛かった時に私は落ちた。

道端で、未咲の鞄と取り残された佑磨。









目を覚ましたらそこは見たこともない部屋だった。

「あれ、私…そうだ、学校の帰り道にウサギを見つけて、それで追いかけてたら…」

「大丈夫?目が覚めました?」

ふいに上の方から声がするから見てみると、外人さん?が私の顔色をうかがっていた。

「もう少しこのまま、ゆっくりしていってくださいね。」


外人さんは日本語を流暢に使いこなしているようだった。
私は言われるがままに身体を包み込むような柔らかいベッドの上で横になる。

「ゆっくり聞いてね。私はアリス。あなたは?」
「私は未咲。14歳、学校帰りにウサギを見つけて…それで…」

「まぁ私と同い年なのね。ウサギってことはあの穴から落ちてこの世界にきたんだわ…。」

「この世界?」

アリスは部屋の一角を指差し、私はその方向を見た。
確かに遠く上の方から光が差し込んでいるのがわかる。
そして今いる場所が異世界なのをなぜかすんなり呑み込めてしまった。

それにしても、このアリスさん。昔、絵本や遊園地で見た“不思議の国のアリス”と似ている。
というより、同じ。金色の髪の毛に大きな瞳、すっきりした顔立ち…それに水色のワンピースに白い飾りをつけた、少女服。

だんだん頭の回転が戻ってきたから身体を起こしてアリスの方を向く。そこで私は再び頭の回転がストップしてしまった。

だってアリスの身体が絵本と全然違ったからだ。

服装や顔立ちはさっきの通りなんだけど、華奢な身体も絵本のとおり…だけど身体の一部分だけ違う。
襟もとが大きく開いたところからはぎゅうぎゅうに詰めこまれた肌色があり、真ん中には深い深い谷間ができている。
その肌色は前へ前へとまん丸と膨らみ、折り曲げた両足を乗り越えてズーンと重鎮している。まるで腰を下ろした状態のアリスが一人で大玉を二つ抱えているほどにその塊は大きかった。

「ア、アリスこの大きな塊…って」
「塊なんて失礼じゃないかしら?これはれっきとしたおっぱいよ。私のおっぱい、立派でしょ?それに未咲はさっきまで私のおっぱいの上で横になっていたのに。。」
「大きすぎるでしょ…。」
「私も前は未咲みたいに可愛らしい大きさのおっぱいだったんだけど、最近はどんどん成長して今朝測ったら450cmにもなってたわ。今も1日20〜30cmは大きくなっているの。」
「よ、450cm?アリスの家族は皆大きいの?」
「ううん。私だけ…以前は私ほどではないけれど抱え込むほど大きなおっぱいに会ったけど、ここんとこはその人も滅多に見ないわ。」

一動作するたびにグワングワン揺れるおっぱいはミチミチとアリスの服をパツンパツンに引き延ばし、襟口から乳肉が溢れている。しばらくするとアリスのおっぱいが小刻みにそれでいて盛大に揺れだす。

「あ、だめ…感じちゃう…で、でも気持ちいい…未咲お願い、私のおっぱいの谷間から取り出して。」
「何を?」
「は、早く!おっぱい破裂しちゃうぅ。」

私は躊躇しながらもアリスの谷間に腕を潜らせる。
ゴム毬のように張りがあるのに柔らかくどこまでも腕が潜り込む。両側から締め付けてくる乳肉は相当な熱を帯び、だんだんと圧力が高まっている。

「あぁん。おっぱいが膨らんでいるわ。」

そしてしばらくすると、私はバイブレーションなのだろうか、震えの根源を手につかみ、取り出した。
とりだした淫乱アリスさんのバイブレーション、よく見ると見慣れたもので、それは携帯電話だった。

「着信…お姉様…」
「貸して…。はい、アリスです。はい…え?そんな携帯電話をバイブの替わりに?そんなハシタナイ事しておりませんわ。ただどこにあるかわからなくて探しておりましたの。」
「いやいや、アリスさん?十分にバイブの替わりを務めてましたよ。そのケータイ…」

おかげでなのか、その所為でなのか、アリスのおっぱいは服の限界を超えてしまったのか、服の継ぎ目は至る所から乳肉がはみ出し、その面積も時間を追うごとに広がっている。
アリスは話終わるとケータイを胸ポケットにしまい、おもむろに立ち上がった。おっぱいは重力に負けずに持ちあがるがアリスの身体の半分はおっぱいで隠れてしまっている。

「ごめんね。未咲。ちょっとお姉様に呼ばれてしまったから私の世界にちょっと戻るわね。…大丈夫。未咲も自分の世界にちゃんと戻れるから。そのためにはこの世界の奥まで進まなければならないけれど…」

そういうと、アリスは部屋の真ん中にあったテーブルから小瓶をとると中に入っていた黒い液体を飲みほした。

するとどうだろう。アリスのおっぱいが…というより身体全体が膨張して気づくとさっきの何十倍にも大きく巨大化したアリスがいた。

「驚いたでしょ?これが本当の私。さっきの50倍くらい。私の世界ではこの身長が160cmなの。でもあなた基準でみると今の私は身長80m、おっぱいは体積だから50の3乗倍大きいわ。」
「うん。凄い圧倒的に見える。」

アリスは一度しゃがみこみ未咲を掌に乗せ、自分のおっぱいに移す。

しゃがみこんだアリスの身体から超巨大なおっぱいが部屋のあらゆるものを押しつぶして未咲をも呑み込もうとしたが、その直前に巨人と化したアリスの掌乗せられ、アリスの超乳に移される。

超乳は肌理細やかだけど大地みたいで、私を乗せただけでは乳肉は少しも沈まない。それにすごく遠くにあるはずのアリスの顔が近くに見える。

「ねぇ未咲、あなたはこれからこの世界を踏破しないと元の世界には戻れないの。でも心配しないで私が助けてあげる。あなたはこの後暖炉の横にある小さな扉…別に今の私を基準にしているわけではないわ。あなたから見ても小さいから。本当に…で、その扉を開けて中に進めば、どうにかなるわ。きっとウサギさんも見つかるし、自分がなぜここに来たかも解るし。がんばってね。」

そう優しく言うと、アリスは未咲を摘まみ暖炉の前に下ろす。

がんばってみるよって伝えると、アリスは部屋から消えた。
天井が高すぎてあまり気にしてなかったけど、よく見ると巨人用の扉があるようにも見えた。

気を取り直して暖炉横にあるという小さな扉を探した。

…あった。

確かに小さい。頭だけなら入りそうなサイズ、ウサギ専用って感じ。確か、絵本では小瓶の中の液体飲んだら身体が縮まって先に進めるはずだ。
そしてアリスは2本あるうちの1本、黒い液体を飲んでいた。
と、いうことは残りの1本の白い液体を飲めば小さくなれるということだ。なんだか絵本の主人公になれたみたいでどこかワクワクしている。
普通の神経だったら液体に疑いを持って飲むかどうか悩むところだけど、私はなんの躊躇いもなく白い方を飲みほした。

これでお話は先に進めるはずだ。









…て、あれ?眠くなってきた…。ここでセーブしろというのか…。





急に身体が重くなり私は暖炉に身体を寄せて目を瞑ることにした。目が覚める頃には小人さんだ。


続く。