2 お茶会
一体どれくらい寝ていたのだろうか…。
わからない、部屋に窓がないからわからないし、ここは異世界だから時間なんてないのかもしれない。
だんだん、視界が明確になる。頭の回転も正常になる。
そして気づく、縮んでいないことを。
そのかわり身体が動きづきづらい。
あと部屋が暗い。夜なのだろうか…
ただ1点、小さな扉だけが輝いている。
絵本ではオジサンみたいなキャラクターの取っ手もここではただの取っ手。
それを掴むと、シュルシュルと身体が扉に似合ったサイズになる。
…もしかして白い液体は先に進む上で意味はなかったのだろうか。
それとも
液体を飲んだことで取っ手を掴んだ時に何か化学反応が起きたのだろうか。
とりあえず先に進む。
暗闇がひらけると
そこは…夕暮れ近い庭だった。
一面に咲き誇る薔薇の花。
奥からなにやら賑わいの声が聞こえてくる。
声の方へと足を運ぶと、庭でお茶会が開かれていた。
その場にいた夫人と目が合う。
大人びたドレスを着ているのに、胸元が大きくせり出している。
夫人もアリスほどではないけど、おっぱいが大きく上半身を隠せる大きさだった。
「あら、なんて可愛らしいお客様なのでしょう。ここには初めてのようね。私は侯爵夫人。あなたは?」
「あ、はじめまして。未咲です。14歳です…。」
「そう未咲さんね。そうだ、この出会いを祝うお茶会を開きましょう。」
侯爵夫人が2回手をたたくとどこからともなく執事やメイドがお茶会に似合ったセットにしていく。
侯爵夫人から手を差し伸べられ、その手を掴むと夕方だった時間帯が一気に明るくなり
お昼過ぎのアフタヌーンティの美味しい時間帯になった。
目の前にずらりと並ぶケーキセットに香りの豊かな紅茶が出される。
何の疑いもなくシロップとミルクを入れて侯爵夫人と会話を楽しむ。
純白のテーブルに乗せられる超重量の夫人のおっぱい。
ニコニコと未咲のある一点を見つめていた。
「…それにしても未咲さんは14歳には似つかわしくないほどのをお持ちなのですね。」
指差されて初めてそれに気づく。
身体が動きづらく感じたのは、アリスと会っているまではなんの変化も異常もなかったのに
そこには自分も見たことがないくらいに膨らんだおっぱいが目の前で揺れていた。
「え…?いつの間に…しかもブラもなくなってる…。」
ペッタンコだったわけでもないが目を下にやればスカートやお臍のあたりが見えるはずなのに
見えるのは膨らんだ乳房に盛り上がった制服の生地。左胸につけていた名札も、正面を向いてたはずなのに今や斜め上を向いている。
それに視力だけではお臍周りの状況が確認できない。
「ふふふ、あなたもなのね。じゃぁ今からは未咲さんのおっぱい膨らみ記念のお茶会を開きましょう。」
フルーツデザート系のケーキが下げられたかと思うと、ミルクにあうシフォンケーキがこれでもかという量で出てきた。
ティーカップに注がれた紅茶もピッチャーに入ったミルクになり
何かが変になってきた。それなのに侯爵夫人は何の異変に気付かないままお茶の要素が全くない
お茶会を開き続ける。乾杯の音頭でピッチャーに入ったリッター単位のミルクを豪快に飲み干す夫人。
「さぁあなたも。」
と言われて未咲も頑張って飲み干す。それだけでお腹いっぱいになってしまいそうなのに、テーブルには次のミルクがなみなみと注がれている。
未咲もなんとか何杯かは飲み干せたけど、限界はすぐにやってきた。
「ゲェプー。」
侯爵夫人らしさを微塵も感じられないゲップをする夫人。未咲はゲップも出せない程に腹が膨れてしまった。
「うぅ…もう限界です…眠くなってしまいました。」
静かに目を瞑ると巨乳化したおっぱいを潰しながらテーブルに寄りかかる。すぐに意識も引いていった。
「まぁまぁ、仕方ありませんわねぇ…それでは未咲さんが目覚めるまでお茶会を開きましょう。」
「…その辺にしてあげてくださいよ。侯爵夫人。」
茂みから、まんまるとした塊…もとい乳房を抱えた人が出てきた。
「あらぁ、久しぶりね。アリスさん。以前に比べて厭らしい身体ね。」
茂みから出てきたアリスは未咲が最初に会った時と服装こそは同じだが、身体のラインがぴっしりと服装にでていた。
肩のラインは華奢のまま。鎖骨の下からまんまると膨らんだおっぱいのラインは両腕を隠し、臍も股も隠し太もものあたりまできたいる。
後ろから見れば肩から背中は細くすらりとしているが、両脇、両腕よりも広く乳房のラインが広く広く弧を描いている。
キュッと引き締まった腰からは、膨らんだおっぱいに近づこうと急曲線で瑞々しく熟したヒップ、そんな尻から延びるむっちりとした太ももがまたエロい。
「えぇ…成長が止まらないんです。おっぱいだけでなく身体のラインがどんどん厭らしくなっていくの辛いのだけど…。」
「辛いのだけど…?」
「楽しいです。」
「それはよかったこと。ここで眠っている未咲さんはあなたの倍はミルクを飲んでいったわよ。」
それを聞くや否や、アリスは眠ったままの未咲の身体を持ちあげ、ちゃんと席に座らせる。
未咲の身体は先ほどよりもよりおっぱいが豊満になっていた。
セーラー服が内側から引っ張られ、二つのまんまる風船を無理やりに押し込んでいる。
見た感じちょうど100cmくらいだろうか。その二つの風船はフルフル震えながら膨らんでいる。
「大変!早く次に進めなきゃ。侯爵夫人?未咲ちゃんは次に進めます。お茶会はその後、私がお相手しますので…」
そういうと、アリスは未咲を自身の超乳に挟み、終わりのないお茶会会場を後にした。
「フフフ…。未咲さんもアリスさんのようになりますように。。」
続く