不思議な国の…

ハヤト 作
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4 不思議な国の…満咲

「なんてこった…もっと未咲のおっぱい揉んでおくんだった!」
「ホント、チシャは超乳好きね。ここにとびっきりのおっぱいがあるっていうのに…」



***











「いたたたた…ここは?」

中州で姿を消した未咲は最初と同じく、再び穴に落ちた。
おっぱいから着地してれば痛くなかったかもしれないが、運動音痴な未咲はお尻から着地したのだった。



「これより、罪人の有罪か無罪の裁判を行う。」


気づくと、そこは裁判所。目の前には裁判長の席。見渡すと、左右に弁護人らがいて誰かを裁こうとしてる。


「それでは、罪人名を名乗れ。」
「…?」
「名を名乗らんか!!おっぱいばかり大きければ許されるのかと思ったら大間違いだぞ!」

自分の席に照明が当たる。

「…え?罪人って…わたし〜??」
「他に誰がいると思っているんだ。おまえだろう?女王のおやつを盗んで食べたのは?」
「そんなの知らない。だって気づいたらここにいたんだもん。濡れ衣よ。」

「じゃぁ!その乳房に着いているものはなんだい?」

ひと際大きな声がしたと思ったら、さっきまでは誰も座っていなかった最高裁判官の席にふくよかな熟女が居座っていた。

「これは、女王様!」
「おまえたち、私は今は裁判長よ。」

「それより、娘。おまえは誰だ。どこから来た?なぜ女王の焼きプリンを食べた?あれは選ばれし者しか食べることが許されていない。」
「私は…未咲。森の泉からきたの。乳房のどこに証拠があるか知らないけど、焼きプリンは食べたわ。だってあれを食べないと先に進めないってチシャネコが言ったんですもの。」

(なんだろう、この感覚。私ってこんなにも自分の意見言えたっけ?それよりおっぱいがさっきから張ってて苦しい。なんでこの席、こんなに狭いの?)

「また、あのデブ猫の仕業か…。それを食べたお主も同罪よ。」
「なんでそうなるわけ!?」

未咲が強く反発すると、目の前にあった罪人用の台が前に倒れてスペースが広くなった。と、ともに未咲の全貌が女王…もとい裁判長に見せつける。

「娘!まだそんなに幼いのに、この私よりも巨大な乳房を持つなんてなんて罪深きことなの?」

しかし、未咲が見る限り、女王の乳房は自分より大きく見える。だって、裁判長の席から大きくはみ出して、乳房しか確認できないからだ。

「そんな!?よく見てよ。私の方がまだ小さいじゃない。なんでそれが罪だって言う訳?意味分かんない。」
「うるさい!娘の分際で生意気よ!私の特性焼きプリンは食べるわ。私の幼少時代よりおっぱい大きいくせに生意気なのよ。」


怒鳴るごとに女王の感情が高ぶり、熟れすぎていたおっぱいが膨らみだす。
自席の机をなぎ倒し、地に着くほど巨大化するほど女王は怒鳴っていた。
声を貼るだけでおっぱいはブルルンブルルンと揺れ、オーバーなリアクションをとる度に膨らみが加速する。

「生意気な娘。この私に逆らおうなんて10年早いのよ。」
「お静まりください!女王様!乳房が…うっぷ…」

とうとう膨らみすぎて裁判長の席からおっぱいがはみ出して、段の下で警護するトランプ兵にまでおっぱいが被さってしまった。


「まぁまぁ…あまり乱れるのはよくないことですよ。」

カツカツと、足音がしたらと思ったら、そこには長身の男性が入ってきた。
細身でメガネをかけていて、首から懐中時計をぶら下げて、頭からウサギの耳が生えている。

そのウサギ?男は入ってくるなり女王の目の前に立って裁判を中断させた。

「なんだ、貴様か。人がおっぱい膨らませて快楽におちていたのにどうした?何か問題でもあったのか?まさか…アリスがまた来たんじゃないだろうね?あいつも生意気だ。私がどんなにおっぱいを膨らませても私より大きい。この娘と同じくらい生意気だ!」
「いえいえ、別に大したことではございません。」

振り返り、未咲を見つめると、ニコッと笑いまた女王の方へと向きなおす。

「女王様、このお方はわたくしの知り合いでございます。」
「何?貴様正気か?」
「また、わたくしの部下の命の恩人でもあります。」

「…あ、もしかして??」
「えぇお久しぶりです。未咲さん。」
「ペーター??」
「えぇそうです。」


「アリスといい、この娘といい貴様は超乳好きか?そんなにこの私の邪魔立てをするのか?」
「別にそういう訳ではございません。第一、ここに辿り着くだけでも十分素質があるということをあなたはご存知のはず。そんなつまらない裁判の趣味なんて捨てて本来の女王様にお戻りください。」


「そうよ!」

バン!
っと、大きく扉の開く音が響くと聞き覚えのある声がこだまする。

「アリス!」
「未咲!大丈夫だった?」
「うん。。」

次に入ってきたのはアリスだったがなかなかこっちに来てくれない。
何やらどこかに何かが突っかかっているようだ。

やっと明るみまで出てきたアリスは洋服がところどころ擦り破れて瑞々しい肌色が見えている。

「久しぶり!ハートの女王様!」
「ぬぬ?また成長したのか?アリス…」
「まぁね、おかげで女王仕様の広い通路も狭くって、もうお洋服もボロボロ。」

確か、暖炉の部屋見たときも凄く大きかったはずなんだけど、今のアリスはあの時が嘘のように大きい。
おっぱいは背筋を伸ばして立っているのに、地に着いて鎮座している。でもそれだけじゃない乳首も大きくすごく威圧感がある。

アリスは、弁護人の座る席に着き、机にその巨大なおっぱいを乗せるが1分も経たずして机が重みに耐えきれず崩れてしまった。
よく見ると、アリスはおっぱいだけでなく身体全体がふくよかになっていた。

「…アリス、太った?」
「ちょ、ちょっと未咲なんてこと言うのよ。そ、そんなことないわ。よ!」
「本当ですね。アリスさん…なんだかボリュームが…」
「ちょっとペーターまで?」

「フ、フハハハハ、笑いが止まらんわ。アリスよ貴様も私のように熟す時が来ただけ。何も抵抗することは無い。気付いているだろう。そのデカいお尻、椅子に少しも座れておらんぞ。」

「せっかく、未咲を助けに来たのにやる気出ない。。」
「え?そんなー。」
「大丈夫ですよ。未咲さん。わたくしがついております故、元の世界に戻れますよ。」
「ペーターありがとう。」

「さ、女王様。裁判長としてではなくてこの世界を統べる女王として役割を果たしてください。」

「むぅ…仕方ない。娘、おまえがここに来たということは何かしらの願いがあるからだ。それをこの私の前で言ってみろ!」
「願い?…ペーターに会うこと?」
「それは違う。」
「気が強くなること?」
「それも違う。」

ふと、佑磨くんが頭を過った。

「娘、おまえの願いは、その願いが無理だろうなと思っているものだ。その想いは希望をもちながらも半分あきらめているものだ。それが今の乳房の成長と関わってくるのだ。」
「ふくよかになること?」
「違う。そうじゃない。もう解っているはずだ。その思いが募るほどお前の乳房は大きくなる。『胸がいっぱい』になるんだ。」
「佑磨くん?」
「…。」

ここにいる皆が未咲を見つめる。誰も声を発さない。
願う気持ちは一緒。
未咲、頑張れ!と心で願っている。

未咲は黙って膨らんだおっぱいを下から手で掬ってみた。
しかし、掌に乗るはずもなく乳肉が重心を変えて掌から落ちてしまう。

そして、再び佑磨くんを想う気持ちを思い出す。
おっぱいが揺れたかと思ったら、一回りも二回りも膨らんだ。

(私、やっぱり佑磨くんのこと大好きなんだ。
 みんなにも私にも優しくしてくれる。この気持ちに反映するおっぱいも、佑磨くんを欲してる!)

「私…佑磨くんが欲しい。誰にでも優しく接してくれる佑磨くんが欲しい。私だけを見てほしい。愛でてほしい。」


「判・決!!」

「この娘、未咲は優男である佑磨という男と幸せになるよう。元の世界へと帰す。今の想いを存分に相手に伝えるべし。」

大きな声で女王がそう伝えると、朝廷内がワァっと歓声に溢れた。

「未咲さん。おめでとうございます。あなたはハートの女王の前で正直に答えました。しかもハートをテーマに。」

ペーターが私に近づいてくる。よく見るとペーターの顔が赤らめている。

「ありがとう。でもどうしてここにペーターが?」
「わたくしはハートの女王に務める身です。あなたが助けた白ウサギはわたくしの部下。彼もまた恩にきています。」

「未咲!おめでとう。きっと元の世界でも上手くいくわ。」

アリスと未咲の間には二人の超乳が鬩ぎ合っている。

「娘!…いや、未咲!これよりお主を元の世界へ送る。ただしそれにはいくつか条件がある。それさえ同意すればいいだけのこと。」
「どんな条件でしょうか。」

「1つ、この世界のことは口外するな。2つ、お主の名はこれから咲き誇る“未咲”でなくこれからも満開に咲き乱れる“満咲”とする。3つ、元の世界とはいえ若干違う様に感じるだろう。それでも前に進むこと。4つ…」
「まだあるんですか?」

ずらずらよくわからない条件ばかりで最初の3つしか覚えて無い。
女王や裁判を見ていた傍観者(ウサギ)、トランプの兵隊と別れて3人は出口へと進むが、やっぱりアリスは女王用に広くした通路が狭くておっぱいが突っかかってしまう。
笑っていた満咲も一歩進むにつれて大きくなるおっぱいが壁に擦れていて段々笑えなくなってきた。

「女王様ぁ、この通路狭いよ〜。」
「ええい生意気な!早く行け!!」

最後まで怒鳴り声だった女王は表情こそは笑顔だった。


通路の奥は2か所の出口。ひとつはアリスの世界、もうひとつは満咲の世界。

「それでは満咲さん、またいつかお会いしましょう。もうわたくしは我慢ならないので先に失礼しますよ。」
「え?ペーターなんで?最後までいて、お願い!」
「満咲知らないの?ウサギは年がら年中発情している動物だよ?襲われちゃうんだよ?」

アリスはそれでも笑っている。

「そういう訳ですので…これにて…。」


ペーターが去ろうとした時

「待って!」

ペーターに抱きついた満咲。

「ちょ、ちょっと満咲さん、苦しいです。それに…」
「嬉しかった。ペーターに会えて。私、あの時とは全然違うナリになっちゃったけどペーターも好き。いいんだよ?私を好きにして。これが最後なら私の身体をぐちゃぐちゃにしてよ!」

「ありがとうございます。…でもそれはわたくしの役目ではありません。」

満咲の膨らんだおっぱいに挟まれながらもペーターは自分を貫き通した。

「じゃぁせめて揉んで。もっとこれからも大きくなるように願いながら揉んで。」
「いえ、その心配もありません。満咲さんはまだまだ満ちていくのですから。」
「…?」
「最初に飲んだ、白い液体…あれは身体を縮める薬ではありません。あれはアリスさんの母乳の原液。あれを飲んだ貴女はその後に起きたはずの膨乳の効果が全て倍になります。今でこそその大きさですが時が来ればもっと成長します。アリスさんよりも大きくなるかもしれません。そして、お茶会で飲んだミルクの量ピッチャーで4〜5杯。1杯で50cm大きくなりますので200cmは確定です。森で拾ったドングリの量、1個あたり1cm大きくなります。貴女は189個拾いました。それからチシャネコから渡された特濃ミルク焼きプリン、10秒で食べて最低100cm大きくなります。。ね…これからも大きくなるでしょ?…それにしましても佑磨さんは満咲さんが○学生の時のクラスメイトですよね。わたくしがいなくなった時に一緒に探しに来てくださったのも佑磨さんでしたね。ええ、覚えていますとも。大丈夫ですよ。わたくしの力をお裾分けします。」

ペーターは指先を私の両乳首に当てると何かを注ぎこんだ。

「これで絶対に願いは叶います。あ、そうだ最後にアリスさん例の儀式を行っていただきませんか?」
「えぇ最初からそのつもりよ。だけど、今回はペーターも一緒だからね。」

その言葉にペーターはやれやれというポーズをしたが顔は相当喜んでいた。

「儀式?」
「そっ、儀式。ちょっと失礼。」

そう言うと、一気にアリスの超乳が満咲を覆いかぶさりおっぱいがおっぱいを潰してくる。

「あ、っちょっと、アリス!何?ダメ…そんなとこ触れたら私…変な気分になっちゃう。ペーター助けて…」

ペーターの方を向くとペーターは既に野獣と化しアリスのおっぱいと満咲のおっぱいを全身を使って揉んでいた。
「ちょ…いいわぁ〜その調子よ。満咲早く私のおっぱいを愛でなさい。」
「ダメ…力が入らない…あぁん、気持ちいいよぉ…おっぱいが…あぁん」

満咲のおっぱいも制服を破らんばかりにまで肥大化しただけでなく、いまやペーターとアリスにおっぱいを揉まれ潰されパンパンに張りつめていた。


「だ、だめぇ…おっぱい変な感じ…あ、あぁん気持ちいいよぉ、おっぱいい熱い…」
ペーターが満咲の可愛らしい乳首を握ると電撃が走ったかのように仰け反った。

「あ、あん、なんか込み上げてくる…我慢できないよ…出ちゃうよ?」
「ええ、出してください。アリスさん準備はいいですか?」
「いいわ。」

そういうとペーターの満咲を攻める強さと速さが上がった。
満咲は仰け反った後、言葉も発する暇がないくらいにおっぱいを弄られて絶頂を迎えると乳首から、最初は一筋に、次第に勢いが増した母乳が出てきた。
それをアリスが小瓶にいれる。
見覚えのある小瓶。

息切れした満咲はその小瓶を見た。

「そ、それ…」
「覚えてる?満咲が最初に手にした白い液体の入った小瓶よ。」
「なんだ…そういうことか…」

フッと満咲の意識が途切れる。




「満咲ちゃん、満咲ちゃん!」
「ん…」

目を開けると、目の前には佑磨くんがいた。
身体を起こす。そこは通学途中にある小さな公園。小さい頃よく遊んだ公園の芝生にいる。

「大丈夫?」
「うん。なんとか…」

起き上がるとユッサユサと波打つ胸元。両足の脹脛までその乳肉に埋もれている。
戻ってこれたんだ、私。おっぱいは大きいままだけど…それになんかおっぱいの中が何かに満ちている気さえする。

隣には佑磨くんが心配そうに伺っている。

「私、どうしたんだっけ?」
「どうしたって○学校の裏でウサギ見つけてどっか行ったじゃないか。だから鞄持って満咲ちゃんを探したんだよ。そしたらこの芝生で横になっていたんだ。」
「そう…なんだ…。」
「本当に大丈夫?」
「うん。」

そう言うと、満咲は立ち上がった。
地面すれすれにまで大きく膨らんだおっぱいは1m以上も前に突き出して揺れている。

「満咲ちゃん、なんか雰囲気変わった?」
「そう?…前からこんなんだよ?」

「佑磨くん…○学生の時にウサギ飼ったの覚えてる?夏休み明けにいなくなっちゃってみんなでたくさん探したけど見つからなくて、みんな帰った後も佑磨くんは残ってくれてずっと私の傍にいてくれた。佑磨くんはこんな私にいつも優しくしてくれる。それだけじゃない、周りのみんなにも優しくて気さくで憧れの存在でもあるの。」

佑磨は黙ってじっくり満咲を見つめてる。満咲というより正しくは満咲のおっぱいだが。

「でね、ううん。でもね私はもう我慢できないの。私は佑磨くんが好き。この気持ちどうしたらいいか解らないくらい好き。佑磨くんを想えば想うほど苦しくなるの。その苦しさは次第におっぱいを膨らませるの…て、ごめんね。こんなに淫らな格好な私に言われたくないだろうけど、私は佑磨くんが欲しくてたまらないの。ねぇ佑磨くん、私のものになって。ねぇ。」

佑磨にじりじりと迫るおっぱい。満咲が佑磨に近づいている訳じゃない。満咲の気持ちがおっぱいに表れておっぱいが成長しているのだった。

「満咲ちゃん…」

前に横に広がる、拡大していく満咲のおっぱいを目の前に佑磨が飛びついた。
佑磨の温もりが満咲のおっぱいに伝わってくる。

「俺も、満咲ちゃんがずっと好きだった。満咲ちゃんのこと、ウサギ探しの時に俺も満咲ちゃんを好きになった。でも、俺○学生の時から巨乳が好きで、高学年になったら満咲ちゃん以外がおっぱい大きくなり始めて、気持ちが外向いてた。でも満咲ちゃんのこともなぜか好きで…どうしてだろう。いつからだっけこんなに満咲ちゃんのおっぱいが大きくなったのは…思い出せないけど、さっき満咲ちゃんを見つけた時から今はもう満咲ちゃんしかないと思ってる。ごめん目が覚めるまで我慢できなくて…俺も満咲ちゃんのおっぱい揉んでたんだ。我慢しようと思ったけど、手が勝手動いた。俺、満咲ちゃんのおっぱいがないと生きていけない気がするんだ。なんだかムラムラするんだ。だから…だから、俺を満咲ちゃんのものにしてくれないか?」

「嬉しい…。」

佑磨よりも巨大な乳房がさらに膨らんでいく。

「佑磨くん、巨乳が好きなの?わたしのおっぱい超乳だけど、いい?」
「あぁもちろんさ。超乳より超々乳がいい。満咲ちゃんのおっぱいならどんな大きさでもいい。」

「フフ…もう離さないわ。」

まだ、不思議な世界の感覚が残る満咲のおっぱいはペーターの言うことでは10m近くまでおっぱいが大きくなる見込みだ。
佑磨を抱いたおっぱいは既に4mまで大きく膨らんでいた。

「母乳は出ないの?」
「それは秘密。佑磨くん次第だと思うよ。」






夕方の公園で堂々と愛でる二人を1羽の白ウサギが見つめていた。





完。