椿姫の希

ハヤト 作
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表-3話 種明かし

ガラガラ
俺は扉を開けて生徒会室に入る。
そこにはいつも先にいるはずの椿姫が…いなかった。
自分の席の上に無造作に置かれた抱き枕。椿姫が昼休みに使っていたのだろう。

「珍しいな…あいつがいないなんて。」

静まる教室に一人昼休みの出来事を反芻する。
憧れの綾乃のおっぱいを目の前に興奮した。今思い出しても息が荒くなってしまう、それぐらいの破壊力がある。それに、俺の目の前でおっぱいが膨らんでた。家族と同じようにおっぱいが大きくなってたんだ。
大きさ的には、たぶん佳奈と同じくらい…150cmくらいか?

「なんか、最近、俺の周りで夢みたいなことが起きてるな…むふふふ。」
「何気持ち悪い笑いしてんのよ。」

びっくりして後ろを振り返ると椿姫がいた。

「俺声に出してた?」
「えぇ、とても気味悪いわw、お茶淹れようか?コーヒーにする?」
「じゃぁとびっきりのコーヒーで。」

椿姫が教室の端にあるポットに向かう、ふと気付く。

「あれ…椿姫…。」
「ん?何??」

ちょっと振り向いたとき、確信した。

「いや、なんでもない。」
(やっぱり椿姫も体つきが変わってる…おっぱいの出っ張りが綾乃ほどじゃないけど、目立ってきてる…どうしてだ?)

「いや…やっぱり変だ。」

レトルトのコーヒーを淹れてくれた椿姫がこっちに向かってそぉっと歩いてくる。それだけ静かに歩いているのにも関わらずだ、椿姫のおっぱいが揺れている。
ブレザーの中でパツパツのブラウスがあって、その中でまんまるな乳肉がはっきりと上下に揺れているのだ。おっぱいが上下に揺れるたびに首元のリボンが頷くように動くし、上下の運動についてこれなくなりそうなほどボタン周りが弛んだり、引っ張られたりしている。

「何?私のおっぱいが気になる?」

おっと、胸元を見すぎたようだが、実際目が離せないからしょうがない。
もう構うもんかと、見たままコーヒーを啜る。今日は、アイスコーヒーだった。一気に飲み干した。

「やっと信弥が私のおっぱいに気を留めてくれたのね。…でも、ちょっと遅すぎじゃない?」
「いや、こんなに見つめてしまってちょっと恥ずかしいけど、椿姫の、こんなだっけ??」

椿姫が俺の目を見つめながら、近づいてくる。まぁスレスレまで近づいてくるのはいつものことだけど、その発育した胸が近くにあるとちょっと緊張してしまう。

「そんな緊張しなくてもいいんじゃない?ほら、深呼吸して。ふふ。」
「すぅー…ふぅ〜。」


俺が素直に深呼吸すると、俺の息が椿姫の顔面にあたり、彼女が目を瞑る。

「素直じゃないw」

そう言ってたのも束の間。

「くっ…はぁん…、限界。」
「え?」

ぐぐ…
ンブッツン…ブツッ、ブツッ

顔の下を見ると先ほどまでブラウスの中に納まっていたおっぱいがブラウスの戒めを解いて肌色を見せていた。
驚いて椿姫の表情をみたら汗がにじんでちょっと赤面している。

「ぃや、強烈ぅ。」

どんどんブラウスのボタンが外れ、乳房のあたる部分はすべて外れて広く開いた襟もとにはギュウギュウに詰まった乳肉と谷間。
椿姫の上目遣いがなんとも厭らしい。
おっぱいの先っぽは俺の胸板に当たり熱が伝わってくる。すごく熱くて先端の堅いモノがより堅くなっているくのがわかるし、その周りの肉が寸分の隙間がないにも関わらず、それでも俺の身体に押し付けるように体積を増しているのだ。

そういえば、佳奈のおっぱいが大きくなった時もこんなに熱かった気がする。

「どういう…ことだ、椿姫…。おまえ…もしかして…。」
「やっと気付いたんだ…はぁはぁ…だめ…気持ちよすぎる…身体が熱い…」

椿姫は自身で立っているのもやっとなくらい身体が震え、乳房が揺れる。
違うか、揺れるんじゃなくて大きくなってるから揺れているように見えているんだ。

「おい、大丈夫かよ?詳しい説明はあとでいいから、今は落ち着け。」

椿姫の身体を寄せると、椅子に座らせた。

ひとつしかないボタンにより背広のようなブレザーも今やおっぱいが内側からせり出して、襟が乳肉に喰い込んでいて、おっぱいが縦長にロケットのように前へ前へ成長している。その球体に近いおっぱいがブレザーから半分以上が飛び出すと、ブルンと自ら飛び出たかと思うほど勢いよくボタンをその重みで外した。

俺はどうすることもできないから、とりあえず生徒会室の扉の鍵を閉め、窓のカーテンを閉めて、外からも状況が分からないようにした。
そして時折、椿姫の傍によっては「大丈夫か?」「何か必要か?」と病人を相手しているみたいに様子を見た。
その他は、もうホント出来ることがないから見ることしかできなかった。
でも、なんかわからないけどとても冷静でいられた。

(椿姫のおっぱい綾乃より大きくなったな…)

そんな具合だ。

「でもなんで俺の周りで、こんなことが…?」

すぐ横で喘いでた椿姫は段々慣れてきたのか言葉数も増えてきた。

「信弥…はぁはぁ…おっぱい…スキでしょ?…だ…か、ら」

椿姫から飛び出したおっぱいは臍を隠し、股下まで大きくなっていた。2mはカタい気がする。淡い希望。

「だから?」

まだ椿姫の近くに寄りそう。顔色を伺う。
俺の身体にも当たるくらいおっぱいが大きい。片房でも椿姫の胴体より太いし、厚い。ズンと座った乳肉はまだまだ体積を増して、太もも、膝を隠そうとする。

「だから…ね。おっぱい大きくする薬をコーヒー混ぜたの。」

こっちに見せる憂いの瞳。何かを欲しているようだった。

「でもよ。椿姫だけじゃないだろう?綾乃もそう。それに佳奈や母さん、それに佳奈の友達だっておっぱい大きくなったんだぞ?混ぜたってどうやって…。」
「やっぱり伊達綾乃も大きくなったのね。でも私にじゃないわ、信弥のコーヒーに入れたの。それにしてもあなたが伊達綾乃のことを下の名で呼ぶとは…ね。」

まだまだ大きくなっている。一体どれくらいになったのかもうわからない。
座った椿姫の前に大玉のバランスボールが2つ、足の上に鎮座している。乗りきらない分は膝を包むように足からはみ出ている。

「綾乃のことはどうだっていいだろ?それより、俺のコーヒーに混ぜた?ってことは俺がその膨乳薬を飲んだのか?」
「…そう。」

椿姫は自分の腕を乳首へ伸ばすが、片房ですら抱えないほど膨らんだので半分すら届かない。どんなに腕をのばしても自分の肉に埋まるだけで、乳首までの距離もどんどん遠ざかっていた。

「それで俺の周りの女の子はおっぱいが大きくなったってことか?」
「そう、そのはず…それも近ければ近いほど大きくなるの。」


ガタッ

「え!?」

ガタンガタン

驚いて立ったら椅子を倒してしまった。椅子の倒れる音が教室内で響く。

「あっ…きゃぁ。」

俺の驚きに驚いた椿姫がバランスを崩して椅子から落ちてしまった。
その動きに、上半身からおっぱいが完全に零れおちて床につく。大玉ほどまで大きくなったおっぱいは形をやや潰しながら椿姫を支えることができるほどにまで大きい。
きっとこの世で一番の巨乳…いや、超乳の持ち主になったんじゃないだろうか。

「大丈夫か?」

手を差し伸べて、椿姫を立たせる。…けど、予想はしてたけど重い。なかなか立たない。
椿姫も思いっきり集中して力を入れたら自然と立ちあがる事が出来たようだった。その時はクララが立った時のように凄いと思ったほどだ。
しかし、なんて巨大化したことだろう。

直立できた椿姫を一歩下がって上から下まで舐めるように見つめた。

「なんか…恥ずかしい。」

一歩下がっているにもかかわらず、俺の顔のすぐ下では椿姫の乳首が上下に揺れている。その大きさは本人からじゃ確認できないだろうけど、とてつもなく大きい。両手ですら掴めないほどだ。教室にあるポットといい勝負だ。乳輪も半端ない。椿姫が超乳化する前のブラですら包めないほどにぷっくりしている。それだけじゃない、大きいのにまったく色が濃くなく淡いピンク色だった。正面から見ると乳房本体はまんまるに見え、上半身だけじゃなく、膝までおっぱいしか見えない。幅も余裕に彼女の身体の幅より広い。俺も当り前だがこの大きさだと片房ですら抱えることが難しいほど大きいのだ。

「ど、どういうシステムだ?」
「これは、信弥の近くにいればいるほど膨乳するの。だから今の私も、昼休みの伊達さんもあなたの家の妹さんもおっぱいが大きくなったの。」

すっかり正常に戻ったように見える椿姫は語り始めた。
実際は通常ではなく、慣れてしまっているのだが…

「おま、なんで昼休みのこと…。」
「いいから。あんたと伊達さんは昼休みの終わりに信弥を見かけたのよ。渡り廊下で。それはもういいわ。要は、あんたの息を濃く吸った人ほどおっぱいが大きくなるの。信弥のお母様や妹ちゃんのが大きくなったのは、家という閉ざされた空間に漂う信弥の息や馴染んだ匂いを無意識のうちに吸い込んだせい。それらはさっきの私みたいに急激に大きくなることは無いだろうけど、塵も積もれば山となるっていうじゃない?だから結果として膨乳するのよ。それに、伊達さんはそんな事情を知らず知らず利用してたみたいで信弥に近づいていたようだけど…今となっては私より大きい女性はいないわ。ふふ。」
「ふふ。っておい。どういうことだよ。なんでそんなことしたんだ?」
「そんなの。スキだからに決まっているじゃない。」
「何が??」
「…もぉ〜!この鈍感野郎!!」
「お、おい!危ないだろう!」

椿姫のその膨乳した巨体で俺にのしかかる。勢いで床に仰向けに倒れ、その上に椿姫が覆いかぶさってきた。俺の股間にお尻の感触が、上半身にはおっぱいの柔らかい感触が、そのまま顔までが広がっている。言いかえると顔面も乳肉の下にあって、今物凄く苦しい。

お尻の下に固くなったテントがあることに椿姫は、あろうことかより興奮しているようだった。

「信弥のあそこが固くなってるお。」
「〜!!!」

超乳の下で悶える俺の行為はただ揉まれているとしか感じないんだろうなぁ。

「もっと、もんでいいのよ信弥。私の信弥。この気持ちが私を成長させるんだから!」

とか言ってるんだろうなとか思いつつ、この密着してくる乳肉をどかさないと窒息してしまう。
椿姫はたぶん自分のおっぱいの大きさが把握できていないから俺が顔まで埋もれていることに気づいていないはずだ。
っていうか、鈍感野郎だと?そんなん前から知ってたさ。自分が鈍感だということも椿姫が俺のこと好きでいてくれていることも。
だけど、俺から言えなかったんだよ。なんか恥ずかしくて…だから綾乃に逃げてたんだ…
ってもがいても全然びくともしない…し、だん…だん…意識が、朦朧としてきた…。










目が覚めると、一人生徒会室で横になってた。
起き上がり辺りを見渡す。机や椅子が散乱している。
窓の外はもう暗い。最終下校時刻まであと5分もなかった。
椿姫は…いない。
帰ったのか、勝手な奴め。



俺も家路に就く。
途中コンビニに寄ったり商店街ぶらついたりして家に向かった。
なんだろう、皆俺の方ばかり見てくる。
チャックは…閉まってるよ、な。

でも、もう一軒コンビニに立ち寄った時に気づいた。
この膨乳効果、まだ続いてるどころか強力になってたのだ。
っていうのも、コンビニに入店した時に同時に入ったTシャツ姿の女子大生はぺっちゃんこだったのに、レジを済ました時には、着てたTシャツがパツパツになり絵柄や襟口が伸びて、臍が見えていた。
レジのバイトさんも俺が会計中に「細かいのあります。」って言っただけで、制服が一気に盛り上がり裾が浮いておっぱいの輪郭が制服に浮き出てたし、手元やレジが見えなくなるまで膨乳してた。状況が把握できなかったバイトさんは咄嗟のことで硬直してしまっていた。

『状況が悪化してるんじゃないか?これ…おい、椿姫、これはどういうことだ?おい。』

信号待ちながら心の中で椿姫に助けを求める。超乳になった椿姫だが、この状況をいち早く理解し解決できる天才も彼女しかいない。
メールでさらにクレームをいれる。『解毒剤をくれ!』と。

信号が変わり、横断歩道を渡りきるころには返信が来ていた。

「なんだと?」

返信メールには解毒剤は無く、時間で効果が切れるとのこと。状況が進行していることには言葉を濁らせてきたが、何か知っているんだろう。


つづく。