椿姫の希

ハヤト 作
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裏-4話 裏目

信弥に伝えなかったこと、それは薬を効果が切れる前にもう一度服用すると、個人差はあるものの過剰なほどの効果が表れてしまうことらしい。
それがこの市販のものの効果だとして私のアレンジはそれ以上と考えてもいいはずだ。下手したら2乗倍だって有り得るのだ。

「って、そんなこと悩んでも今更よね。だって、1回目の効き目が切れる前にもう2回目の投薬しちゃったし、信弥もそれ飲んじゃったし、私のおっぱいもこんなんだし…。」

壁に寄りかかりながらベッドの上に足を伸ばして乗っている椿姫の身体には、二つの大砲ともいえる乳房が両足に乗りきらず、ベッドの上に広がっている。
先端はベッドからはみ出し、乳首がひんやりした感触があることから床に当たっているのがわかった。

「信弥は今、何してるんだろう。あぁ…信弥に会いたい。」


顔をその超乳となったおっぱいに埋め、ため息をつく。

「そういえば、信弥には妹さんがいるんだっけ?きっと妹さんも巨乳化して、信弥は興奮してるんだろうな。バカだなぁ…私がいるのに他の女までおっぱい大きくさせちゃうなんて…って、なっちゃうのか。私の責任で。フフ、っま、いっか。」



おっぱいを無意識のうちに、触り揉んでしまう。
揉むといっても表面の一部にしか握れないから、限界があるんだけど…
気づいたらいつも両方の掌は自分のおっぱいに伸びている。


ケータイが震えて音が鳴る。
信弥だ。

『あ、信弥…?』
『…あ、椿姫?なんか家に帰ったら、母さんの身体が今朝以上に熟れて厭らしいんだが…それに帰宅中、俺の傍にいた女はガキでも大人でも関係なしにおっぱいが膨らんだんだ。時間が解決してくれるなら、いつ解決するんだ?』
『…』
『なんだ、どうして黙ってるんだ?』
『あのね、さっき学校で私、信弥の目の前でおっぱい大きくなったでしょ?それに押し倒しちゃって、信弥が失神しちゃったけど、私も少しの間意識が飛んでるの。で、起きたら意識失う前の比じゃないくらい大きくなってて、びっくりして先に帰ってすぐ薬の効果を調べたの。それに時間で切れるって24時間で効果がなくなるの。』
『なんだ、24時間か…じゃぁ明日の放課後には薬の効果はなくなるんだな。』
『うん。ただ…』
『ただ…?』
『ただ、効果が切れる前に2回目の投薬をして2倍の効果を得ようと思ったら2倍じゃなくて2乗倍で、個人差ではそれ以上の効果が発揮されるから絶対に効果が切れる前には服用するなって書いてあった。』
『ということは?どういうことなんだ?』
『私は、信弥に効果が切れる前にもう1回投薬したから、2乗倍以上の効果が周りで発生してしまうわ。』
『あぁ…そういうことね…どうしようもねぇじゃん、ところで椿姫、おまえはどれくらいになったんだ?』
『え…?恥ずかしいよ。』
『よく、言えるな。裸体を俺はもう見てるんだぞ。』
『そうだけど…まぁ、さっき測った値だから今はもっと大きいと思うんだけど…驚かないでね。』
『あぁ…でも、まだ大きくなってるのか?』
『うん。余韻があるみたい…』
『で?』
『…さ、389cm』
『ふぅ〜』
『どうかな…』

って切れたし。

でもさっきはなんかヤバかった。信弥の声を聞いただけで身体が興奮しているのがわかった。
おっぱいから熱が発生して…
なんかヤバかったなぁ。


「信弥にこのおっぱい揉んでもらいたいなぁ」

私は、信弥に愛でられてるのを妄想しては自身のおっぱいを全身で揉みし抱いた。

「伊達さんよりも信弥の家族よりも大きくなって信弥を虜にするの。このおっぱいはもっともっと大きくなれる可能性を秘めているんだから。」

そう言って片房を持ち上げようとするが柔らかいのと重すぎるのと腕が乳肉に溺れるだけでうまい事持ち上げることはできなかった。
それなりに持ち上げてみては腕を離しおっぱいが地に着くことで乳肉が波打つ。
そんなことをして、おっぱいに刺激を与え、信弥のことを想って夜が更けた。





つづく