スライム・パニック

ハリナ 作
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「はあぁぁぁぁんっ!!」


葵の生きるおっぱいは、なおも飛び出さんと弾けている。


ぶるん! ぶるん!! ぶるん!!!


右へ、左へ、物理法則を無視しておっぱいが過激に乱舞する。


「もう、いやああぁぁぁん!!」


葵の意思を超えたバスケットボール大のおっぱいは震え、揺れ、弾む。


ぶるるん!! ぶるるるん!!!


加速し、激動も大きくなるおっぱい。


上に、下に、左右に、そして前に。


立体的に激しくバウンドするおっぱいは、その大きさも相まってバスケのドリブルを思わせる。


「んんぅああん!」


あまりの激しさに耐えられず、前腕で抱えて押さえつける。


むにゅうと沈み上下二段に分かれるが、その暴れるおっぱいを止めることはできなかった。


「あんっ……ど、どうしよう」


抱え込んだままゆっくりと立ち上がる。


しかし慣れない上に激しく暴れる爆乳のせいで、バランスがうまく取れない。


「んぅっ! とまってよぉ!」


おっぱいは腕の中でぶるるんと獰猛に暴れ続ける。


「あぅ、ちょ、ちょっとぉ!」


その上押し返そうと、腕の中でグインと膨らむ。


胸が盛り上がったせいで、押さえつけ柔らかく沈んでいる前腕がさらにめり込む。


「あん、んぅっ!!」


そして二段に変形しているおっぱいが元に戻ろうと、反発力で抱え込む腕を弾き飛ばす。


ぶるんっ!!


押さえがなくなりおっぱいは嬉しそうに猛り、ぶるんっと音を立てて喜びの舞を披露した。


おっぱいによって息を切らし、その呼吸だけでも胸が揺さ振られる。


「はぁ……はぁ……んぅ!? ひぐぅ!!!」


おっぱいはゆっさゆっさとほんのり揺れたと見ると、ビクンと震える。


すると同時に激しく締め付ける感覚がおっぱいを襲った。


その感覚は、紐で締め付けられている状態に近い。


ぎゅっと見えない紐に強く締め付けられたように、少し小さい前と比べて大きい後ろで二段に別れ、瓢箪状に形を変える。


「は、ぎゃうううううううぅぅぅぅ!!!」


おっぱいは前と後ろで別々にうごめく。あまつさえ躍動しようと振動している。


強い圧力と激しい刺激がおっぱいを襲う。


しかしおっぱいは未知の力に襲われているわけではない。葵にとっては不可解極まることではあったが、外部からかかる力ではなくおっぱいそのものが変形しうごめいているのだから。


「んっ! な……なんでぇ……!? きゃんっ!」


胸がグニィとひずみ、二段に分かれた先がねじれ、そして回転する。


「どう……な……てぇぇぇぇええええええええんぁあああっ!!! やめて!!! やめてぇえええ!!!!!」


雑巾絞りのように限界までねじまかれ、ギュオォォンと弾性力で元に戻ろうとするおっぱいの先が、バッチーンと音を立てて分かれたおっぱいに激突する。


「はぐうううううううううぁぁぁあああああん!!! はうっ!!」


きゅっと引き締まり縮んだ。圧力がかかる。


「んんぅぁんっ!!!」


しかしその衝撃の反発力なのか、おっぱいは前に迫り出し、体積を増しながらバインと跳ねる。すると美しい曲線を持った球体に戻っていた。


「おわったぁ……?」


葵は、完全に物理法則を無視したおっぱいの動きに頭がパンク寸前だった。


そのときおっぱいが上向きにピクっと何かに反応する。


そして丸い胸の中で蓄えられた力が前方へと解放された。


胸の内部から前に押され、体がおっぱいに引っ張られる。


「きゃぁ!」


獰猛に揺れるそれは、内側から蹴り飛ばされたように勢いよく前に飛び出した。


重たい胸にかかる重力と張力に体がついていけるはずもなく、突き出た胸から倒れ込む。


巨大なおっぱいのおかげか特に痛みはなかった。それどころか、


むにゅううううっ!!!!


転んだ先にはスライムがいた。いや、おっぱいがスライムがいることを察知しその場所に飛び込んだのだ。


「ちょっとぉぉ! やんっ、もう駄目ぇええ!」


ビーチボールよりも大きい爆乳ダイブで、潰し潰され合い双方が柔らかく変形し球体が崩れたかと思うと、スライムがおっぱいに吸収され融合してしまう。


「んんあああああぁぁん!!!」


おっぱいに入り込んだスライムは、胸をかき回しさらに大きくする。


葵と床に潰されて楕円状に伸びたおっぱいが、もぞもぞとうごめきながら、ぐんぐんと広がっていく。


「ちょ、ちょっ……んぁぁぁっ!」


するとおっぱいは内側から激しい力で反発し、球体を描いた。


潰されたおっぱいはボンッと急に丸く弾み、その勢いで葵が跳ねあがる。


そしておっぱいはさらに体積を増していく。


内側からの反発力が高いのか、美しい球体を保ったまま葵をムチムチと持ち上げていく。


「はぅうううんっ! あ、あああぁぁぅ!」


二周りほど大きくなったところで丸いおっぱいがボインっと弾み、葵の体が跳ね、膨張が止まる。


するとおっぱいは葵の重さで再びむにゅうと柔らかく潰れた。


しかし潰されながらも、やはりもぞもぞと勝手に動いている。


「んぅ……はぁ……はぁ……んっ!」


葵は大きすぎるほどのおっぱいを支えにして起き上がる。


バランスボールはあるだろうか。いや、明らかにそれ以上だった。


その大きさも相まって上に、下に、激しく揺れる。


そしてぐいんぐいんと大きく迫り出し、弾けるように跳躍した。


「ふにゃぁ!?」


大きすぎる質量と体積を持つおっぱいがミサイルのように前に飛び出したために、エビ反りの姿勢になってしまう。


「もうやぁぁぁああんッ!!!」


勢いをつけて躍りだした胸に全身が引っ張られる。


胸を前に突き出し、自分よりも大きな質量をもつおっぱいに従うしかなかった。