オッパイン Aパート

ハリナ 作
Copyright 2013 by Harina All rights reserved.

東の空から、太陽の燦々とした光が目を刺激する朝。


由梨は14歳の誕生日を迎えていた。


小学生とも変わらない身長と、それに見合う小柄な体格。


パッチリと大きく開いた瞳が輝いている。


目覚めたときからワクワクが止まらない。暖かい思いが胸の内から溢れてくる。


(今日、いいことあるかな?)


一年に一度の特別な日だからか不思議と良いことがありそうな気がしていた。


そんな思いを胸に閉じ込めリビングに向かうと、机の上ににメモ用紙が置かれていた。


「ん? なんだろ」


そこには『研究室まで来てね』の一行。


「お母さん、どうしたんだろ」


由梨の母は一言で言うなら科学者である。


他にも様々なことに取り組んでいるが、新たな発明品を開発することが中心である。


その様々な発明で、いくつものパテントを持っているほどだ。


しかし発明品を預かっている会社から何もしなくても莫大な金が入ってくるにも関わらず、そこまで裕福という訳ではない。


それはお金は新たな発明の資金となり、ほとんど残っていないからであった。


急いで地下にある研究室に向かう。


家を拡張して作られた母専用の研究室。その扉を勢いよく開くと。


「待ってたわよー!」


するとおっぱいが由梨を出迎えた。


顔を上げると、二つの山の先に母の顔が現れた。


背が高く、由梨の身長では胸の辺りまでしか届かない。


身長が低い由梨にはいつものことであった。


彼女の出ることは出て、引っ込むところは引っ込む砂時計型のスタイルは、娘に全く遺伝していない。


開発時には恥ずかしげもなく、胸元が開きむっちりとした谷間が丸見えの服を研究服と称して着ている。


そのおかげで乳の大きさを由梨に見せ付けていた。


「お母さん。どうしたの?」


「今日は由梨の誕生日でしょ。渡したいものがあるの」


少し動いただけで盛大に乳が揺れる。


左右に揺さ振られた乳房は右へ左へ向きを変える。


「本当!? なになに?」


「もう14歳でしょ?だから」


胸の谷間に手を入れ、何かを探し始めた。


手に合わせて胸の形がムニュンムニュンと変形する。


むっちりと隆起しこぼれる乳に服がはちきれそうだ。


「お母さん。どっから出すの……」


おっぱいがかき回され、ぷるんと揺れ擦れる谷間の中から出てきたのは白く四角く平たいもの。


「はい、これよ」


「これって……スマホ?」


「そう、パイフォンよ」


機種のことはよくわからなかったが、初めて手にする自分の携帯にそんな些細なことどうでも良かった。


「ほえー……」


こんな高価そうなものがもらえるとは思っていなかった由梨は、母からのプレゼントに心をおどらせる。


「由梨、よく聞いて。このパイフォンには勇者にも魔王にもなれる凄い力があるの」


「え……凄い力? それって?」


「もうすぐ、今にもわかるわ」


「どういうこと?」


「とにかく凄い力があるのよ」


「よくわかんないけど、ありがと!」


「見せて欲しいの、あなたがこの力をどう使うのか!」


あまりの興奮に胸が弾ける。


飛び出した胸がさらけ出され、ぶるんと揺れる。


「お、お母さん!」


「あら……最近合う服がないのよね……」


おっぱいを抱える。


「まあいいわ。ほら由梨、学校の用意をしないと遅れちゃうわよ」


「はーい」


プレゼントがよほど嬉しいのか、ぱたぱたと駆け出す。





学校の用意をする間にいろいろ触ってみたが、結局凄い力というのがなんなのかわからなかった。


どう見てもただのスマホだ。


触ってみてもやっぱりスマホに変わりは無い。


「やっぱり普通だよね……」


とは言っても普通の携帯がどうなのか、携帯デビューを果たしたばっかりの由梨にはわからなかったが。


しかし携帯がほしいとはずっと思っていたので、それと同時に凄い力ってものがあるなら悪い気もしない。


「今日、もっといいこともあるかも……えへへ」


白いスマホに目をやるたびに、嬉しさでほほが緩んでしまう。



「いってきまーす!」


「お、グッタイミン!」


玄関の先には、ちょうど着いたのか登下校を共にする友達が立っていた。


「あ、おはよー紗綾ちゃん」


その紗綾と呼ばれた少女。由梨とは対照的に高い身長に、数多を魅了するスタイルを持っていた。


由梨の母と並べて娘だといっても、信じない人はいないだろう。むしろ親子で並べたとき信じてもらえないだろう。


とにかく華奢な体から突き出したGカップの胸に目がいってしまう。


95cmもある胸は中学生にしてはかなり大きい。いや大きすぎるほどで、制服をぐいっと持ち上げていた。


凹凸のないボディを持つ由梨にしてみれば、いろんな意味で卑怯にしか思えないときもある。


しかしそんなことも普段あまり気にしていない楽天家な由梨は、


「紗綾ちゃん! みてみてー携帯!」


白いスマホを自慢げに突き出す。


「由梨もスマホかぁ。いいなぁ」


「えへへー。誕生日のプレゼントなの」


「あ、今日だったけ?」


「忘れてたの!? ひどーい」


「ごめんごめん。でもこの機種、私はみたことないわね」


「私、機種とかよくわかんないんだよね」


握る指が画面に表示されていたアイコンの一つをタッチしてしまう。


「あ、間違えた」


「んっ……」


その瞬間、紗綾は胸に違和感を感じた。


胸の奥から震え、制服がもぞもぞと動く。


まるで内側から押されているようであった。


由梨は、戻るのアイコンをタッチし待ち受け画面に戻る。


「え? どうしたの?」


「ううん、なんでもない」


その感覚は消えていた。


外から見ればたいしたことないかもしれないが、自分にはわかる。


ブラに確かな違和感がある。


一瞬の間だけだったが、内側から押し出される不思議な感覚。


明らかに胸が大きくなっている。


(今のなんだったの?)


未知の感覚にひやりとする。


「あ、そういえば陽子ちゃんは?」


「バレー部の朝練よ」


「そっか。じゃあ応援に行こ!」


「いいわね」


とりあえず大したことはないだろうと、忘れるようにした。




学校の門を潜り、昇降口に着くまでにある体育館をのぞく。


その中で女子バレー部が練習に励んでいる。


この学校の女子バレー部は胸が大きい女子が多いと評判を呼んでいた。


トスをするたびにぶるんと揺れ、アタックするたびにぶるるんと揺れる。


そのため男子がよく覗きに来ていた。


とりあえず一通り見渡すが、


「あれ、陽子ちゃんいないね」


「来てないってことはないと思うけど」


そのとき


「きゃああぁぁー!」


「なんなの!?」


「由梨! 行ってみよう!」


向こうで騒ぎがあるようだ。


叫び声が聞こえた場所に向かう。


体育館から少し離れた、渡り廊下の前に登校中の生徒が囲むように集まっている。


その先には。


「あれ! 陽子ちゃん!?」


そして彼女を覆う黒い影。


「気にいらないのよ! 陽子ぉぉ!」


「なんで!? 佑香ちゃん! むぎゅ!」


佑香と呼ばれた女子が見る者を圧倒させるほどの爆乳で顔を埋めさせる。


胸の圧力が陽子の顔を強く締め付ける。


「んんっ!」


周りの生徒達はこのような異常な状況でも大きなおっぱいに睥睨され、動く事ができない。


「佑香ちゃん……だよね。あれ」


「なにあの胸! どうなってるの!?」


「な、なんとかしなきゃ……」


由梨は思い出していた。『勇者にも魔王にもなれる凄い力』というものを。


しかしそれが何かわからない。


(どうしたらいいの……)


悔しかった。何もできない自分が。


しかしどうしたいいかわからなくなったとき、頭の中に奔る未知の感覚が由梨の耳に『それ』を囁いた。


「え……?」


『それ』は頭の中でリピートされる。


与えられた力を覚醒させるための――


「そうだ……そうだよ」


それを使うのは――


「今が……そのときだよ!」


決意を秘めた輝く瞳。


「紗綾ちゃん! こっちきて!」


手を引っ張る。


「どうしたの!?」


そのまま人影のない体育館裏まで走る。


「ごめん! 紗綾ちゃん!」


「なに!? 由梨!?」


突然手を引かれ体育館裏まで来させられた、今の状況が理解できない紗綾はうろたえることしかできなかった。


由梨はポケットからスマホを取り出す。


そのまま天に掲げると、太陽の輝きを浴び光が満ちる。


そして前に突き出し、脇にある電源スイッチを押す。


キーワードは――


「――オッパインッ!!」


スマホの画面が光を放つ。そして――


「ひゃあっ!」


紗綾の胸がぽよんと持ち上がり、まるで何かに操られたかのように上へ下へ乱舞する。


「む、胸が熱いっ! ふぁんっ!」


そして擦りあう胸が、ビカっとまるで太陽の如く輝く。


その輝きに二人は包まれる。


紗綾の制服が、ブラウスが、下着が光に包まれ粒子となって輝きの中に消えていく。


さらけ出された二つの光球。


紗綾は生まれたままの姿で、そのまんまるな巨乳を揺らした。


その胸の放つ輝きに引き寄せられた由梨は、ムニュッとした柔らかい感覚に全身を支配された。


自分の体がぷるぷるととろけそうだった。


――紗綾ちゃんの中に、おっぱいに入ってる!?


おっぱいに、谷間に吸い込まれるように一体化し、由梨が胸そのものとなっているのだ。


由梨と同化したことにより、紗綾の胸は体積を増していた。


メロンほどに膨らんだそのおっぱいがぶるんと揺れる。


――私が揺れてるぅ!?


今、紗綾のおっぱいとなった由梨にとってそれは全身が揺さ振られていることに等しい。


そしておっぱいをぐぐぐと締め付けるようにエネルギーがチャージされていく。


輝く胸に集まっていくエネルギーによって、高まる熱と共にぷるぷると震え、ぽよんと前に向けて浮き上がる。


――おっぱいが、膨らむ? ちがう! 私が膨らむぅ!?


――こんなの! こんなのぉお!!


――私じゃなぁぁぁあああいっっ!!!


胸の中で、おっぱいの中で、由梨の体の中で、何かが爆ぜた。


輝きの中でシルエットとなった二つの球体、おっぱいはぼんっと爆発したみたいに大きくなる。


上下左右あらゆる方向に飛び出すように勢いよく膨らんだおっぱいはつややかで、はちきれんばかりのスイカと化していた。


その胸をはじめとして紗綾の体が変わっていく。


すらっと育つ肢体。


むっちりしながら締まる太腿。


蒼く煌き伸びる髪。


くの字にくびれ、キュッと絞られていく腰。


そして小さく可憐なヒップも膨らむ。


可愛らしい丸みを描いていた尻は、ぐいぐい押し上げられむっちりと外に向かい迫り出していく。


膨らんだ尻がボヨンと揺れたかと思うと、キュッと引き締まる。


全身が変化したことを知らせる合図のように、はちきれんばかりに実った、たわわなおっぱいがボインと揺れる。


すると乳房同士が互いに押し合い、ゴムのように張りのある弾力によって、ボヨンと音を立てて反発する。


あらぬ方向へ弾けたおっぱいをキュッと束ねるように、光が弾け現れるブラジャー。


いやブラジャーというよりはビキニに近い。


ビキニがその巨大な果実を搾り取るように締め付ける。


伸縮自在のビキニがおっぱいの形をグニグニと変えた。


そして上下に揺さぶり、おっぱいをたっぷんたっぷんと揺らし、ぎゅうっと包みこむ


同化したように、第二の肌としてぴったり張り付く。


完全に装着され、フィットしたことをアピールするように外側に一回転するおっぱい。


そのビキニ――ブラジャー型おっぱい支援ツール、Oパイザーに続き、光に包まれながら装着される白いスーツ。


光がパンと弾け、お尻が丸く飛び出す。


腰から下はお尻と太腿を見せるスーパーハイレグに、お尻を隠すことのできない短いスカートが申し訳なさそうに着いていた。


胸も同じように光が弾け、胸元がさらけ出したおっぱいがぶるんと揺れる。


ボディラインをはっきりとさせるスーツ。


全身を締め付けるほどにぴっちりとフィットしていた。


特におっぱいは食い込み、その胸元が隆起していた。


スーツが絞られおっぱいが形を変えるが、ぶるんと揺れ再び球体になる。


丸く戻ったバスケットボールよりも大きな、立体感溢れるおっぱいが揺れる。


変身は最終段階となり、太腿がくねり、尻が揺れ、一回りおっぱいが大きくなり、再びスーツが少し食い込む。


そしておっぱいになった由梨の意識は、新たな爆乳美少女の精神として覚醒する。


それはオッパインのコールからたったコンマ01秒のことであった。


そう、紗綾の胸が目が眩むほどの輝きを発した瞬間にはもう爆乳美少女がそこにいたのだ。


しかし変身の余熱が水蒸気となり、全身から放出されその姿は隠されていた。特に、その豊満な胸が。


それだけ激しい変化があり、多くの水蒸気が発生してしまったのだ。


そして変身によって発生したエネルギーに巻き上げられた風が、おっぱいを上向きに激しく揺らす。


160cm以上ある二つの整った球体が大きく揺さ振られる。


振り回されたおっぱいが、熱を冷ますのと同時に蒸気を振り払う。


隠されていたその姿が露になる。


胸が異常なまでに強調されたその姿が。


白きスーツに詰め込まれた張りと柔らかさを併せ持つ爆乳。


蒼く伸びた髪。


美貌が閉じ込められた、大人のような気高さと子供のような可愛らしさを持つ顔。


バインと突き出されたバスト。


キュッと引き締まったウエスト。


プリンと飛び出したヒップ。


このボンキュッボンのグラマラスボディと伸びた身長が絡み合い、完全にして完璧なプロポーションが完成する。


それが新たな由梨の姿であった。







むにゅうぅぅぅ〜〜!!!


「んぷ……」


「フフフ……陽子、もう終わりなの?」


胸にうずめられた顔で、おっぱいをもぞもぞとうごめかすことしかできない。


「ゆう……かちゃん」


谷間にかかる圧力によって、意識が飛びそうになったそのとき。


「そこまでよ!!」


曇りのない高貴な声が辺りに響く。


「な、だれ!?」


予想外の事態にうろたえ、締め付ける力が弱まる。


おっぱいから抜け出し、陽子が横目で見たものは、地面に映った大きく丸い影。


「ふぇ?」


不自然に大きい丸い影に繋がる先に、その曲線的なシルエットがあった。


胸にあたる部分には二つの球体をつけている。


それはまさしく、飛び出したおっぱい。


おっぱいは重力など知らないと言わんとばかりに、まんまるな形が崩れる事無く前に突き出されている。


そのおっぱいが誇りだと主張せんばかりに胸を張っている。そのため存在感がさらに増していた。


彼女の胸の先で、しなやかに、優雅に、気高くたたずむおっぱいに周りの視線は釘付けとなる。


エレガントを形にしたようなおっぱい。


美しいボディよりおっぱいが本体にも見えてしまう。


体など、おっぱいを際立たせるためにあるとしか思えないほどに。


そのメリハリのついたボディには大胆なヒップ、くびれたウエストがある。


しかし、皆は見てしまう丸い丸いおっぱいを。


ただの爆乳とは違う。そう、美しさが違う。


そんなおっぱいが雄雄しくぶるるんと揺れている。


極上の美しさを持った、したたかな爆乳美少女が仁王立ちで立っていた。