魔法のチカラ

ハリナ 作
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胸の大きさこそが全てを分ける世界。
この世界において、大きな胸の持ち主は絶対的な富や権力を持っていました。
大きな胸を持つ人々が世界中から集まる都から、西に遠く遠く離れた小さな町に彼女は住んでいました。
彼女の名前はクリス。
透けるような色白の肌に、金色の長い髪を伸ばした16歳の女の子です。
その小さく整った顔には誰もが視線を奪われてもおかしくありませんでした。
しかし何よりもこの世界の理としての特徴が一つ。
胸はとても小さいのです。
どんな美しさを秘めていても、胸が小さければこの世界においては何の意味も持ちません。
クリスには二つ上のお姉さんがいますが、胸が成長したため、家から出て行ってしまいました。

「……はぁぁ……」

頬杖をつき、溜息を肺の奥から吐き出すクリス。
それには理由がありました。
数日前、都にいるというお姉さんから仕送りと一緒に手紙が届いたのです。
それによると、今夜都のお城で大きなパーティが行われるらしいのですが、貧乳のクリスにはパーティどころか、都にすら行くことができませんでした。
お姉さんから仕送りをもらい、生活に不自由はありませんでしたが、胸が小さいというだけで社会的なステータスはとても低いのです。

「はぁ……私も行きたいな……」

窓際から沈む夕日を見上げながらつぶやくと、部屋が白い光に包まれました。

「きゃぁ!」

煙を巻き上げて現れたのは、赤色のローブを身につけた女性でした。

「だ、だれ?」

頭巾によって顔は隠されていましたが、顔の下にはローブをググンと押し上げる、顔なんかよりもずっと大きな、大きすぎる山がありました。
人の胸部から飛び出すものは一つ。それはまさしく巨大な胸、おっぱいでした。
あまりにも大きい胸に、上品なローブといえば、たいそう位の高い人としか考えられませんでした。

「その服……まさか都のお城の!?」

クリスの問いかけに、彼女は胸をだゆんと大きく揺らして答えました。

「いいえ。私は魔法使いよ」

「え? ま、まほうつかい……?」

あまりにも突っ拍子もない答えに、言葉を返すことができませんでした。

「ん……ちょっと苦しいわね」

そう言って、魔法使いと名乗る女性が胸をブルンっ! と揺らすと、ローブの山のように飛び出した部分が、中央から割れるように形を変え、中から艶やかな肌色が現れました。
揺れるそれは紛れも無くおっぱいでした。300センチはあるでしょうか。
胸元が大きく開いたローブの中で艶めいたおっぱいが互いに押し合っています。

「どこまでも純粋なあなたの願いを叶えに来たわ」

「私の願い? もしかして……」

「そ。都に連れて行ってあげるわ」

「でもどうして?」

「ただの気まぐれよ。じゃ、いくわよ」

「え? は、はい」

魔法使いはずぶずぶと谷間の奥に手を入れ、何かを取り出しました。
それは細い棒のようなもの、つまり魔法の杖でした。
細く短いので杖、というよりは指揮棒に似ていました。

「最近は科学とかなんとからしいけど……それ」

その指揮棒のような魔法の杖を振ると、そこからキラキラと輝く一条の光が放たれました。

「きゃっ!」

するとクリスの胸から、ほのかに光がこぼれだしました。

「胸が……あ、あつい……」

淡い点滅を繰り返し、もぞもぞとうごめく胸。

「ひゃんっ!」

クリスの嬌声と共に胸に衝撃が奔りました。

―――――――――ムクッ!

そこには小さくも確かな膨らみが現れていました。

「来たわね。これからが本番よ」

刺激を感じ、内側から強引に押し出されるかのように、胸が浮き上がります。

―――――――グググッ……ムクムクムクッ!

クリスの胸に魔力が流れ込み、どんどん大きくなっていきます。

そのタプンタプンと持ち上がるおっぱいに合わせて、エビ反りになるクリス。

「ひゃぁぁああんっ」

「あらあら、いい声ねぇ」

―――――――――グイッグイッ……グググググン……!

内側から無理やり膨らまされている胸は、互いにせめぎ合いながら、服を持ち上げだんだんと丸く大きくなっていきます。
そして混乱と喜びが交じり合った快感が、胸を刺激します。

「キツイ! 服が、胸がキツイの!!」

クリスにぴったりの、いえ、もともと少し小さい服が悲鳴を上げ始め、びびびと裂け始めます。

「まだまだよ……えい」

クリスに、おっぱいに向かって杖を振りました。

「はうっ!」

―――――――――ブルッ! グンッグインッグインッ!!

押し合いながらさらに力強く膨らんでいく丸いおっぱいは、ドクンドクンと脈を打ち、生き物のように蠢いています。

「痛い! 服がくいこんでぇ! キツイのぉぉ!」

―――――――――グググ……ビリィ!!

溢れ出る質量に耐えられず、服が音を立てて破れてしまいました。
戒めを解かれ、そこから飛び出した球体はゆったんゆったんと揺れ暴れます。
止まらないおっぱい。
それは小刻みに震えながら、空気を入れられた風船のようにみちみちと張りつめていきます。
おっぱい同士がぎゅむっぎゅむっと力強く押し合って大きくなる様は、魔法の幻想的な美しさを感じさせます。

「さあ、もっとよ!」

「ひゃん!? ひゃううううううううううう!?」

――――――――――ブリュリュリャリャリャッ!!!

杖をふった瞬間、おっぱいはさらにアクセルを踏み込みました。
形を歪ませながらさらに成長が加速するおっぱい。
目に見えてグングン大きくなり、一秒たりとも大きさを留めません。

「ううううんぁぁあっ!! も、もういいからあああああっ!」

反らされた体から真円なおっぱいがぐんと上に向かって立ち上がります。
自信満々にそびえたつ双つの山。

「お、おっぱいがぁ! おっぱいがああああぁぁっ!!」

エクスタシーを感じさせながら胸はさらに膨れ上がります。
広がっていくおっぱいの感覚。その中に溜まっていく魔力。さらに強く湧き上がってくる衝動。
おっぱいは痙攣するように振動します。

「ふぁん……な、なに? は、ああああああああああああぁぁぁぁ――」

ブルルと震え、胸元から乳頭にかけて激しく波立ちます。すると、

―――――――――ボンッ!

「はうぅ!」

胸から全身に与えられる激しい衝撃。
内に詰まっていた魔力が開放され、おっぱいが思いっきり飛び出しました。

「う……はぁ……あぁぁん」

弾けるように大きくなって、ようやく膨張が止まりました。
しかしブルンバルンと完全に球体のおっぱいは揺れます。

「お、おっぱいが……」

左右の腋を覆い隠すほどの大きさです。
その丸さは、まるででっかいボールが胸板にくっついているようでした。
胸から飛び出された双つのドデカボールは美しく形を整えたまま弾んでいます。

「お、重い……」

激しく揺れる胸にバランスが崩れそうになります。
眼下に広がる深い谷間と、大きく丸いおっぱい。

「これが私のおっぱいなの……?」

―――――――――ブルルン!

胸からズドンと飛び出されたおっぱいが、その問いに答えるかのように自己主張し、激しく揺れていました。