魔法のチカラ

ハリナ 作
Copyright 2014 by Harina All rights reserved.

―――――――――ぶるんっ! ぶるんっ! ぶるるんっ!



クリスの一挙一動に跳ね回るおっぱい。

「あら、いいおっぱいじゃない」

魔法使いは、爆乳と化し揺れるクリスのおっぱいを下から支えるように掴み、たっぷんたっぷんと持ち上げます。

「ひゃぁ!」

指はその肌色に陰影をつけながら食い込み、掌の中でおっぱいがバウンドし、柔らかさが弾けます。
存在しなかった物を掴まれ、感じたことの無い刺激がクリスの胸に駆け巡ります。

「なかなかいい弾力……さてと」

―――――――――ボヨン!

おっぱいから手を放した魔法使いは、クリスに見せ付けるかのように自慢の大玉おっぱいを揺らして、パチンと指を鳴らしました。
するとどこからか巻尺がふわりと飛んできて、揺れるクリスの胸に巻きつきました。

「やん!」

ピンと張った巻尺が合わさります。しかしそこでは止まりませんでした。

―――――――――ぐにゅうぅぅぅ!

「はぁぁぁんっ!」

「あ、強すぎちゃった」

自分のトンデモおっぱいを左右にブルンブルン揺らしながらわざとらしく言う魔法使い。
魔法によって操作された巻尺はおっぱいを締め上げ、その整えられた形を二段に変形させてしまいました。

―――――――――グニッグニィ!

「やっぱり柔らかいわねぇ」

巻尺を動かす魔法使いによって弄られ、瓢箪のように形を歪め続ける肌色の魔球。

「ひん! や、やめてぇ!」

「はいはい」

変形したおっぱいをツンツンと突いていた魔法使いは、仕方なさそうに巻尺を緩めました。
クリスのバストサイズを確認すると、

「えっと、にひゃく……よんじゅう……243cmか……」

クリスの胸はかなり大きくなりましたが、魔法使いの胸の大きさにはまだまだ届きません。

―――――――――ボヨヨヨンッ!

自慢のおっぱいを上下に大きく揺らした魔法使いは、

「もっとおおきくてもいいわねぇ」

そう言って、クリスの胸を杖でつつきました。

「きゃ!」

するとクリスの柔らかい胸はそれをボヨンと弾力で跳ね返し、その勢いを殺さぬまま揺れ始めました。

「え? なに……?」

ボヨンボヨンボヨンと加速し振り子のように上下に揺れる胸。

「んぁ……ッ!」

―――――――――ドクンッ! ドクンッ! ドクンドクンドクンドクンッッ!!

胸が火照り、まるで心臓そのもののように左右交互に鼓動を繰り返します。
おっぱいの異変はそれだけに留まらず、

―――――――――ブルルルッ!!
「へぅっ!!」

おっぱいの急な身震いにのけぞるクリス。
揺れるだけではなく、おっぱいそのものがひきつけをおこしたように震え、蠢いています。
それは先ほどの感覚に似ていました。

「ま、まさか……」

おのずから暴れるおっぱいはその動きをさらに加速させます。

―――――――――ブルッ! ブルルッ! ブルルルンッ!!

縦横無尽に激しく弾むおっぱい。絶え間ない刺激が襲います。
おっぱいの中にエネルギーが溜め込まれて、押さえ込まれるように圧迫されています。
胸の芯から熱く火照り、内側から押し出される感覚と外側から押さえ込まれる感覚がせめぎ合います。
おっぱいの異変に、焦燥感に駆られるクリス。

「や、やめ……やめてぇぇ! もうやめてええええええ!!」

しかしクリスの声を聞かずに速まっていく鼓動。そのたびにおっぱいの動きも速くなります。

―――――――――ブルルルルルルッッ!!!

おっぱいはつややかな肌を不規則に変形させ、繊細に高速振動します。

―――――――――バッインッ!! ブッルンッ!!

上下左右、そして前に後ろと立体空間的に、大胆に暴れ弾みます。

―――――――――ドクンドクンドクドクドクッ!!

そして脈動するおっぱいは、左右交互に一瞬の膨張と収縮を繰り返し、どんどん加速していきます。
これらの動きが合わさり、無敵のおっぱいマニューバを繰り広げられます。
それはクリスにとって頭がおかしくなりそうな状況でした。
そんな中、付け根から先端にかけて表面が激しく波立ち歪みながら、新種の生物のようにひとりでに大きく高速に弾むおっぱい。

「あ、ああぁ〜んっ!」

―――――――――グググググ……!

その大きなおっぱいから凝縮された魔法のチカラが開放されて、一瞬の閃光。

「ひうッ!!」

限界を告げるかのようにおっぱいがぶるんっと大きく一揺れした後、締め付けられるような衝撃をバネにして、

―――――――――ズッドォォォォォォンッッ!!!!!

「ふっびゃああああああああああああぁんッ!!」

おっぱいから激しい衝撃波が放たれ、同時におっぱいは白い煙を巻き上げて、爆発するがごとく一瞬で膨れ上がりました。
そして全身が潰れそうな衝撃波の反動がそのおっぱいから叩き込まれ、胸が焼ききれそうな快感が襲い掛かりました。
おっぱいから放たれた衝撃波が部屋全体を襲います。
人間の胸から巻き起こったという訳のわからないものとは思えないほどその威力は強く、窓に大きく皹が入り、テーブルが吹き飛び、チェアが宙に舞い上がり、家全体を揺らし、

「あんっ」

魔法使いの大双球がブルンブルンブルーンと激しく揺らすことになりました。

「ふあ……あ……あぁぁん……」

急に前に飛び出したおっぱいによって、全身を力強く引っ張られました。
へそをも隠す双つの巨大おっぱいは山形に視界を遮り、重心を前にずらします。
巨大おっぱいのおかげで前を満足に見えないままフラフラとよろつきます。
元の胸板から1m以上突き出された大玉おっぱいをグワングワンとあっちこっちに揺らしたまま、その重みに耐えられず、バランスを崩して真丸な胸から床に倒れました。

「きゃっ――ッ!?」

ドシン! というよりはむにゅう! という柔らかい音が立ち上がります。
そして地面さえも押し返しそうな弾力が胸を通してクリスに襲い掛かりました。
地面とクリスに挟まれたおっぱいは、弾力によってバインバインと形を変えています。
歪むおっぱいの波に乗って上下する体。
魔法使いは巻きついたままの巻尺を引っ張り、おっぱいの大きさを確認しました。

「さんびゃく……374cm……? まあ、こんなもんでしょ」

「さん……びゃく……?」

魔法使いはおっぱいをブルルルルと小刻みに揺らして、乳房同士を押し付け合い、巻ききった巻尺をそこの谷間に押し込みました。

「これが私のおっぱい……?」

大きく柔らかい物に沈むクリス。
体重を預けても、柔らかくもちもちとした胸の不思議な感覚が体を支え、持ち上げます。

――――――モニュン……モニュン……

「あぁん……柔らかい……」

嬉しさを隠し切れずに何度も自分のおっぱいを揉んでしまうクリス。
元の体重より、圧倒的に重いおっぱい。
立ち上がろうと体を動かすたびに、もぞもぞと胸がまさぐられる感覚が奔ります。
その上、腕を伸ばしても、なかなか地面に手をつけることができず、胸をつかんでしまいます。
どうしても弾力の海に沈んでしまいます。

「た、助けてくださぁい……」

「仕方ないわね……それっ」

魔法使いがおっぱいを左右に振り、杖を振ると、光がクリスの胸を包み込みました。
するとクリスに潰されたおっぱいが小刻みに振動し始めました。

「きゃ……へ、へううううう!」

――――――ブブブブブブッ!!

おっぱいの振動に合わせて震える身体。
潰れていたおっぱいはグイッと急に丸く弾み、美しい球体を保ちクリスを震えながら持ち上げます。
おっぱいはボヨンと弾み、全身を波に乗ったかのように何度も上下させます。
そしてクリスの身体はおっぱいにグググと沈んで、

――――――バッイィィィィンッ!!

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

おっぱいの弾力を強力なバネにして音を立てて飛び上がりました。
少し高めの天井に届きそうなほどまで上昇したら、おっぱいは空中で跳ね回り、前に突き出て上を向きました。
回転し空間的に向きを変えるおっぱいに振り回されるクリスの身体は、飛び上がったときその上にいたにも拘らず、いつの間にか下にぶら下がる形になり、そして足を地に向ける形になっていました。
重力が軽くなっていくように減速しながら降りてきます。
宙に浮き上がったおっぱいを揺らしながら、ゆっくりと着地しました。

「はぁ……ふぅー……ど、どうなってるの……?」

立ち止まっているにもかかわらずだゆんだゆんと揺れるおっぱい。
今、クリスのおっぱいそのものに浮力に似た力が発生していました。つまり胸が軽くなっているのです。

「これも魔法のチカラよ。おっぱいから出るエネルギーを強くしたの」

「おっぱいから出る……?」

クリスは大きくなった自分の胸をスリスリとさすります。

「ひゃっ」

それだけでプルルップルルンッと自己主張するおっぱい。

「ええ。大きなおっぱいから出るエネルギーがあるの。それを私が魔法で思いっきり増幅したのよん」

大きすぎる胸を張る魔法使い。こちらもそれだけでバルンバルンと跳ね回ります。

「よくわかりませんが、おっぱいを軽くできるんですか?」

「ほら、お偉い城の人たちみたいに、大きすぎるおっぱいを女性の身体一つで支えられるなんて変じゃない? あれはおっぱいから出るエネルギーが可能にするものなのよ。そのエネルギーがおっぱいを軽くして、最低限の肉体でも支えられるようにしているの」

「納得できるような、そうでないような……」

クリスは視界に入る、揺れる肌色に違和感がぬぐえません。

「私は凄いのよ? ほらほらぁ〜」

自分の左右のおっぱいを交互に上下に揺らす魔法使い。確かに凄い揺れっぷりでした。

「あ、でも大きい胸の人達にはお乳支え係なんてものが……」

「だから言ったでしょ。私が思いっきり増幅したって。それに今のあなたに乳支え係なんてついたら、大変なことになるでしょうねぇ。ふふふ」

「は、はぁ」

クリスのおっぱいはだゆんだゆんと上下に揺れてしまっています。下に人なんていたら完全に鞭打ちになってしまうでしょう。

「あとね、おっぱいのエネルギーはおっぱいを軽くすることだけじゃないわ。私が増幅したのはほんの一部分に過ぎないのよ。他にも、見るものの感情を増幅させたりとかあったり……」

「どういうことですかそれ?」

「周りの自分に対する感情……つまり愛情や恐怖といった印象を高めるのよ」

説明のたびにぷるんぷるん揺れるおっぱい。

「よくわかりませんがおっぱいって凄いんですねえ」

「世界の全てよ? 当たり前じゃな〜い」

ブルッとおっぱいを気持ちよさそうに揺らす魔法使い。
大きくなったクリスのおっぱい。そして魔法使いのも合わせて、4つの巨大ボールがあるおかげで狭い部屋がさらに狭く感じさせます。

「……せっかくおっぱい大きくしたんだからぁ〜、あなたももっとおっぱい揺らしなさいよぉ」

「え、でも――」

よくわからないことを言ってくる魔法使いから身体の向きを少し逸らすと、

―――――――――グワンッ!

「ひゃ!」

―――――――――ブルッ!ブルッ!ブルンッ!

右に、そして反動で左に大きく揺れ弾むおっぱい。
自らのおっぱいが揺れることの高揚感が沸き起こります。

「凄い! こんな大きなおっぱいが軽いなんて!」

少しの動作が圧倒的な大きさの乳房によって何倍にも増幅されて、その巨体が激しく弾みます。
調子に乗ってピョンピョンと軽くジャンプするクリス。それも仕方の無いことです。体験したことの無い感覚にはしゃいでいるのですから。

―――――――――ブルッ! ブルルッ! バインッ! バイィンッ!

ジャンプしたことにより、ブルンブルンとあっちこっちに振り回されるおっぱい。

「えっ? あれ?」

揺れるたびに、勢いは増していき、

―――――――――バヨンッ! バインッ! ボヨヨンッ! ブルルンッ! バヨブルリンッ!

「きゃあぁ!」

暴れだしたそれはもはや人の胸などではなく、気性の激しい獰猛な生き物のようでした。
一揺れするたびに風を切り、音を立てるおっぱい。

―――――――――バッインッ! バッインッ! ブルッ! ブルッ! ブッルルルルルルンッ!!

おっぱいは気が立った暴れ馬のように、闘技場の猛牛のように、上下左右縦横無尽に暴れ回ります。

「ゆ、揺れすぎぃぃぃぃぃぃぃ!!

四方八方に猛り狂う胸はもう付け根が痛いほどでしたが、とても軽く全く重さを感じさせません。
まさに自分で動けるようになったおっぱいが嬉しそうといった具合です。先ほどまで、クリスのおっぱいは無そのものなのでしたから。

―――――――――ブルッ! ブルッ! バインッ! バインッ! バルルンッ! ブリリンッ! バヨヨンッ! ボヨヨブルバルブルリリンッッ!!

人知を超え、理解を許さない揺れ方でした。

「とまってええええええええええええ!!」

止めようと思っても全く制御できず、あちこちに弾むおっぱい。
しかしそれはおっぱい自ら交響曲を奏でて、ダンスを舞い踊っているようにも見えました。

「いやああ! だめええええええええええええっ!!」

激しいおっぱいの舞によって、その持ち主は遠心力に振りまわされ、よたよたとよろめきます。
二つの巨大球体に視界がさえぎられる中、身体を預けようと壁際まで吹き飛んだテーブルに向かいます。
しかしそのとき、

―――――――――グワンンンッ!

「あぁ!」

重さを感じさせないにもかかわらず、おっぱい重たそうに下から上へ飛び跳ねました。

―――――――――グイッグイッ……ググググ……ッ

上を向いたおっぱいは、さらに顔に向かって形を反らします。
頭をうずめてしまいました。おっぱいによって視界はゼロ。その場でふらつくことしかできません。
持ち上がる力が反対になったことによりバチンと放たれ、その反発力の勢いをつけた質量と体積が振り下ろされて――

―――――――――ズッガシャーンッ!

その膨大な質量で目の前にあったテーブルを叩き潰ました。

「ぐにゃあぁぁぁぁぁっ!」

床とおっぱいにプレスされたテーブルの脚はへし折られ、甲板は叩き割られました。
おっぱいから発生したエネルギーによって軽くなっていますが、質量そして重さそのものが変化したわけではありません。
つまり増幅されたおっぱいエネルギーは物理法則などを超えて作用しているのです。世界は理とはおっぱいなのですから。
物理法則を無視したおっぱいの動きはこんなものでは止まりません。

―――――――――グニニィィ……バッイィィンッ!

そのままおっぱいから倒れこみ、全身を受け止めたおっぱいは、反動で自身を弾ませ山形に跳び上がり宙を舞います。

―――――――――ビタンッ! ビタンッ! ブルンッ! バチンッ!

そして床の上で、陸に上がった鮪のようにビタンビタンと跳ね回るおっぱい。
クリスはおっぱいによって全身が振り回され、錐揉み運動で跳ね回ります。
目の前が肌色に染まり、何が起こっているかも理解できません。
ただわかっているのは胸に痛み、いやむしろ快感に近い何かが迸っていることです。
胸元から先だけに神経が流れているような錯覚がクリスを支配し、唯唯おっぱいに身を預けることしかできません。

「と、とまぁ! とまってええええええええええええええっっ!!」

胸以外の全身の感覚が薄れ、引きずり回されながらも必死に叫ぶクリスですが、おっぱいは全く止まる気配は無く、クリスの身体を宙に浮かせるほど自分勝手に飛び跳ねます。
肌色の双頭獣と化したおっぱいは自らを振り回し、床を叩きつけます。

―――――――――ビッターンッ! バッチーンッ!

強くそして激しくのたうち回るおっぱいは床を凹ませ、自分の背より大きい棚を壊します。

「あううううううううぅぅぅぅぅぅぅんッ!!」

おっぱいに跳ね返ってくる頭がおかしくなりそうな衝撃が、そのまま快感に変わってクリスを刺激します。
おっぱいが意識を持っているとしか思えません。むしろ意識が持っていかれそうなクリスでした。
力を振り絞り、巨大なおっぱいという猛獣を腕全体で抱え込もうとしますが、もちろん押さえ込むことはできず、その暴走を止めることができません。
おっぱいは自分を弾ませながら壁際まで飛び跳ねました。

「むぎゃぁああああああぁぁぁんっ」

そして右、左、右、左と交互に伸縮を高速に繰り返し、その質量を壁に叩き付けます。

「あがッ! あぐッ! あがッ! あんががががぁぁぁぁッッ!」

―――――――――ガン! ガン! ズドドドドッ! バッシィィンッ! ズガァァンッ! 

もはや新種の打楽器と化したおっぱいは、部屋に強打音を何度も響かせます。
バチンと弾んだおっぱいが、両方で突撃しダメージが与えられていた壁を粉砕しました。
駄々をこねるように暴れているにもかかわらず、壁の破片をブルルと身震いするように振り払います。
さらに高速回転するおっぱい。

「いぎいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃッ!!」

狂ったような絶叫をあげる主にはいっさいかまわず、おっぱいは破壊の限りを尽くし暴れまわります。
広くもない部屋を崩壊させていく破壊兵器となったおっぱい。

「もういいかしらねぇ」

魔法使いを揺れてしまうおっぱいの上にある口がにやけています。
超乳をだっぷんだっぷんと揺らし、魔法使いは杖を振りました。

「それ!」

するとクリスの弾んでいるおっぱいはフワリと浮き上がり、床からゆっくり離れていきました。

「っ!」

衰えない勢いで揺れ弾みながら、床からおそらく垂直に上昇するおっぱい。そしておっぱいにへばりつくようにクリスも床から足が離れました。

「ふあっ! ふあああっ!」

暴れながら宙に浮かぶおっぱい。そしてクリス。

上昇が止まったところで、魔法使いはおっぱいを弾ませ、右も左もプルルンと上下させます。

「え〜い」

乳と共に杖を振りました。

「ッ! あぁんっ!」

クリスのおっぱいはぎゅっと締め付けられるように、動きを強引に止められました。

「ひぅっ あぅっ」

しかし空中浮遊するおっぱいはそれでもなお、ビクンッ!ビクンッ!痙攣しています。

「うまく制御しないと駄目よ。おっぱいは世界の全てなんだから」

魔法使いが注意している最中も、

―――――――――ビクンッッ!!

大きく打ち震わせるクリスのおっぱい。

「はぅっ!……はぁ……はぁ……さ、さいしょからとめてくださぁい……」

おっぱいはピクピクと蠢いています。

「だって面白かったんだもの」

「そ、そんな……」

「慣れないとま〜たそうなっちゃうわよ」

「こんなのおかしいですよぉ」

「それがおっぱいの恐ろしさよ。魅力と恐怖があるから世界の全てなのよぉ?」

浮いているクリスのおっぱいを、腕を伸ばして下から揉む魔法使い。

「ひぅ! だからって普通はこうなりません! 胸が勝手に暴れるなんて……あのままだったら私……」

「それだけ特別な経験をしたってことよ。あんなになったのに意識があるなんて凄いわ」

―――――――――むにゅうっ

「あん……もうめちゃくちゃですっ!」

辺りを見渡すと、凸凹の床、罅割れた窓、砕けたテーブルに露出した壁の内部。
強盗に入られた方がマシと思える惨状でした。
魔法使いは手を離し、おっぱいを振らしながらパチンと指を鳴らしました。

「! きゃああああっ!」

ドスンとおっぱいから落ちるクリス。
やはり柔らかく変形してクリスを優しく受け止め、上下してしまいます。

「もうっ……」

おっぱいの中に沈みながら、頬を膨らますクリス。

「とりあえず一人で立ち上がってみなさい」

「はぁい……え〜と、んぁ!」

―――――――――バインッ!

おっぱいを弾ませ立ち上がります。

「ふあ……とっとと」

おっぱいが弾み、振り回されてしまいます。

「ん……んんんぅぅぅ」

止まれと強く念じるクリス。
おっぱいのバランスをとり、力を込めて動きを抑えます。
溢れるおっぱいのエネルギーが揺れを小さくしました。

「あら、やればできるじゃない」

ポヨンポヨンと先ほどとは比べ物にならないほど優しく揺れるクリスのおっぱい。

「あとは格好ね」

「あ……!」

バランスボールのようなおっぱいをさらけ出している自分の格好に改めて赤面しました。
魔法使いはクリスの目の前でおっぱいをぷるるんと揺らし、杖を振ります。
すると大きくなった胸をさらけ出したままのクリスの服が光に包まれました。

「えっ? んんぁああッ!」

ピカッと輝き光が解けた瞬間、身体を強く縛り上げられました。
そこに現れたのは赤い布。それがクリスの身体をグググ……と締め付けます。

「あぐぅぅぅ」

そして腕、足、お尻と次々に締め付けられていた各部位がバツンと放たれ、形を変えます。
最後にプルプルと震えるおっぱいが

「あっ、あぁんっ!」

―――――――――バヨンッ!

前に勢いよく飛び出します。
完成したのは都の重臣が着るような赤いローブでした。
クリスにとって贅沢すぎる格好です。
胸元には光を反射し、輝く宝石が何個もついたネックレス。
手首には、輝くブレスレット。
ズドンと飛び出し強調された眩しいほどのおっぱい。

「すごい……けどぉ」

しかし大きさが変わっていました。身に纏う前より小さくなっているではありませんか。

「うぅ……胸がぁ……キッツイ……!

そう、高級な布地がまだおっぱいを締めて、強引に押さえ込んでいたのです。
そのおかげで胸元はギチギチとはちきれる寸前でした。
自由になろうと、もぞっもぞっと蠢動するおっぱい。

「ふふふ、いくわよ。せーのっ」

―――――――――バイン!

「はうっ!」

魔法使いが胸を揺らした瞬間、クリスの胸の内側から衝撃が与えられ、バッツンと大砲のように前に飛び出しました。
締め付けから開放されたおっぱいを模るように赤い布地がぴったり張り付き、存在を感じさせないほどにベストフィットしています。
勢いでやはり揺れ始めるおっぱい。
ブラジャーなんていらない傲慢な双つの弾力の魔球がそこにはありました。

―――――――――ドタプンタップンッ!

重々しく揺れる魔法使いの双真球。
魔法使いは負けじと自慢のおっぱいを揺らし、クリスの揺れる胸に押し付けます。

「っ!」

―――――――――むにっむにゅうっ!

擦り合い、むちむちと力強く押し返す。
強烈な弾力がせめぎ合い、柔らかく弾けてさらに暴れだすクリスの巨大おっぱい。
互いに主導権を譲ろうとしないおっぱいは、何かの格闘技のように攻めと受けを交互に繰り返します。

「自分のおっぱいはちゃ〜んと手なずけないと駄目よ?」

「は、はいぃ」

「見てなさい。これが本当のおっぱいよん」

バイィッンッ!とおっぱいを反発させて少し離れる魔法使い。
乳の動きをゆっくりと抑えます。
動きが止まったところで、

「いくわよっ」

―――――――――ズドンッ! ズドンッ! ググググ……ズドォォォンッ!

弩級砲弾を振り回し、発射されたかと誤解するほどに前に飛びだします。
一歩前に踏み出すと、

―――――――――グオンッ!

向きを揃えた双つの球体は、右に向かって振り回され跳びあがります。
そしてもう一歩。

―――――――――グワンッ!

反対側に大きくスイングされて、高すぎる柔軟性を見せ付けるように限界まで伸び上がります。
そのまま振り回され円を描いて揺れるおっぱい。
まるで大きな門のように谷間が開きます。
右と左に伸びたおっぱいがブルルと震え、左右に開ききったおっぱいの門は勢いよく閉じました。
グニィと押し合い、反発しバチンと弾け、バインッと美しい舞を見せつけます。

―――――――――ブッルン! ブルン! ブリリリン!

華麗に踊るおっぱい。

「んっ」

ブルンと大きく震え、再び円を描いて元の場所と戻りました。
まさに自由自在です。それは真の意味で大胆さと繊細さを兼ね備えた芸術的な動きでした。

「すごい……綺麗……」

「これぐらい朝飯前よん。あ、そうだ」

おっぱいを軽く揺らします。すると服が光に包まれ変わっていきました。
おっぱいを包み込み、胸元から流れるような谷間を見せる服に。

「大事なことがあったわ」

ブルブルブルと左右に振らすように振動させ、バインバインバインと3回ほど縦に大きく揺らし、

「うんしょ」

ぐにゅうっと乳房同士を合わせました。
おっぱいとおっぱいの間にできる深い渓谷。

「んあっ」

「え?」

そこに腕を突っ込みました。
グニっと二の腕が、谷の形を歪ませていきます。

「な、なにしているんですか?」

「ふふふ、ちょっとね……てあら?」

腕を引き抜き、おっぱいをゆっさゆっさと揺さ振ります。
どうやら何かを探しているようで、再び谷間に腕を突っ込みます。

「ん〜っと」

腕を肩まで入れて胸の谷間を探っています。
動かすたびにむっちりと隆起しこぼれる乳。

「やっぱない! な〜い!」

おっぱいをブルルと震わす。
腕の動きに合わせて胸の形がムニュンムニュンと変形します。

「もう!どこにあるのぉ?」

グニッグニッと変形を繰り返すおっぱい。

「みつからなーい!」

おっぱいがかき回され、ぷるんと揺れ擦れるだけでした。

「何を探しているんですか? ってそんなことよりもそのおっぱいの中!」

腕を抜いてブルンと揺らした魔法使いは、クリスの目の前で谷間を合わせて再び揺らします。

「あ、これはねおっぱいの力で乳空間を作ったの」

「え? 乳空間?」

「そう、つまり異次元ってことね」

「それってどういう」

「おっぱいの力の応用よ。おっぱいを使うから、おっぱいがくすぐったいけどね。とにかく!」

肌色を擦らせ、超乳を弾ませます。

「ちょっと荒っぽいけど……んんぅ」

今度は振り乱します。そして前後ろに揺らし、

「んんぅっ……んはっ!」

エネルギーを込めて、おっぱいに衝撃を与えます。

―――――――――ズドンッ!

反動で衝撃波が発生するほどに弾みました。

「きゃあ」

おっぱいがブルンと弾け、尻餅をつくクリス。全身にバインとおっぱいが襲い掛かります。
魔法使いはおっぱいに衝撃を与え、奥に沈んでいるであろう目的のものを引っ張り出そうとしているようです。

―――――――――グニッグニッ

「これでも出てこないなんて……ホントにないわぁ」

「で、なにがないんですか」

「魔法のアイテムよん」

「へ?」

よくわからないという顔をするクリスに魔法使いは言いました。

「ん〜。ちょっとおっぱい揉んでぇ」

「え? は、はい」

乳を揺らして立ち上がったクリスは言われるがままに魔法使いの巨大おっぱいを揉みます。

―――――――――もにゅうっ!

「やわらかい……!」

指が沈むやいなや、柔らかくたわみ、弾けて反発力が押し返してきます。優しくも力強い弾力が指を刺激します。
張りのある表面が波立ち、うねりながら歪みます。
癖になりそうな感覚が、何度も何度も指を動かします。そのたび溢れにこぼれだしそうになるおっぱい。

「なにこれ……! すっごく気持ちいい!」

クリスは自分のおっぱいとは天と地ほどの差を感じました。
まるでミルクがそのままおっぱいの形になったかと思えるほどのとろける液体感。
揉み込むたびに溢れだそうとするおっぱいは、まるでミルクが表面張力で丸くなっているかのようでした。

「もっとぉ。もっと強くぅ!」

「はぁい」

―――――――――むっぎゅうううううっ

「んんんぁぁッ!」
法悦の面で思いっきり押し込みます。すると大きすぎるおっぱいのほんの一部分だけがひしゃげていきました。
さらにずぶずぶと食い込んでいく指。おっぱいは中から溢れだして、とろけた乳は波のように盛り上がりその指を飲み込んでいきます。
指を飲み込んだ上でグイグイと押し返してくるので、逆に指のほうがおっぱい柔らかく揉み回されている感覚にすらなります。
球体からこぼれそうなおっぱいは押し込むたびに、ぷるぷると揺れ震えます。

「どうですか」

「ん、あぁん」

掌を包み込み、その形に陥没するおっぱいがビクンッと震えます。
クリスの手が魔法使いのおっぱいから離れました。
魔法使いは自由になったおっぱいを振動させて左右別々に揺らします。

「私もきもちはよかったけどぉ。ちょっとたりないというか」

「じゃあもっと……」

頬を赤く染めるクリスの言葉をさえぎり

「いや、あなたが私のおっぱいの中探してぇ」

「私がですか?」

胸を前に突き出す魔法使い。
谷がずれて擦りあい、プルプルっと打ち震えるおっぱい。

「とにかく探して」

服からはみ出しこぼれるおっぱい。
魔法使いに引っ張られ、クリスは恐る恐る谷間に腕を入れます。

「!」

「あぁぁんっ」

おっぱいに挟まれた腕が踏み込んだ未知の空間。
おっぱいはグニッグニッと押し合い、腕を包み込んでいます。

「お、おっぱいの中ぁ柔らかぁぁいっ」

乳圧によって強く圧迫されているようで、されど空洞のような感覚。
そのおっぱいの中はとても暖かく感じました。
おっぱいの中、乳空間の中で何かが手に触れます。

「ひゃうっ」

魔法使いはビクっと身体を震わせます。

「これですか?」

角ばった何かを掴みます。

「それちがうぅぅっ」

もじもじと身体をくねらせる魔法使い。

「え? じゃあ……これ!」

「やぁん、くすぐったぁいっ」

乳空間の中で何かに触れるたびにおっぱいはブルブルと反応を示します。

「これ!」

「はああああん!! だ、だめえええッ!」

身体を震わせ、おっぱいがビクッビクッと揺れ弾みます。

「それ!」

おっぱいの中を弄ることに興奮状態になり始めたクリスが、力強くグイっとさらに奥に押し込みました。

「あひゃっ!」

すると何か柔らかいものに触れ、

―――――――――ビックンッ!

「そこはあああああぁぁぁぁぁぁぁんんんッッッ!!!」

「ええぇ!?」

何かを刺激したようで尻尾を踏まれた猫のようにおっぱいが暴れだしました。
谷間を作ったままブルブルと擦り合わせて暴れるおっぱい。

「きゃああああ」

激しく弾んだおっぱいはクリスをバチンと吹き飛ばします。
魔法使いのおっぱいは下から上へ円を描き狂暴に暴れています。
ついさっき美しく舞ったおっぱいとは思えません。
グュルギュルと内部で何かが胎動するおっぱい。
胸に奔る刺激。それは腹痛が胸の真ん中まで上がってきたような感覚でした。
例えるならば、下痢に近い痛みです。
おっぱいに込みあげてくる何かを我慢できず、

「き、きちゃうううううううううぅぅぅぅっ!」

―――――――――ブリャンッ!

暴れる乳の谷間から何かが勢いよく飛び出しました。
それを皮切りに、よく分からないものが栓が抜けた噴水のように飛び出していきました。

「あううううううううぅぅぅぅぅぅっ!!!」

排出物を一気に出したようななんともいえない爽快感と共に、おっぱいから雪崩が起きました。
何に使うのか見当もつかない大小さまざまな魔法のアイテムが部屋を埋め尽くしていきます。

「こんなのひさしぶりぃぃぃ!!」

―――――――――ぶしゅううぅぅぅ……

噴出の勢いは弱まっていき、ついに収まりましたが、おっぱいはまだ内側から何かをしぼり出そうと、もぞもぞ打ち震えています。
その動きは加速していき、

「あ、あぁ、あああああああぁぁぁっ!」

―――――――――ブルブルッブリャンッブルブルブルブルバインッ!

左右のおっぱいが谷間に向けて弾み揺れます。

「んぁあッ!」

―――――――――ブルル……スッポンッ!

一気に弾んで、何かが谷間から勢いよく飛び出しました。
それは山形に飛んで、

「きゃっ」

クリスのおっぱいが作る渓谷に吸い込まれていきました。

「はあ……はぁ……前からもでそうだったわぁ」

魔法使いはビクビクとおっぱいと身体を震わせながら言いました。
クリスは谷間に沈んだ何かを腕でサルベージします。
ムニムニと押し合う乳の中でつかんだそれは球状のもの。

「はぁ……それよぉ。それをのみこみなさぁい」

「え、ええい!」

口に含み、

「はむ……んぐ」

飲み込みます。すると喉元を過ぎたあたりで、熱く燃えるような感覚が胸に広がっていきました。

「んんぅぅぅっ!」

ドクンドクンと鼓動は速まり、ムズムズと蠢くおっぱい。

「ひぐッ! んはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

突然クリスに奔った快感。おっぱいエネルギーが乳房全体へと供給されていきます。
おっぱいによっておっぱいがおっぱいに満ちていきます。詰まっていきます。溜まっていきます。
おっぱいが心臓になったかのように、膨張と収縮を繰り返して鼓動を響かせました。
両の乳房は膨らみませんが、エネルギーがぐんと高まり、おっぱいに変化をもたらしていきます。
常に内側から押し出されているような張りと弾力。歪み無く整われた形。
全身の力が全ておっぱいに集まっていきます。

「お、おっおぅぅぅぅ〜っ」

ピンと張り詰め、白く艶めくおっぱいの表面。
膨らんでもおかしくないエネルギーがむしろ締め付け、グングンと持ち上がっていきました。

「んんあぁっ……! くるっ! もっときちゃう!」

自信満々に揺れるクリスのおっぱい。
そこにエネルギーが集中していき、

―――――――――グググ……ズッドン!

「ひうっ!」

―――――――――グググ……ズッドン!

「はうっ!」

砲弾が右、左と装填されていきます。
一回り大きくなり、内部から大きく震え立つ豊満な砲乳。
熱くなったおっぱいは、服を湿らせる汗を湯気と変えました。
煙が上がったようなおっぱいは、それを払うように暴れだします。

「ひ、ひうぅぅっ」

―――――――――グニニッブルルッバルルンッ!

進化したおっぱいが波立ち、震え、弾みます。
おっぱいの力は強化され、本物のおっぱいが目覚めました。
元の胸板から垂直にぶるりんっとそびえたつおっぱい。

「わぉ。おっぱい凄くなったわねぇ」

「はぅぅ……でも部屋がもっとめちゃくちゃにい」

魔法使いのおっぱいから飛び出し部屋いっぱいに散らかった魔法のアイテムを見渡して言います。

「おっぱいがこれほど凄くなったのよ? いいじゃない。」

―――――――――ブルルン!

魔法使いの言葉に反応するかのように揺れるクリスのおっぱい。

「でも、かたづけなくちゃねぇ」

魔法使いは左右のおっぱいを揺らして、部屋中に散らばった様々な道具をまとめて浮かします。おっぱいの谷間がブルっと震えたかと思うと、それらを勢いよく吸引していきました。
どんどんおっぱいの中、乳空間に吸い込まれていきます。回転しながら飲み込んでいくその姿はまさにトルネードです。
しかし部屋を埋めるほどの量をまとめて吸い込むのはさすがに無理があったのか、おっぱいは歪んでグググと膨張し、ボコボコと膨らんでしまいます。

「ん、んくぅぅっ」

ドクンドクンと脈打ち、内側から何度もドンドンと叩かれているかのように揺れ蠢きます。
大量のアイテムを飲み込んだおっぱいは、表面がぐにゃぐにゃに歪んでいましたが、ブルっと震えると滑らかな形に整われ、ピーンと張り、グイグイと膨らみます。

「あ、あ、あぁぁんっ」

内側から強引に押し出されぐむっぐむっとせめぎ合い、前に向かってボリュームが増していくおっぱい。
それは常に上を向き続けていました。
激しく震え上がったおっぱいが弾け、結果的に二周り以上も大きくなってしまいました。

「あんっ……あ、ふぅぅ……」

ぜぇぜぇと肩で、そしておっぱいで息しています。

「大丈夫ですか?」

「やん。もちろんよ」

大丈夫だということを示すため、さらに大きくなった超大玉おっぱいを揺らしてみせる魔法使い。

「あと、もひとつオマケよん」

「へ?」

魔法使いはクリスのおっぱいをブリンと前に浮かします。

「ひゃぁぁっ!」

前に飛び出して、もぞもぞと蠢いたおっぱい。
服が谷間を開くように広がりました。

「そ〜れ」

魔法使いはおっぱいをブルンブルンと揺らします。
クリスの身体からそびえたつ、真紅に染まった山脈から覗く黄金色に輝く谷間。

「ああんっ!」

その谷間の中心にエネルギーが収束しました。

「はううう! な、なに!?」

おっぱいが波立ち、魔法使いのおっぱいからグイグイと流れ込んでくるエネルギー。
胸の真ん中でドクンドクンと胎動します。谷間の中の何も無い空間に感覚がある不思議な状態でした。

「間に、おっぱいが、なにかできちゃったあああっ」

渓谷がずれて歪み、擦れ合いながら谷間に合わせて揺れるおっぱい。

「ああああぁぁんっ!」

胸の中心に集まったエネルギーが大きく弾むのと同時に開放され、クリスのおっぱいに未知なる乳空間が誕生しました。
その影響か震えだすおっぱい。

「じゃあ、いくわよ。んしょ!」

魔法使いは自らのおっぱいをバイン! っと大きく揺らし、谷間の中に腕を入れました。

「んんんんぁぁっ」

ブルルルルと震えるおっぱいの間から、自分の体よりも大きい箱のような物をズイズイと引っ張り出します。

「あん。ほら、また魔法のアイテムよん」

おっぱいが上に乗ったそれをボインっと弾きます。

「そーれ」

ふわりと浮かせて、クリスの胸の谷間に強引に押し込みます。

「あひいいいいいいぃぃぃぃぃっ」

箱は、それよりも小さいおっぱいの谷間の異次元に無理やり入っていきます。

「そこおっぱいじゃないいいぃぃぃッ!!」

おっぱいの間にある超空間が無いはずの感覚を刺激します。

―――――――――ギュルグゴォォォ!!

おっぱいの中に吸引されていきます。その様子はまるでおっぱいの中がバキュームになったかのようでした。

「ま、ま……まんなかがぁぁぁっ」

箱をまるごと飲み込んでバインバイン揺れるおっぱい。

「乳空間はおっぱいの力でいくらでも広くできるわよ」

だからといってなれないクリスに耐えられるはずも無く、暴れだすおっぱい。
強引に詰め込まれておっぱいがパンク状態でした。

「あ、あああぁっ」

おっぱいの中心を刺激されたかのような感覚が襲い、その渓谷から煙が噴出しました。
胸の真ん中から何かが噴き出す未知の感覚にうろたえるしかありませんでした。

―――――――――ドックンドックン! ブルル! ブルル! プシュウゥゥゥ

呼吸のたび鼓動で振動するおっぱい。

「はぁはぁ……おっぱいめちゃくちゃあ」

煙をまとって暴れるおっぱいを押さえ込むクリス。
鼓動でさえも豊満な乳を刺激します。

「大盤振る舞いよぉん。何か困ったらおっぱいに聞きなさぁい」

「おっぱいにぃ……?」

魔法使いはおっぱいを揺らし、落ち着きを取り戻したクリスの服を元に戻します。


「じゃあそろそろ都に行きましょうか」

おっぱいが暴れたりしましたが、本来の目的は都に行くことです。

「でも、どうやって。ここからすごく遠く……」

「すっごい魔法があるのよん」

乳が揺れ、魔法使いの服が再び変わります。今度は縦に開いて乳房をさらけ出すような服に。

「さあ、いくわよ?」

「え、えぇ」

杖を振り、その魔法の呪文を唱えます。

「ブルルン」

右乳が揺れ動き、

「ブリリン」

左乳が揺れ動き、

「ブールリリン♪」

左右がぶるんぶるーんと弾みます。すると、

「あぁん!」

―――――――――グン……グッググググッ……!

「あふ! 気持ちいぃ」

もぞもぞと動き、内部から盛り上がる魔法使いのおっぱい。
と同時にクリスのおっぱいがぐにゃりと歪みました。

「へぅ! ちょっと……やめてぇ」

二人のビッグおっぱいは内側と外側の力によって形を変えていきます。

「はうううっ!」

「んんにゃぁ!

―――――――――グニ!グニグニィ!グニィィィー……バッチンッ!

見えない手に押し込まれたり引き伸ばされたり、こねくりまわされるように変形するおっぱい。
凹み凸み歪みながら、だゆんだゆんと弾み、グワングワンと振り回され、ブルブルと震えます。
二人のおっぱいはその動きを加速させ、地震のごとく激しく振動します。
2つずつが重なり、震え暴れる4つの巨大球。

―――――――――ブルルルルルルルルルッ!!

「ああああぁぁぁっ」

―――――――――ブルルルルルルルルルッ!!

「んひいいいっ」

押し出される力と押し付けられる力、それと暴れる二つの乳音が重なり、

―――――――――ブルルルルルルルルルルルルルルルルルルルッ!!

部屋の中で派手に暴れ回る4つの巨大球が乳揺曲を演奏します。

『あ、あ、ああああああああああああああああああああああんッッ!!』

震える声を上げる二人。
そのとき磁石のS極とN極になったかのようにおっぱい同士が引き寄せ合い、
「きゃあっ!」

―――――――――バッムニュウウゥゥゥゥンッッッッ!!!

「ほぐわぁぁぁああああああああんっ!」

まるで鐘をならしたかのような振動を響かせて激突しました。
瞬間谷間から光が溢れだし、二人の暴れるおっぱいがスパークします。
さらに魔法使いのおっぱいにカッと閃光が奔り、ぶるっぶるっとひきつけを起こしたように暴れだしました。

「あぁ、あああ、ああああぁぁぁぁぁんっ!」

ドクンと脈打ち、おっぱいのエネルギーが満ちていきます。そしてびぐんっと前に震えながら前に飛び出したおっぱいは、外に向かってグングンと広がっていきます。

―――――――――もにゅにゅにゅにゅにゅ!!

内部から湧き上がり、せめぎ合い、歪に盛り上がっていく魔法使いのおっぱい。
スピードが累乗するほどに加速していき、

「い、いってらっしゃいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃッ!!!」

―――――――――ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅ!!!!

膨らむというよりは、乳の大波、もしくは雪崩でした。

「きゃあああああっ」

それがクリスをおっぱいごと飲み込みました。

―――――――――ぐりゅりゅりゅりゅりゅりりり!!!!!

縦横高さ、三次元的な方向に体積を増していく乳全体が振動し、軋むような音を立てて、

――――――――バッイン!

膨大な質量が大きく弾け、

―――――――――ぶりゅももももももももももももも!!!!!!!

おっぱいがどんどん溢れていきます。中から溢れ出ることは快感を感じさせるものでありました。
大きくなっていくたびにクリスはほのかに甘いミルクの香りに包み込まれて、押し潰されていきます。
超がつくほど柔らかく、心地よい弾力をもったクッションに締め付けられ、押さえつけられる矛盾。
質量を増していく巨大な乳が揺れまくり、地鳴りを引き起こします。
ドクン、ドクン、とおっぱいが脈打つたびに呼応して、その体積がさらに膨れ上がっていきます。
おっぱいの鼓動を肌で感じるクリス。その溢れていくおっぱいのなかで、光に包まれました。
薄れゆく意識の中で、部屋いっぱいに満ち溢れたおっぱいによってメキメキと部屋が軋み、壁を崩壊させる音が聞こえました

―――――――――ズガッシャァァァンッ!

家が崩れたような音が聞こえた瞬間、超振動するおっぱいは爆発の如く一気に膨張し、クリスは乳の海に消えていきました。
ついさっきまでクリスの家があったそこには、見上げるほどの双つの乳山が、震えながらそびえ立っていました。





―――――――――ボッムゥゥゥン!

とおっぱいが地面で弾みました。

「きゃっ」

おっぱいの衝撃で目を覚ましたクリス。
形を歪ませる乳に沈んだ顔を上げると、前方に眩しいほどの明るい光が見えました。
肌に残るおっぱいに包まれた感覚が全身をひりひりと高揚させます。
魔法使いのおっぱいによって世界が歪み、クリスはいわゆるワープしたのです。
胸に力を込めて立ち上がると、揺れるおっぱい。
離れていても活気溢れるのが感じられるあの光。間違いありません。ここは、

「まさか、都の前?」

クリスのおっぱいは頷き肯定しているかのようにぶるんぶるん揺れていました。