魔法のチカラ

ハリナ 作
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「きゃあっ」

兵士の身体を沈めていたおっぱいはボインとその実を弾ませ、宙でグワンッとひねります。
体ごと回転し、おっぱいを天に向ける形で全員が仰向けになりました。
着地の衝撃でだゆゆんっと震え、ボインボイーンとおっぱいの山が大中小と並び立ちます。

「お、おっぱいが!?」

すると、グムっと弾んで、自ら跳び上がり、空に向かって引っ張られるおっぱい。

―――――――――だゆんっだゆんっだゆんっ!

豪快に揺れまわり、もごもごとせめぎあういくつもの肌色山脈。
クリスのおっぱいによって尋常ではないほど兵士達に流し込まれたおっぱいのエネルギー。それによって、彼女達のおっぱいはドックンドックンと心臓のように激しく脈を打っています。
それだけではなく揺れは勢いを付けて、エネルギーの吸収が追いつかずに超過した分が消化不良を起こして激しい暴走を起こしました。

―――――――――ぶるんっ! ぶるんっ! ぶるるっ! 

「おっぱいがゆれてぇ! あばれてぇ!」

―――――――――ぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんっ!!!!

「ひうううううううううううううううううううっっ!!!!」

加速した三人のそれは地震のように揺れ、暴れます。
自分のおっぱいが引き起こした事とはいえ、クリスにはどうしていいかもわからず、

「あわわ……」

ただおっぱいをぷるぷると震わせることしか出来ません。しかもその大きさのせいでそれはもう大げさに揺れています。

―――――――――ぶりん! ぶりゅん!

「おっぱいの中がぁむずむずですぅぅ!」

倒れている兵士達から盛り上がったおっぱいが、慣性を付けて揺れて、グムグムと中から押し付けられるように、着実に質量を増加させています。
そのまま内部に何かが充填されていき、パンパンに張り詰めたおっぱい。

―――――――――ぎゅうぎゅうぎゅう!!

限界まで溜まったようで、中から圧力が掛かります。

「あぐっ……くっああああぁーっ」

グワングワンと逆さまの振り子のように振れるおっぱいの中から、ポンプの如く押し出され、何かが激しくせりあがって来る感覚。
そして丸みを帯びた山の天辺から乳首が中から押し出されるように迫り出して、グパッと大きく開きます。
込み上げる何かが唯一の出口であるその頂点に殺到し――

「さ、先っぽにぃ」

「で、でちゃうぅぅっ」

おっぱいという山が爆発しました。

「ああ、ああああああああーーーーーっ!!」

―――――――――どっぱっあぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!!!!

そこから火山の噴火のような、怒涛の勢いで噴き上がる白い液体。

―――――――――どぶっしゃああああああああああああああああああっっっ!!!!!!!!

暴れまわるおっぱいからスプリンクラーのように辺りに噴き散らかされたミルクは吸い寄せられるように空中で一点に混ざり合います。

―――――――――ズドドドドドドドドドドド!!!!!

そしてそれは白き濁流となってクリスのおっぱいに向かって一直線に突撃しました。

「ちょ、ちょっとぉ!」

物凄い水圧を持ったそれは滝のように谷間に流れ込みます。

「ひぃーっ!!! ひいいいうううううううううぅぅぅっ!!!!」

―――――――――グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!

クリスのおっぱいは激流を受け入れ、谷間からどんどん吸収していきました。
それだけではなく、谷間が大きくぐわっと口のように開きます。
人間を丸呑みできそうなほど開いたそこに流れ込むミルクを、おっぱいは自らゴクゴクと飲み込んでいきます。

「ひぐっ! おっ! おっぱいがっ! ミルクぅおいしいいいいいいいいいい!!!!!」

谷間は押し寄せるミルクをがぶ飲みしていきます。
それはあたかも流れる滝に向かって谷間という口を広げているようでした。

―――――――――ゴクッ! ゴクッ! ゴクッ! ゴクッ! 

のどごしならぬ、ちちごしが与える焼ききれそうな激しい快感がおっぱいを支配します。
飲み込まれた大量のミルクは一瞬のうちにおっぱいに吸収され、染み込んでいきました。

―――――――――ズドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!

―――――――――グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!

ゴクゴク脈を打ち、おっぱいバキュームはフルスロットルで激しく吸い込み続けます。

「うひっ、ひぃいうぁっ!! あいぐぅぁっ!」

意識が途切れそうになる感覚に、口から出るそれは言葉にもなりません
兵士達のおっぱいから噴出し続けるミルクは、まだまだ谷間に押し寄せます。
あぐあぐと谷間を広げた先にあるおっぱいブラックホールに吸い込まれていく大量のミルク。
それは全ておっぱいに詰まっていきます。
グググと圧力が高まり、柔らかいおっぱいがみちみちと張っています。
おっぱいの中で練りこまれ高まっていくエネルギー。
ゴクンゴクンと飲み込むたびに、音を立てるほどにドックンドックンと激しく揺れ響いていました。
そして一瞬の膨張と収縮を繰り返す鼓動が更なる快感を与えます。

「ひぐぅぅっ! ひぃいどぁ!!」

立っているのが不思議なくらい、ビクンビクンとエビ反りで痙攣するクリス。
彼女の体からぐいーんと丸く突き出され並んだ双球の間に流し込まれるミルク。
飲み込んだミルクが激しい勢いでおっぱいに充満していきます。
そして溜まったそれは、エネルギーに変換されて内側からドンドンと叩いているかのように暴れます。
おっぱいが吸収し続ける中、ようやく兵士達の母乳が噴き出すスピードが緩まりました。
それに伴い弱まってくミルクの勢い。
しかしリーダー格の兵士のバランスボールおっぱいの勢いは衰えず、ぐぽあと大きく開いた乳首からドバドバと吐き出し続けます。

「んぅはぁっ!」

しかしその勢いは、噴出孔に栓したかのように急に失いました。

「あぅ……あ、あぁっ」

ミルクは完全に止まったかと思われましたが、瞬間。

―――――――――ぷるぷるんっ!

―――――――――ぐぐぐ……!

―――――――――ぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんぶるんっ!!!

兵士のおっぱいが、内側から震え、弾み、奥底から込み上げるような感覚はさらにエスカレートしていきます。

「あああああああ!! おっぱいにぃっ! ひっかかってぇ!」

―――――――――グググン! グググググン!

揺れるおっぱいの先端がびくんびくんと打ち震えています

「だめぇぇえっ!」

―――――――――ドッパァァァァァァァァァァンッッ!!!!

おっぱいが押しつぶされるような反動が襲います。
と共に、奥底に溜まった母乳が、つっかえが取れたかのように、明らかにおっぱいの体積を超える量を勢いよく、塊の如く吐き出しました。
それは風呂桶を一気にひっくり返したような質量となって、一度にクリスのおっぱいに殺到し、

「あうううううううううっ!!!」

―――――――――ゴッッッックン!!!

おっぱいは一気に飲み込みました。
そしてミルクで濡れたおっぱいはジュルルルと音を立て、おっぱいの表面から染みるように最後の一滴まで飲み干すと、

「んっ、ん〜〜〜〜〜っ!!!!!」

さらに圧力が高まっていき、おっぱいの中で何かが暴れている感覚。
迸って漲るおっぱいはぐぐんといきり立ちます。
それはおっぱいの内部でプラズマが発生しそうな熱量を持ち、風船にパンパンに空気が入って破裂しそうな状態に似ていました。
まるでおっぱいの飽和状態でした。

―――――――――ぶるんぶるんぶるん!!

おっぱいは勝手にゆれまくり、気化したミルクがぷすぷすと、揺れるおっぱいの表面から出ています。

「胸がぁ……ムカムカするぅ!」

ぶるるっ!と芯から震えたかと思うと、ボコッボコッと内側から蹴られたかのように暴れ、グムグムっとだんだんとせりあがっていくおっぱい。

「くっああああああんっ!!」

表面は波立ち、湾曲して、

―――――――――ばるるん! ばるるん! ばるるるん!

噴かしたエンジンのようにうなりを上げます。

「お、おっぱいがっ!」

グンッと勢いよく膨らみました。
生まれ変わっていくように内部が書き換えられていきます。

「みっ、みなぎるううううううううぅ!!!」

暴れるおっぱいに高まるおっぱいエネルギー。

―――――――――ズドンッ!!

「あぎゅんっ!!!」

グッグッとおっぱいが押し込まれ、繋がっている胸元から全身に活力が溢れます。
全身が押しつぶされる感覚。おっぱい以外の感覚がその刹那吹き飛びました。
おっぱいが内部で爆発して一瞬膨らんだかと思うと、煙を噴き上げてゆっくりと形を戻していきます。
もはやおっぱいという超大玉にクリスがくっついている状態でした。

「んっ……!」

もごもごと動くおっぱいはぶるんっ! と谷間を中心にして持ち上がり、

「あっあ……ふぅぅぅぅぅ……」

―――――――――ぷすぅぅぅー。

ムカムカする感覚を抑えられず、丸いラインが描く谷間からガスが噴き出ました。
グインと天に向かってそそりたつおっぱいの谷間が見せる肌色が、夕日を浴びてつややかに輝きます。

「これが私のおっぱいなの……? ひゃっ!?」

意思を持ち、肯定したかのように縦に暴れる巨大おっぱい。
ぷるんぷるんと震える大中小の山脈の前で、クリスの持ち上がっているのが不思議なくらいの超大玉おっぱいはその実を震わせながら自信満々に突き出ていました。
おっぱいはもくもくと上がる白煙をぶるんと振り払います。
すると三つ並んだおっぱい山脈の一つ、一番大きいバランスボール級おっぱいが胸元からぶるると震えました。
リーダー格の兵士です。
彼女はおっぱいを押し上げて立ち上がりました。
するとぶるりんっ! とバウンドするがごとくそのたわわな実が大きく弾みます。
すっかり可愛らしくなってしまった乳首からは滲み出る母乳が滴り、ポタポタと垂れています。
立ち上がった兵士は、おっぱいをぶら下げる前傾姿勢で結果的に一番小さな胸になってしまった――ビーチボール級のおっぱいの兵士の掌に握られた通行証を拾い上げます。

「お名前は?」

「え? あ、クリスです」

クリスの言葉に合わせぶるんと震えたつおっぱい。
腰についているホルダーからペンを取り出し、バランスボールとなったおっぱいの上で名前を書き込みます。
バインバインっと揺れるおっぱいに手間取りながら、通行証をクリスに渡します。

「あ、ありがとうございますっ。あんっ」

通行証を受け取ったクリスが頭を下げようとすると、逆におっぱいがボヨンと跳ね上がりました。
兵士はその光景を見てるしかありませんでした。
身体を振り回しながらバウンドし揺れるおっぱいが落ち着きを取り戻したところで、

「そ、それでは」

門に身体を向けると、またもやぐわんと勢いよく振り回される圧倒的質量の双つの球体。
おっぱいは勢いを付けて左右に押し合っています。
その揺れるおっぱいが夕日を浴びて、丸い影を双つ作るその姿は黄金色に輝いているようでした。
クリスは目の前の都に向けて足を進めました。

―――――――――ぶるん! ぶるん! ぶるん!

「ああ……なんてお美しいのだろう……」

兵士は都の中にクリスが消えるまで、一歩踏み出すたびにぶるんぶるんと揺れ、身長を超え背中越しからでもそのほとんどが見える大玉おっぱいを目で追いかけていました。