アスカの桃

ハリナ 作
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飛鳥の体に変化が起きた次の日。
特に体調に異常は無く、ごく普通に登校していた。
授業中もうとうととしながらも、実に何事もなかった。
しかし三時限目にそれは起こった。
急に風邪を引いたかのような感覚が飛鳥を襲ったのだ。
全身が燃えるように熱くなった。
ぼんやりとインフルエンザにかかった時のことを思い出し、これはいけないと、

「体調が悪いので、保健室行ってきます……」

席を立ち、身体を引きずりながら教室を出る。
少し歩くと、生徒会室が見えた。
しかし何だかいつもより目線が低い。こんなにも引き戸は高かったか。
そう思ったときにはすでに女の体であった。制服も体に合わず、気がついたらぶかぶかだった。

「ま、またこれ……?」

リアクションする気力も残されてはいなかった。
そんなとき胸が微かな輝きを放ち始めた。
ふるふると、無いのにもかかわらず揺れる胸。

「へっ?」

すると慎ましく膨らみ始めた胸。

グムッググッ! ムギュムギュ!

小さな胸、おっぱいは快感を迸らせながら大きくなる。
湧き上がる何かに必死で堪える。
確かに以前に感じたことはある。しかしそう簡単に耐えられるものではない。

「ああぁっ……くううぅぅぅ」

シャツの上からでもわかるぐらいせり出していく。
グングンと前に向かってひろがっていくおっぱいは、あっという間にシャツいっぱいに膨れ上がり、さらにみちみちと押し出していく。
もだえたおっぱいは、ぐぐぅんと弾け、

「んあっ」

ブチィンッ! とボタンを吹き飛ばす。
そこで勢いを付けたおっぱいは、猛スピードで膨らんでいく。

グイッ!!! グイッ!!!!

力強く、重みを感じさせながら大きくなった胸は別の生き物のように暴れ始める。
重力なんて完全無視。
右に左、上下にぶるんぶるん。
別の力が働いているようだった。
ノリに乗ったおっぱいはさらに振り回しながら、左右別々に大きくさせる。
振り回されるおっぱいの大きさは、もはや明らかに体の大きさにあっていない。
廊下のど真ん中で、エビ反りの姿勢のまま、男の制服から飛び出したありえないほどに盛り上がっている胸を、ぶるんぶるん大胆に揺らしまくっているロリ爆乳。
見るからに異常な光景だった。

「おっぱいぃ! 大きくううぅ」

おっぱいの中で暴れられる感覚が襲い続ける。

グンッグンッ!!!

力強く前に飛びだすおっぱい。そのたびに体は引っ張られる。
膨らみ、暴れる快感に負け、

「あぁああああああぁんっ!!」

目の前であちこちに跳ね回り、引っ張り続けるおっぱいを瞳の裏に焼き付けながら、アスカの意識は遠のき、その快感におぼれていった。








体にすぅっと透き通るような寒さを感じ、意識が覚醒した。

「あら、目が覚めた?」

目を開くとだゆんっと揺れる豊満な双丘が鼻の先にあった。

「お、おっぱ……い」

そう、おっぱいが目の前を支配していた。

「もう、心配したのよ」

大きく丸く盛り上がったおっぱいが揺れながら喋っている。

「あ、ごめんなさい」

離れていくおっぱいは、たゆんと大きく揺れた。

「ん……だれ……?」

そこにはバレーボールを無理やりねじ込んでいるかのようなおっぱい。
開かれた胸元から覗かせる肌色の谷間。

「あなただって、この学校の生徒なら知っているでしょう?」

胸を張ったその主が瞳に映った。

「生徒会長の、佐倉真理よ」

中学生とは思えない肉体。いやおっぱい。
すらっと綺麗に伸びた髪よりも、美しく整った顔よりも、おっぱいに目がいくほどだ。
おっぱいを強調した専用の制服で、まるで生き物のようにぷるぷると動いている。
アクションがあるたび、いやおっぱいが常にアクションしていた。

「生徒会長!?」

たぷたぷと震えてるおっぱい。

「それにしてもあなた、裸で倒れていたのよ」

「へ? うわぁっ!?」

自分を見ると、何も着ていない……つまり裸だった。
女からも戻ってはいない。
しかしあれほど大きく突き出ていたおっぱいはどこかへと消え去り、ぺったんと垂直だった。
顔を上げると、目の前では、右、左、右と振られるおっぱい。
格差がひどい。

「生徒会室の前だったからよかったわ」

「今、授業中じゃ……」

「いいの。とりあえずこれに着替えなさい」

ロッカーから取り出されたのは女子の制服。そして女物の下着。
その上、サイズは今のアスカに目分ぴったりに見えた。

「あ、これ……」

「ん? どうしたの? サイズ測っておいたわよ」

他にどうしようもなく、いわれるがままにアスカは、パンツを履き、ブラを着け、そして制服を着る。
小柄な体になんともぴったりだった。
初めての女子の制服に違和感がある。

「かわいいじゃないの」

女になっているとはいえ、アスカはもじもじと身体をくねらせ、赤くなっていた。
恥じらいの中、必死にこれからどうしようと頭の中でかき回していたところ、

「きゃっ!」

完全に女の子らしい可愛い声を上げて、何かに足をつまずかせた。
瞬間、咄嗟に真理のぷるるんと震えたおっぱいは、グワっと開いて、何が何だかわからないアスカの頭を受け止め包み込む。

「大丈夫?」

もにゅもにゅと柔らかく挟み、むにむにと変形するおっぱい。
いい匂いと柔らかさが引き起こす気持ちよさに思考回路が追いつかない。
アスカのおっぱいドクンと奔り、輝きが溢れ始める。
それをトリガーとして、

「あああああああっ!」

「なに!? どうしたの?」

びくんびくんと奔る衝動。
真理の胸の谷間の中に突っ込まれたアスカの頭がもぞもぞと震えている。
するとぺったんこおっぱいに膨らみが現れる。
真理のおっぱいに顔を埋めたまま、その萌える膨らみは精一杯その身を震わせ、グムッと大きくなっていく。
押し合いながら体積を増やしていくおっぱいは、真理の体にぐいぐいと押しつけていく。
ブチッと小さなブラを引きちぎる音が聞こえたかと思うと、アスカの全身が変化を始め、波動が真理を吹き飛ばす。

「きゃぁぁっ!」

尻餅をついた真理。衝撃で揺れてしまうおっぱい。
見上げるとそこにはひとりでに揺れ暴れるおっぱい。
明らかに異常であった。

「何が起こってるのよ……?」

ぶるんぶるん暴れるアスカのおっぱいはさらに加速すると、

「あっあっ!」

全身をビクンビクンと震わせ、ぐるぐると高速で回転を始める。

「ひぃっ! は、ああぁぁぁぁぁぁんっ」

グオオオオオオォォォォ!

と人間サイズに圧縮された竜巻となり、轟々と超高速回転するアスカ。
そこからいきなりボタンが弾け、二つの肌色の球体らしき物体がぶりゅんっと飛びだす。
弾け飛んだボタンは天井で反射し、

「きゃぁっ!」

跳弾が真理の谷間にホールインワン。ごくんとボタンを飲み込んだ。
竜巻からは下のほうも急に肌色に盛り上がった。

「いひぃいいいいいいいいいっ!!!!」

つぼ型の竜巻となると、声を上げて跳ね回り始めた。
机や椅子を跳ね飛ばし、ロッカーをなぎ倒す。ぶち当たったガラスを叩き割り、カーテンを引きちぎる。
竜巻は真理に向かい、

「きゃあああああああっ」

すれ違いざまに真理の制服をズタボロに切り裂いた。戒めから開放されたおっぱいがぶるんぶるん暴れる。
竜巻は辺りのものをぶっ壊し、煙を巻き上げながらやっとのことで止まると、そこにはぶりゅんぶりゅんあちこちに揺れ暴れるおっぱいが飛び出していた。
もちもちのおっぱいがむっちりと押し付け合い、バインと弾かれ煙が晴れていくと、現れたのはサイズの合わない制服身に纏った爆乳美女。
セクシーなフェロモンが、竜巻に荒らされた部屋を覆う。
色白く吸い込まれそうな肌が輝きを放っている。
押し上げられてへそは丸出し、尋常ではないほどおっぱいも飛び出て、お尻はスカートを持ち上げる。
キュッとくねらせる腰に合わせて、バインとおっぱいが跳ね上がり、ボヨンと弾むお尻。
赤めいたおっぱいはとてつもない張りと弾力をもって滴る汗を弾き、吹き飛ばした。

「はぁ……ぁん」

変身完了。同時に妖艶な声がこぼれる。
それは明らかに同一人物とは思えないスタイルを持っていた。
スイカをくっつけているのでないかと思わせるおっぱいのサイズは真理を完全に超えていた。
落ち着きを取り戻し、呼吸に合わせ、ゆらゆらと漂う乳頭。
真理が見上げると揺れるおっぱい。脳裏に映ったのは、何故か瑞々しい白桃。
尋常じゃない快感を与えられアスカの意識は朦朧としている。その上、時々おっぱいはビクンッと勝手に飛び跳ね、ぴりぴりと快感を与える。

「嘘……、私のおっぱいを超えてる?」

余りの急な展開に動揺したのか、遠慮なんて知らずにがっしりと鷲づかみ。

「ひやぁん」

もにゅぅっ!

乳の表面に飲まれていく指が蠢く。
柔らかく粘土のように変形するおっぱい。しかしその張りが押し返し、力の均衡を保っている。

「んぁ……やめてぇ」

歪にゆがんだおっぱいは快感を募らせる。
ぐにぐにとこね回されるおっぱいは、うねり上げながら盛り上がり、逆に指を飲み込んでいく。

「え、なに? なに?」

揉んでいる筈なのに自分の指が揉まれてる感覚に戸惑いを隠せない。
ぐにゅぐにゅと変形した後、ドクンと衝撃が奔り、おっぱいは埋もれた手を吐き出した。

ぶるぶるっ! ぶるんぶりんっ!!

揉まれる快感に酔い、おっぱいの様子が明らかにおかしくなっていた。
内部からうねりだしたおっぱいは大きく震えだし、尋常ではないほどに跳ねている。
ドクンドクンと響かせ、心臓のように膨縮を繰り返すおっぱい。

「ひゃっ! おっ……おっぱ、あっあぁぁ」

右に左に、くねらせるように向きを変えるおっぱい。
おっぱいが、見えざる手で揉まれる粘土のようにうねり盛り上がっていく。
ただでさえ大きいおっぱいが、内側から押し出され、ぐにぐにとせり出していく。

「あ、あっ……あぁぁぁ」

グムッグムッ! グイッ! ブルッリン!!

「すごい……さらにおっぱいが大きくなるなんて……」

胸と震わせ、ときめかせながら見とれてしまう真理。
身体を震わせながら、おっぱいは目でもわかるほどに体積を増していく。歪みながら膨らむそれは、詰め物が強引に押し上げているようだ。
ななめ上前方に飛び出しているパンパンのビーチボール級のそれは、だゆんっと重々しく揺れる。

「あぁ……はぁ……はぁ……あっあぁぁんっ」

膨らみながら揺れるおっぱいを、その二つの影に飲まれながら真理は見上げることしか出来なかった。