私、膨乳します!(リメイク版) 第3話「バキューム・インフレーション」

原作・シリーズ構成 baku
演出・脚本 ハリナ
Copyright 2015 by baku and Harina All rights reserved.

ついに長年の夢だった膨乳を果たした美里。
5メートルを超え、そこらの一軒家よりも大きい巨大なおっぱいは急な膨張した影響で熱を持ち、蒸気を吐き出しながらぶるぶると震えていた。

「でもこのままじゃ身動きひとつできないわ……どうしたらいいの?」

四肢をじたばたと振り回す美里は焦りを浮かべていた。

『大丈夫だ。すぐに解る』
「ひゃ!」

ぶるるっと振動した胸の中から、むずかゆい感覚とともに声が響いた。
もちろん美里の胸に融合した『あれ』の声だ。
すると超々乳はおのずと震え始めた。

ぶるっぶるるるるっ! ぶっるんっ!!

二つの胸の中心部あたりに何かが集まってくる感覚。

「んっ……いぃっあぁぁぁっ!」

そしてそこから、その何かが胸元、美里本体に流れ込んでくる。
いくつものフラッシュバックが胸の中に映り、まるで自分がそれを体験しているかのような感覚が刻まれる。

「……そう、わかったわ!」

瞬間、美里が感じていた超々乳化した後どうすればよいかという不安は、すぐに絶対的な自信へと変わった。
なぜなら、美里の胸に融合した『あれ』は、膨乳願望を肉体的な膨乳に変換する能力だけではなく、超々乳状態での戦闘を可能とする超人的な特殊能力や、かつて超々乳となって戦った先人たちの記憶までも美里にもたらしていたのだ。

「はあっ!」

胸に力を込め、エネルギーの流れを胸いっぱい、超々乳全体に巡らせる。
乳房の先端にまで神経の筋が行き届いているような感覚。
それを確かめようと美里はおっぱいをグニグニと歪ませるとぐわんと振り回した。
進化した超特殊筋繊維が超々乳の物理的操作を可能にしていた。
そう、美里は思いのまま、自由自在に、自分の手のように乳房を動かせるのだ。
そこに居るのは、もはや『超々乳化した美里』ではなく『超巨大なおっぱいの形をした新しい生命体』と言うべき存在だった。
左右のおっぱいを弾ませ、超々乳が得た特殊能力を発動させる。
中二病スキルを発揮して、それらの特殊能力に瞬時に名前を付けて叫ぶ美里。

「ブレスト・アイ!」

すると巨大な超々乳そのものが『眼』に変化した。
正確には、超々乳の表面に光を感じる組織が形成され、そこからの視覚情報が脳に送られるようになったのだが。
単に美里の視界が乳房しか見えないから胸に目がついただけ、というわけではない。
その大きく膨らんだ二つの双球は、全天球カメラのように水平、垂直に360度見ることができる。
視界は曲面状、全周囲魚眼レンズのようなもので、自分の目が、プラネタリウムをもっと凄くしたような二つの全天周囲のモニターになったような感覚だった。
本来の自分の目はおっぱいしか見えないが、胸から見えるものは辺り一面、360度常にありとあらゆるものが見る事ができる。
ものすごい情報量が乳房に与えられ、目を閉じていても辺りが見え続ける違和感など普通の人間には到底耐えることなどできないが、巨大な乳房が自分そのものだと思える美里にはそれを受け入れることができた。
そして谷間の中の暗闇から自分の顔、左右正反対の方向まで、球体のままなら美里の背中以外あらゆるものが見ることができるようになった美里は、更なる特殊能力を発動させた。

「ブレスト・レッグ!」

ボヨンボヨンと揺らしあった乳房。
既に莫大な質量を支えるために強化されている超々乳の接地面が瞬間的に地面を叩くと、超々乳が勢いよくバウンドした。
そして前に飛び出したおっぱいが地に着いたとき、左の乳房をぐにゅっと少し潰すように地面に押し付け、それを支えにして右乳が飛び出し地面を叩いた。
今度は右を支えにと、その動作を左右繰り返す。
特殊能力といっても自由自在に操れるようになったおっぱいで動いているだけだったが、地面を叩く強さ、方向、左右のタイミングを合わせれば、超々乳を脚代わりにして全力疾走も可能なのである。
美里はまるで本当に超々乳自体が自分の体の本体のように感じていた。
超々乳は右、左と地面を叩き、柔華に向かってドスンドスンと進んでいく。
柔華の胸は、目の前に現れ迫ってくる超々乳に反応したのか、

「んんぅああぁっ!」

ぐにゅぐにゅと歪み蠢いていた。
柔華本人は自分よりも大きく自ら動く胸に、右に左へと引っ張られている。

「柔華が! ねえ、どうしたらいいの?」
『胸に取り込んだ大量の膨乳エネルギーを吐き出させるのだ』

もぞもぞと震え、声が胸に反響する。

『そのためには支配している膨乳生命体を弱らせる必要がある』
「わかったわ。気が引けるけど、やるしかないのね」

弾ませた乳で、一直線に柔華に向かって走る。
あと少しで二つの超々乳がぶつかるところで、美里は二つの乳房をぐっと持ち上げた。

「それ!」

地面に叩きつけ、おっぱいをバウンドさせて飛び上がった。
地震のような衝撃が辺りにずしんと響いたかと思うと、その勢いで天に舞った二つの球体。

「ちょっと痛いかもしれないけど」

空中で一回転し、巨大乳を真上から落下させる。

「ええーいっ!」

重力によって加速した超々乳が、その質量で柔華の乳房を押し潰した。
地面と超々乳に思いっきりサンドイッチにされた柔華の乳房には、地面にめり込むほどの重々しい衝撃が奔った。

「やったわ!」

手ごたえも感じさせ、かなりのダメージを与えたはずだ。
しかし潰された柔華の乳房は、勢いよく弾ませ美里のおっぱいを吹き飛ばした。

「そんなっ!」

美里のおっぱいは勢いを持ったままズドンと着地し、地面に乳房を擦りつけて停止させた。
めり込んだ窪みから這い上がる柔華のおっぱいはまだ平然としているようだった。

「だったら!」

弾ませて跳ねた美里の乳は、振り回しながらもう一度飛びかかって、横に一回転した右の乳房を叩き込む。
それに対し柔華の乳房はバインと弾んで、アメリカンクラッカーのように右の乳房で、左の乳房を叩き、勢いで加速させ、それを美里のおっぱいにぶつけた。
巨大な質量と質量の壮絶な激突。
大きさや勢いで美里が優勢だったが、柔華の胸から溢れ出した黒い波動が乳房を押し、美里の巨大な乳房を弾き返した。

「きゃあぁっ!」

バァンと弾み吹っ飛ばされた美里。
すると柔華のドラム缶並みの乳首が前に向かってせり出した。
さらに振動したかと思うと、

「ひぎゃっ!」

そこから黒い光弾が発射された。

「ッ!?」

吹っ飛ばされた勢いもあり、美里はよけることができず、胸に直撃。
胸をえぐるような衝撃を吸収しきれずおっぱいが激しく弾け、吹き飛ばされる。

「うぐあぁっ!」

唸るような声を上げた美里と共に空中でバルンバルン弾けたおっぱいは滑りながら地面を転がった。

『奴らめ、エネルギーをこのように使うとは……』
「はぁ……はぁ……!」

悶える胸がドクンドクンと激しく震えていた。
乳房を持ち上げ、体制を立て直すと、

「だったら連続攻撃よっ!」

地面を叩き、身を弾ませると今度は縦に回転を始める。
二つ繋がった球体が、勢いよく転がって柔華の乳に向かって突進した。

「うんぎぃ!」

悶えた柔華の乳首から再び光弾を放つが、迫って来る高速回転した肌色の塊はそれを弾いた。
もはやこの突進するおっぱいは誰にも止めることはできないだろう。
そのまま加速し、柔華の乳房に突っ込み、それを弾き飛ばす。
高速回転する超々乳は地面を擦りブレーキをかけ、ギュルルとターンをして回転を止めた。
そしてその勢いを殺さぬまま球体だった乳房が、後ろ向きに楕円状になるよう勢いよく伸びあがった。
まるで伸ばした餅のように、球体だった超々乳五個分ぐらいまでおっぱいは伸びるとビクンッビクンッと震わせた。

「いっけぇ!」

今度は限界まで伸ばしたゴムのようにバチンと弾け、弾性力から叩き込まれる衝撃の反動で超加速、吹き飛ばした柔華に向かって再び突撃した。
打ち出された超々乳はその膨大な質量全てを叩き込む。
当然受け止めるはずもなくぶっ飛ばされた柔華の乳は地面に勢いをつけて激突。
地面をえぐって砂埃を巻き上げた。
反動で跳ねた美里の超々乳は、ずしんと着地した。
息もつかせぬ連続攻撃を叩き込まれ地面にめり込んだ柔華の胸は、かなり効いているのかぶるっぶるとひきつけを起こしている。

「あがっあがががががっ!」

常識では考えられないほど物理的に胸を刺激され、柔華自身も限界に見える。

「ごめんね、でももう助かるから!」

美里にはどうやって柔華に融合した乳房を倒せばいいのか、与えられた知識によりわかっていた。
おっぱいを弾ませ、そのための特殊能力を発動させようとするが、

「ひうっ! 胸が」

突然美里の超々乳が動かなくなった。
動かそうとしても全身が歪むだけ。
その上視界が暗闇に包まれた。いや、肌色しか見えなくなり、視界が薄っぺらく見える違和感が美里を襲った。
辺り一面見渡せたブレストアイが急に使えなくなったため、そのように錯覚してしまったのだ。

「ど、どうして!?」
『エネルギーの低下だ。 激しく行動し過ぎた。それに我々が受けたダメージを考えるとな』
「なんで……もうちょっとで柔華を助けれるのに」
『膨乳願望こそがエネルギーだ。君はもっと膨乳したいと願うだけでいい』
「膨乳……そうよ、膨乳したいって気持ちならあいつらにだって……いや、誰にだって負けないんだから!」

さらに高まっていく膨乳願望に柔華を助けたいという気持ちが後押しする。

「はあああああああっ!」

溢れ出てくる膨乳欲。
それを特殊能力のように名付け叫んだ。

「ブレスト・チャージ!」

すると美里の膨乳願望が乳房に注ぎ込まれた。
膨乳するわけではなく、超々乳の中にエネルギーが満ちていく。
膨乳願望がエネルギーに変換され、生み出された輝く光が美里の胸元から、おっぱいというエネルギータンクに詰め込まれているのだ。
エネルギーが補給されたためかブレストアイが自動的に発動し、胸から辺りが見えるようになった。
美里の強い膨乳願望はすぐに胸いっぱいに満ちた。
それでも胸は膨乳願望を取り込んでいく。

『ん……? これは……』

すると乳と乳の境目、谷間の中から丸く線を引くように輝きが漏れ出した。

「んっ……」

美里は思わず息を漏らした。
輝きは強まり、光の柱となって天に伸びる。
その光の先は歪み、切り取られるように空間が丸く盛り上がった。
そこに向かってどこからか現れた光の線が列を成して集まっていく。
光は集まると交じり合って、輝く二つの球体となった。

『まさか……』

淡い肌色にも見える光の球体は押し合いながら、グングン膨らんでいく。
それはまさしくボインッボインッと言う音が聞こえそうなほどの揺れるおっぱいそのものだった。
巨乳から、グンと爆乳。さらにボンと超乳。そしてバァンと破裂するように一気に大きくなって超々乳ほどにまで成長した。
空中で輝く巨大な乳房の形をとったそれは、美里の胸の谷間が生み出す光の奔流に逆らって、それさえも吸収しながら突っ込んできた。

「な、なに……んひゃっ!」

美里の超々乳と輝く超々乳、同じぐらいの大きさのおっぱいがぶつかった。
柔華の乳房のときとは違い、おっぱい同士が優しく柔らかく、おしくらまんじゅうのようにぐにっぐにっと押し合う。

「あ……あぅっ!」

右が押せば左が押し返えされ、左が押されれば右を押し込む。四つの球体は負けじと変形しながら揉み合っている。
そして光の超々乳は美里のおっぱいを力強く押したと思うと、実態のような形を維持したままエネルギーの奔流となって、美里の胸の谷間に突っ込んだ。
ぎゅむっぎゅむっと谷間の中に押し込まれていく。
半分ぐらい谷間の中に入ったとき、美里の胸の谷間はぐわっと開いて、残りを飲み込んだ。

「んんぐぅぅぅぅぅぅぅっ!」

凝縮されたエネルギーそのもの吸収した美里のおっぱいは胸の芯から輝きが満ちていく。
そしてそこにエネルギーが駆け巡る。
想像以上のあまりの激しさに美里は、一瞬手で胸を押さえつけようと思ってしまった。痛いと思ったところを本能的に手で押さえようとするように。
もちろんそんなことはできない。しかしその瞬間におっぱいは、ぐにゃり、と歪んだ。

「ひゃあああああっ!」

美里は思わず声を荒げてしまった。
いきなりおっぱいにいくつもの食い込みが現れた。
それはまるで透明人間に両手で鷲掴みにされて激しく揉まれているかのようだ。
悶えるおっぱいはもにゅん、もにゅんと食い込みに揉まれて、何度もバウンドし形を歪ませながら盛り上がる。
実際に揉まれているのではない。揉まれているようにおっぱいが自らを変形させているだけだった。
手で胸を押さえようとしたイメージを敏感なおっぱいが感じ取ってしまい、美里の意思を超えて暴走、そして自分自身を揉み始めたのだ。
普段の美里ならばこんなことにはならないだろう。
しかし胸に流れたエネルギーの影響で、理性のヒューズが飛びかかっている今、超々乳化を自分でコントロールすることはできなかった。
その上胸が飲み込んだ光のおっぱいのエネルギーは今も胸の中を激しく駆け巡り続けていた。
乳房の表面に指の形をした食い込みが次々に現れては消え、そして乳房全体がうごめいている。
それはすべて自分自身のおっぱいが自ら起こしているなんて、彼女にとって理解不能で不可解極まるものだった。

「んっ……んぁっ……あんっ!」

そもそもあまりにも巨大な乳房を鷲掴みにされて激しく揉まれる感覚自体常識を超えている。
暴走するおっぱいは強く自分自身を揉みしだき、もにゅうもにゅんと変形し続けていた。
食い込みは何度も何度も場所を変えながら現れては消え、挟み込んだ部分を盛り上げる。
エネルギーが満ち溢れた超々乳を揉まれるたび、美里の理性が飛びかける。
もはや訳も分からず、ひたすらおっぱいを揉ませる事しかできなかった。
しかし美里が本能的に抵抗しようとしたのか、おっぱいは地面を擦りながら、左右に開いた。
グニッグニッと揉まれながら回転するおっぱいは必死に跳ねようとするが、食い込みに抑えられてしまう。

「――……ッ! ……………………」

そして揉まれ続けるおっぱいに耐えられず、美里の意識は胸の中に溶けていった。
するとおっぱいは食い込みによって揉まれてるように変形したまま沈黙した。
意識の無い美里に真っ暗な暗闇で光の奔流に飲まれている矛盾したような感覚が襲っていた。
あるのはその感覚だけ。動くことはおろか、考えることもできない状態でただひたすらその感覚が美里に奔っていた。

『起きるのだ! 力に飲まれてはいけない』

胸の中に、そして美里全体に反響する声。
直後、心臓マッサージをするような衝撃が胸の中からたたき込まれ、美里は意識を取り戻した。

「んはっ――はぁ……はあ……」

胸の中でエネルギーが暴れていたが、

「んんんあああああああ」

胸の中に無茶苦茶に流れるエネルギーを束ねるように自分のものにする。

「ふんっ!」

胸に力を込めると、指を押し込んだような食い込みによって歪んだままのおっぱいがバンと勢いよく弾け元の球体に戻り、そのままボインッ! と大きくなった。
それはは地面にめり込むほどの勢い。
ぐにゃぐにゃに歪んでいたとは思えない綺麗な球体からは無限のパワーあふれ出ていた。

「ありがとう。危うくおっぱいに飲まれるところだったわ」
『それは奴を倒してから聞こう』
「わかったよ。さあ、行くわよ!」

柔華を助けようと動き出した瞬間、相当なダメージで動けそうにはない柔華の乳房がぶるるっぶるるっと震え始めた。
まるで最後の悪あがきのようにぶりゅりゅりゅりゅと激しく膨らみ、柔華の身体を谷間の中に引きずり込もうとする。

『まずい! 強制的に融合させるつもりだ』
「融合!? どういうこと?」
『もう残された時間が無いということだ! 一気に決めるぞ!』
「元からそのつもりよ!」

うなずくかわりに乳を揺らした美里の頭の中には奴を倒すヴィジョンがあった。
妄想をそのまま現実に変えることできる。自分のおっぱいにこれだけのパワーがあるのなら……。

「行くわよ!」

ずっと小さいままだった乳首を柔華の乳房と同じくらいまでグンと大きくする。
突き抜けるように一気にドラム缶サイズまで大きくなった乳首。
そして、乳を弾ませて走りながら次の特殊能力を発動させる。

「チェンジ! インバーテッド・ニップル!」

左右の超々乳にあるドラム缶サイズの乳首が根元から裏返るように乳房の中に沈んでゆき、そこにあった乳首と同じ大きさの窪みが現れた。
その窪みの端までさらに変形し、ぐわっと開いたそれは、さながら乳首が口になったかのようだった。
穴を囲う乳輪までもが、つややかな唇のように変化していた。

「ふん……はぁっ!」

自らの乳を後ろ側、背面をぐっぐと凹ませた。
ぐにゅううと押しつぶすように半球状まで変形させると、平面となった背面が波打つように震え立つ。
今度は元に戻る反動で、地面を思いっきり叩いて、自らを打ち出して飛び出した。
目標は前に向かって反り立つ柔華の乳首。
そして、美里の超々乳と柔華の超々乳が衝突しそうになった瞬間、

「ニップル・コネクト!」

陥没した乳首の穴に、ドラム缶乳首が勢いよく差し込まれる。
いや、厳密には人間一人くらいなら簡単に飲み込んでしまいそうな陥没乳首が、ドラム缶サイズの乳首を捕らえ、覆い隠すように一気にその根元まで咥え込んだのだ。
二組の超々乳の乳首接続し合って、合体するという不思議な感覚。

「あっ、んぅああっ!」

常識では考えられない感覚が突っ込まれた乳首の奥を支配し、脳髄に駆け巡る。
しかし、そんな感覚に浸っている暇は無かった。目の前で柔華は乳房にずぶずぶと沈んでいる。

『今だ! 膨乳させているエネルギーを全て吸い尽くせ!!』
「わ、わかっているわ! バキューム・インフレーション!」

口のようになった乳首は、極太のストローを使って一気飲みするかのように、柔華の乳首を思いっ切り吸い上げた。
それは、超々乳の構成物質を増やさずに体積だけを増やすことによって内部圧力を低下させ、相手を支配している膨乳エネルギーを吐き出させるという、膨乳能力を最大限に活かした最終技である。

「あぎゃぐぉぎょうぅぅぅぅぅぅぅああぇっ!」

人間とは思えない叫びをあげて柔華は膨乳エネルギーを美里の乳房の中に吐き出していく。
美里の膨乳願望、そしてチャージした膨乳エネルギーによって尋常ではない膨張と吸引力だった。

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! もっと、もっと大きくなれぇぇぇぇぇ!!」

グングン大きくなるおっぱい。その上、吸収したエネルギーを受けさらに大きくなる。
膨乳願望が激しいほど強くなれる……美里はそのことを今強く実感していた。
接続されている乳首から、ありったけの膨乳エネルギーが流し込まれるが、おっはいは全て吸い込んでいく。
ボグン! ボグン! と脈を上げ、大きくなっていく。
接続された乳首の穴は開き切り、同時に超々乳化したことで生み出された大量の母乳まで噴き出した。

「アびゃッ!」

ドボボボボボボボッッ!!!!

今まで耐えてきたのが不思議なくらい、あまりにも常識を外れた刺激に柔華の意識は途切れた。
おびただしい量の母乳が膨乳エネルギーと混じりあってドラム缶乳首から吐き出されているが、美里の超々乳はその全てを吸収、同化、そしておっぱいに還元。
おかげでもりもりと膨れ上がっていく。
反対に柔華の胸はそれらを吐き出すことでどんどん小さくなっていく。

「一気に行くわよ!」

半分ほど吸い込んだぐらい美里は左側の吸引力を最大にした。
柔華にとっての右側の乳房が思いっきり吸い上げられ、風船が萎むように勢いよく縮む。
そして一瞬のうちに美里は柔華の右の乳房を完全に吸い取った。
柔華は左の乳房だけが10トントラック級の超乳のままで、右の乳は完全なツルペタというとてもアンバランスな状態になっていた。
しゃぶっていた乳首をプッと吐き出すように右の乳房が解放され、左の乳房が接続されたままぶら下がる形になった。

「次ィッ!」

今度は右の陥没乳首が一気に吸い上げた。

「これで終わりよッ!!」

柔華のドラム缶乳首はその中身を美里の乳首の中に勢いよくぶちまけ、10トントラックレベルのおっぱいは圧縮されるように一瞬で姿を消した。
これで美里は柔華の超々乳を完全に飲み干した。
その時、美里の超々乳は二人分の大きさを超え、大きく膨れ上がっていた。
その大きさは直径約18メートル。バストサイズは約90メートルほどあるだろう。
そして柔華は乳房を完全に吸い取られたことで、ほんの膨らみすらないぺったんこな胸になっていた。
こうして柔華は陥没乳首から完全に開放された。
かのように思われたが、

「ッ!!!!!」

圧倒的なバキューム・インフレーションによる吸引は急には止まらず、乳房を飲み込んだ後そのまま柔華は乳首の穴の中に吸い込まれてしまった。
右の乳房の中に、混入した異物のようなものを感じた直後、ようやくバキューム・インフレーションとそれによる乳房の膨張は止まった。
たまらず開いた乳首が、口をもごもごとさせるようにうごめき、唇が重なるように閉じると、勢いよく前に迫り出した。

「あぅっ!」

生えてきたドラム缶ほどの乳首がもたげた。
右の乳房の中がもぞもぞする。
そしてぶるっぶるっとひきつけを起こしたように震えている。
吸収するべきではないという美里の本能が、ブレーキをかけていた。
本来の活動に滞らせることで、おっぱいが暴れているのだ。

「ちょっと……まって……」

しかし何よりも優先されるおっぱいの膨乳活動を抑えこむ事なんて美里にはできなかった。
どんなものも取り込むおっぱいの中では、人の姿を保つことができず、柔華という個体はおっぱいの中で散り散りに分解された。
そして最後に残ったのはDNA
唯一柔華の存在を示すものは、今や遺伝子だけだった。
だがそれもやがて原子の粒となり、美里のおっぱいの中へと還っていった。
おっぱいの中に吸収された柔華の遺伝情報が刻まれ、美里と一体化してしまった。
そう、柔華は美里の超乳の一部になってしまったのだ。
何かが乳房の中を駆け巡り、ドクン、ドクンと、おっぱいが巨大な心臓のように拍動を打つ。

「あっ! あっ! あうっ! あぁっ! ああっ! あっ!」

ボン! ボン! ボン! ボンッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボボボボッ! ボインッ! ボイッボインッ!

すると何度も何度もとめどなく胸が膨れ上がった。

「あああぁっ!! あっあっ! あひぃいいいいいいいいぃぃぃぃっ!」

ボボボボンッ! ボグ、ボグ、ボグ、ボググググググググ……ボッッッオオオオオオオオォォォンッ!

何度も小刻みに膨らんだり、ゆっくり押し出すように膨らみながら、最後は一気に膨れ上がった。
柔華に取りついた乳房と、それが取り込んだ膨乳願望はバキュームインフレーションによって吸収された。
しかし柔華自身が美里に吸収されたことにより、柔華自身によって生み出された膨乳願望までもが吸収され、それが美里のおっぱいを強制的に膨らませた。
それは美里の意識を一瞬ふっとばし、巨大な球体を縦横高さと三次元的に激しく膨らませられるほど物凄いエネルギーだった。
反動でビグンッビグンッと弾む乳。

「あがっ! ひぃっ……ひぅ……」

理性が戻っていき、どうなってしまったのかようやく理解した美里。

「あぁ……にゅ、柔華?」

青ざめた顔からは、戦いによる汗とは別に急に冷たい汗が流れ始めた。

「うそ、でしょ……」

美里は震えた手で、力なく乳房を押した。
そこからドクンドクンと感じることが、今はとても虚しい。

「そんな……馬鹿なこと」
『安心しろ。彼女は死んだのではない。君の胸が取り込んだだけだ』
「何が安心しろよ! 同じじゃない! 柔華は、柔華はもう!」
『話を聞け。君は奴等とは違う。彼女は君が取り出せばいい』
「……どういうこと」
『言っただろう。吸収されたといっても、死んだわけではないのだ。なぜなら私達の……』
「今聞きたいのはそっちじゃないわ。柔華を助けられるなら、その方法を教えてちょうだい!」

ドンと拳で乳房を叩いた。

『いいだろう。まずは彼女を思い描くのだ』

胸の中に柔華のイメージを浮かべた美里は、ドクンドクンと胸の鼓動に意識を集中させる。

「胸の中に、確かに柔華を感じるわ」

胸に流れ込んだ意識が、直感的とも言えるように理解した。

「……わかったわ。もう感覚でわかる……私が柔華を……」

かつて柔華だったおっぱいや、柔華から吸い込んだ母乳。
それらのおっぱいの中で柔華を感じさせるものを全て胸の中心に集めてぎゅっぎゅと凝縮させる。
バインバインとおっぱいを回転させ、胸の中でそれらをかき混ぜる。
おっぱいの中が激しくシェイクされるかつて柔華だったもの。
美里はそれを形作るイメージで練り上げていく。

――ドクン――

それは間違いなく新しい生命の誕生。
しかし、

「柔華っ!?」

形作られたそれは激しく胸の中で暴れた。
それどころか美里のおっぱいを乗っ取る勢いで暴れさせた。

「と、止まらない!? 柔華が暴れてるの!?」

美里の意思を離れたおっぱいはピストンし、跳ねまわる。
ドシンドシンと衝撃を響かせる。
押し付け合うと、ねじり合い、乳房同士が激しく揉み合う。

『彼女の意識が暴走している。意識を強く保て』

胸から響く声ですら、刺激に感じられた。

「や、やめっ!」

ぐりんぐりんと乳房がその場で回転し、地面に叩きつけたり、潰れたりして激しく変形する。
まるで台風が胸の中で強く激しく暴れ、胸の中心が燃えるように熱い。
ミキサーとなったおっぱいはさらに激しくおっぱいの中の柔華をかき混ぜる。
跳ねたおっぱいは、地面に乳首から激しく打ち付ける。
おっぱいの天辺で、体を震わせることしかできない美里。

バインッバインッバインッ! ブルッブルッブルッ! ブブブブブブブブッ!

「はうっ!」

すると暴れる胸の奥底から、エネルギーの塊がせり出してくる。

「んっんんぅぅっ! お……っぴゃっいぃからぁぁぁんぁっうっうまれりゅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

ブリュンと超密度のエネルギーを持った塊を吐き出すように、胸の谷間の中で柔華が産み落とされた。
乳房に挟まれ埋められた柔華を、おっぱいは谷間の中からずぶずぶと押し上げていく。
そして上を向いた割れ目から美里の目の前に乳房は柔華を吐き出した。
柔華はもちろん生まれたままの姿、裸だった。
かつての母乳を一緒に素材にしたためか胸が元よりも、爆乳レベルまで膨らんでいた。
それ以外とくに変化は見受けられず、すぅすぅと美里のおっぱいをベッドに心地よさそうに眠っている。

「あっ……はぁ……はぁ……よかった……」

息を吐き出し、乳房はぐったりととろけた。
美里は乳を包むように変形させ、そのまま伸ばして柔華を地面に下した。

「……ふぅ……やっと、終わったのね……」
『ああ、いきなりでよくここまでがんばった』

美里の身体はおっぱいの谷間の境目で地面に平行にして横たわっていた。
すっかり大きさは地面から27メートルほどになっていた。
辺り一面見渡せるほどの高さ。
もちろんブレストアイで見渡せたが、この体勢なら自らの目で見ることができると思い顔を上げ乳平線の先を見てみた。

「やっぱり何も無いわ……」

しかし余計に周りに大したものが無いと思い知ることになった。
そもそもブレストアイで常に見ている景色の一部が目に入ったところで感動も何もない。
そこで美里は気付いた。
自分がこんなに高くから辺りを見れるということは、逆に考えると……。

「ってこんなの絶対誰かに見られているじゃない!」

何もない河原に、急に二つ並んだガスタンクが現れたのだ。
いくらなんでも気付かないわけがない。
遠くからでも見えるほど大きい上、ドシンドシンと激しく暴れまわってたのだ。
そのことが心配になったが、

『大丈夫だ。今回の状況なら強い膨乳願望があるものじゃなければこの乳房を認識する事はできないだろう』
「こんなに大きいのに?」
『ああ、これも乳房の能力の一つだ』
「このおっぱい、本当に凄いのね」
『それにしても、よくこんな広くて辺りに誰もいない奇跡的な空間があったものだ』
「それは私も都合がいいって思ったわ」

美里は呆れるように笑った。

「ところで、流石にずっとこのままってわけにはいかないわ。もったいないけど……小さくするにはどうしたらいいの?」

超々乳を縮ませる記憶は、美里の頭にインプットされてなかった。

『基本的には膨乳するときと同じだ。小さくなりたい、いや元に戻りたいと強く思えばいい』
「なるほどね」

美里は胸の小さい元の自分を思い描いた。
すると超々乳に光が満ちていく。
おっぱい全体が輝いたと思うと、ゆっくり光ったり消えたりを繰り返した。
キュインキュインと点滅が加速していき、かなりのスピードになったところで、膨乳時と対になるように考えていた言葉を思いっきり叫んだ。

「リバァァァスッ! ギガンティィィィックゥッ!」

瞬間、乳房が勢いよく震えだした。

「くぅっあぁっ!」

もにゅんもにゅんと形を歪ませて弾む胸は、美里の身体を波のように上下に揺らした。
そして一瞬ビカっと眩く光り輝いたかと思うと、美里の胸に融合していた『あれ』が分離し、先ほどの超々乳分の膨乳エネルギーがすべて美里の胸に吸収された。
残ったのはおっぱいの抜け殻。
美里の超々乳は実体を維持できなくなって光の粒子になり消えていった。

「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 落ちるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

持ち上げていた超々乳がいきなり消滅して、空中に取り残される形になった美里が地面に向かって落ち始めた。
約27メートル、プールを縦にしたような高さ。つまり大体ビルの8階から突き落とされたようなものだ。
この高さなら地面まで約2秒で到達する。

『まずい! もう一度、膨乳するんだ!!』

落下中の美里に追い付いた『あれ』は意識に直接呼びかけ、再び胸の中に入り込む。
そして美里に融合すると、胸が輝き、震えだした。
たった2秒。美里は考える暇もないまま大の字に四肢を広げ、胸を地面に向けて叫んだ。

「ビィィギガンティックゥゥゥゥッ!」

地面から1メートルを切り、激突するまさに瞬間、高速で揺れる胸が勢いよく膨らむ。

「ッ!? ひがッ!!!!!」

間一髪でキングベッドサイズに膨乳したおっぱいが、エアバッグのように衝撃を吸収し、美里の体を受け止めた。
しかし弾丸のような勢いで胸板から一気に飛び出したおっぱいは、地面に思いっきり叩きつけられ、想像を絶する衝撃が襲った。
自由落下によって加速して続けている美里から二段ロケットのように更なる加速をしたおっぱいが飛び出し、一気に質量が膨れ上がったうえで、美里が受ける衝撃を相殺させたため、そのエネルギーは凄まじい。
その瞬間だけでもおっぱいは体よりも大きく膨らんでいたが、美里を受け止めただけであって膨乳はまだ始まったばかりだった。
しかも地面に叩き込まれたインパクトと、美里を受け止めるプレッシャーがおっぱいをさらに激しく膨張させる。

「んぶうぅッ!!!!」

重力に相反して爆発的に盛り上がる乳房によって美里の全身は、おっぱいに大の字で強く激しくめり込むことになった。
勢いよく膨らむおっぱいに押し付けられることになり、美里の型が取れるほど深く食い込む。
下から全力で盛り上がっていくそれはまさにおっぱいエレベーターとなって美里の身体を打ち上げた。
そして最上階、つまり膨乳が終了すると、めり込んだ美里はおっぱいからトランポリンのように弾んだ。
必死に膨乳させたため大きさの調整などできなかったが、膨張が終わるころには美里は地面から6メートルほどの高さから地面を見下ろしていた。
それらはほんの一瞬、ほんの瞬きするように起きた。
そう、落下する美里が地面に激突したかに見えた次の瞬間には、おっぱいは質量と体積の大爆発を起こして、一瞬で見上げるほど高くそびえ立っていた。
その一瞬で美里はおっぱいが地面に叩きつけられる感覚、おっぱいが身体を受け止める感覚、全身がおっぱいにめり込んでいく感覚を一度に得た。
もちろん衝撃はおっぱいがすべて受け止めたため美里本体は無傷だった。
しかしおっぱいも美里の一部であり、胸に奔った凄まじい衝撃と理解を超える感覚の嵐に、むにゅうむにゅうと乳の上で悶えることになった美里。

「うにゅぅ……助かった……ほんと、死ぬかと思ったよ」

おっぱいというベッドに埋まった美里。
安心したのか乳はぐにゃあと柔らかく変形していた。






――――――続く





次回予告!
何とか柔華を助けることができたけれど、私達これからどうすればいいの?
そして、ついに明かされる衝撃的事実!
『私、膨乳します!』
次回、「二人の決意」に
ビー・ギガンティック!