5(前)
「今度、うちの学校でオープンキャンパスあるんだけど、来てみる?」
「オープンキャンパスって、大学に自由に出入りできるっていう…」
「そうだね、大学の研究を紹介したり、学食を無料で食べれたり…学祭ってほどじゃないけど、少し大学を体験できるイベントなんだ。
その日は土日だけど、準備があるから学校行かなきゃならないし、せっかくだしどう?」
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「オープンキャンパスかぁ…」
ぽんずは授業の休み時間に、頬杖して一言漏らしていた。
頬杖っていっても腕は超乳に乗っている。
おっぱいが地に着いてからは、机がなくなり
おっぱいの上に板状の天板を載せて授業を受けている。
移動教室の時は椅子に天板を置いて、移動するようになった。
「天下の嬢王がため息?」
Aの彼女、栄子が声をかける。栄子もAと付き合ってから成長し、180センチにまで膨らんでいる。
「栄ちゃん、今度の休み一緒にオープンキャンパス行かない?」
「オープンキャンパス?私らには早くない?」
「そうなんだけど、俺さんが来ないか?って」
「俺さんて…彼氏さんだよね、ってことは私の彼と同じ学校だし…面白いかも!」
栄子の爆乳がぽんずのおっぱいに身乗りして話す。
「ありがと!じゃ、美井さんも呼ぼう!」
「そだね!じゃぁ当日の朝10時に学校最寄り駅にいったん集合しよう。んで、皆で行こう!」
ドアの陰に気配を感じたけど、気にしなかった。
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当日、俺は大学のオープンキャンパスの準備があるため
朝早くから出ていくのを見送ってもらい、ぽんずも出かける準備をする。
ぽんずは最近の成長から、タンクトップすら着るのが面倒で
上裸で過ごすことも増えてきていた。
学校支給の制服に腕を通し、背中のファスナーを上げると、背筋がピンとして超乳が少し持ち上がる。
フルカップの制服は置いておいても部屋いっぱいになるため、部屋の中にテントを張っている状況になっていた。
俺はブラジャーの中で生活しているみたいだと喜んだけど、本当に引っ越ししなければならない日も近いかもしれない。
ぽんずは特注のスカートも穿いて、片房ずつ廊下を通り家を発つ。
駅までの通りも、最近は見慣れた人ばかりだからか、余り視線も気にしなくなった。
横断歩道では、あまり前に立つとおっぱいだけが車道にはみ出てしまって危ないから後ろの方に立つように心がけている。
いつもの駅
でも今日はいつもの時間ではない
しかも土日なので、様々な人が行き交っている。
周囲から注目されながら
さっき入線してきた誰も乗っていない列車に乗る。
一番前の右側の席、以前平日はずっと指定席みたいに座っていたボックスシートも今のおっぱいでは席に入ることすら叶わない。
ぽんずはボックスシートに向かって、通路に立つ。
制服に収まったおっぱいは座席というブラジャーにすっぽり収まり、発車を待った。
しばらくすると乗客が乗ってきて、ぽんずの周りにも乗客でいっぱいになった。
人々はみなぽんずの超乳に視線を注ぎながらも、通路に張り出すそのお尻にも視線や誰かの肌が当たってそのたびに視線ですみませんとあいさつした。
発車した電車は平日と同じように走るものの、各駅で乗り降りする人はやはり平日と違う。
小さい子供連れの家族はぽんずを指さし、年配の方々もその巨大な体躯に「あらまぁ」と声を上げる。
俺の大学の最寄り駅をいったん通り過ぎ、5駅先の学校最寄り駅に降り立った。
そこには既にAの彼女の栄子(バスト180センチ)とBの彼女の美井さん(バスト165センチ)が待っていた。
「おはよ!」
「「おはよー」」
「やっぱ制服で行くよねー。」と爆乳・超乳が合流し再度、改札に向かおうとした時だった。
「ちょっとお待ち!!」
声の方に振り向くと200センチのあいつがいた。
なぜ?
「あ、2番目の二見じゃん。何やってんの?」
「聞きましたわよ。大学のオープンキャンパスに行くんですって?わたくしも行くところよ。」
「へーどこの大学に行くの?やっぱ二見だからてっぺん狙いそうだよねー。」
相手にすると面倒なので話は流し気味に相手する。
「そういえば、二見、おっぱい成長止まった?」
訊くのはぽんずだ。
「まだまだ成長中ですわ!あなたの成長速度が異常なの。私はいま288センチにまで成長したの、今日の大学体験でいっぱい感じて飛躍的に成長してみますわ。」
「なんか目的間違えてる気がするから、ほっとこほっとこ。」
3人は二見を置いて、乗り場へ行く。
「ちょ、ちょっと置いてけぼりはひどくありませんこと?」
「二見は自分の目的の大学に行けばいいんじゃない?」
「そ…そんなこと言わずにわたくしも連れて行きなさいよ!」
後ろから288センチの超乳を揺らしながら3人に追い付くと顔を真っ赤にしながら縋り付く。
「一緒に行きたいならそうと言えばいいのに…」
ホームに上がると人々がこちらを一斉に向く。
そりゃそうか、制服を着ているとはいえ、163センチ,180センチ、288センチ、700センチが一同にホームにいるのだ。
どこを見てもおっぱいおっぱい。一般人からすれば珍百景に数えてもいい。
そこに電車が滑り込んでくる。
数人の乗客が降りた後、一番貧乳の美井が先陣で電車に乗る。
車内は「お、爆乳が乗ってきた」と思うわけだが、その後すぐに度肝が抜かれる。
「乗れるよー。」
外に声を出すと、次に乗ってきたのは、栄子と二見だ。
最後にぽんずが乗る。
二見の超乳にざわついたのも束の間、ぽんずの超乳が扉を埋めると、めり込みながらおっぱいが入ってくる。
他の3人が奥へ進み空間を作りぽんずを中に誘う。
ぽんずのおっぱいは車内の半分を埋め尽くすほどに大きく、他の3人のおっぱいサイズを足すと同等だが体積は比べ物にならない。
車体が傾き、おっぱい全体が乗り込んだ。ぽんずの身体が乗ったところで
超乳は車両の半分以上を占めていた。
もう半分は栄子達のおっぱいが引き締め合っていて、そのおっぱいたちの合間に一般人が挟まっている状態になった。
「5駅戻ればいいんだよね。」
「そだね。」
ぽんずはおっぱいの至る所で、だれかの感触を感じた。
電車の揺れに体を預けているためか、カーブの度に一般人の身体がおっぱいにめり込むのだ。
しかも中には序に、痴漢もどきみたいに、おっぱいにわざと触れてくる人もいるようだった。
俺の大学の最寄り駅に超乳4人が降り立つと注目の的だった。
ぽんずの身体より大きな超乳もそうだが他の3人も上半身が隠れるほどのおっぱいを持っていて
一目で5駅先の女学院から来た学生とわかったものだ。
オープンキャンパスの立て看板を持った学生が
女子高生たちを見るや否やキャンパスのSNSに投稿し
キャンパス内では彼女たちが来る前から騒ぎ出していた。
俺もその空気を感じて
ぽんずたちが来てくれたことに喜びを感じたものだ。
大学の中庭から校門を眺めていると
おっぱいが姿を現し、その揺れるおっぱいにくっつくようにぽんずが学内に入ってきた。
ぽんずに続き、ぽんずの学校の爆乳・超乳っ子たちもやってきた。
校門横の受付テントで名前を書いて、パンフレットをもらう。
ぽんずはその超乳から腕を伸ばしても、係員の生徒からパンフレットをもらえないため
横に体を向きなおしてもらっていた。
そのほかの子たちもテーブルにおっぱいを載せて記名し、
何気ない動作でおっぱいがたわんだり、制服が伸ばされておっぱいの形が浮き上がることに
いちいち歓声が挙がっていた。
俺はぽんずを迎えた。
「ぽんちゃん、よく来てくれたね。」
「俺さん!」
俺の声に反応すると回りの目を気にすることなく
俺に抱き着いて、俺の身体はぽんずの超乳に挟まれてしまった。
「他のみんなもよく来てくれたね。少しでも大学の雰囲気を感じてね」
「はーい('ω')ノ」
栄子と美井はそれぞれのAとBに連絡を取っていたようで
キャンパス内に消えていった。
二見はきょろきょろと辺りを見回した後、どこかに消えってった。
「ぽんちゃん、簡単に大学を案内するよ」
「俺さんのクラスがみたいです。」
「大学にクラスはないんだ。常に移動教室で、受けるコマがあれば、教室に入って、なければ課題したり暇つぶしたりするんだよ。」
「へぇー面白そう」
自動ドアから校舎内に入る。
自動ドアは4〜5人くらいならば一度に通れるはずだが、ぽんずが通るとそれだけで通路がいっぱいになる。
大教室や中教室、ゼミ室を見せて回って、食堂やパソコンルームの各ゼミ室案内やサークル案内のコーナーも回った。
どこもかしこも注目の的で、他学部の学生たちがぽんずを囲んで、あれやってみないか、これやってみないかと引っ張りだこだった。
そんな中にも「俺、あの子のおっぱいに触れちゃったよ」と喜ぶ輩がいる中でぽんずはそんな気も見せずに各コーナーを見て楽しんでくれたようだ。
そんな時、あるサークルのコーナーに二見がいた。
そのコーナーはハーブ研究会。
「あら、女帝。こんなところで奇遇ですわ。わたくしもそろそろあなたに追い付く時が来たようですわ。」
俺とぽんずは二見が去っていく際に、二見の制服がやたらと張っていることに気づいたが何故かはわからなかった。
「お、C。お前ハーブ研に入ったんだな。」
「おう、お前の彼女さんにこれ飲ましてやってくれよ。いま部長呼ぶからさ、あ、これハーブティね。あと俺はCじゃなくて、早乙女っつうちゃんとした苗字があるんだ。あいつらと一緒にすな!」
「だってさ、うちの裏山で栽培しているハーブで作ったらしいんだ。ぽんちゃん飲んでみなよ。俺も飲んでいいの?」
「おまえは駄目だ、そこの給水器でがまんしろw」
「ま、いいけどー」
ちなみに、C(早乙女)は同学年で割と親しい中だがAやBほどではない。Cと呼ぶと怒る。
彼の言っていた部長とやらが姿を現す。ぽんずを見るや飛びついて何やら話込んでいた。
そしてすぐに、何かの粉末をハーブティに入れて勧めているようだ。
「あれ何?」
「あぁあれ?部長が秘密裏で栽培しているハーブを乾燥させて粉末にしたもの。何でも媚薬効果があるって言ってた。あと…
何か副作用もあるって言ってたような…何だったかなぁ…」
おいおい
そんなもん飲ませんなよー
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