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大学に入学して早1か月半。
俺はどのサークルにも馴染めず帰宅部生活に突入していた。
普段の大学生活は仲のいい男子友達がいるから別に問題はないが、放課後の課外活動が暇でしょうがない。
別にバイトをしていない訳ではない。シフト制で単に忙しくないだけだった。
高校では園芸高校を出たのに、大学では何を血迷ったか文学部。
やりたいことが定まっていないことは誰がみるより明らかだった。
放課後、特にすることがなかったからキャンパス内を散策する。
大学のキャンパスは無駄に広い。教室移動に自転車を利用する人も平然といるくらいだ。
俺は人気のない方、ない方へと歩みを進める。
途中いたるところにある大学掲示板、各学部のサークルや部活の部員募集の張り紙が貼ってある。
掲示板だけじゃない、壁や自販機、鏡など貼れる場所がなくなりそうな位に貼ってあるのは、大学が活気あることを裏付けているようなもんだ。
俺はポカリ片手にあるビラに目が留まる。
“一緒に天然の※※※園を作※※ この先の裏〜”
他の部活勧誘ビラの下に僅かながら顔を出している勧誘のビラ。
それも劣化していてよく読めない。
この先の裏の方で活動しているらしい。していないかもわからない。
適当に歩いていると、キャンパスの保全林に踏み入れていた。
段々強くなる陽ざしに自然と日蔭を選んでいたからか…ふと林の中に背の高くない木々が一定の区間に植えられている。
「果樹園か?」
誰もいないことを確認して、木に寄る。
そこには、添え木や害虫対策を施された跡があるものの、何の木かもよくわからない枯れ木が10本あった。
「ブドウかな…」
果樹園の向こうには、小さな人工的な小川、水草が整っていてこれには最近手を加えた跡が見受けられる。
その小川は、脇の小さなビニールハウスに導かれて中で何かを飼育するのに使われているようだった。
俺は興味津々になり、ハウスの中に入ろうとしたその時だった。
「誰?」
慌てて振り返ると、そこにいたのは繋ぎを着た太めの女性。
髪は長く、眼鏡をかけているのもあって表情がよく見えない。麦わら帽子を被っているのもあったかもしれない。
「あ、新入生?もしかして入部希望?うれしい!」
「あ、あのちょっと。」
なんだか非常に抜け出しにくい状況になってきた。
「私は、里山保全サークル 通称ハーブ研の部長の椎橋茉奈。2回の生物資源よろしくね。」
「1回文学科の早乙女千弘です。」
「早乙女くん、何でこのサークルに?」
なんとなく歩いてたらたどり着いたなんて口が滑っても言えない。
「えっと…高校の時に園芸やってたので興味が出まして…」
「でも文学部だよね?」
「えぇ、試験が少し…」
「そっか…でも残念ね。このサークル私しかいないのよ。」
「えー?」
「ま、気にしないで。」
眼鏡の向こうに見える表情は可愛かった。
「じゃ早速だけど…これ、何だかわかる?」
「ハーブの一種ですよね。確か…このエリアでは気候上あまり育たなかったと思いますけど…」
「そ、良く知ってるね。でもこの小川に秘密があるのよ。」
「…もしかしてこの小川…水草のビオトープですか?」
「流石!でも今は教えなーい。」
繋ぎの中身がパンパンな程にぽっちゃり体系だからか、非常に温和な人だと思った。
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「明日もこの時間に来ても大丈夫ですか?」
「ぜひ!」
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「お、C。お前サークル入ったのか?」
「Cじゃない。早乙女だ。しかも千弘からあだ名を作るな!
あぁなんか雰囲気良さそうなの見つけた。高校時代の知識活かせそうだし…」
「ふーん、園芸だっけ?俺には縁のない分野だな。そういや俺彼女できたぜ!」
「まじかー」
「AもBも出来たからな!」
「どうせブスだろ。写メ見せろ!」
悪友の携帯画面を見ると、バランスボールを抱えたようなほどの超乳が写っているではないか。
しかも制服を着ていることから年下確定でかつ、5駅先の女学院だった。
「・・・くそ、リア充め」
「サークル入ったなら、早乙女も早く作れるさ。」
いいなぁ超乳。
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放課後、保全林近くのハーブ研エリアにやってくる。
今日も椎橋さんは、繋ぎを着ていて体のラインがわかりにくい。
「椎橋さん、お疲れまッス」
「茉奈でいいよ。」
「茉奈さん、いつもどんなことやってるんすか?」
椎橋さんもとい茉奈さんに近づく。
さっきの悪友の話と超乳彼女が目に焼き付いて頭から離れない。
どうしても茉奈さんの胸元に目が行ってしまう。
「そうねぇ、普段は体に癒しを得られるハーブを栽培して、ハーブティを作って部費を貯めたり、季節ものを栽培して部費を稼いだりして新種のハーブや栽培方法の研究をしているのよ。」
ハウスの奥にある個室に入ると試験管が並び、中に苗床もある。同好会では収まらないほどの研究施設。
「早乙女くん、これから聞くことは極秘事項よ。この研究会に入るってことは、私の言うことは絶対服従よ。」
「え・・・?聞かずには入れないのですか?」
「無理ね。」
「内容によるんですが…」
「気になるでしょう?聞く?ここから去る?どうするぅ??YOU入っちゃいなよ。損はしないよー。」
「じゃぁ入りm…」
「よっしゃぁ!!オスゲット!!!」
そう言うと茉奈さんは、扉の鍵を閉め、カーテンも閉め、密室を作り出し、さらには繋ぎを脱ぎ始めた。
「え…ちょ…」
「ふふふ、どう?」
「どうって」
中からは黒のタンクトップだけしか着ていない。しかもタンクトップがはち切れそうになっている。
内側から肉があふれ出し肩紐にめり込むだけでなく、裾からも肉がはみ出てミチミチと音を鳴らしながら引き伸ばされているようで
大変なことになっていた。…肉…そう乳肉が…。
「これなーんだ?」
指を肩紐にめり込んだ乳肉に指す。
「茉奈さんの…」
「そう、おっぱい。おっぱい好き?好きだよね?ずっと見てたもんね。」
「そ、それは…」
「照れなさんな、少年。これはね、このハーブ研の成果なの。私は女だけど、超乳が好きなの。超乳になりたい。
だから万人が超乳になれる術を身近なハーブから作る研究をしているのよ。」
茉奈さんは、さらにタンクトップを無理やり脱ぎ、爆乳丸出しになる。
俺はその大胆さに直視できないでいた。もったいない!!
俺のことはお構いなしに話を続け、おっぱいを自分で撫でたり揉んだりしている。
「今ね、170センチくらいあるの。前に5駅先の女学院の生徒で桁違いなおっぱい持った子見て興奮したわ。人類あそこまでいけるって。
ねぇ、早乙女くん、この研究会にいてくれたら、このおっぱいは好きにできるかもよ?」
「え?いいんですか?」
「かもだけどー。というわけでこれから新歓やりましょ。さ、早乙女くんパンツ脱いで私に捧げなさい。どうせもう硬くてしょうがないでしょう。」
「え…」
「え…じゃない。私の指示には…」
「…絶対です。」
「よろしい。」
続きます。