アスカの桃

ハリナ 作
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 今の状況がわからないまま、アスカの胸はプルンプルン揺れていた。
 目の前には真理と女生徒がカメラを構えていた。他にも囲むように数人立っている。
 状況が分からずキョロキョロと見回していると、構えられたカメラからシャッター音。

「きゃあっ!」

 同時にプルルンと揺れるおっぱい。

「アスカ様! もう一枚行きますよ!」

 アスカ様? と疑問が浮かんだ瞬間、

 パシャ!

 今度はダップウゥンと飛び上がったおっぱい。

「流石の躍動感!」「ナイスおっぱいですアスカ様!」「もっと揺らしてくださーい!」

 全員が目を輝かしておっぱいを見ている。
 この異常を全く理解できない。

「本当にどうなっているのよぉぉ!」

 バッイイィィィン!!!

 カメラのシャッターと同時に、ものすっごく弾んだおっぱい。
 おお、っと歓声があがる。反応したかのようにぶるんぶるん揺れるおっぱい。

「はーいオーケーでーす」

「アスカ様、とても美しいお胸でしたよ」

「え、ええ。ありがとう」

 ぷるんぷるん揺れている胸を見られているのが気になるが、とりあえずよくわからないまま相槌する。

「では、おつかれさまでしたー」

 結局、アスカには何もかもわからないままグループは撤収していった。

「あぁ、美しいおっぱい……さすがアスカ様です」

 部屋に残った真理が、まるで降臨した神を見るような目で見つめてくる。

「えっとこれは……なんの撮影だったのかしら……?」

「何を言っているんですかアスカ様。新聞部の今日のアスカ様の撮影に決まっているじゃないですか!」

「ええっと……なにそれ」

「わが校の生徒会長にして、最大の美人であるアスカ様の写真を日替わりで乗せるコーナーですよ」

 ……何の意味があるのかわからない。それよりも、

「あのちょっと待って、生徒会長……? それにアスカ様……って?」

 生徒会長は真理だったはず。どういうことなのか。

「誰も憧れるこの学校のシンボルなんですから当然です」

「いえ、生徒会長ってあなたじゃなかったかしら?」

「何を言っているんですか。私は副生徒会長ですよ」

「さっきから変なアスカ様ですね。もしかして私で遊んでます? ああ、それもまた最高……」

 彼女の言ってることがいろんな意味でよくわからない。
 それにしても胸がスース―する。胸元を見れば、ボォォォンと体から飛び出した乳房。しかも制服の胸元が大胆に開かれており、深い谷間が丸見えだった。
 意識したら肌色の山はぷるんと揺れた。抑えるように撫でさするが、胸は跳ねるようにプルプルと震える。

「やっぱり……おっぱい、おおきいわ」

 真理に聞こえないように小声でつぶやく。
 ふと横に置いてあった姿見に写った自分の姿が目に入る。着ている服が明らかに普通の制服とは違った。
 制服らしいがなんだか特注品じみた豪華そうな装飾もついている。
 胸が開いているのも併せて生徒会長用なのだろうか。

「そんなことより昼休みももう終わりです。さあ、授業に向かいましょう」

「え、ええ……」
  
 プルプルと揺れるまま真理に背中を押され廊下に出た。足を踏み出すたびに揺れるおっぱいに違和感を感じてならない。
 隣で真理もぷるんと揺れているが自分の乳房は明らかにそれよりも上回っている。

「アースカ!」

「ひゃぁぁ!?」

 突然、後ろから胸を鷲掴みにされた。

「な、アスカ様のお、お、お胸を!」

「いいじゃん減るもんじゃないんだし。ね、別にいいでしょ?アスカ」

「えぇっ!?」

 驚いたアスカが首を後ろに向けるがそこには誰もいない。のは当然である。なぜならば身長がかなり、小さかったからだ。
 目線から下を向けると、そこにいたのは全体的に小柄で小動物を思わせる容姿の女の子。
 ショートカットの髪で背から胸までこじんまりとした姿は間違いない。小さいころから遊んでいた仲である飛鳥の幼馴染の紗香だった。
 かなりの長身であるアスカとの身長差で万歳する様に胸を揉んでいる。
 しかしそれより状況の理解が追い付かず、混乱は加速する。

「今日も写真撮ってたんでしょ? いやースーパーアイドルは大変だねぇ」

 モミッモミッモミッ!!

 アスカの乳房を下から押し上げるように、大胆に指が変形させる。
 たぷんと手のひらの中でバウンドした乳肉が指の間からこぼれそうになる。

「この貧乳女っ! アスカ様の美しいお胸が、こんなにも下品な変形をォ!」

 ギリギリと紗香を睨みつけるこの様子は本気で怒っているようだ。
 その時、揉まれる胸がドクンと響いた。

「くぅっ……胸が、あついぃ!」

「アスカ様!? まさか下品に揉まれたから? その手をどけなさい!」

 真理は紗香の手を強引にどけると、ポヨンと弾んだ胸。

「大丈夫ですわアスカ様! 私が美しく揉んであげますからね!」

 むにゅうっ!

 真理の指がその柔らかな胸に食い込んだ。

「ひゃっ! そんなにかわらないぃ!」

 モミッモミッモミッ!!

 心地よい弾力が押し返してくる乳房を激しく揉みしだく。ぐにぐにとひしゃげた形が爪の先で何度も弾ける。

「いやーアスカってば昔からおっぱいが大きいからつい」

「なにを言う貴様ぁ! アスカ様の高貴なおっぱいを気軽に揉むことなんて許されないわ!」

 モミッモミッモミッモミッ!!!!

 指が押し込まれるたびに間から膨らみが大胆にせり出し、弾けたそのボリュームが弾力を纏って手のひらを押し返す。
 そうやって目まぐるしく乳の塊が変形していく。

「はうっ!」

「アスカ……放っておいて授業にいこ?」

 呆れたように肩をすくめた紗香はアスカを連れて行こうとする。
 どうやら紗香が来た理由はアスカを呼びにくるためだったようだ。

「う、うん」

 揉まれ続けているアスカもその場を離れようとするが、

「アスカ様! お待ちください! まだお胸のマッサージが終わっておりません!」

「いつからマッサージになってるのよ! もういいからぁ!」

 真理を振りほどこうとしたとき、じんじんと疼いていた胸が震えだした。

「ひぅっ……」

 かわいらしい小さな悲鳴を漏らしたかと思うと、体をわななかせるアスカ。

「あああぁっ……むぅんんんんんんぅ」

「あ、アスカ様ぁぁ!?」

 ボォン! ボン! ボボォン!!

 膨らみ始めた乳房は、食い込んだ指を強引に押し返す。
 負けじとグニィっと揉みつぶされるが、ひしゃげたままぐんぐんとせり出していくおっぱいはあふれんばかりの弾力で指を吹き飛ばした。

「あんっおっぱい大きくなっちゃうぅっ!」

 胸を反り上げ、せめぎ合って前へ前へせり出していく乳房。
 ブリン! ブリン! と左右に振られそのたびにどんどん大きくなり、開いた胸元からあふれこぼれていく。
 さらにぎちぎちと大きくなるが、制服は伸縮自在化と思うぐらいにおっぱいの体積に追い付いてくる。
 そしてバスケットボールを凌駕するおっぱいになった。

「これ、どうなって……」

 狼狽えてる様子を見せる紗香。

「お、大きく! アスカ様のおっぱいが! おっぱいいぃぃっ!!!」

「え、えぇ……」

 興奮した真理になんともいえない目線を送る。

「て、その胸!」

 真理の胸がプルンプルンと揺れ始めたかと思うと、

 ブルブルブルンッブッルゥゥゥゥン!!!!!

 豪快に暴れたおっぱいに熱をこみ上げる。

「ふへっ!? あ、アスカ様ぁ! 私のおっぱ、おっぱいが……っ!?」

 ボルテージが高まった真理の乳房は、ムグゥムグゥと服の下から悶えるようにせり出していく。
 だんだんと目に見えて大きくなっていく真理の胸はさっきまでのアスカのバストサイズまで到達している。

「やんっ!」

 その時内側からの圧力に負け、バインと弾んだ乳房に合わせてボタンが勢いよく上に弾けた。
 そのボタンはアスカの只今成長中の乳の谷間にパクンと飲み込まれる。
 するとまるで燃料を火の中に投げ込んだか如く、おっぱいの体積はボォンと爆発した。

「あぁっ! 美しいぃぃ!!!」

 自分の胸が膨らむ未知の快感と、アスカのおっぱいが爆発的に大きくなったのを見た興奮により、胸のリミッターが外れアクセルが踏み込まれる。

 ブッリュリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!

 レッドゾーンに突入した乳房は増殖して噴水のようにわきあがる。
 真理の乳房もアスカに追い付かんとガンガン膨らみ、ブラが締め付けながらも前にせり出していく。
 そして身体を反って胸を突き上げている二人の乳房がボヨンと激突した。
 大きく勝ったアスカの胸に真理の乳房がぐいぐいとしっかり食い込む。さらに互いのおっぱいがおしくらまんじゅうのように力強く押し返し変形させる。
 乳と乳が波のようにせめぎあって、バインと弾ける。おっぱいの攻防はさらに加速していき、

「とめててええええええええええっっ!!!」
「アスカさまあああああああああっっ!!!」

 二人が全身を震わせて叫ぶと、身体をぴっちり合わせたまま胸に振り回されるようにぐるぐる回転を始めた。

「へ? きゃああぁっ」

 すると紗香の胸まで膨らみ始めた。
 平らだった胸に双丘が現れたかと思うと爆発したかのように一気に膨らんだ。
 ぎちぎちになった制服が締め付けながらぶるんぶるん揺れている。
 高速でスピンし、まるで竜巻となった二人は勢いよくかっとんでいった。

「キ、キツ……ちょっとアスカあああぁんぅ!? ダメぇ!」

 胸がさらにばりゅんと勢いよく膨らんで、その場に残された紗香。
 竜巻と化した二人は廊下の窓ガラスや蛍光灯などをことごとく破壊しつくしていく。そして壁にぶち当たりながらバウンドして階段を駆けのぼる。
 生徒たちが下から駆け上っていくとんでもない音に気づき、竜巻を察知した時には時すでに遅し。
 迫ってきたのは、まさにハリケーンとしか表現のしようのないものだった。

「きゃあああああああ!!!!」「いやあああああああああ!!!」

 逃げる間もないままハリケーンに巻き込まれた瞬間突然、胸が勢いよく膨らみ始めた。
 ブラを突き破ってたわたに実った乳房がブルンと揺れる。

「わあああああああっ!!!」「んんんんぅぅぅっ!!」

 平らな胸がボインボインと上下に揺れながら押し上げられていく。もとから豊満な胸もさらに尋常じゃなく大きく盛り上がる。
 バリンバリンと次々に割れていく窓ガラスの間で、女生徒の胸という胸がグングン膨らんでいく。
 胸を大きく、天井や壁を破壊しながら、さらにまた上の階へと強引に突入する。
 下の階の騒音に疑問を感じながら、教室に入ろうとしていた女教師がまたやんちゃな男子かと振り返ると、

「こら! 廊下は走らな……ってきゃああああぁぁぁっ!!!」

 成長中のハリケーンがバランスボール並みの四つの質量が回転して迫ってきた。まるで建物の中でトラックが爆走しているようなものだ。
 有無を言わせず巻き込まれた教師の胸はズンズンズンと大きく重く成長を遂げていく。
 メロンのように実った乳房はブルリンと重々しく揺れながら猛烈な勢いでせり出していき、瞬く間に弩級のビーチボールになってしまった。
 さらにハリケーンの突風は、教室の中にいる女子の胸をまとめてグングン成長させて爆乳へと変えていく。
 嵐が過ぎ去った後には、廃墟のようになった廊下と、胸がバインバインになった女生徒と教師が残っていた。
 女子の胸を膨らませまくるおっぱいハリケーンの勢いはとどまることなく、最上階の奥の音楽室に突入する。袋小路にぶち当たった竜巻は音楽室の中で、壁に天井に激突して跳ねまわる。
 高速回転する竜巻の中で二人のおっぱいはさらに膨れ上がり、体よりも大きな大玉サイズへと成長を遂げた。そして窓は割れ、天井に穴が開き、部屋の中がめちゃくちゃになったところで、大玉が四つくっついた質量の竜巻にエネルギーが収束し、プラズマを発生させてスパークした。
 瞬間、胸が爆発的に弾け全身が飲まれたかと思うと世界が根幹から歪み、ブラックアウトした。








「わぁぁっ!」

 飛鳥がガバッと起き上がると、シンと寝静まったかのような人気のない音楽室。

「……あれ?」

 何があったのかはっきりとよく覚えていないが、違和感のようなものが消えていた。あれだけあった胸は影も形もなくなり、元の男の姿に戻っていた。
 廊下や部屋もハチャメチャなことになっていた気がしたが、音楽室は小奇麗なままで、廊下も荒らされたわけではなさそうだ。

「夢……だったのか……? ん?」

 目の前には真理が仰向けで倒れていた。
 彼女もかなりの大きさの胸だったはずだが、小さく(といっても大きいほうだが)女子中学生相応のサイズになっていた。
 そうだ、これだ。本当はあんなに大きくなかったはずだった。
 女になると胸に関して何かがおかしくなっているとしか思えなかった。
 確かな実感はある。しかし、まるで本当に夢を見ていたかのようだ。

「どうしようか、これ」

 授業が始まっているみたいだが、とりあえず倒れたままの真理を抱え保健室まで連れていくことにした。









 ブルンブルンブルン!!!

 同じ頃、人気のない廊下で、金髪の女性が胸を反らしながらたわわに実った乳房を激しく暴れさせていた。
 まるで生きているかのように、右に左にバウンドしまくっている。

『特異点反応消失』

 どこからか声が響くと、ボインとバレーボールおっぱいがトスされるように跳ね上がった。
 その後もぷるんぷるん揺れ続けるおっぱい。

「あんっ……またやってくれちゃって……早すぎるわよ。まあ、データは送信しとくかしら」

 女性は胸を突っつき、プルルンと豊満すぎる乳房を揺らした。
 上下に弾んだおっぱいに光が駆け巡って、大胆にバインと弾けた。

『転送完了』

「さて、今度こそしばらく大丈夫そうだし、私は退散しようかしら。今姿を見られたらまずいしね」

 乳房をゆさゆさと八の字を描くよう揺らしながら、彼女は廊下の奥に消えていった。