レナは自室の真ん中に立ち、あるものを握った。
それは長方形の箱。ボタンなどが沢山ついており、リモコンに似た雰囲気がある。
「これで、私も……」
反対の手で自らの平らな胸を擦る。柔らかさも膨らみもない壁。この固い胸板も、見晴らしのの良い視界も最後だと思うと、なんとなく感慨深い。
「さあ、行くわよ」
親指でカチっとスイッチを押し、電源を入れた。
すると、
ピッ!
という心地よい音と共に、それは動き始めた。同時に、
「……あっ、あぁぁぁぅっ……」
その小さな胸がムズムズと震え始めた。火照りながら何かが満たされていくような感覚。
「んあぁっ、胸が……熱いぃ……」
胸の奥から若干の快感が湧き上がって来る。
その快感が胸いっぱいに満たされると、何かのスイッチが入ったかのように胸の奥底から蠢いた。
「き、来た……っ!」
小さな胸の中満杯に溜め込まれたそれが溢れ出し、外に零れ出そうとしている。
「は、はぅぅぅ……来る……胸が、来ちゃうぅ……っ!」
ムク……ムクッ……!
胸が膨らみ始めた。満杯になった快感によって内側から押し出される。
そして平坦な胸板から少しだけ盛り上がったばかりの乳が悶えるように震えている。
ググ……ググググ……
着実に体積を増していくレナの胸。
「あうぅ……は、はうっ! い、いいわ……おっぱい、きてるぅぅ!」
少しずつ服が押し出され、膨らみによって張り始める
ムクリと二つの膨らみができた胸は、更に前に向かってグググと迫り出して、なだらかだったカーブは外へ丸く膨らんでいく。
「くっ、はぁぁぁんっ……おっぱい……! きもち……いいわっ! あっはああああぁぁぁぁぁっ!!」
膨らむ度に満たされる快感は強くなって、どんどん胸の中に送り込まれる。
力強くムグッと張ったまま、目に見えて大きくなる乳房。その二つの膨らみはむにゅりと押し合って小さな谷間が出来上がった。
レナの手に握られた『おっぱいを大きくする装置』によってレナのバストに不思議なエネルギーが送られ、どんどん成長していく。
装置を止めない限り彼女の胸は止まることなく膨らみ続けるのだ。
胸の成長に恵まれなかった彼女。他はすべてうまくいっていた。学業も友人関係も何一つ不満もない。しかし、何をしても大きくならなかった胸がコンプレックスとなった。
そして彼女の天才的な頭脳で、自らを欲望を満たすために作られたのがこの装置だった。
やはり何一つ問題はない。装置は完璧な完成度だ。
……少々刺激が強いかもしれない。だがその心地よさはある意味成功だと言っても本人にとって過言ではなかった。
そうスレンダーでセクシーなボディに、唯一の問題である小さなバストを解決できれば、まさにパーフェクト・グラマラス・ボディになれる。
それで彼女はすべてがうまくいき、完璧になれる。
ムク……ムク……
服の下はその二つの膨らみはゆっくり着実に大きくなっていく。
そのサイズは掴めるほどに成長し、今や巨乳といって過言ではない大きさであったが、レナにとってまだ満足できる大きさではなかった。
「まだ、足りない……! もっとよ……もっと、大きく……」
レナは装置のボタンを押し込んだ。
「あっ、あはああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
装置はヴォーンと稼働音を増し、同時に膨らむ胸のスピードが増していく。
ムクッ!! ムクッ!!
今までよりも膨らむ体積が上がり、見る見るうちに大きくなる胸が服をぐっと押し上げていく。
そしてギチギチと窮屈になった服の下でもがき暴れている。
「き、キツイィィ!!! あうっ、あぁぁぁぁんっ!!」
ブチッ!! ビリビリィ!!!
彼女の服は中心から音をなして破け、膨らむ胸がプルンと裂け目から飛び出した。
更に大きく膨らんでいく胸は鼓動と共に前に向かって着々と迫り出していく。
とうに90pを超え、100pに届かんばかりの勢いだ。
胸が大きくなるたびに増していく快感に思わず身体は震えてしまう。
下を見れば、身体から飛び出した二つの膨らみによって臍や足元は既に見えない。
「あ、はぁぁ……」
それどころかその膨らみは悶えながら、ムッチリと互いに競り合ってグングン大きくなっていく光景にレナは頬を赤らめ、法悦な表情を浮かべる。
大きくなった胸は、その快感と共にプルン、プルンと弾むように揺れる。
数分前にはあり得なかったはずのその胸の不思議な感覚がレナにとっては堪らなく愛おしかった。
ムクッ!! ムクッ!! ムクッ!!
「ふああぁぁんっ!! まだ、まだよ……こんなんじゃ、全然、足りないわっ!!」
レナは装置についた先ほどのボタンとは別のレバーを目一杯グッと倒した。
すると、
「はっ、はうううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
まるで電撃のような激しい快感が勢いよく彼女の胸に雪崩れ込む。
ドクンッ!! ドクンッ!! ドクンッ!!
彼女の胸の脈動が、まるでエンジンの様に凄まじい音となって聞こえるほど、乳房は勢いを増して膨らみだす。
「あっあはあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
その強い快感によって、ビクンッ!! と勢いよく弾けた身体はぐいっと反らされ胸は上方に突き上げられた。
だぷんっ! と大きくたわみながら瑞々しくバウンドする乳房。
瞬く間に100pを超えたバストが、解放された胸元から重みを増しながら驚異的な速度でその体積を増やしていく。
同時に装置によって乳房に送り込まれるパワーが新たな快感を滝の様に生み出す。
「あぅぅぅっ! あ、はっああああぁぁぁっ!! んっくぅぅぅあああっ!!!」
苦しいのか気持ちいいのか既に分からなくなるほどのその凄まじい刺激に、目の前で膨らんでいく胸を見ながらビクビクッと体を震わせる事しかできない。
グッ!!! グンッ!! ググッ……ググググググッ!!!
止まることなく凄まじい勢いで成長していく胸。悶えながら溢れ出すように迫り出していく。
それに伴い110……120……バストサイズはどんどん更新されていく。
「んんぅぁぁっ! さ、さいこ、う……っ!」
胸を突き抜ける快感とそのずっしりした重量感にうっとりと頬を緩めるレナ。しかし視界を埋めていく肌色に次第に焦燥感を覚え始める。
常人を遥かに超える胸となっても、更にグングンと大きくなる胸。
レナにとってもう十分過ぎる大きさだ。これ以上は流石に許容できない。
快感と焦燥感の狭間の中、レナは膨らんでいく自らの胸に流石に待ったをかけた。
ムグッ……ググググッ……ググググンッ!
「はぐぅぅっ! これ、以上は……さ、流石にぃ……もう、いいわっ」
手の中で、熱を持ちながら胸を膨らませてる装置のスイッチを切ろうとしたとき、
ビグンッッ!!!!
「んんぅはぁぅっ!?」
身体を大きく震わせる程の快感が胸の中で弾け、その拍子に『おっぱいを大きくする装置』は開いた指から滑り落ち、ゴトっと音を立てて床に落ちた。
胸の快感に身体を縛りつけられ、身動き一つ取れないレナにとって、手元から落としたそれを到底拾い上げることは出来ない。
装置によって自動で膨らませてる以上、もはや大きくなっていく胸のコントロールは不可能であった。
「ちょ、ちょっと!! も、もういいっ! もういいのっ!!! おっぱいもうとまってぇぇぇ!!」
止まることなく、意思を無視してひたすら大きくなり続ける自分の胸に感じる恐怖。
そんな主人のことなどいざ知らず、床に落ちた装置はレナの胸を大きくしていく自らの役目を忠実に守っていた。
ドクンッ! ドクンッ!
「おっぱいっ! いや……お、おっぱいが……止まらない!!!」
ググググッ! グググググッ!
「ダメッ……ダメぇぇぇッ!! はぁぁぁあああああんっ!!! おっぱい、おおきくなっちゃうううううううううううううううううううう!!」
「何ですかお姉ちゃん、さっきからうるさいですよ?」
その時、妹のヒナが部屋に入ってきた。騒いでいるレナの嬌声に我慢ならなかったのだろう。
「んぅぅぅ! ひっ……ヒナ? あっふぅぅぅ!」
そこでレナの様子を見たヒナは思わずキョトンと口を開いた。
「え? な、なんですかこれ? お姉ちゃん?」
彼女の胸に頭より大きなボールのような何ががくっついて震えているのだから。
それはダプンダプンと揺れながら、細い身体からさらに大きく迫り出しているようだった。
「ああああぁんっ!! んっあっ! ヒ、ヒナぁ……あしもとの……そうち、ぉおおぁぁっ!!!」
「へっ!? ソウチ……あっ! はい!」
その場で呆然としていたヒナは、そのグングン膨らんでいる胸を後目に見ながら、言われるがままにレナの足元でガタガタ震えている箱のようなものを拾い上げた。
「あ、くぅぅっ! と、とめてっ、わたしのおっぱいとめてぇ……!! あっひぃぃぃんぅぅぅっ!」
「えっと、ど、どうしたら……」
しかしその箱にはボタンやらレバーやらがたくさんついており、ヒナには何を触ればいいか全くわからない。
オロオロと戸惑っている間にも、彼女の胸のサイズはどんどん成長し続けている。
「スイッチ……! スイッチをぉぉ! あぁぁぁっ、きってぇぇぇっ!」
「スイッチ? えっと、こうですか!?」
胸の刺激に必死なレナには冷静な判断はできず、具体的な説明など出来なかった。そのため何かわからないまま、ヒナは箱に付いているスイッチらしきものをとにかく押した。
すると、
ビッグンッ!!!
「ッッ!!!! ひひゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!」
突然レナの身体が震えあがったかと思うと、凄まじい快感が生み出す激しい脈動と共に、バスケットボールをも超える胸は勢いを増して猛烈に膨らんでいく。
「え? あ、お姉ちゃん!?」
ドルゥン!!! ドググググググググゥゥッ!!!
「はぐぅぅぅうううううううううううううううッッッ!!!! ひ、ひなぁぁぁぁぁぁあああああっ!!! ちが、それ、ちがあぁぁぁぁぁっ!!!」
バタン!
エビ反りのまま胸を突き上げていたレナだったが、ガタガタと震える足は快感に耐えられず膝から崩れ落ちた。
「お姉ちゃん!!」
人並みを遥かに超えた乳房の重量によって、そのままの勢いで前かがみに倒れる。
むにょんっ!
身体から迫り出して膨らみ続けるその巨大な乳房によって床からの衝撃は緩和され、それはそのままレナの身体を受け止めるクッションになった。
しかしそれはあくまで身体本体のだ。快感が迸る胸にとっては、倒れた衝撃は果てしない刺激でしかなかった。
「あっ、あひぃぃぃぃぃぃいいいいいいっ!!!」
身体の下敷きになり潰れた乳房は、その衝撃に激しく悶え、さらなる成長によって形を取り戻しながらレナの身体をグイグイと押し返すように持ち上げていく。
一見、肌色の大きなクッション二つにレナが倒れ込んでいる様にも見える。しかしそのクッションはモゾモゾと震えながら大きく膨らんでいるという普通ではありえない奇妙な光景が広がっていた。
「ど、どうしたらいいんです!?」
ヒナが戸惑うその間にもその少し潰されたバランスボールのような胸は、明らかに目に見える異様な速度でグググと成長が続いていた。
「ひなああああああっ!! はや、ぐぅぅぅぅう!! たしゅけええええええっ!!!!」
乳房の肥大化のたびに強まる快感。その身体が引きちぎれそうな感覚に耐えられず、必死に助けを求めるレナ。
快感に悶えながら思わず伸ばした腕は、体を持ち上げるほどに巨大化してしまった乳房によって何も役を果たさず、空を切ってその肌色の海に沈むだけだった。
「えっとえっと、これ!」
焦ったヒナは慌てながら、とにかく何でもいいとそこにあったつまみを捻った。
グイッ!
遠慮なく、とにかく右に最大限に。
「はぐぅぅっ!? はっひぃぐぅぅぅぅんあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
今までよりも凄まじく身体を震わせたレナ
ヒナが弄ったつまみは、どうやら胸にとって効果が激しいようで、
ヴォォォォォン!!!!
装置も熱が籠り、鈍い音を立てて、震えながら激しく稼働する。
「へ!? な、なんですか!?」
ドリュドリュググググッ!! モッグリュルルルルル!!!!
「いふぁあああぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!! だめっ、た、たずげっ……いや、もうっやめでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
身体よりも大きくなった乳房は凄まじい勢いで膨らんでいき、近くにいるヒナに足元から乳房の波が襲いかかる。
「わっ、わっ! お姉ちゃん!?」
迫ってくる乳房に慌てながら、更にいくつかのボタンを押すヒナ。
すると突然、
「はぅっ!? ひぐうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」
ヒナの胸に未知の衝撃が奔った。それは痛みとは違い、どちらかというと快感。凄まじい勢いで、胸だけが焼け焦げそうになって駆け巡る。
その理解できない膨大な量の快感によって、
……ボッグゥゥゥゥンッ!!!!!
そのような音が聞こえるかのように、一気に彼女の乳房をも成長させた。
まるで爆発のごとく膨らんだヒナの胸は、その一瞬で、いきなりバランスボールのような巨大なサイズに膨れ上がった。
そのあまりの快感にビクンッ!! と激しく体を震わせるヒナ。
思わず手に握っていた装置を離してしまい、できたての深い谷間の中に沈んだ。同時に、ヒナは床の上で大きく広がっていくレナの胸に倒れ、
もにゅんっ!
と柔らかな衝撃と共に山盛りおっぱいが鏡餅のように上下に被さる。
谷間の中で震える装置によって、ヒナの胸はモゾモゾとくすぐったいような快感に悶えている。
「ああっ、んんぅぅ!」
どうにかしようにもその深く沈んだ谷間の中にはヒナの腕では届かず、サルベージはできない。
その上、ヒナの胸の谷間の中でもみくちゃにされた装置は、変に操作されてしまい、2人の胸を震わせながらさらに大きくしていくのであった。
ドリュリュリュリュリュッ!!!
キングベッドのサイズをも超えて、レナの巨大な胸は部屋中に溢れていく。
丸く大きな肌色に物体にどんどん空間が満たされていく。
グリュリュ!! ドグリュリュリュ!! ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
「あっひぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃっ!! あああああああああぁぁぁぁ!!!」
ドルルルルルルルルンッ!!! グリュリュリュブリュリュブリュリュリュッリュリュリュ!!!
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ! む、むねぇぇげぇぇぇっ!! あっんひあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ドクンッッ!! ドクンッッ!! ドクンッッ!!
部屋中に響く大音量の胸の脈動。
その動きに合わせるように、常に大きくなり続けながらもその脈動の度に一際大きく
ドリュリュッ!! グググググググ!!
と膨らんでいく。
その部屋いっぱいの超特大ベッドサイズの胸の上で、ヒナのバランスボールサイズの胸は、ブリュリュ! ブリュリュ! と蠢きながら大きくなっている。
部屋中からミシミシと軋む音。特大サイズの乳房の質量と重量に部屋が悲鳴を上げていた。
乳房の津波は部屋中のありとあらゆるものを縁に追いやりながら、本棚やベッドのような大きな家具を押し潰すように圧迫し始める。
部屋の容積を大体埋めた肌色の塊。レナの身体はそれによって、手を伸ばさずとも天井に着くほど床から持ち上げられていた。
「んむぅぅぅ! ん、んんぐぐぅぅぅぅぅ!」
そしてその上に乗ったままのヒナは自分の胸と天井によって挟まれ窮屈に潰される。
自分の胸にむぎゅっと押し付けられ、快感と共にドクドクと脈動を全身で感じてしまう。
ヒナを天井に押し付けたまま、ついに壁や天井に到達し部屋一杯に満たされたレナの乳房。その限界まで張り詰めた乳房は今にも壁を突き破らんとしている。
「あっんんぅぅぅぅぅ! ひぃぃいいい、きっついぃぃぃぃぃぃぃんっ!」
部屋全体から乳房を押さえられるような圧迫感に、思わず悶えて感じてしまうレナ。
グゴゴゴゴゴゴゴッ!!! ゴゴドリュリュリュッ!!!
胸が歪に膨らむ音、部屋が軋む音、そしてレナたちの叫声が混じる不協和音が響き渡る。
窓は割れ、壁がメキメキと崩れていく。そして支柱をへし折って、轟音と共に壁と天井は粉砕された。
部屋を内側から吹き飛ばすほどに成長したレナの胸は、ブルブルと震え瓦礫を弾き返しながら、そのままの勢いで溢れていく。
そして家を飲み込むように完全に押し潰した。
「んぎぃぃ、あひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!」
燃えるようなとんでもない快感に理性を失ったレナの目の前を埋め尽くすのは肌色のみ。もはや頭の中は乳白色一色に染まっていた。
大玉のような胸になったヒナを乗せたまま、大きくなり続ける乳房は、かつて自宅だった瓦礫を押し除け、庭をも飲み込み、そのまま隣家まで侵食を始める。
見上げる程に大きい肌色のそれは、まるで乳肉のカーテン。巨大なブルドーザーの如く、メキメキと歪な音をたてて、住宅を押し除けながら潰していく。
「あひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! ん、き、きもち、いぎぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォッ!!!
大きくなるのと同時に、胸で何かを押し潰すことにも更なる快感を感じてしまうようだ。
住宅街を蹂躙しながら爆発的に広がり続けるレナの巨大乳房。大きくなればなるほど、膨張に必要な体積は必然的に大きくなる。
しかしそれでも目に見えて大きくなる様は、部屋の中に収まっていた時よりも明らかに膨張速度が増している。
どうやらその膨張量は指数関数的に上がり続けているようだった。
ついに10000p越え、つまり100mに達した胸。ドリュリュと歪に膨らむそれは直径にして30mほどあるだろう。
それでもまだまだ収まりを見せずに、ひたすら大きくなり続ける。
逃げ惑う人々を尻目に、2つ並んだガスタンクよりも大きく膨らんだ乳房。
それはまさに肌色の山。辺り周辺はその質量によってメキメキと音を立てて、全て押し潰されてしまう。
太陽の光を浴びて艶々と輝き、全てを蹴散らしてそこに聳え立つ乳房。
その膨大な質量からは考えられないほど、ぶるんと柔らかく震え、表面はもちもちと弾力に溢れていた。
圧倒的な質量を持ったそれは、その重量で地面にめり込みながら抉り、縦横高さその全てが異様なスピードで膨れ上がる。
そのバストサイズは既に100000pを超えている。1000m、1kmだ。
大体グラウンドやプールがある大きな学校の外周分ほど。それだけの体積と質量が球体状になって震えながら聳え立っている。
直径にして約300m。東京タワーほどの高さまである丸みのある巨大な物体。町をも飲み込む乳房の山脈だ。
超巨大なが震えるその度に地面が激しく振動し、地響きと共に巻き起こる地震。
「あっひぃぃぃぃぃっ! おっおっぱぁぁぁぁぁぁぁいっ! おっぱっ、おっぱいいいぃぃぃぃぃ!!!」
ドドドドドドドドッ!!
レナの目の前には広がる肌色。自分のおっぱい、おっぱい、乳、乳、乳。
気が狂いそうな快感で、正気などとうに失っているレナは世界全てが自分の胸で出来ているような気さえしてしまう。
そしてそのレナの胸の上のヒナも胸は大きくなっていた。
継続的に大きくなり続けるレナの胸と違い、彼女の胸は定期的に爆発的に大きくなる。
バスト30mサイズのヒナの胸は悶えるような快感が込み上げ、モゾモゾと震え始める。
「ま、またきましっ……たぁぁぁぁぁんぅぅっ!」
ブルッ! ブルブルッ! ブルブルブルブルッ!!
胸の奥が締め付けられるような感覚とともにむず痒い感覚が湧き上がる
そして爆発しそうなほど溢れる膨張衝動。
ドクンッ! ドクンッ! ドクンッ! ドクンドクンドクンッ! ドクドクドクドクッ!
これからの胸の先行きを感じさせるように、脈はドンドン早くなっていく。
そしてきつく締め付けられたそれは縮めたバネそのもの。
胸の内側に、パンパンに極限まで詰め込まれたエネルギー。
「んあっあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
それがおっぱいから勢いよく解き放たれた。
ボッグゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!
それはまるで爆発のごとく、一気に2倍以上に大きくなる乳房。その一瞬で体が吹き飛んでしまいそうな凄まじい衝撃と快感が襲いかかる。
延々とそれが繰り返され、その人生の全ての快楽を押し込めたような快感にヒナの脳内はとろけてしまっている。
勢いよく大きくなった胸は反動でプルプルと大胆に震え、その巨体だろうとまんまるでもちもちな弾力があることが見て取れる。
ヒナが絶頂を繰り返し、胸が何度も膨らんでいるうちに、レナのバストサイズは5km以上になっていた。お城全体の外周全てが肌色に染まっている。
どんなに遠くからでも見える肌色の二子山。それは野山を崩し、地図を塗り替えながら、ひたすら大きくなり続けたのであった。
大きな山の上にある、それまた大きな山脈の谷間の奥底で、震えながら動き続ける箱状の装置。頑丈に作られたそれは胸に潰されても壊れることもない。
誰にも邪魔されることもなく、与えられた胸を大きくするというその役目をひたすらに守り続けていた。
やはりレナはどうしても胸のことだけはうまくいかないようだ。