ミルクジャンキー その11

ジグラット 作
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 利佳子は胸に巻いた布一枚の姿で保健室のドアへと歩いていった。今や莫大な大きさに成長したバストが一歩踏み出すたびに盛大に揺れている。その揺れに合わせて、衣擦れとともにどこかきしみを上げる様な音が聞こえてくる気がして、利佳子は気になった。
(こりゃ、本当にまずいかも…)
 ドアに近づいて手を伸ばしかけた時、また手より先に胸が当たりそうになってあわてて身を引いた。
(あぶない、またおっぱいをドアにぶつけるところだった)
 先ほどのように、身体を横にしてドアに近づき、片手で勢いよく開けた。
「もう、なに不精してるの――」文句を言いながら利佳子がドアの向こうに目を向けた途端、目の前に丸くて巨大なものが飛び込んできた。
「!?……」
 利佳子はとっさにはそれが何だか判別できなかった。目の前に布に包まれたアドバルーンが2つ、横に並んでいるように見えたのだ。なんでこんなところにアドバルーンが…と腑に落ちない気持ちだった。
「利佳子ぉ…」
 その向こうから、聞きなれた明美の声が、いつになく弱々しく聞こえてきてハッとした。これは…。
「利佳子ぉ、助けて…」
 その巨大なものの向こうを見やると、その先に明美の身体が…やけに小さく見えてつながっていた。
「あ、明美――」
 利佳子にもようやく状況が認識できた。その巨大なものは…おそろしいほど成長した明美のおっぱいだということに。
(どうしよう…わたしよりずっと大きい)
 利佳子はまずそのことが頭に浮かび、次の瞬間ちょっとそんな自分がいやになった。
 明美はもうここに来るまでで疲れきってしまったように、足元がふらついていた。どうやら先ほどの何かに擦るような音は、おぼつかない足元がふらつくたびに、胸が廊下の右や左の壁にこすられていたためらしい。それほどまでに…明美の胸はほとんど狭い廊下の幅いっぱいになるほどに大きく膨らんでいた。

「明美、いったいどうしたの?」
 事前にいろいろうわさを聞いていながら、とっさにそう訊かずにはいられなかった。明美は何も言わない。どうやら何から話していいか整理できずとまどているようだ。
「とにかく中に入ったら…」利佳子はとりあえずそれだけしか言えなかった。
 しかし、明美のバストはドアを全開にしてもなお一遍には通らなかった。明美は身体を斜めにして、胸を片方づつ抱え込みながらそっと中に入っていく。すごく慎重に歩いているのに、足を踏み出すたびに生じるわずかな振動ですら、胸に大きく響いてくるらしく顔をしかめた。
 ようやく明美の全身が保健室の中に入ると、利佳子は後ろ手でそっとドアを閉め、ベッドに座るよう明美に勧めた。

 明美の格好といったらなかった。下は普通に制服のスカートをはいているけども、上半身は当然その胸を包む服などないから、シーツのような大きな布をむりやり身体に巻きつけているだけだった。おそらくその布の下は何も身に着けてないだろう。こんな姿で学校まで来るなんて、よっぽどのことに違いない。

 明美が腰掛けると、利佳子は明美のもとに歩み寄った。しかし、明美の身体のそばに来るよりだいぶ前に――2人の大きな胸同士がぶつかり合った。
 ぼよんと音がしたかのような勢いでお互いの胸がはずみ、反動で利佳子は思わず後ずさった。
(な、なんなのこの胸…)利佳子は自分のことは棚に上げてその弾力に驚いた。見ると明美の方も両手をベッドに置いて身体を支えてびっくりしていた。
 利佳子は今度はちょっと慎重に、身体を横にして近づいていった。そしてその大きな大きな胸に手を伸ばし、そっと押してみた。
(うわっ、たっぷたぷ)胸肉はもちのように柔らかく、手に力を入れた分だけめりこんでいった。しかし、めりこんだ分、次の瞬間中から何か強い力で押し返されるような強い弾力があった。明らかに中に何かがぎっしり詰め込まれているような感触だった。
(やっぱり…この中に、町中のミルクが詰まってるのね…)
 利佳子はごくりとつばを飲み込んだ。そうと分かるとなんだか嬉しくて気分がわくわくしてくる。調子に乗って明美のおっぱいをあちこちなでまわして感触を楽しんだ。
「ううっ…」
 しかし明美はそれだけの刺激でも思わず声をあげてしまった。おそらくおっぱいの中に極限までミルクが詰めこまれているため、感度の方もとてつもないぐらい上がっているのだろう。
「利佳…あんまり…さわらないで…がまん…できない」
 子供っぽくもあるがよがる明美に、利佳子はちょっとしたいたずら心がわき上がって来た。自分よりも大きな胸になった明美に、ちょっとした対抗心もあったのだろう。すぐにミルクを搾ろうとはせず、中途半端に刺激を与えつつじらしにかかった。
(それにしてもいったい何センチあるの…?ぜったい私より大きい)
「明美ちゃん、すごい大きくなったねぇ。あれからどうしてたの?」
 利佳子は明美の胸をなめるようになでまわしつつ、知らないふりをしてわざと訊いてみた。明美自身の口から聞いてみたい気もあった。
「ああっ…あれから…帰る途中にスーパーの前を通ったら…なんか途端にのどが渇いてきて…。ああ、来たなと思ったから手に持てるだけの牛乳を買って帰ったんだけど…帰ってすぐそんなもんあっという間に飲んじゃって…でまた買って帰ったんだけど飲んでも飲んでもぜんぜん足りなくって…もう夢中で何度か買いに行ってるうちに店の中の牛乳が全部なくなっちゃって…とにかくコンビニとか探しまくって見つけ次第とにかく牛乳をありったけ買い込んで全部飲み干して…。落ち着いたのはやっと明け方頃だったと思う…」
 どうやらうわさはかなり正確だったらしい。とにかくそれほど強烈な渇き方だったのだろう。
「へーえ、明美ちゃん、大変だったのねぇ。お金もかかったろうし…」
 利佳子は初めて聞くようなふりをした。
「うん…もう夢中だったから…。何年もためていた貯金箱、思い切ってこわしちゃった。けどそれももうほとんど残ってない…。でも…牛乳ってこんなにおいしいものだったんだって、ずーっと感激だった。あんなにおいしいものを、一晩中飲み続けられて…生まれてから一番うれしかった…」
 明美は一瞬ほんとうに嬉しくってしょうがない、というような笑みを浮かべていた。しかしそれも一瞬で、利佳子がちょっと胸を突っついただけで、表情は苦しさと快楽が混ぜ合わさったものに変わった。
「でも…さすがにちょっと飲みすぎたみたい…。朝方に眠ったんだけどなんだか胸がパンパンに張って苦しくってどうにも眠っていられなくなちゃって…。ちょっと動いただけでもミルクがあふれ出しそうなの」
「ふーん、でも、よく学校まで来れたわね」
「だって…下手にあふれ出たらなんかとんでもない事になりそうだったし…。それに…どうせなら利佳子に吸ってもらいたかったんだもん」
 明美はその途端とろっと甘えたような顔をして利佳子の顔を見た。
(明美、かわいい)利佳子はそんな明美の様子を見てついそんな事を思った。
「心配しなくてもいいわ。私が…明美のミルク、全部飲み干してあげるからね」
 その言葉を聞いて、明美はなんともいえない笑顔を見せた。

 利佳子は明美が身体に巻きつけている布の間に指をかけた。少し引っ張っただけでその布は簡単にはずれ、はらりと下に落ちていった。そして中から――決してアドバルーンなどではない、しかしそうと見間違えそうなほど大きく大きく張りつめた2つの球体が現れた。
(すごい…)
 利佳子は言葉を失った。利佳子は今の自分のバストに少なからず自信を持っていたけども、明美の胸は明らかにそのさらに一段上をいっていた。
 ただ大きいだけでない。中からぴっちりと張り切ったその胸は、今もなお力強く前方に張り出していた。
 利佳子の心にまたむくむくと対抗心が湧いてきた。
(いくらなんでもこんなに大きくなっちゃうなんて…。でも、今明美のミルクを飲めば、私だって…)
 それにしても、これだけ大きいと乳首を口にくわえるのも大変そうだった。手で持ち上げようにも、片方だけでずっしりと重いし、半端な大きさでない。両手をめいっぱい拡げても片方のおっぱいを抱えこむのがやっとという感じだった。幸い垂れさがっている訳ではないのでちょっとかがめば乳首に口が届きそうだけども、そうすると利佳子自身の胸とぶつかり合ってしまう。しかも胸にちょっと手を添えるだけでも、明美はもうビンビンに感じてしまうらしく、胴体の方がビクンと激しく反応してしまう。
「あ、だ…だめ…」
 利佳子はふと思いついて明美の前に膝まづくと、自分のおっぱいを明美のおっぱいの下に差し込むようにした。お互いの超乳どうしがからみ合い、上になった明美のおっぱいが利佳子の目の前にせまってきた。
 利佳子は自分の胸の上に、明美のおっぱいのずっしりとした重みを感じた。けど、今やほんの数センチ先に明美のおっぱいが見える。その中央に、ほのかに色づいたかわいらしい突起が見えた。まだ幼さの残るそのピンク色の乳首は、それだけ見たらとてもこのような超乳の先についているとは思いもしなかったろう。
 4つの超特大のおっぱいが狭い空間にひしめき合い、密着してたぷたぷと音がする。明美のおっぱいは利佳子のおっぱいで下からさらに圧迫され、その顔にさらなる険しさが走った。
「あ、あ、利佳…は、早くして…もう…」
 しかしそうは言いながらも、明美の胸からはまだミルクが出てくる気配はなかった。どうやらあまりにも詰め込みすぎてパンパンになっているのにずっと我慢してきたために、乳首まできゅっと締まった状態になってしまったらしい。明美が意識しないうちに…。それで一層胸が圧迫されて苦しくなっているのだろう。
「明美…ずっと我慢してきたのね…。ね、もういいのよ、肩の力を抜いて…」

 利佳子としても、待ちに待った大量のミルクがすぐ目の前にあるのに、おあずけを喰らっているのはたまらなかった。そうするうちに利佳子の心にまたいたずらしたい気持ちが湧き上がってきた。
 利佳子はちょっと舌を伸ばして明美の右の乳首をぺロッと嘗めた。明美の身体が今まで以上にビクッと鋭く反応した。
「利佳子…だめ…そんなことしたら…私…」
 だがやはり乳首を直に刺激するのは効果的だったようだ。今まで緊張して堅く閉じていたような乳首が、徐々にやわらかくなってきたように見える。
 ようし、とばかりに更にぺろぺろと乳首を嘗め回してみせる。なんだか、明美の乳房の中に詰め込まれるだけ詰め込まれていたものが、ゆっくりとゆっくりと蠢きだしてきたように感じられた。
「ああっ、あ…あ――」
 明美のうめき声も徐々に間隔が狭まり、それにつれて鋭さを増してきた。我慢も限界に達しているのだろう。
 利佳子の視界は今、眼前に拡がる明美の広大なおっぱいに完全におおわれていた。その先に見える乳首は、先ほどに比べてぷっくりと突き出してきて、いくぶん大きくなったように見える。おそらく今、ここで明美のその乳首に吸い付けば、念願のミルクが思う存分噴き出してくるだろう。
 しかし…そこまできて利佳子はふと不安におそわれた。
(今、明美の胸の中のミルクは半端な量じゃないわ。現に明美も抱え切れなくてこんなに苦しんでるのに…。それに私だってもう既にとてつもない量のミルクで胸がパンパンになってるじゃない…。その上こんなの飲んじゃったら、私の胸、どうなっちゃうの…?)
「ああっ! おっぱいが…おっぱいが、あふれちゃう!!」
 その時、明美が遂に耐え切れなくなったかのような声を上げた。そこにはもう一刻の猶予もない緊張感がみなぎっていた。それを耳にした時、利佳子はほとんど反射的に目の前にある明美の乳首にむしゃぶりついていた。
「!!!」
 口にくわえた途端、まるで乳首が爆発したのではないかというぐらいの勢いで大量のミルクが利佳子の口の中に流れ込んできた。しかしそれを待ち構えていた利佳子は、その怒涛のごとくあふれてくるそのミルクを、一滴余さずごくごくと飲みこんでいった。
(ああ…)
 利佳子の口の中いっぱいにミルクの甘いにおいが広がる。そうなってみて初めて、自分の身体がどんなにミルクを欲しがっていたかを思い知らされた。先ほどの不安はどこかに吹き飛ばされ、この至福の時を、もう二度と離したくない、という思いだけがあった。
(もっと、もっと…)
 利佳子は口の中にあふれ続けるミルクをものともせず、さらに強く乳首を吸った。それとともに、噴き出すミルクの量もさらに勢いを増す。
「ああ…」
 利佳子の耳に、明美の感極まったようなうめき声が伝わってくる。目の前に山のようにひろがるおっぱいに塞がれてよく見えないが、明美が快感にとらわれて恍惚の表情を浮かべているのはなんとなく垣間見えた。
 ミルクはまるで明美の胸の中に無尽蔵に蓄積されているかのように後から後からとめどなく湧いて出てきた。そして利佳子も、砂漠の砂に水が吸いこまれていくようにそのミルクを無心にぐいぐいと飲み込んでいった。
(まだ、足りない…)
 利佳子は右の乳房に添えた両手を使って懸命に揉みしだいた。どんなに手を伸ばしても抱えきれないほどの大きさには苦労したが、両腕ではさみ込んでぎゅっと中身を搾り出すようにすると、ミルクが噴き出す勢いががさらに加速し、奔流となって利佳子の口の中にあふれた。
「あああああっ、で、出るぅん…」
 明美は吸われる快感に耐えられずとうとう大きな声で叫んだ。
 利佳子の方も必死だった。下手すればミルクのあまりの勢いに負けて吹き飛ばされかねない。両手でしっかりと乳房を抱え込んで、あふれ出るミルクの流れをむさぼるように次々と飲み込んでいった。

「利佳子…こっちも…」
 しばらくして、明美が息も絶え絶えにつぶやいた。見ると、吸い続けた右の乳房は、左よりひとまわりぐらい小さくなったような気がした。利佳子も覚えがあったが、片方が吸われた分、もう片方がよけい張ってくるように感じられたのだろう。
(うーん、どうしよう。今口を離したら、ミルクこぼれちゃわないかな…)
 こんなに沢山あるのに、利佳子の今の気持ちとしては一滴たりとも飲み漏らしたくなかったのだ。今こうしている間にも、ミルクはびゅうびゅうとすさまじい勢いであふれ出して一向にとどまる様子はない。かといって巨大なアドバルーン状のおっぱい同士はそれぞれに存在を主張しあって、両方いっぺんにくわえ込むのは無理だった。
 しかし目を横にしてもう一方の乳首を見ると、右を吸われる刺激を一身に受けてさらに膨れ上がっているみたいで、今にも破裂してしまいそうなほどぴんと張りつめていた。
 大丈夫かな…。利佳子はくわえている乳首を吸う力を徐々に弱めていった。それとともに少しづつミルクの噴き出す勢いが弱まっていく…。すーっと静かに口を離していくと、うまい具合にミルクが止まってくれた。
(よし。うまくいった!)
 ミルクが零れ落ちないことを確認すると、利佳子はもう一方の、破裂寸前のおっぱいに吸いついた。
「ああああっ!!!」
 明美の感極まった声と共に、今度はすぐさま、右の乳首を最初にくわえた時をも上回る勢いで大量のミルクが一気に噴き出してきた。本当に明美のやつ、どうやってこんなにも沢山のミルクを貯めこめてたんだろう、そんな不思議な気持ちがするぐらい、その量は桁外れだった。
 しかしそれでも、待ち構えていた利佳子はなおもその噴き出す量を上回る勢いでミルクを呑み込んでいく…。
 ――それはちょっと不思議な感覚だった。今までミルクを飲んでいて、まず最初はお腹に入っていって、それから胸に蓄積されていたような感じがあった。けど今…もうそんなまどろっこしいことはしてられない、とばかりに飲んだそばからどんどん利佳子のおっぱいの中に吸いこまれていくような気がした。
 のどの奥に次々と消えていくミルクはすぐさま胸へと吸収され、利佳子の胸はどんどん今まで以上に張りつめていった。それと共に、今朝がた特濃牛乳を一心不乱に飲み干していった時の感覚がまたよみがえってきた。
(ああ…また、おっぱいがじんじんしてきた…。きもちいいよぉ。もっと…もっときもちよくなりたい…)
 その感触と共に、今また利佳子の胸はさらにさらに大きく膨らみだしていた。そしてそれは――同時にある物理的問題にも直面させられた。
 そう、利佳子の胸は今、大きな白布でがんじがらめに巻きつけられていたのだ。それまでだってやっとのことでギリギリに詰め込まれていた状態で、さらに膨れ上がる余地など残されているはずがなかった。
(あ…き、きついよー。布が…パンパンになってる…)
 しかしかといって、もう既に利佳子はミルクを飲むのを止める訳にはいかなかった。明美の胸からはさらに勢いを増すかのようにミルクがとめどなく噴き出し続けるし、なにより利佳子自身…飲めば飲むほどミルクに対する渇望感がいや増す感じだった。
 どうしよう、と頭の片隅で考えつつも飲むのを止められないで往生しているうちに、遂に布の方が限界に達した。
 びり…
 胸の左下あたりでいやな音がした。
(あ…だめ、布が…)
 きのうの時点で部分的にできていたほころびが、限界を超えて今、急速に拡がりつつあった。
 びり…  びりびり…
 ふたたび布の裂ける音がする。破れ始めてからは早かった。胸の内側からの圧力に耐え切れず、ほころびは連鎖反応的に次々と波及していく。
 今、急激に布の強度は低下していき、遂に、形をなしていられる限界を突破してしまった…。
 パーン!!!
 布は勢いよく利佳子の胸からはじけ飛んだ。後には布の残骸と言うべききれはしが所々に張り付いているだけだった。
 そしてその下からは…今までむりやり中に圧しこまれていた2つの巨大なおっぱいが、さらに見違えるほどの張りと大きさをもって押し出されてきた。
 今や明美と利佳子の胸の大きさは再び逆転していた。若干ちいさくなってきた明美の胸とはうらはらに、利佳子の胸は吸えば吸うほどむくむくと更なる巨大化の道を突き進んでいった。
 それにつれ…利佳子のおっぱいは明美のおっぱいを下から突き上げ、どんどん圧迫していった。その圧力で明美のおっぱいからはさらに多くのミルクが噴き出していく。それを利佳子が吸えば吸うほど、明美のおっぱいは利佳子のに押されてせり上がっていく――。
 その間も――利佳子は一瞬たりともミルクを吸い続けることを止めることができなかった。それまで利佳子の胸を圧迫しつづけてきた布のくびきから開放され、さらに勢いよくぐいぐいとミルクを吸いこみ続けていった。
(ああ、明美ちゃんのミルク、なんておいしいの! ほんと、こんなミルクならいくらでも飲めちゃう。それにおっぱいがどんどん張ってきて、気持ちいい…)

 どれぐらい時間が経っただろう。利佳子はなおも明美の胸を入れ替わり立ち代り飽くことなく吸い続けていた。あれほど大きくあふれかえっていった明美の胸もさすがにだいぶ小さくなってきた。明美自身、ミルクを吸われ続ける快感に完全に打ちのめされ、半ば朦朧としている。それでもなおも時々「吸って、もっと吸って…」と利佳子につぶやきかけていた。明美の胸が小さくなるにつれ、利佳子も少しづつ明美の胴体へと近づいていた。利佳子のさらに巨大化しつつある胸の谷間に、明美の身体は次第にその胸ごとすっぽりと挟みこまれていった。
 利佳子は一旦口から乳首を離して改めて明美の胸を見つめた。だいぶ小さくなったとはいえ、きのう明美が登校してきた時の大きさぐらいはまだありそうだった。
「これぐらいなら、両方一緒に吸えるかな」利佳子は、明美の両胸を左右の手で中央に押し付けた。大きくたわんだ乳房は、乳首をほぼ一点に近づけた。
「ようし。明美ちゃん。いよいよフィナーレよ。両方一緒に吸ってあげるからね」
 明美はぼーっとしながらも嬉しそうにうなずいた。
 利佳子は寄せた両方の乳首を一緒にくわえると、また強烈に吸い始めた。すると…両の乳房から、今までに倍する量のミルクが一気に噴き出し始めた。明美も両方からの刺激にまた新たな感覚を呼び覚まされたのか、猛烈に身体をよがらせ始めた。
(ああ…おいしい…。ほんと、いつまでもいつまでも飲み続けていたい…)
 もうこれからはノンストップだ、とばかりにさらに馬力をつけて明美の両胸を揉みしだき、最後の一滴まで飲み尽くさんとばかりに吸い続ける。明美の胸からもそれに応えるように最後の勢いでミルクが噴き出し、それは一滴残らず利佳子の胸へと流れ込んでいった。
 利佳子は今やほとんど明美を胸と胸の間に挟みこんでいるようだった。そして明美からミルクを飲むほどに、2つのふくらみはさらにさらに大きく張っていき、より強く明美をだきしめていく。いつまでも、いつまでも…。

 しかし――利佳子自身も気がついていなかった。いかな利佳子といえども、一度に飲めるミルクの量には限界があることを。今までとは桁違いに大量のミルクを一気に飲み干し続け、それとともに膨大化し続けた乳房も、遂には膨らみきれなくなってきつつあった。
 利佳子がそれに気がついたのは、両方一緒に吸いはじめてしばらくして、あともう少しで明美のおっぱいを飲み干せる、そこまで来たところでだった。
 今までいくら飲んでもどんどんミルクを貯めこみ続け、膨らみ続けたおっぱいが、なんだかきつく感じ始めたのだ。
(あれ、もう布はないはずなのになぁ…)
 最初はそんな感じだった。しかしそんなことを思っているうちに、利佳子の胸はじわじわと変に張りつめていった。今まで膨らむごとにじんじんと気持ちよかった胸が、そのじんじんする感じが徐々により強く、鋭くなっていき、次第に痛みへと変化していった。
(あれ…え、何? これ。あ…い、痛い…)
 しばらく事態が把握できなかったが、利佳子は徐々に、自分の大きな胸の隅々まで皮膚が突っ張って、パンパンに張り切っていることに気がつかざるを得なかった。
(ひょっとして、これってさっきの明美ちゃんとおんなじ? うそ! もうちょっとなのに…)
 そうなっても利佳子はなおもミルクを飲み続けた。しかしそうする間にも刻一刻と胸は一層はちきれんばかりに張りつめていく…。
(ミルク、こんなにおいしいのに…もっともっと飲んでいたいのに…)
 けれどももう胸の痛みは絶えがたいほどになってきた。このまま飲み続けていったら…今度は自分の胸の方が破裂してしまうのではないか、そんな不安が利佳子を襲った。
(そんな…まさか! もっと飲む)
 利佳子は不安をなぎ払うように最後の力を振り絞って明美の乳首を吸いたて、さらに今や片手で包めるほどにまで小さくなった明美の両胸を思いっきり揉みまくった。また勢いよくミルクが口の中にあふれる。しかしもう今までのように自然に胸に吸い込まれていってはくれない。しかし利佳子は必死で飲み込んでいった。それとともに利佳子のおっぱいはさらにぴんと張ってきたが、利佳子はもう構わなかった。
(こんなところで…もう少しなのに…今さらやめたくない!)
 さらに吸いたてる。しかし、我慢も限界に達していた。
(ああ、もう…だめ……)
 利佳子が胸の痛みに耐えかねて口を離そうとしたまさにその時…、明美の胸からあれほど噴き出し続けていたミルクがばたっと止まった。
(あ…終わった…)
 利佳子の心の中に、残念な気持ちとほっとした安堵感とが同時に訪れた。遂に…明美の胸にあれほど貯まっていたミルクをすべて飲み干すことができたのだ。明美の胸を見ると、また元の通りにまっ平らに戻っている。さっきまであんなに大きく膨らんでいたのになんか信じられないみたいだ。明美自身、その快感に耐え切れなくなったのか失神してしまっていた。
「明美、ありがと…」
 ふと利佳子の口から感謝の言葉がついてでた。そして、今までをはるかに上回る胸の重みにふらつきながら、利佳子は明美から離れた。

 しかし、利佳子もその次の瞬間、現実に引き戻された。まっ平らになった明美の胸とは対照的に…その胸に詰まっていたミルクをすべて飲み干して、利佳子の胸はそれまでのさらに倍ほどにも大きくなっていた。もう視線を少し下に向けると…大きく膨らんだふたつの山が視界のほとんどを占めてしまい、それから下はまるで見えなかった。
 今度こそ服をどうしよう…しかし今の利佳子にはそういう事を考える余裕すらなかった。無理に無理を重ねて詰め込んだミルクのためにそのおっぱいは今に破裂しかねないほどパンパンに張りつめて、その痛さで気が遠くなりそうだった。しかも最後の方に飲んだミルクはちょっと遅れて今胸の中に流れ込んできているみたいで、そうするうちにもバストはますます膨れあがってきた。じんじんとくる痛みは今や区切れのないじーんというものになって、利佳子はほとんど息をすることすらできない状態になっていた。
「む…胸が――張り裂けちゃう…」
 それを最後に、利佳子の意識はふっと途切れた。

 ――――――――――――

 そんな明美と利佳子の様子を、途中から隠れてじっと見ていた人影があった。その人影は、2人が共に意識を失ったのを確認すると、そっと室内に入っていき、2人の身体を確認した。
「こちらは…もう完全にゼロになっているわ。まあ、元々計算外の効果なんだしね。それよりも…」そう呟くと明美の元を離れ、利佳子の方に向き直った。
「こちらは…。本当にすばらしいわ。予想をはるかに上回る成果を挙げているわ。わずか一週間足らずでここまで大きくなるなんて…」
 その人物は、感に堪えないようにつぶやいた。

 そして一通り利佳子の身体をチェックし終えると、まだ意識の戻らぬ利佳子に向かって、聞かせるでもなく話しかけた。
「利佳子ちゃん、あなたのおっぱいは今、ものすごい勢いで成長していってるのよ。そしてそのためには、もっともっとたくさんのミルクが必要なの。
 ――本当の実験はこれからよ」

続く