蛇足ながら各キャラの裏設定をいくつか。
○藤掛理沙子
第2話ラストで出てきた市民プールでは、ほんとうに小学生時代に秋山くんとすれ違っている。その時は遊具の取り合いでいざこざを起こしているのだが、お互いその事は憶えていない。そもそも藤掛さんは当時からかなり目が悪く、相手の顔がぼやけてよく見えてなかったのだ。
言うまでもなく当時藤掛さんの胸はまだ真っ平らだったが、もしこの時眼鏡をかけていたら、ひょっとしてその頃から急成長が始まっていたかもしれない。
なお、第4話で秋山くんの家を訪れた時はほんとうにおっぱいをいじられることしか頭になく、そこから先は全く考えていなかった。だから心構えもなにもなく、想定外の事態に思い切りとまどってしまったのだ。とっさにパイズリを思いついたのは、これもみゆきおねーさまの入れ知恵。
それからバストサイズに関する質問があったけども、僕のキャラとしては珍しく増減が著しいこともあって、実際書いている時も特に設定していなかったと思う。だからもうほんとざっくりしたことしか言えないけども、「Happy new year」初登場時で120〜130センチぐらい、その後秋山くんとつきあいだしてからドキドキが常態化し、第3話でイケナイことを覚えてからはさらに急加速、第4話では通常時で2メートルを大きく超え、最大膨乳時は+数10センチ、というところだろうか。元の大きさが大きいほど膨乳率も高まる傾向にあるようだ。でもあんまり大きくなると皮膚が張り裂けんばかりに張ってきて痛さでドキドキどころでなくなってしまう。ちなみにその後2人で何度か挑戦するも、その度に胸が膨らみすぎて我慢できなくなり、また秋山くんが膨乳パイズリにドはまりしてしまったためになかなか先に進めないでいる。2人が一線を越えるのはもうしばらく先になりそう。
ブラは、第3話中で例のトリオンフィでなんとか既製品を見つけたが、その後すぐ特注せざるをえなくなった。
○秋山信一
高校時代は一貫して野球部で、7番セカンドで3年次にはレギュラーだった。バッティングはパワー不足であまり目立った活躍はなかったが、守備では的確な状況判断でしばしばクレバーなプレーを見せ、地味ながら何度もチームを救っている。監督も「このまま野球を続けたら、ひょっとしてひとかどの選手になるかもしれない」と密かに思っていた。
しかし本人はそこまでの思い入れはなく、大学進学後は近所の草野球チームに入って週末に心から野球を楽しんでいる。
ちなみに「秋山」の名は、往年の大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)の名投手、秋山登(元祖"カミソリシュート"の異名を持つ)からとった。なにげに野球づくしのキャラ。
○秋山みゆき
信一の2つ年上の姉。実は弟に以前から肉親以上の恋愛感情を抱いていた。イケナイ恋と知りつつ、弟の好みが気になって日常的に部屋に忍び込み、H本のありかはもちろんネットの検索履歴までありとあらゆる情報をチェックしていた。その中で、弟がとてつもなく胸の大きな女性が好きだと言うことを知って絶望する。実際は本人もDカップあるのだが、こんなものでは信一は到底満足してくれない、と分かってしまったのだ。(本人曰く「昭和の時代ならDカップでも"とてつもない爆乳"扱いだったみたいなのになぁ。ああ、昭和に生まれたかった…」) ※ちなみにこのこと、信一はまったく気づいていない。
本人もこのままではいけないと思っており、大学進学後家を出てそのまま実家に寄りつかなかったのも、距離を置いてなんとかこの気持ちを吹っ切ろうとしたからだった。
そんな中、藤掛理沙子の存在を知って「とてもかなわない」と思い知る。それほどまでに、彼女は弟の性癖にこれ以上ないほど合致した理想の女性だったからだ。それからは2人の仲を応援することで自分の気持ちを昇華しようとするが、その応援の仕方がどっか歪んでいて却って騒動を起こすこともしばしば…。
今でも弟以外の男性に興味が持てないので、彼女自身に彼氏ができるのはまだまだ先になりそうだ。
○藤掛パパ(名前未定)
某中堅企業の経理部長で、その厳格な仕事ぶりから社内でも信用が高い。理沙子の生真面目な性格は主に父親譲りだったりする。ただ家に帰ると一転、娘への溺愛ぶりはとどまることを知らず、「こんなかわいい娘は世界中どこを探しても絶対いない!」と本気で思っている。
なので娘に近づく男はすべて例外なく"馬の骨"なのである。秋山くん、苦労しそう…。
○大塚恋・正太郎
Kroahさんのオリジナルキャラで、第3話で特別出演。「眼鏡+爆乳+ショタ」が正義のKroahさんを代表するキャラで、この2人を主人公にしたマンガが商業誌に発表されたこともあったな。※ちなみに藤掛さんは僕がキャラづけしたせいで、ショタ属性がすっぽり抜け落ちてしまった。
この2人の関係を知ったら、みゆき姉さんはどう思っただろう…。