全日本ビッグバスト選手権 その2

カゼリ(物語)・魏乳アラキ&KobayashiR(挿し絵) 作
Copyright 2003 by Kazeri (story)
Copyright 2006 by Ginyu (picture)
Copyright 2009 by Araki (picture)
Copyright 2012 by KobayashiR (picture)

秋田県のある市立中学では一人の少女が机に伏していた。
秋田小町と呼ぶにふさわしい可愛い童顔が、それに匹敵する体積の胸に埋もれている。
(カナちゃん……どごさ行っちまっただ?)
まどろみの中で思い出すのはかつての親友、カナエだった。
(オラと一緒の中学行ぐって言うたべ?)
セーラー服越しの柔らかな胸肉に埋もれて、彼女は回想を続ける。
(……オラの胸、大っきなったんは小学生の頃だっただ)
いげね、今時の女子中学生はこんな訛り話さないわ。気をつけなきゃ。
(……私の胸が大きくなったのは小学生の頃だったわ……)
入学と同時にふくらみ始めて、小3で初めてしたブラがIカップだったっけ。
(オラ、じゃなかった、私はその胸のせいで皆からいじめられてた……)
そんな毎日が1年続いた後だったわ。カナちゃんが転校してきたのは。
(私と同じくらい……カナちゃんも胸大きかったのよね)
そしてすぐに親友になったんだ。カナちゃんは私と違って自信家でサッパリした性格だった。
(うふふ、カナちゃんったらあの時「巨乳で何が悪いのよー」って笑いながら男子のリーダーを窒息寸前まで追い詰めちゃったのよね)
それからはいじめもなくなり、私も少しずつ友達が増えていったわ。
(だども……いぎなりお別れだなんて……)
「深雪ちゃん」
「な、なに?」
あぶね、こっからは東北弁禁止だ。
「ねえ、せっかくの昼休みなんだから寝てないでお話しましょうよ」
「う、うん」
「それにしても……すごい胸だねぇ」
「いいな〜、羨ましいな〜」
「ねえ、ちょっとさわっていい?」
「うん……ちょっとだけね」
「うわ、すっごいね〜、こんなに重いんだね〜」

(カナちゃん……今は私、いっぱい友達できたよ)
だけどカナちゃんがいなかったら、ずっと私は一人ぼっちだった。
……何も言わずに突然引っ越しちゃうなんて……
カナちゃんに会いたいと強く想った。
その時だったわ。漫画雑誌を持ち込んでた男子からその「全日本ビックバスト選手権」のことを聞いたのは。
私は思いきって応募してみることにしたの。そしたらすぐに合格通知が届いたわ。
「がんばってグランプリになって雑誌に載らなきゃ……そしてカナちゃんに伝えるんだ」
ありがど、じゃなかった、ありがとうって。

秋田代表
俵深雪(たわら・みゆき)
13歳
身長 151cm
バスト 115cm(Pカップ)
ウエスト 54cm
ヒップ 83cm
支給水着 白のワンピース
特徴 素直ながんばり屋、うっかり東北弁が出ないよう注意している

一方、上りの東海道新幹線では。
「ここ座ってもええ?」
「どうぞ、よろしおす」
「姉ちゃんおおきに」
偶然、隣の席に並んだ2人の少女。いや、この場合4つの乳と言ったほうが的を得ている。
一人は気の強そうなナニワっ娘。髪は肩までのセミロングで小さなヘアピンを挿していた。
小柄な身体に不釣合いな巨乳を見れば、まさか彼女が小6だとは誰も思うまい。
着慣れた感じのタンクトップからこぼれんばかりのみずみずしい乳房はバレーボールに匹敵する大きさと張りだった。
そしてもう一人の和服を着た少女は、見るからに京美人。
長い黒髪はサラサラと美しく、顔立ちも上品に整っていたが堅苦しい印象は少しも与えない。
では、和服を脱げばどこにでもいる女子中学生に見えるのかと聞かれれば、それは違う。
なぜなら彼女の胸があまりにも、とてつもなく豊満だからだ。
「それにしても姉ちゃん、ごっつい乳しとんな〜」
「い、いややわぁ……ウチかて嬢ちゃんのピチピチしたお胸けなるい(うらやましい)わぁ」
「あはは、アタシは嬢ちゃんやのうて貧乏人や。賞金の1000万は家の借金返すために使うんやさかいな」
ナニワっ娘の言葉を聞いて京美人はドキッとした。
「わかっとるねんで。姉ちゃんも出場者やろ?その乳は隠せへんもん」
「まぁ……バレてもうたね」
巨乳に和服は似合わないと言われるが、彼女ほどになれば一般論の次元ではない。
着物の下に本来着けるべき和装ブラをしていない(というか着けられない)からだ。
結果、大きく開いた胸元からは莫大な質量の乳房がのぞき、魅惑的な香りを放っていた。
「けど、ウチかて負けへんよ。代々舞妓の家系だの伝統だのって、うんざりなんどす。一度グラビアに載ってまえば家族も諦めなはりますわ」
「なんや厳しい家やな〜……勘当されるかもしれへんで?」
すると京美人はにこっと笑って言った。
「そん時はそん時どす」
「な、そしたらアタシと一緒に芸人目指さん?」
「うふふ、それもよろしおすなぁ」

大阪代表
川上芽衣(かわかみ・めい)
12歳
身長 146cm
バスト 108cm(Oカップ)
ウエスト 52cm
ヒップ 79cm
支給水着 スクール水着
特徴 ひたすら元気なナニワっ娘、遠慮知らずな小6女子

アラキさん作

京都代表
香坂茜(こうさか・あかね)
15歳
身長 157cm
バスト 120cm(Rカップ)
ウエスト 56cm
ヒップ 85cm
支給水着 スミレ色のタンクトップビキニ
特徴 京美人だが上品すぎる感じはしない、深い谷間から発されるフェロモンは最強

アラキさん作

「ふ、ふ、ふ……やってくれるじゃない月刊バルーン……これよ、こーいうのを待ってたのよ」
募集のお知らせを見て笑うのは若き女社長。
(社長といってもまだ私一人の個人企業だけどね)
越中富山に生まれた薬学の天才、鈴木理冴子は弱冠20歳にして博士号をとった。
そしてついに完成させたのが究極のホルモン剤「ハイパーブレストX」である。
今まで月刊バルーンには裏表紙に広告を載せてもらっていたのだが、反応はあまりにも悪かった。
「まったく、幸運のキーホルダーとかのインチキ商品と同列にされちゃたまんないわ。
だけど、この企画ならハイパーブレストXを十分にアピールできる!」
理冴子自身もかつては小学生にも劣るペチャパイで、ずっとコンプレックスに思っていた。
しかし薬を使ってからというのものグングン急成長して、今では白衣のボタンを役立たずにするほどだった。
「ここは私自ら出るしかないわね。賞金の1000万を量産の費用に充てれば……ふ、ふ、ふ、億万長者も夢じゃない!」
彼女の野望はここから動き出す。
「しかし募集枠せまいわね〜。20歳までってことは私がギリギリじゃない」
ということは、競争相手は若い娘ばかりということになる。
「でもそこは大人の魅力で勝負よ。この豊満すぎるバストがあれば楽勝ね!」
茶髪のロングヘアをかき上げて理冴子は笑う。はだけた白衣の下からのぞく乳房は笑うたびにタプタプと波打っていた。

富山代表
鈴木理冴子(すずき・りさこ)
20歳
身長 169cm
バスト 127cm(Sカップ)
ウエスト 59cm
ヒップ 89cm
支給水着 谷間部分がメッシュの黒ビキニ
特徴 薬学博士、巨大な胸もさることながら脚線美も自慢

KobayashiRさん作

もうイヤ、何もかもイヤになったわ。結局私はママのお人形なのね。
女優のプライドだけで生きているようなママ。いままでずっと私、その人の言う通りにしてきたわ。
私をいずれ大女優にするんだって……ピアノやバレエに毎日通わされた。私には自由なんてなかったの。
だから悪魔にお祈りした。
そしたら、願いがかなったの。
(このおっぱい……)
嬉しかったわ。魔法がかかったみたいに成長した私のおっぱい。
両腕で抱えるほど、テディベアよりもずっと大きくなっちゃった。今もドレスを引き裂きそうなほど大きく膨らんでる。
これのおかげでピアノも弾けなくなったし、バレエもできなくなった。生活も不便になったし、学校の皆からはおっぱいオバケって言われてる。
でも別にいいの。このおっぱいのおかげで、私が女優になることはあり得なくなったから。
ざまあみろって思ったわ。ママの絶望した顔、今でも忘れられない。
(それで終わると思ったのに……)
でもダメだった。ママはあくまで私を芸能界に入れることしか考えてなかったの。
「いい?ありす、書類はママが書いてあげるから、ちゃんと言う通りするんですよ」
「はい」
だからもういいの。自由になるなんてあきらめたの。
これからは何も考えずにママのお人形として生きるわ。だって私にはそれしかないんだもの。
(悲しいなんて思わない……)
この大きな大きなおっぱいの下で、もう動かなくていいのよ。私の心。

埼玉代表
星宮ありす(ほしみや・ありす)
9歳
身長 131cm
バスト 126cm(Uカップ)
ウエスト 47cm
ヒップ 66cm
支給水着 薄ピンクのビキニ(フリル付き)
特徴 女優の娘、自分を母親の人形だと思い感情を殺している、無表情

魏乳さん作

こちらは編集部。やはり1000万という賞金が大きかったのか予想外の反響を見せていた。
「すごいぞ木根。全国からどんどん巨乳少女がエントリーしてくる。水着のデザイン間に合ってるか?」
「まかせてください編集長。今、沖縄代表のヤシの実ブラが完成しました」
「やっぱりお前、変なところで役に立つ男だな」
「誉められた気しませんけど」
「まあそう言うな、これが当たったら特別ボーナス支給してやるからな」

とりあえず選手6人登場させました。皆さんの考えた選手もどんどん増やして続きを書いてください。盛り上げてくれることを期待します。

続く