俺は学校が終わるとすぐ病院に向かった。
そこには付き合っている鈴がいる。
鈴は一週間前に突然倒れた。
内臓の何かの病気だったらしい。
極まれなケースだとかで、すぐ大きな病院に運ばれた。
今日はやっと面会が許されたらしい。
早く鈴に会いたい…。
無事だといいが…
病院につくと病室へ向かう。
病室の場所は知っている。
面会謝絶だったが、何度もここへ来たからな。
名前は彼女の名前しかないから、たぶん個室だろう。
看護士さんによると、意識ははっきりしているそうだ。
ドアをあける。
鈴はやけに大きなベットに寝ていた。
そして、彼女の体には白い布をかぶった何かが乗っていた。
「ひろくん…」
彼女は嬉しそうな顔を…してくれたが、なぜか悲しい表情を含んでいた。
「よかった、元気そうじゃん」
「うん…。でも…」
彼女はハハハ、と苦笑いをした。
俺は何の事だかわからなかった。
「…?あれ、この大きいの……、えっ?」
彼女が上半身を起こすと、体にのっていたまるい…大きな…胸がユッサと揺れた。
気付かなかったのも無理はない、なにせ横幅ですら1mはこえているのだから。
巨大に膨らんだそれは、彼女の膝をも隠してしまうほどだった。
「薬の副作用でね、しょうがなかったんだって…」
まさかこれが胸だったとは。
てっきり治療のための機材かなにかだと思った。
俺は何と言っていいかわからなくなった。
「よくわかんねぇけど…鈴が元気でよかったよ」
俺は鈴に抱き着こうとしたが、胸があったので横から抱き着いた。
それから俺は最近の学校の様子を話した。
くだらない話だが、鈴と二人だとどんな話題でも楽しくなった。
人の噂や先生の悪口、テレビやニュースの事…。
俺が赤点をとった事でさえも楽しく話せた。
俺は視線が彼女の胸にいかないように注意しなければならないのがつらかった。
彼女が動くたびに…笑ったり、声を出したりするだけで…ユサユサと揺れるその胸は、まるで俺においでおいでをしているようで…気を抜いたら俺は飛び付いてしまうかもしれない。
しばらくして、鈴は何かモジモジしはじめた。
「あの…ひろくん、ちょっと外で待っててもらえる?」
「うん、いいよ。どうしたの?」
「…ちょっと…」
言いたくなさそうだったので、俺はいいよと言ってそのまま部屋の外へ出た。
看護士が二人、中に入っていった。
外で待っている間、俺は心の整理をした。
前はどんなだったっけ。
たぶん印象に残ってないから胸は無いほうだっただろう。
そしてこれからどう鈴に接してやればいいか、とか、ちょっとエッチな事とかを考えた。
ドアがあくと、二人の看護士さんが重そうになにかを運んできた。
チャプ、チャプン…
どうやら中味は液体のようだ。
「おまたせー」
中から声がしたので俺は入った。
鈴の顔は赤くそまっていて、彼女の胸にかかった布は、乳首だと思われる突起の部分がその形に盛り上がっていた。
そして、その先端は少し湿っている。
最後に、この部屋の甘い臭いから、俺はある確信をした。
それからまた少したって、また明日くるよといって俺は帰った。
翌日も俺は学校が終わるとまっすぐここへ来た。
何かもっていこうかと思ったのだが、食べ物はまだだめらしく、マンガも女の子が読みそうな物を持っていなかったので結局手ぶらでいく事にした。
コンコン
「……」
返事がない。
「入るよ」
ドアはあいている。
胸が邪魔で顔が見えないが、反応がないので寝ているのかもしれない。
横にいって顔を見ると、やっぱり寝ていた。
病人を起こすのも悪いし、このまま帰ろうかと考えた。
ベッドに手をつき、鈴の顔をのぞきこむ。
……きれいだなぁ
その時、手に何かの感触が。
…鈴の手が俺の手を掴んでいた。
起きたのかと思って顔をみてもまだ寝ているようだ。
――わかった、そばにいるよ
俺はベッドに座ると、鈴の手を両手で包んだ。
ピクッと彼女の体が反応した。
そして、胸のてっぺんのあたりが…
ムク、ムクムク…
手を触ってやっただけなのに、乳首(実は最初から少し透けて見えていた)が反応した。
俺は彼女に認められた気がしてなんだかうれしかった。
それから彼女をさらに観察した。
布団はお腹のあたりまでしかかけていない。
そこから上は胸が布団のようにずっしりと彼女の体に…乗っているというより、覆っていた。
やわらかいおにくが鈴の細い体から大きくはみ出て、そのまま下についている。
胸にかかっている布はただのシーツかなにかのようだ。
胸の左側で体を一周してしばってとめてある。
その胸のてっぺん…のちょっと下には、元気になったままの乳首。
ああ、彼女の寝顔は最高にかわいい。
暑いのか、少し赤い。
「あっ!!」
俺はびっくりした。
鈴が急に叫んだのだ。
彼女は息を荒めている。
「おはよう」
「あ…、おはよう…」
鈴は今俺の事に気付いたようだ。
「どうしたの」
「ううん…なんでもない」
もしかしたら、『出そう』になったのかもしれない。
「あのさ…また外でまっててくれない?」
俺は、考えてた事を言ってみる事にした。
「あのさ、俺にも手伝えないかな?」
「えっ」
鈴は動揺したようだ。
そして、少し考えた後
「だ、だめだよ!」
「おっぱいしぼるんでしょ?」
「えっ…………なんで知ってるの?」
「昨日の様子を考えればわかるよ」
「で、でも…恥ずかしいよ…」
「…俺じゃだめかい」
「違うよ!私が…変な人だって…思われたくなかったの…」
「思うもんか。むしろ前よりきれいになったよ」
「………。じゃあ…ドアの鍵をしめてくれる?」
「ん、おう…」
言った俺も恥ずかしくなってきた。
ドアの鍵をしめた。
鈴は布団から足を出し、スリッパに足をいれる。
「お、おい…立てるのか?」
「え、うん、もう元気だから」
いや、そうじゃなくて、物理的に。
だが、俺の心配をよそに鈴はあの大きな胸ごと立ち上がった。
それだけで彼女の胸は揺れまくる。
自重に負けじとがんばって上を向こうとしている胸は不安定に上下し、彼女自身をよろめかせた。
「ぁ…」
「あぶない!」
バランスを崩した(?)彼女を俺はとっさに支えようとしたのだが、支える場所が胸しか見当たらなかったので躊躇した…が、結局それを支える事にする。
胸は柔らかすぎて、力を入れるとめりこむだけだった。
だが、なんとか彼女の転倒を防ぐ事はできた。
「ごめん…」
「気をつけてね」
それから彼女は胸を覆っているシーツの結び目をほどいた。
バサリ。
今までも透けていたのでそれほど驚かなかったが、やはり直接見るときれいだ。
ユサ、ユサ…
彼女は立っているだけなのに、ほんのちょっとの体の揺れが胸を揺らす。
「やっぱり…変かな」
「全然。飛び付きたいぐらいだよ」
「だって、おっぱい出るんだよ」
「それも魅力さ」
「だって、いっぱいでるんだよ」
「多いほどいいんだよ」
「うそ…」
俺は彼女の気持ちがわからないでもないが…
「俺のいってる事を信用してないのか」
「違うの!私…あっ…」
俺はとっさに…鈴の胸にキスをしていた。
「ごめんごめん」
すごくあったかくてやわらかかった。
「さ、はじめよう」
俺は鈴の頭のかわりに胸をなでてやった。
鈴は自分の胸を揉みはじめた。
彼女の細い手は、やわらかに胸に見事に吸収されてしまっている。
「俺も手伝うよ」
そして…この大きな胸が、さらに大きくなりだした。ムク、ムク、とゆっくり…確実に。
「すごい…大きくなってるよ!」
「えへ…へ…」
そして、なんと最初の1.5倍ぐらいの大きさになった。
しかしまだまだ止まる様子はない。
乳首も乳房の大きさに比例して大きくなってきた。
俺は気になっていた突起をちょんと触ってみた。
「んん…うう」
どうやら乳首をいじられたのが効いたらしく、彼女は顔を谷間に埋めてたえていた。
そして…膨らむペースがちょっとだけ増した気がした。
「そっか、気持ちいいと早く大きくなるんだね」
俺は今までより強く、そして…どうやら先っぽに近い方が感じやすいらしいので、そこを重点的にせめた。
ムクムク、ムクク…
ただでさえでかい胸がさらに大きくなっていく。
ベッドの脚がギシギシいっている。
それも当然だろう、なにせこの2つの球体はそれぞれの直径が1mを越え、鈴のために用意された大きめのベッドから横にはみ出るほどの大きさになってしまった。
「すごい…まだ大きくなるの?!」
俺は揉みながらきいた。
「私、いつもはせいぜいこれの半分くらいの大きさが限界…、でもひろくんが気持ちよくするから…私…こんなに…こんなにおっきく…」
話している間にも、膨らみはとまらない。
テンポよくムク、ムクと大きくなっていく。
俺は顔をあててみた。
といっても胸は簡単に潰れてしまうのでめりこませることになる。
ドクンドクン。これは彼女の音だ。
ズズ…ズ…。こっちは膨らむ際に何かにこすれる音だろう。
そしてあったかさが伝わってくる。
俺は谷間の中へと入った。
ものすごい圧力がかかっているかと思えばそうでもなく、やさしく俺を包んでくれた。
そして彼女の顔を見に行った。
彼女は膝をつき、両手は胸にあてている。
俺の方を向いた。
困ったような、でも笑顔。
そして何か訴えるような目。
これは…要求の表情だ。
鈴はもっと刺激を求めている。
俺はこの欲求にこたえてやる事にした。
「いくよ、鈴…」
既に胸は壁から反対の壁まで届いている。
乳首は俺の頭より高い位置にあった。
それを掴み、ぶらさがってまる。
ビクゥンッ
俺がぶら下がった衝撃だけではなく、胸自身が鼓動し、その震動が部屋に響いた。
掴まれた乳首は、ドクンドクンと脈に合わせて徐々にかたさを増して来た。
俺の重みで下がっていた乳首の高さも、ムクムクと元の位置に近づいていく。
ドクン、ドクン、ドクン
両壁に挟まれた胸はさらに膨らむ空間を求め、迫ってくる。
バキッ、メキメキ…、ガシャン。
いろんな何かが潰され、壊れていく。
俺も乳首にぶら下がっているが、もう、すぐ後ろは壁だ。
「もうだめええ!!」
特別大きな震動が伝わってきた。
そして。
ッドバッ、シュワアアアアアアア
俺のつかまっているこの突起物はそれまでと比べものにならないほどかたくなり、すさまじい速さで振動し母乳を送り出している。
壁を貫通してしまうのではと思うような勢いの母乳は、放物線を描く前に壁にぶつかり、部屋全体に飛び散っていく。
胸はさらに膨らみ続けているようだった。
「気持ちいいいぃぃぃ!!」
もはやこの部屋がどうなるとか、そんなことはどうでもよかった。
ただ、鈴の喜ぶ声がききたかった。
「っく」
俺は苦労して、乳首に足をかけ、胸の上に乗ることに成功した。
天井との隙間はほとんどなかったが、這って進んだ。
母乳を出し始めてから、胸はすごい弾力を持ち、乗っても埋まるほどはへこまなかった。
ただ、母乳を送り出す鼓動で落とされそうになった。
「鈴ーっ、搾るぞー!」
俺は天井に手をつけると、それを持ち上げるようにして立ち上がった。
…つまり胸を潰したのだ。
「アアアァァァっ、でるウウウゥゥ!!」
まるで消防車の放水…が二つ。
部屋に溜まった母乳の水圧…いや、ミルク圧でドアが壊れ、院内をミルクが流れた。
俺は、鈴の乳房という大船に乗っていたので平気だった。
鈴に落ち着くよう放送が流れているようだったが、俺の耳には入ってこなかった、たぶん鈴にも。
さらに膨らんでいく胸は、俺を天井にぐいぐいと押し上げる。
もはや部屋は1/4ほどのスペースしか残っていなかった。
苦しい…圧力の小さい真ん中、つまり谷間の方へ行こうとした。
「うっ、わ……」
弾力が非常に高まっているとはいえ胸は胸。
俺は、ミルクで濡れてすべり、谷間に落ちてしまった。
捕まろうとするが、手はおにくに飲み込まれるだけ。
ミルクと胸で、窒息する…。
手?
俺の腕を引っ張ってる…
「っプハッ!」
引っ張ってくれたのは、鈴だった。
俺は気を失ったらしい。
「鈴…」
「私のおっぱいだもん、ひろくんが何をしてるかわかるよ」
「そっか…ありがと」
「こっちこそ、お礼がいいたいの。ほんとはね、いつかこうなることはわかってたんだ。
ひろくんにやってほしいって思ってたの。だけど、言い出せなくて…」
「そっか」
「…私ね、小さな島の病院に移るの」
「えっ」
「もう人前に出れないから。だから、最後にひろくんに、こんなに気持ちよくしてもらって、すごくうれしいよ」
俺は言葉も出なかった。
ただ、飛び散ったミルクの水滴を見ていた。
「ひろくんがここにいるときっと怒られちゃうから、もうお別れしよう。
今なんとか止めてるんだけど、もうおっぱいを止めるの限界だから……」
「ごめん…ごめんよ鈴…何もできなくて…」
「ううん。全然そんなことないよ」
俺は鈴の谷間から抜けだし、濡れた床に足をおろした。
「その壁に沿ってもぐっていけば出れるよ」
「それじゃ、ばいばい、鈴…」
俺は胸と壁の間を通り外へ出た。
ドアはもうなくなり、すっかり胸のにくがふさいでいた。
ドクン、ドクン、ドクドクドク…
中から床、壁、天井を伝い、音が響いてくる。
きっとまた母乳が出始めたのだ。
翌日、その病院のその階は立入禁止になっていた。
噂では壁を壊したとか。
鈴はどういう方法かわからないが、無事に島についたらしい。
数日後に手紙が来た。
だが住所は書いてなかった。
言えないとは書いてなかったが、なんとなく察しはついた。
俺の、鈴をさがす旅が始まった。