「大きい方が好き?」
「うん」
「じゃあ…おっきくしてあげる」
彼女はこの部屋のカーテンをしめるように言った。
「私…成長できるんだ」
「えっ?」
そう言うと、彼女は何かを出そうとするように力を入れた。
「うー…ん…っっ…」
ドクンドクン
「ほ、ほら、ここ…」
彼女は俺の手を引いて、薄いシャツごしに胸を触らせた。
すごかった。
何かが湧き出てくるような…
ムニュッ
変化はすぐに起こった。
Bカップほどだった彼女の胸がボリュームを増した。
「すごい…」
「もっといくよ…」
彼女はまた力を込めた。
ジワジワ…ドクンドクン…
彼女の胸はもうEカップやFカップをこえて、Gカップになろうとしていた。
Bカップのブラは、その役目を終えようとしていた。
「はは…ちょっと…きつくていたい…」
もともと高校生には見えない華奢な体格だった彼女の今の胸は、たったBカップの、ブラという縄に縛られて潰れている。
そして、シャツをぐぐーっと引っ張り、そこから背中にかけてシワができている。
「すごい…最高だよ」
彼女はうれしそうに俺を見た。
「ありがとう…もっとがんばる!」
彼女はまた力をいれた。
「お、おい…破けちゃうよ」
「ど、どうせ着れなく、なるし…」
むくっむくっ
「ぅ…あう…ふええっ…!」
バチッ、ビリリ…
ブラが壊れた。
おかげで、シャツの中に育ちつつあるその形は球体に近くなった。
シャツはもうミシミシと言っている。
もはやKとかLカップとか…そういう次元じゃなかった。
「はぁはぁ…つかれちゃった。ちょっと休憩」
息に合わせて上下する彼女の胸。
引っ張られて、シャツが持ち上がっている。
「触っていい?」
「うん…」
ムニッ
たぶん、めちゃくちゃやわらかい。
だけど、服に包まれていて潰されているからかもしれないが、パンパンに張っている。
服と腹との間に大きな空間が出来ていて、間接的に胸の大きさを強調している。
服の上からだが、その膨らみのラインを下へ辿っていくと、胸がぶら下がっているのを感じることができる。
胸が膨らみすぎているからこそ、「ぶら下がって」いるのだ。
だが決して垂れているわけではない。
元気で、優しい胸なのだ。
「ねえ、散歩してこない?」
「この格好で?」
「うん。みんなに、みせびらかしたい」
俺たちは、近くの公園へ行くことにした。
彼女は、パンパンに膨らんでいるそれを、いくらか重そうにしながら歩いている。
歩きに合わせて揺れているのは言うまでもないが、腕を組んでいる俺にもぶつかってくる。
「シャツが…」
すぐにまくれあがってしまう。
彼女は絶えずシャツの裾を引っ張っていた。
それが、よけいに乳房のラインを強調し、大きさを見せている。
すれ違う人は、男女問わず彼女をちらりと見ている。
その度に彼女もこっちを見て、嬉しそうな表情を見せる。
住宅街の間の小さな公園についた。
俺達はベンチに座った。
「もっと、大きくしたいな」
「ここで?!もう、服が限界じゃん」
「うん…でも、やってみたい」
「でもね、もう、一人で大きくするのは限界なの…。だから、手伝ってほしいんだけど」
「…おう。わかった」
わしっ
むにゅっ
服の上からだが、既にパンパンのそれを掴む。
「こ、こうか?」
「う…んと、中からこうやって前に…うんうん…」
俺は言われた通りに揉みほぐした。
ブルンブルン……………プルンプルン……………
むくっ、むくっ
始まった。
「まだ、揉んでてねえっ」
お安いご用だ。
言われなくても、手を離したくないさ。
キキ…ギギギ…
服の生地に負荷がかかる。
裾はどんどん上に上がっていき、胸を隠すのでせいいっぱいだった。
「ち、乳首がすけてるぞ」
よっぽど力んでいるのだろう。
クッキリと、その突起があらわれている。
ムクムクムク…
ギギ…プツッ、ビビッ
「破けちゃった…」
「まぁ、当たり前だな…」
破れたのは脇の下の縫い目。
まだ乳首は露出していないが、時間の問題だろう。
「あはは…気持ちいい…。でも一旦休憩」
ビリッ、ビリリッ…
一度破けるともろいもので、どんどんその亀裂はのびていった。
胸を押さえ付ける力が弱まり、さっきよりも見た目の大きさはでかくなった。
座っているだけなのに、両乳はゆらゆらと揺れて、時々動かす膝にぶつかっている。
「おもたい…」
ぼいぃん。
はずんだ胸がグググと、もはや単なる布きれに近い服に追い撃ちをかける。
「ああ、揺らすんじゃない。服が…」
「揺らしてなんかないよ、勝手に揺れちゃうんだよ…」
彼女は嬉しそうに怒っている。
「ちょっと、立ってみて」
よいしょ。重そうに立ち上がる。
胸が一歩遅れて持ち上げられ、上下に激しく揺れる。
服がどんどん破れていき、裾の縁などの強く作られている端しか破けていないところはない。
まくりあげられて、さらに肌の見える面積は増えている。
「か、帰ろうか」
歩き出すと、さらに胸が邪魔をした。
さっきの縦揺れに横揺れが加わり、暴れ回る。
服は胸ですら全て隠すことができなくなり、へそや胸の下の方は見えてしまっている。
たぷん…たぷん…
せめて乳首だけは見えないように注意しながら、来るときの倍以上の時間をかけて俺の部屋に帰った。
「みんなみてたね」
「うん」
彼女は恥ずかしそうにしながらも嬉しそうだ。
「その邪魔な布、とっちゃえよ」
中途半端に残った服。
俺は、ちょっと力を入れると、ビッと引き裂いた。
ぷるるん
彼女の身体よりも大きな乳房。
そのてっぺんからは、健康そうな乳首がニョキッと立っている。
「明日…学校だよな。制服着れるのか?」
「わかんない。着てみる」
「持ってるのか?」
「うん。だって、部活に行ってることになってるから、家を出る時は着てくるんだ」
彼女はかばんを開けようとしたが…
「…胸が邪魔そうだな。出してやるよ」
俺は彼女のかばんから制服を出してやった。
「着替えるから、あっち見てて」
さっきまで乳首すら見てたのに。
でも、なんとなく察しがついたので、素直に後ろを向いて座った。
彼女のサービスなんだろう。
そもそも制服も着れないのは明らかだった。
「いいよ」
振り返ると、彼女はちょうど俺の顔の前に、ボタンがしまりきらずに見えたままの谷間がくるように立っていた。
その視界の90%はゆらゆらと揺れている。
「近すぎて見えんぞ」
「はーい」
彼女はぴょんと後ろにさがった。
「あっ…」
プチッ
彼女はあわてて被害がこれ以上増えないように揺れをおさえる。
第三ボタンまでは残念ながら手遅れだった。
「ちょっときついみたい…」
ちょっとじゃない。
上着はもともと胸の部分は開いているので、そこがいつもより数倍も開いて胸をよけて腹でボタンをとめている。
その下に着ているワイシャツの第二、第三ボタンは先ほどなくなり、第四ボタンも限界が近い。
普段はつけていなかった第一ボタンをつけているため、膨らみがはっきりわかる。
「これじゃ、満員電車で通学できないじゃんか」
俺は立ち上がり、顔を撫でるように彼女の胸を撫でた。
「…もっと」
え?
「もっと大きくしよ?」
「本気か…?」
「うん。大きい方が好きなんでしょ?私のこと、嫌いなの?」
「いや、そんなことは全然ないよ」
けど…俺はそこまで後先考えずに行動できるたちじゃない。
これ以上大きくしたら、普通の生活が…。
「早く…」
「いいのか?」
「いいの」
モミッ
手が…勝手に…
「気持ちいい…。揉むの上手になったね」
「そうか?俺も…気持ちいい」
「えっちぃ」
ムク…ムク…
「きた…もっと…」
ムクッムクッ
プチップチンッ
揉みほぐした際にボタンがさらにとれてしまった。
すごい。
目に見えて大きくなっている。
「あん、あぁ…」
ドクッ、ドクッ、ピク…ピク…
「大丈夫か?」
やっぱり大きくなると、膨らますのも負担もでかくなるんじゃないか?
「もっとぉ…!」
ムククク…
あっという間に両手で抱えきれないほどのサイズになってしまった。
そして。
彼女の嬉しそうな声とこの胸を見ていたら、俺も、おさえていた何かが消えた。
両腕をつかって片方のそれを潰す。
腕がムニムニと肉の中に溺れていく。
「ああぁん、大きくなっちゃうよおおーっ」
ムクムクムクッ
「くぅっ」
片方が、両腕ですら届かない大きさになっていく。
バストは400…500……。
いつの間にか俺はおにくの中にいたようだ。
「あれ」
ベットの上だった。
「やっと起きたの?せっかく遊びにきたのに、寝ちゃうんだもん」
彼女の声。
見ると…さっきとは違う服。
それに、胸はいままで通りの大きさだ。
さっきの5mの形跡は全くなかった。
「もう時間だから、帰るよ」
「ち、ちょっと待てよ、起こしてくれりゃあいいのに…」
「あんまりニヤニヤしてたから。気持ち悪いっての。バイバイ」
ガチャン。
はぁ…。
なんてこった。
俺はベットに突っ伏した。
だが
ゴミ箱の中に、破けた彼女の服を見つけたのは翌朝だった。