「やあ、中村さん。こんなところで会うなんて。いつも来てるの?」
――さあ、今度のターゲットは彼よ。
――やめて…これ以上…
――やめて?言ったじゃない。私はわたしの…
「いえ、今日は、たまたま…」
――カッコイイじゃない。彼のこと、好きなんでしょ?
――やめて…!絶対だめ…!
「へぇ。とりあえず座ろっか」
――そんなこと言ったって、わたしは本当は彼のことをおとしたいんでしょ?
――そんなことない!
――嘘。だって、今、私…どんどん力がみなぎってくるもの。
――だめ!だめ…!
――何度も言うけど、わたしが私を成長させてるのよ?
――そんなこと…!
「…どうかした?」
――うぅ、力が…溢れる…
――だめ…
――まだそんなことを言って。そうやっていい子ぶってるから、たまっちゃうのよ
――やだ…
――全て解放しちゃえば、楽なのに
「何でも…ない…」
――あはは、体はもうほとんど私の自由だわ
――…
――さて…と。それじゃあ、彼もいただこうかしら
ムク…ムク…ムク……
――またこんな小さいブラなんかつけちゃって。邪魔でしょうがないわ
ムク…ムク…グググ…
――あはは、すごい…今日はまだまだエネルギーがあるわ…!
ギギギ…ギ…ギ…ブチッ、ブチン
「はうっ…」
――もしかしてブラの強化でもしてたのかしら?無駄よ
――…っ
「だ…大丈夫かい中村さん」
ムク…ムクク…
――あぁ、膨らんでるのがバレちゃうわぁ!たまらないわ…!
ムクッムクッ…グググ…
――やっと90cmくらいかしら?後少しで外に出られるわ
ムク…ムク…ギッ、ギチギチ…グググ…
プチン
プチッ
ブチン…
「中……村…さ…」
「あぁん…見ちゃやだ…」
――見ないで〜。でも…見て!あははははっ
――こんなの…わたしじゃない…
――まだ言ってるの?わたしは私よ
ムク…ムク…ムク…
――まだいける…すごいすごい…!人間離れのサイズだわ!
ぷるん…ぷるるん
ムクッムクッムククッ
――あぁ、もう…胸だけじゃ足りない!おしりもおっきくしちゃお
ムク…ムク…ムク…グググ…
「中村さん…」
「えへへ……どう?」
――早く触って。そうすれば…あんたの欲望というご馳走が食べられるのよ!!
プルン…プルぅン…
――小西くん…お願い…
――こんなに魅力的な体を前にしたら…誰だってこらえるのは無理よ。
もっともこの体も…わたしのおかげなんだけどね。
もう、150cmを越えようとしてるおっぱいと…スカートを持ち上げていくおしり…
ムク…ムクムクムクムク…
――まだある!まだまだ膨らんじゃう!
こんなの初めて…まだまだ、底知れない欲望があるわ。
わたしって、本当はすっごいエッチなのね!!
――だめぇ…違うの!違うんだってば…!そんなことない…
ムクムクムクムク…
――彼、結構がんばってるじゃない。
でも、こういう人に限って、わたしと同じで…すごい欲を押さえ込めてるのよね!
ああ、楽しみ!
――違う、小西くんはそんな人じゃない…わたしも違う…!
――そんな小さな念、今の私には痛くも痒くもないわ
ムクムクムク…ドクンドクン…
――おっぱいがおもぉい。200cmは越えたわね。早く彼に支えてもらわないと。
「小西くん…おいで…」
ぶるるん。たぷん…
「中村さん…」
――やっとその気になったのね。
ピト
――あはっ、この人ったらいきなり乳首に来たわ!どう?わたしと私のおっぱい!
それじゃあ、いただきまーす!
――何が「わたしは私」だ
――?!
――お前はただのスミツキだろう
――小西くん…?
――まさか…ハンターだったのか?!
――中村さんのもう一人の人格を装って、うまくバレないようにしていたな?
――小西くん!助けて…!
――ちいっ、…だが、今の私は止められまい!
そいつから頂戴した膨大なエネルギーがあるからな!
――中村さん、ごめんね。
今、君のココロの中に3人もいて、苦しいかもしれないけど、もう少しの辛抱だから
――うん…
――こうなったら、中村、お前を消し去り、この体を乗っ取ってやる。
今まではエネルギー源として家畜のように飼ってきたが…
――中村さん、ちょっと痛いかもしれないけど、ココロの中に深く入らなくちゃなんないから、
おっぱい、強く触るよ…
ムニュッ…
ギュッ…
――いたい…けど、気持ちいい…
――ごめんね。大きくて、掴みづらいや
――ははっ、それ!
――キャッ!!
――中村さん!自分を信じて。自分の存在を確信して。消えないように。今助けるから…!
――ぐ…だが、お前程度の力では無理だ!
――そんなことない…僕は中村さんが好きなんだ!その力が負けるはずがない!
――……ぅぐ。だが…こっちだって、男を好きになった女のエネルギーだ。力はほぼ互角…!
――く…
ゴゴゴ…
――?!
――中村さん?!
――盗まれたわたしの気持ちが、わたしより強いわけ、ないもん!!
――っく、うぐ…!!!!
……………………………………………………
「大丈夫かい、中村さん」
「あ…はい…あ、あれ…」
「おっぱい、さっきより大きくなっちゃったね。きっと、さっきエネルギーがもれたんだ」
「スミツキって…?」
「あぁ、人のココロに入り込んで、人の欲とかを食べて住み着く、精神の害虫さ。
普通は着かれてる人にも気付かないくらい弱いものなんだけど、中村さんはちょっと他の人より欲が多かったみたいで、スミツキが育っちゃったんだね」
「……欲が強いだなんて、そんな……」
「恥ずかしいかい。でも、このおっぱい。
確かに具現化したのはスミツキだけど、そのエネルギーは中村さんの…」
「もういい…」
「まって、このままじゃ、また別のスミツキに狙われるだけさ」
「…じゃあ、どうすればいいの?」
「欲を満たせばいいのさ。言ったでしょ、僕は中村さんのことが好きだって」
「………」
「毎日、満たしてあげる。こうやって…」
むぎゅっ
「きゃ…」