ピュア その2

カズロウ 作
Copyright 2005 by Kazurou All rights reserved.

翌日、丸山は早石の自宅へやってきた。相変わらず制服だったが…丸山の制服は破裂寸前だ。
生地に余裕などないのに歩くと揺れるので、きつくて痛そうに見える。
だが、こんなにきつくても、代わりに他に着れるものなどないのだろう。
「いらっしゃい、上がって」
医者にしては小さい家。金はたまっているが忙しく引っ越す暇もないし、自宅にいる時間も少ないのでのでほったらかしだ。
「そこのドアの部屋で待ってて、すぐ用意していくから」
丸山は言われた通りドアに入った。…つもりだが、実は違う方へ入っていた。ベットと机があり、けっこうちらかっていた。
「あ…」
机の上には丸山のカルテのコピーが置いてあった。
難しい言葉だったので理解はできなかったが、さすがは優等生、一回読んだだけで当たり前のようにほとんど暗記してしまった。
「ごめんごめん、こっちじゃなくて隣の部屋だよ」
早石は指示した部屋に丸山がいなかったのと、ちらかった自分の部屋を見られてちょっと焦っていた。
隣の部屋へ行へ。
…早く脱ぎたい。丸山はずっと思っていた。制服はきつすぎて、気を緩めてラフな動きをすると、壊れてしまいそうだった。
だから、脱いで、と言われた時には嬉しい顔をしてしまった。
無理矢理とめていた上着のボタンをブチンととる。それだけで一回り大きくなったように見える。
ブラウスは、ボタンとボタンの間が少しでも膨らもうとしているのでその隙間から中が見えてしまっている。
その隙間がもう少し右か左に寄っていたら中身が溢れ出てきそうだが、そこは谷間なのでかろうじてそれはない。
そんなボタンを、ひとつずつプチンッ、プチンッと外していく。ブラジャーは、明らかにカップのサイズがあっていなかった。
丸山には小さい…といってもそれでも人の顔ぐらいはある。カップ以外は手づくりだ。
おそらくこれ以上のカップは見つからなかったのだろう。
手づくりだけあって胸囲はあっているようだが…ブラはそれだけでは適切ではない。
カップの上と下、谷間と脇からは、ムニムニと余った肉が溢れ出ていた。
「なんか、こっちの方が裸よりエッチかもね」
「せ、先生、何を言ってるんですか!」
丸山は本気で怒っている。
「ごめんごめん、なんでもないよ」
丸山はスカートを脱ぎ、ブラもはずした。見る度に大きくなっている気がする。いや、確かに大きくなっている。
じわ…じわり。早くもミルクの気配が。
「ぁ…やだ…」
丸山は早石を見ると、勝手に胸が活発になることを自覚していた。毎日早石に搾ってもらっているので、条件反射してしまうのだ。
「もう出そう…です」
「うん、出そう…というより、漏れてるね」
「えっ」
「わからなかったかい?ほら、こんなに」
どく、どく…
きれいな先端から、漏れるように流れている。早石は胸をゆっくり降っているミルクの雫を胸を逆撫でるように手につけた。
ビクッと体を揺らす丸山。そして、早石の手についた自分の母乳を見せられる。
だんだん、自分の体の制御ができなくなっているような恐怖があった。
「まだ出してないつもりだったのに…」
「なぁに、ただ我慢しすぎなんだよ」
早石は胸を下から持ち上げた。びゅっ、と、ただそれだけでミルクが飛び出す。
「うぅ」
丸山は変に緊張していた。今日は気絶なんかできない。その緊張は胸にも伝わっているようだった。胸はパンパンに張り詰めていた。
「こんなに張れあがってちゃ、辛かっただろう。勉強はできたかい」
ムニッ
ビュビュッ、ビュウ…
リズムにのれない。丸山が緊張して力んでいるからだった。
「ちょっと、大変でした、胸が、気になっちゃって、勉強は…」
ムニッムニッ
ビュビュビュッ、…プピュッ
「もっとリラックスしなさい。変に力んだりすると胸が後で痛くなったりしちゃうから」
早石はミルクで濡れた手で、丸山のほっぺをやさしく撫でた。丸山の全身の力が抜けた。気絶したわけではない。
ただ撫でられただけなのに、丸山は早石に全て任せて大丈夫な気がしたのだ。
プシュッ、シュワアアッ…
「うん、いい感じだ」
「も、もっと…!」
プシュウウッ、シュウゥゥッ…

早石は丸山をベットに寝かせて、搾ったミルクを明日成分分析するために少量を瓶にうつした。
あんなに勢いよく出ていたのに、粘り気がすごい。
「先生、私、これからどうなるんでしょうか…」
「ん?どうしたんだい」
丸山は体に力がはいらなかったが、なんとか首を早石の方へ向けた。
「毎日、治療でこんなに疲れちゃうと…ちょっと大変で…」
早石はしゃがみ、顔をベットで寝ている丸山と同じ高さにした。
「じゃあ、定期的に自分で搾りなさい。ためるから辛いんだよ」
「いや…です」
「でもね、これはいけないことなんかじゃないんだよ。君は病気で、処理しなくちゃいけないんだ」
「いや…先生じゃなきゃ…」
「だから、それだと一日に…」
ぷい、と、丸山は反対を向いてしまった。早石に伝わらなかったようだ。