松坂家の秘密

カンソウ人(物語)・冷暖坊(挿し絵) 作
Copyright 2010 by Kansoujin (story)
Copyright 2011 by Reidanbou (picture)

★その9  急成長後の4人組集合する

《1》     始めに

この物語は、作者が思っていた以上に、長期連載となった。
その8までを読んでおられる方には、「始めに」は不必要な部分である。
途中から読み始められた方には、是非始めから読んで頂きたいのは、作者としては無理のない意見だと思う。
しかし、分量の多い事もあり、途中から読む人の為に要約を入れることを、許していただきたいのである。

それでは・・・。
主人公の中学校2年生の少女が、急成長する。
身長152cm バスト75−ウエスト68−ヒップ76 の貧乳寸胴扁平尻の松坂不二子は朝起きると驚愕する。
身長176cm バスト177−ウエスト55−ヒップ152 の超乳超尻の美少女に変身していたのだ。
家族のだれも、それが不二子だとは思えない程の急成長だったのだ。
当然、身体に合う服は無く、特別注文することになる。
そして、その7の途中から、不二子は身長258cm、バスト598−ウエスト58−ヒップ552の美人中学生となっている。



彼女の家族(松坂家の人々)は、双子の姉(高3で亜里沙と香里奈)がいて、去年急成長した。
父(博司)も母(美沙子)も、岡山の高校(笠岡と井原)で、2年生の時点で、急成長している。
それには、隕石が大きな役割を果たしているが、彼らにその隕石を渡したのは、ある宇宙人なのである。
松坂家の構成員は、体格・体力・女性たちはその超乳と超尻で、至る所で大騒ぎを起こしている。
そのエピソードについては、この場では振り返らない。

不二子は、学校に行くが、大騒ぎを起こしてしまう。
それについては、その2で書いています。
彼女には、3人の友だちがいるのだが、そのうちの1人(夏目理乃)が、超乳超尻に憧れを抱く。
そして、その3で巨乳化しようと、いろいろと努力する。

見事に成功するのであるが、一番巨乳化したのは、期待していなかった不二子だった。
夏目理乃は、もうひとつ決定的に不二子のようにはなれないことが、不満なのである。
その4〜6で、不二子の父の大学研究室で、隕石から取り出した遺伝子を接種してもらい、超乳超尻化に成功する。
もちろん4人ともそうである。
それと、知的好奇心の強い夏目理乃の兄の、漱一郎であり、彼も急成長するのである。
あと残りの2人、北村一美、滝沢南美も急成長するのである。
その急成長のメールを見て、再び不二子は2回目の急成長をするのである。
そして、ハプニングが起こる。
時間逆行により、急成長が短時間に連続するのであるが、カウントとしては2回目なのである。

3人ともに、既成品が身体に合わなくなり、不二子たちの行く店(グラマチカル)で、作ってもらうことになる。
4人の急成長が同じ日に起こった為に、予定していた夏休みの千葉の海に行く旅行が中止になってしまう。
理由は、水着が間に合わなくなったためである。
それどころか、不二子などは店から「出来ないかも?」とまで言われてしまうのである
そして、この日(2011年8月11日)の、午後3時半にN暮里の喫茶店「夢時鳩」に集合することになったのである。
彼女たちは、それぞれの悩みを胸に、集合するのである。

早めに出発した、不二子はS谷で、二つの事件を解決する。
それが、その8であるが、それの前半部分は読んでいてもらわなければ、このその9の最初の所は分からないだろう。
不二子は、レイヤー星人から急成長をプレゼントされてしまうのである。
連載物なので、そのあたりは済みませんとしか言いようがないけれど、そのあたりは勘弁してください。

この程度の説明を入れさせてもらいます。

とにかく、話を元へ戻そうと思う。
仲良し4人組の今の体格については、不二子が語ってくれる。
作者が慌てることは無い。
しかし、連載と言いながらも、少し間が空いているのは気掛かりである。
急いで、本文に戻ろうと思う。

この日は、2021年8月11日である。
仲良し4人組が通う『緑山学園中学部』は、短い夏期休暇なのである。
時刻は、1時15分であった。


《2》    喫茶店「夢時鳩」にて

集合時間の3時半には、まだ2時間近く余裕を残しているのである。
北村一美は、この喫茶店を集合場所にしようと言ったのは、喫茶店のマスターと北村の父親とは知り合いだったからだ。
この日の、

北村一美(きたむら ひとみ)は、喫茶店のマスターと一緒にテレビを見ていた。
臨時にニュースが入り、司会者がレポーターに振った所である。
画面はスタジオから、中継現場に変わった。
「ただ今、S谷のアーケードのから中継しております。
居酒屋の2階に犯人が、人質2人を取って立てこもっています。
銃声が、確か一発発射されています。
犯人は、完璧な熊本弁で喋っていたので、なかなか理解出来なかったようです。
原因はどうも、夫婦げんかの仲裁についての不満のようです。
・・・。」

その後も、レポーターの女性は話し続けたのであるが、その後ろを何かが通り過ぎたのを、一美は見逃さなかった。
「今何か、凄い物がテレビの画面を通り過ぎなかった。
マスター、見たでしょう。
太くて白い、とても長い、脚見たいな物。」
「一美(かずみ)ちゃん、何か通ったけれど早すぎて、良く分からなかったわよ。」
「あの背の高くて割と美人のレポーターの頭の上を、巨大な肉の塊が。
分厚い肉の塊は・・・。
まさか?」
「一美ちゃん、何か知っている事でもあるの。
肉の塊って、随分なものいいじゃないの。」
「今に、分かるわよ。
ここに来るから。
私の友だちで、凄い身体をしていているのよ。
見えたのは、不二子のお尻なの。
おっぱいは、あの見えたお尻よりも、もっと凄いのだから。
そしてね。
見たことも無いぐらいの、美人なのよ。」
「私、まだ意味が良く分かっていないのだけれど。
頭の上を通ったのが、不二子さんという子の、お尻なのね。
随分と、長い脚だこと。
背も高いのね。
それで凄い美人なのね。
見えていなかったけれども、期待が出来るみたいだ事。
一美ちゃんの、おっぱいやお尻で、私なんかびっくりしているのだけれど。
私なんか、一美ちゃんみたいなおっぱいをした日本人女性、見たことも無かったのだから。
青山○チっていう歌手のこと。
知らないよね。
そうそう。
びっくりなんかしていられないわね。
じゃあ、私しっかりお化粧しなくちゃならないわ。」
「マスター、おしゃべりをやめてね。
本当に、話し出したら止まらなくなってしまうのだから。
まるで、おばさんみたいね。」
「そうよ、私はまるでおばさんだよね。
頭に浮かんだ事が、とめようもなく口から出て行ってしまうのよ。
おばさんなの。」
「断定しないで。」

一美は、頭が痛くなってきた。
彼(?)と話すのはやめて、テレビの画面に集中した。
レポーターの女性は、事件について興奮しながらしゃべっている。
残念だが、不二子の姿はそれ以上テレビ画面に出ることも無かった。
レポーターは、事件が解決したことを伝えていた。

一美は、どんなことで事件が解決したのか、あとで不二子に聞くしかないと思った。
不二子の話を聞いても、あまり面白くないだろうなあと、溜息を漏らしたのであった。
「マスター、散歩に行ってくるからね。
化粧なんかしないでよ。
すっぴんで、いてくれた方が、見易い顔なのだからね。」
「一美ちゃん、素顔を褒めてくれてありがとう。」
「褒めてない!
化粧が、似合わないって言っているのよ。」
「一美ちゃんみたいな、きれいで超乳超尻の若い女の子がうちの店に居たらなあ。
もっと、繁盛するだろうになあ。
『喜田村屋』の親父、一美ちゃんのおかげでだいぶ儲けているみたいだけれど。
あの身体で、おっぱいユサユサさせながら、お肉やホルモンを運ぶのだものね。」
「旅行会社を見て来ますから。」

マスターの会話は、独り言のように口から垂れ流されている。
辛抱強い北村一美も、少し血圧が上がってしまっていたようである。
中学2年の北村は、みんなで旅行が出来なくて、残念さのあまりイライラしていたのかも知れなかった。

マスターのこのペースも、ファンも多いようで、店は繁盛していた。
仕事の合間に、美味なるコーヒー一杯とマスターとの会話で、ストレスは発散するのである。

北村一美が、再び夢時鳩に帰って来たのは、約束の集合時間の10分前であった。
メールを全員に入れたのであるが、不二子からだけは返事が無かった。
それだけでなく、メールが着信していないようである。
時空を飛んでいたので、電波は届かなかったのである。

滝沢南美(たきざわ みなみ)と夏目理乃(なつめ りの)が、喫茶店の前で入ろうかどうか迷っている所であった。
一美が、最初に話しかけたのである。
「2人とも、凄いプロポーションになったね。
遠くから見ていても、身長が高いので格好が良いなあ。
理乃も、もう満足したでしょう。
ここまで超乳超尻になれたら。

南美の、脚線美って凄いじゃないの。
いろいろ不満もあるでしょうが、まるでスーパーモデル体型じゃないの。
芸能界行きは決定ね。
それに、超乳超尻だしさ。

暑いから、喫茶店に入ろうよ。
読み方は、『ゆめじばと』ではなくて、『ムジーク』なのだよ。」

それを聞いて、2人は安心したようである。
店の名前を間違えたら、マスターが怒るとメールで聞かされていたからである。

3人は、不二子の顔を発見した。
遠くから見ても、その顔は美しく、眼や鼻や口がハッキリと分からなくとも、不二子以外の誰でも無いとわかった。
カリスマがあるのである。
不二子に顔の周りが、輝いていた。

人混みの中でも、尻から上は完全に浮き上がっているのである。
尻は、普通の人が2人並んだよりも幅が広くて、そこから視線を少し上にずらすと、細いウエストになる。
その辺りの不二子の身体の線は、服の上からでもハッキリとわかった。
布の存在が邪魔なぐらいに、歩くとともに筋肉が動いているのが、遠くからでも分かるほどである。
細いウエストから上に広がっている身体の線を遮って、巨大な・・・。
もう巨大と言うしかないバストのラインが、存在を主張している。
遠くからそして前から見ているのにも拘らず、拡がっているのと同じぐらい、前へと盛り上がっているのが分かる。

巨大なバストは、まるで家の軒のように、空中に突き出している。
北村・滝沢・夏目からは、胸板から1m近くは突き出しているようにも見えた。
横にも、突き出していると言っても良い程である。
その下には、誰も居ない。
どんなに巨大でも、さすがに、人のバストの下には入り辛いだろう。
不二子の、歩く速さは早いのは、歩幅が広いせいである。
長くて太い脚に、蹴られそうで、危険なのでもある。
靴だって、途轍もなく大きいのだ。
不二子の周りには、人は遠巻きになるのは、自然なことである。

長い脚で一歩一歩歩くたびに、体は左右に揺れ、それと共に超乳も揺れている。
その光景は、今まで見ていた不二子の姿と比べても、相当迫力が増していた。
竿頭衣は、ウエストにしたベルトから、150cm近く垂れ下がっていた。
衣服を着ていても、ウエストからお尻の直ぐ下までは、肉体の形をそのままに現していたと言っても良いだろう。
しかし、ウエストから首までは、身体の凹凸が激しすぎるために、身体にフィットは無理だ。
前に突き出し、横に広がり、不二子の乳房の重さは、100kg以上あったかも知れないほどなのだ。
不二子にとっても、胸の辺りがゆったりとしている方が、どちらかと言うと恥ずかしくなかった。
普通の男性ならば手を伸ばしても、乳首に手が届かないだろうが。
お尻のあたりは、どうしても割れ目まではっきりと形が分かって、正直恥ずかしかったのだ。
どうせ、傍に居たって、頭のかなり上の事なので良く分からないのが、事実であろうが。
不二子の肉体を目の前にして、痴漢をしようなんて、誰も思わないであろう。
それほどの、美しくなおかつ凄みがあった。

不二子の身体の描写は、ここではこれぐらいにして、前に進もう。

喫茶店の近くで、不二子の姿を見ている3人が思っているよりも、近付いてくるのが早かった。
近付いて来るに従って、不二子の成長がどんなものだったかが、少しずつ彼女たちへ実感されてきた。
不二子の成長が、どんな身体を目指していた成長だったかが、理解できたような気がしたのである。
その時はそんな気がした、と言うだけのものに過ぎなかった。

3人は不二子の姿を見かけてから、何も話さないうちに、不二子はやってきてしまった。
やっぱり、驚いていたのだろうなと、冬の初め頃に、夏目は北村と滝沢に話すことになるのである。
でも、その時には口から、言葉が出なかったのである。
おしゃべりの彼女たちが黙ってしまったのだった。

最初に不二子が急成長した、5月の頃の事。
成長した不二子の姿を見た日の、学校での出来事をも、思い出す事も出来なかったのである。
まして、不二子の気持ちや困惑などは、気の及ぶところでは無かったのだろう。
自分たちの成長したことすら頭には無く、ただ驚いていたのであろう。
彼女たち3人以外にも、驚いていた人は多かったのは間違いないだろう。
不二子を見た人は、全員驚いていたであろう。
肉体の機能的な素晴らしさと、まるでギリシャ彫刻のような美しさに。
こんな女性的な美しさが存在する事を教えられたと言い直す事もできるだろう。

ここでは、これ以上その事に触れないでおこうと思う。
また、いつかの機会に書く事も有るかと思う。