全日本ビッグバスト選手権 その11

カゼリ 作
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選手たちが宿泊する高級リゾートホテル『フルッタ・ペザンテ』
イタリア語で“たわわな果実”を意味するその名は、まさにビッグバスト選手権の舞台にふさわしいと言えよう。

さて、物語でこそ描かれなかったが、各選手の個人撮影は前日までに完了している。
そして午前中のロケで集合シーンのムービーも撮り終えた。

ここでは集合シーンのカットのうち、週刊化第2号に載せられた数点を紹介しよう。
グラビアレビューのため、全く動きのないエピソードになるが、今回に限り了承願いたい。
以下、手元に雑誌があるつもりで想像力を働かせながら読んでほしい。


表紙をめくると巻頭には、横に折りたたんだ紙面を広げる超ワイドグラビア。
総勢48人の選手が全員、支給された水着姿でずらりと並んでいる。
ただし後ろ向きに、だ。
なぜ、あえて後ろ向きなのか?
そこは臼井編集長曰く、じらしのテクニックである。
照明も少し暗めで、選手たちの肌は健康的かつ妖艶に日焼けしているようにも錯覚する。

だが想像してほしい。
後ろ向きでも、それ特有の破壊力は抜群なのだ。
背後から見て、乳房が両側にはみ出ている選手は48人。そう、全員である。
「後ろ乳」を見せることなど、できて当然の低すぎるハードルなのだ。
その量感あふれる実りを、読者は思わず自らの掌で確認したくなるだろう。

次に目がいくのは、ウエストからヒップに続くドラマチックな曲線。
引き締まったくびれから一気に盛り上がる弾力的な曲線は、数式に変換しても美を見出せるだろう。
もちろん、幼児体型ゆえにまだくびれのない選手もいるが、それすなわち、胸だけが驚異的に発育しているという事実。
溌剌とした早熟ボディの未来は、希望に満ち溢れているではないか!
ところで、選手の中でも数名にとっては、こうして背後からウエストを見せることに重要な意味がある。
なにしろ、正面から見るとボディラインが乳房でほぼ隠れてしまうのだから。
しかも、腕をまっすぐ下ろした状態でも、二の腕の外側へ乳肉がはみ出して見える者すらいる。
後ろ向きでも到底隠しきれない、規格外サイズの片鱗をのぞかせているのだ!

さて、視線を少し下げれば、大小さまざまな形の良いヒップも、思わず心踊る光景。
ヒップ鑑賞の醍醐味は、ぴっちりとした水着の張りつめ具合を観察しながら、プリプリの弾力はじける感触に思いを馳せることにあると思うが、いかがだろうか?
水着と肌の境界線における微妙な尻肉の盛り上がりも、ぜひ見逃さないでほしい。

そして、横長の紙面を破かないように注意して裏返すと……

選手全員が体操着&ブルマ姿で、横向きに整列している。
そう、これは二次元キャラでおなじみ、いわゆる「ちちくらべ」の構図!
清潔感ある白がまぶしい半そで体操着が心憎くも包み隠すは、たっぷりと量感に満ちた巨大なバスト。
その盛り上がりが証明するのは、20歳以下の乙女だけがもつプレシャスな若さだ。
これだけ大きいのに垂れていない。
それどころか、「まだまだグングン成長する!」と、なぜか理屈不要で確信してしまう。
ともすれば、印刷物のはずなのに、胸だけが少しずつ膨らんでいるように錯覚するほどだ。

先ほど背後から見た部分など、文字通り「氷山の一角」だったことを知るだろう。
体操着をグンッ!と高く押し上げてそびえ立つは、白き連峰。
嗚呼、神々しくも峻険なる48の山々よ。
体操着の裾をしっかりブルマに入れることで、その急角度は劇的に強調されている。
バストの上部では体操着がパンパンに張り詰め、しわは全くない。
逆に下部では、しわがブルマに向かって放射状の直線を描いている。
このことからも、大容量のバストが重力に抗い、前へ前へと張り出していることがうかがえる。
「テントを張る」という形容がこれほど相応しい構図もあるまい。
丸く張りつめた巨弾から、今にもパツンパツンという擬音が聞こえてきそうだ。
もしかしたらLLサイズの体操着でも、かなり無理して「押し込めて」いるのかもしれない。

その重量たるや、想像できるだろうか?
リュックサックを前に背負って生活しているようなものだろうか?
しかし、それほどの重さにもかかわらず、彼女たちは意気軒昂と前を見据え、胸を高々と張っている。
その姿勢が表すのは「自信」!

「わたしたち、この大っきなムネが自慢です」
「これから、めいっぱいご披露しちゃいまーす♪」
「おもいっきり揺らして、押しつけて、ハジけちゃうよっ☆」

そんな刺激的なメッセージを読者に伝えているのだ。
これによって「中身」への想像力はかき立てられ、沸点寸前の興奮をさらに煽る。
後ろ向き→横向き ときて、ついに正面から姿を拝めるのか!?
読者の期待はいよいよグラグラと気泡を立てて煮えたぎる。

さあ、グラビアを破らないように折り畳んだら、次のページへ。
おっと、ここからは袋綴じである。
(この時点で、購入を我慢できた立ち読み客は一人も存在しない!)
永久保存版間違いなしであろうこのグラビア。
まさか指で適当に破るなどという愚は犯すまい。
さあ、あなたはカッターを探す。
ところが鼓動の高鳴りは脳を混乱させ、どこに片付けたか瞬時に思い出すことができない。
息を荒げて刃物を探すその様子は、はたから見るとかなり危険だ。

ともあれ、あなたはカッターを手にした。
丁寧に端を切って……袋綴じを開いたそこで目にするものは?
待ちに待った!彼女たちのプロフィールである。
前号で明かされなかった彼女たちのスリーサイズが、今回ついに判明するのか!?

(ここから先、『バルーン』と『ビッグメロン』で収録される選手紹介が異なります)
1ページを上下に分けて2人ずつ、計12ページで送る24名の選手紹介。
出身地・生年月日・身長……
やった!念願のスリーサイズも載っているぞ!
…………
……

そしてあなたは時が経つのも忘れ、グラビアを堪能する。
全国から集結した個性豊かな巨乳美少女たちが、それぞれの得意ポーズをきめていた。
その身に纏うは、木根氏が特製した奇抜なデザインのスイムウェア。
無理もない。市販サイズでは収まるはずもないだろう。

皆、キュートかつセクシーな水着を大胆に着こなし、目から☆がはじけるような笑顔をふりまいていた。
中には、カメラ馴れしていなくて、恥ずかしげな表情を隠せない娘もいたが、その純真さを嫌う者などどこにいよう?
(唯一、星宮ありすだけが無表情だったが、それもまたミステリアスな魅力)
ああ……どの娘のスマイルも最高にかわいい。
「天は二物を与えず」なんてことわざ、嘘っぱちだと今わかった。
見よ!極上のダイナマイトボディと極上のプリティフェイスは共存可能ではないか!

はあ……それにしても何というファンタスティックなスリーサイズなのか。
圧倒的迫力に思わずため息が漏れるのも仕方ない。
最低でもKカップ。1メートルは越えて当たり前。
唯一、磯村みおだけが91cmだが、7歳という年齢を考慮したら十分とてつもない数値。
常識を軽々と飛び越える早熟ぶりに目まいがするほどだ。

さらに特筆すべきは、両チームがそれぞれ1人ずつ擁する「Zカップオーバー」の存在。
14歳で168cmの牧野佳苗。
11歳で158cmの卯月春。
多くの読者はこれほどまでに巨大なバストが実在するなど、予想だにするまい。
心の準備など、できるはずもないのだ。
その「油断」を衝かれるがゆえ、初見のインパクトは計り知れない!
驚愕する心臓に容赦なく、止めどない興奮の津波が襲いかかるのだ!
後の報告だが、興奮のあまり失神し救急車で運ばれた読者もいるくらいである。
なんという罪作りな……大いなる罪の果実だろうか!
きっと誰もが不満に思うに違いない。
「彼女たちに半ページは狭すぎる」
「ましてやこのおっぱいなら、尚更だ」
と。

普通なら、バストが大きければ他の部位にも脂肪がつくもの。
しかし彼女たちに一般論は通用しない。
胸だけに栄養が集中し、今なお爆発的な成長を続けている、真の巨乳・爆乳・超乳ぞろい。
もちろん彼女たちとて体型は一様ではなく、スレンダーもいれば少々ぽっちゃりもいるのだが、ただの肥満とは絶対的な一線を画している。
言わば、グラマラスとスレンダーの二律背反を三次元において体現した、ミラクルボディ。
そして、ひとつを目にするだけでも叶わない奇跡が、今ここに48も集結している!
これぞまさに、豊穣たるビッグバストの収穫祭!
見たこともないようなサイズに、これまでの常識が崩壊するカタルシス!
スペクタクル!
あなたの興奮は臨界点を突破する!

……と、まあ
週刊化第2号(またも売り切れ続出)のグラビアレビューは、このくらいにしておこう。
次回からは話をロケ地に戻し、セリフのある展開に戻っているのでご安心を。