「さて、コタツは、、っと」
俺は、冬支度を整えるために実家とアパートの中間地点にあるホームセンターに来ていた、いつもは実家近くか、アパート近くのホームセンターを利用するのだが、実家近くのは安いが気に入ったものがなく、アパート近くのは、、 はっきり言って予算オーバーだった。
昔はこの店でバイトしたこともあるが、久しぶりなことと改装したこととで勝手が掴めずうろうろしているうちに、店員を見つけ声をかけた、なかなかの美人巨乳店員である。
(元々、この店は美人が少なかったはずだけどな、、 ましてや巨乳なんていなかったはずだが、、 採用基準が変わったか?)
巨乳の店員に連れられて家具売り場まで行く間に斜め後ろ上方から眺めると非常にいい眺めである、、
巨乳であると同時に美乳である。
怪訝に思ったのか店員が
「どうなさいました?」
と声をかけてくる。
さすがに「胸に見とれてた」とは言えず、
「昔、高校のとき此処で少しバイトしていたんだ、恥ずかしいけどバイトしてたときと店のブロック分けも店員さんもずいぶん変わっちゃってびっくりしていたんだ。君みたいなきれいな人が一緒に働いているのならそのままバイトしてたかも」
「お客さんたら上手ですね、けれども家具売り場ではもっとびっくりするかも」
「?」
今度はこちらが怪訝な表情をしていると店員は
「さて、こちらが家具売り場です。この裏が家電製品売り場でコタツやファンヒーターはそちらです。」
どうやら売り場に着いたらしい。
家具売り場では一人の店員が在庫調査をしていたが気にも留めずコタツを選ぶことにする。
黒の天板の小さめのコタツに決め同じ番号の商品を足元の棚から探す。
棚の中を探していたがどうも見つからない。
下向きの俺の視界の中に濃い緑色のエプロンが入ってきた。この店のエプロンである。
判らないときは店員に聞くのが手っ取り早いか、、、 と思い声をかけて見ることにする。
無造作に頭を上げると、、
ぷゅょん・・・・
頭にまるで人肌のゲルのような感触が、、、
一歩ひいて頭を上げるとそこにはチェックのためのボードを胸元に抱いた店員が立っていた。おかっぱ頭の気が強そうな美女である。
どうやらこの店員が持ってたボードに頭をぶつけたらしい。
とりあえずコタツを聞かないといけないので声をかけてみる。
「ちょっといいですか? あのコタツを探しているんですが、此処に無いようですが?」
「あの商品は今日到着したばかりでまだ見本品しか出してないんです。待っていただければサービスカウンターへお持ちいたしますが?」
とりあえずサービスカウンターへ出してもらうことにした。
サービスカウンターで待つことしばし、、
台車の上にはコタツの箱、台車のとっての上にはその胸を乗せた彼女がやってきた。
・・・さっきぶつかったのは胸?
その前方に突き出したロケット巨乳は、はじめの店員がペンシルロケットだとすると、月ロケットのサターンクラスです。
胸元の名札が真上を向いているのですから。
その名札には、「乳井」と言う文字が、、、
もしかすると「乳王」さんもいるかも知れないと思いつつ、コタツを買って帰りました。
その次の週、そのホームセンターへ寄ると店員さんは昔のように貧乳でおばさんばかりでした。
続く