(X)
翌朝、2人は同じ部屋で目を覚ました。しかし、ホテルではない。涼子の部屋である。
「う〜〜〜ん、何か、昨日のせいで私の胸、ちょっと成長しちゃったかな?」
「え?」 (感激の表情で目を輝かせる右京) ボスッ(←布団) ドサッ(右京)
「あ あの・・・涼子・・・さん・・・」 (カカト落しをよけ損ねてベッドから落ちて頭を思いっ切り床に打ち付けて) (「結構凶暴なんだなあ・・・」)
「さんは要らないの!」
「! は はい!!」(元の配置に戻って) (「普段見せてる顔つきそのまんまの性格だな・・・」)
右京が、メジャーを使って、涼子のトップバストとアンダーバストを (合計3回のおバカな小技・・・いや、子ネタを挟んで) ようやく正確に測ると、なんと涼子のトップバストは、1cm成長して87pになっていた。そして当然、 トップ−アンダー は、1cm大きくなって16.8pとなっていた。
「も〜〜〜〜〜、あんなにしつこくおっぱい攻めるから、こんなになっちゃったんじゃないのよ〜〜〜。」
「いやあーー、大きいことはいいことだ! 大きくなることもいいこと」 バキッ
油断していた右京の顔面に、強烈な左肘のクリティカルヒットが入った。
「膨乳も、いいことだああ〜〜〜〜〜〜〜。」
右京は、ほざきながら再び眠りについていった・・・・・・。
しかし本当に、昨夜は色々なことがあった。
2人が部屋から出ようとすると、なんと樹梨亜が3人の男を従えて隣の部屋から出てきた。3人ともまるで精気を吸い取られたかのようである。
「・・・・・・・・・・・・あ あの」
「あれーーーっ、涼子!? どうしたのこんなところで? 何? なになに? キャッその男の子カワイイーッ。・・・あれっ、よく見るとブサイクだわ!」
「・・・私の恋人よ!! 悪かったわね!!」
「あんた変な趣味持ってんのねえ・・・。」
「(ムカッ) あんたがでしょ、樹梨亜・・・ 大体、・・・ところであんた、ヤるのにいくら時間掛けたの? 3人も相手に・・・。」
「フッ、なぁ〜に1人1回当たり上限3分で出させてあげるわよ!」 (ふんぞり返って)
「・・・俺は、もっとたっぷり時間を掛けてヤらないと、やだ・・・」
とは右京の言だが、全く説得力のない態度と表情を樹梨亜相手に披露していたのは言わずもがな。
当然、後頭部にムチか鎖鎌のような凶器の長美脚による後ろ回し蹴りをまともに食らい(油断してたし)、そのままずるずると涼子の部屋に連れ込まれた・・・,というわけである。
それから1年後。
右京は、ついに今度世界チャンプに挑戦するというところまで強くなっていた。
涼子は、彼の子供を妊娠しており、あれからまもなく転属した某有名劇団を「出産休暇」で休んでいる。
ちなみに、できちゃった結婚である。
当然、妊娠といえば・・・
「涼子〜〜〜〜〜〜〜 母乳飲ませて」
「却下。ふざけるな。」
「あ、あの〜〜お願いだから、本当に一度だけだからさあ〜〜〜(泣)」
「ダメ。」
さすがに搾乳は、させてもらえなかった・・・射乳も、漏れ乳も。
ちなみに、右京の執拗な乳攻めに何度も遭い、妊娠効果も手伝って、涼子の乳房はこの時Gカップにまでなっていた。
・・・まあ、ムーンフォール右京 (本名:「秋月右京」を変形させて。男が姓を変えた理由は、「じゃんけんで負けたから」,ただそれだけだった。意外な副産物である) は、なんのかんの言いながら初挑戦でチャンプの座に上り詰めることになるのだが。
終 わ り