シンクロハーモニー

黒猫大和 作
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第4話

チュン・・・チュンチュン・・・
スズメの鳴く声が聞こえる。実にすがすがしい朝である。
「・・・ん、う〜ん・・・」
柔らかい朝日を浴びて真奈が目覚めた。眼下に広がる二つの山は柔らかく変形しながら押し合い深い谷間を作り山の形を保っている。
この圧迫感にも随分となれてきた。(馴れって怖いなぁ)とか思う。
「ん?」
なんか胸周りがほのかに熱い。が、今はそれよりも体の右側に違和感を感じる。
いや、正確には右の山に集中的に感じる。
ムギュって捕まれている感じに、暖かくて柔らかい物が触れている感触。それに吐息のような生暖かい風。
(まさかとは思うけど・・・)
見ないわけには行かないだろう。ゆっくりと顔を傾ける。
・・・いた。予測していたとおりの顔が気持ちよさそうに。
さてどうしよう。
1、 何事もなかったかのようにまた寝る。
2、 起こしてなぜここにいるかを問う。
3、 起こさないようにして静かに起きる。
(・・・2ね)早速行動に移す。
「澪、澪。み〜お〜ちゃ〜ん〜!」
かくかくと揺さぶる。
「・・・ん〜・・・むにゃむにゃ・・・」
ダメだ、一向に起きる気配無し。強硬手段をするしかないな、と判断。
パジャマに腕を潜り込ませて胸の先端にある突起を捕らえようと試みる。・・・が、
「ん〜あれ?全然入らない」
なぜか澪のブラジャーに手が入り込まない。普通はある程度余裕があるから入るはずなんだけど。
(現物を見てみよう)
好奇心で澪のパジャマのボタンを外していく。そしてそこに新はれたのは・・・
(すごい!キツキツじゃない!)
ブラジャーにまったく収まりきっておらず、乳肉が溢れていた。
(でもなんで・・・)
昨日お風呂場の脱衣所で見たときにはぴったりだったはずである。一晩でこれだけ大きくなるなんて、考えられる原因は・・・
(・・・私達の母乳・・・)
しかなかった。でもこれだけおおきくなるなんて・・・成長期だからよけいに効果が強くなったのだろうか。
真奈はそんなことを思考していたが、ふと、本来の目的を思い出した。
(そうじゃなくって刺激で起こすんでしょ!)
ブラにはどうしても手が入りそうではないので外すことにした。
ブラが外されたとたん、プルンと拘束が外れた澪のおっぱいはひとまわり大きくなったかのように見えた。それほど拘束されていたのであろう。
昨日見たときより確実に大きくなっている。
真奈は澪の胸の突起を摘みクリクリといじり始めた。
「・・・んっ・・・あん・・・」
澪は声にならない喘ぎ声を出していたが、それでもまだ起きる気配は無い。
(うそ、美奈でも起きたのに)
美奈は朝はかなり弱くなかなか起きない。しかし、真奈がいじった瞬間ばね仕掛けのようにおきるのだ。
その攻撃すらも聞かないのか、この子には。
しかし、体のほうは反応を示し始めた。だんだん突起が硬く立ってきた。
真奈はさらにいじる。クリクリクリ・・・
「はん・・・あん・・・」
くすぐったそうに澪は身をよじる。でもまだ起きない。
(こうなったら)
真奈は最終手段に出た。顔を近づけ乳首を舐める。
「ん・・・あぁん・・・」
体は過敏に反応しているのにおきている気配は無い。これって演技じゃないの、とか思ったがちがうようだ。純粋に寝ている。
しばらく舐めつづけていると胸に変化が出て来た。
胸や乳首がピクピクしだしたのである。そして・・・
「ん!・・・」(えっ!?)
ピュっと澪の乳首から液体が真奈の口の中に飛び込んできた。口の中に甘い香りが広がる。
飲んでみた。さらっとしていながらもとろみが感じられ甘い。美奈と真奈の中間ぐらいである。
(この子も出るようになったんだ)
でも、起きていない。仕方ないので美奈は3に変更した。
気づかれないよう静かにパジャマのボタンを留め、体を掴んでいた腕を取り、布団から出た。
すると・・・
「ん〜・・・ふぁ〜、あ、真奈姉ちゃんおはよ〜・・・」
寝ぼけ眼で澪が起きた。真奈は何で?と真剣におもった。
聞けば澪は何かに捕まってないと寝れないらしい。
昨日も疲れて眠ったものの、一時間後ぐらいに目がさめてしまい真奈のところで寝ることにした、というわけだったのだ。
(・・・そういうことかぁ)
澪の睡眠の全てにおいて真奈は納得した。と、そこに澪の声が飛んできた。
「ん?あれっ!?おっぱいがおっきくなってる!」
本人も気づいたらしい。胸を持ったり揉んだり、と確証を得ているようだ。
「・・・本物だぁ。でもなんでぇ?・・・」
考え出した。
「え〜っと昨日はぁ・・・お姉ちゃん達の家に来て、ご飯食べて、おっぱい揉んで・・・」
「きゅっ、急成長したんじゃない!?澪、成長期だし!ね!?」
真奈が澪の思考をさえぎった。
澪に私達の母乳が胸を大きくしたと思われては一大事。それこそ、一日中もまれつづけるに違いない、と確信しているからだ。
「ん〜・・・そうかなぁ。・・・ま、いいや」
ホッ、と心底、真奈はした。
「それにしても、お腹すいたぁ。」
「あ、そうだね。着替えていこっか。」
「それよりも、真奈姉のおっぱい飲みたいなぁ」
澪が横目で見てくる。
「だ〜め、さっさと着替えよう。」
「え〜?・・・は〜い」
しぶしぶ(見ててわかるぐらいで)従った。

それから澪はメジャーで胸を計ってもらった。結果、98cm。
なんと一晩で8cmも大きくなった。澪は「もうすぐあの人を追い越せる!」と相当喜んでいた。
澪は真奈のお古のブラジャーをきることにした。

もうその日は澪はいつもに増してハイテンションだった。
しかし特に姉妹の胸をいじるわけでなく、純粋に遊びまくった。
そして澪がおとなしいまま3日目の夜になった。つまり澪が泊まる最終日である。
明日は澪が帰るのでどたばたする、ということで早めに寝ることにした。

皆が寝静まった頃。静寂が真奈の部屋を包んでいる。
キィ・・・
真奈の部屋の扉が静かに開いた。何かが静かに入ってくる。
パタン・・・
扉を閉じて、「それ」は静かに近づいて
「・・・真奈姉ぇ・・・」
静かに真奈を呼んだ。ゆっくりと体を起こして優しく答える。
「澪、どうしたの?」
「あの・・・今日、最後だから・・・一緒に寝ていい・・・?」
(そっか、この子は何かに捕まってないと寝れないんだっけ。でも昨日は我慢して寝てたんだ・・・)
真奈の心に優しい風が吹く。
「いいよ。おいで」
真奈は場所を作って澪を入れてあげた。
「・・・あったかい・・・」
なんだかんだ言ったってこの子はわたしより年下なんだ、って改めて感じる。
しばらくたった後、澪が静かに口を開いた。
「あたしね、真奈姉に一つ謝らなくちゃいけないことがあるんだ。」
「なに?」
優しく聞き返す。
「最初泊まった日、真奈姉のとこにいたでしょ?」
(あ〜、私が起こそうとして澪の胸をいじった日ね。)などと思い出す。
「あの夜、あたし確かに何かに掴んでないと寝れなくて真奈姉のとこにいったんだ。で、寝ようとしたときに真奈姉のおっぱいを見てたら真奈姉の母乳の味を思い出しちゃってね・・・すごくおいしかったんだ。美奈姉のもすごくおいしかったし。で、思い出してたらまた飲みたくなっちゃって・・・」
(・・・その先はなんとなく予想できるかも。私、ぐっすり眠ってたし・・・)
「ごめんなさい、真奈姉。勝手に飲んじゃって・・・」
澪は消え入りそうな声で言った。
(なんだ、そんなことか。それ言ったら私だって目的が違ったとはいえ澪の胸いじってミルク飲んじゃったし・・・)
真奈はなんか悪いことをしている気分になった。
「いいよ、そんなこと。むしろ、喜んでもらったんならそれでいいよ。」
「・・・ホント?よかった。」
澪は安心したのか眠る体制に入った。そんな澪を見てた真奈は優しく言った。
「私のミルク、そんなにおいしかった?」
澪は驚いて反応する。
「え?・・・うん、とっても。」
「そう。・・・じゃあ飲んでみる?」
「え!?・・・でも、いいの?」
「いいよ、次は一年後になっちゃうからね。あ、汚さない程度にね。」
「うん。真奈姉、ありがとう。」
真奈は仰向けのまま上のパジャマのボタンをとり、その下にある白い巨大なブラジャーをとる。
澪は真奈の上に馬乗りになり露わとなった巨大な胸に手を近づける。
「・・・いくね。」「いいよ。」
ムニュン・・・ムニュン・・・
澪は、優しく優しく胸をもむ。外側から中心へ集めるように。
(あ・・これ、すごく優しくてイイ・・・かも)
澪の手の動きに合わせて真奈の胸が柔らかく変形する。
「どう・・・かな?」
澪が聞いてきた。
「うん、優しくてすごくいいよ。」
澪が嬉しそうな顔をして作業に没頭する。
少しずつ胸が反応し始めた。
胸が張ってきて仰向けで少しつぶれていたのが、だんだんなくなっていき自分の存在を示そうとしている。
先端にある乳首も少しずつ立ってきた。
澪は優しいまま少し手の動きを早める。
ムニュン・ムニュン・ムニュン・・・
(あ、これすごくいい。すこしきてる。)
澪の手が少しずつ胸の中心に移動してきた。それに比例して真奈の快感も高まってきた。
乳首もいまかいまかと待っているかのように震えている。
そして・・・
「あ・・・」
澪の手が先端の突起を捕らえる。途端に激しい快感が押し寄せてくる。危うく出そうになった。
「澪・・・」「うん。・・・口、つけるね。・・・はむ」
顔を近づけ、真奈の乳首を加える。
「あん。」
あたたかい物に包まれる感触が、敏感なところから流れてくる。
そして舌を触れらた瞬間
「ん!・・・」
澪の口にミルクが流れ込む。澪が静かにコクコクと飲んでいく。
真奈はそんな澪を優しく見ていた。
しばらくして澪が顔を上げた。
「私のミルクおいしい?」
「うん、とっても。」
澪は満足そうな顔をしている。そして空いている胸を真奈の顔へ近づけて
「真奈姉も飲もうよ。」
と言った。試しにくわえてみる。
「ぅん!」
不思議な感覚だった。自分の与える力の分だけ快感になって帰ってきて、違った感覚である。
そして刺激を与えていると、ジュワ〜と自分のミルクが出てきた。
甘くてとてもおいしい。
そんな感覚がしばらく続いた・・・

二人は向き合って、一息後、真奈が口を開いた。
「澪も自分のミルク出るかやってみようよ。」
「えっ?あたしは出ないよぉ・・・」
澪は驚いて否定する。それでも真奈は強引に
「いいじゃない。やってみようよ」
といって、澪の上のパジャマをはいだ。
「・・・うん、いいよ。」
澪もしぶしぶ納得して、ブラジャーをはずす。昨日よりも二回りほど大きくなったきれいな双球がプルンと弾け出る。
「じゃ、いくよ・・・」
澪は自分の胸をいじり始める。なれた手つきである。良く一人でやっていたのだろうか。
手の動きに合わせていやらしく変形している。
がなかなか反応が現れない。
「真奈姉ぇ、やっぱでないよぉ。」
「私も手伝うよ。」
そういって真奈が澪の先端の突起を摘んだ。
「あ・・・」
今までと違う反応が現れた。真奈はそれにかまわずにいじりつづける。
摘む、転がす、はじく・・・
だんだん乳首がかたく立ってきた。さらに顔を近づけ口に含んだ。
「あん!」
澪の体がびくっと反応した。自分の胸をいじる手の動きが快感で止まっている。
真奈は舌先で乳首を転がした。
澪の体が前兆を表し始めた。もうそろそろころあいである。
真奈はチュウっと吸った瞬間。
「あぁん!・・・」
ピュピュッと澪の胸からミルクが飛び出した。当の本人は快感に打ちひしがれている。
真奈はミルクを飲んで口を離した。
「どうかな?初めての射乳は。」
澪はぼーっとしながら言った。
「気持ちいいよぉ・・・」
「でしょう?澪も自分のミルク、飲んでみなよ。」
そういって真奈は片乳を持ち上げて澪の口に近づける。
「うん。」
澪が自分の乳首をくわえた。その途端、ミルクが飛び出た。
「きゃっ。・・・気持ちいいみたいだね。」
澪は快感に負けてチュウチュウと吸いつづけている。
真奈は空いている乳首をまたくわえて搾乳を手伝った・・・

翌朝
「真奈姉、美奈姉、ありがとう。楽しかったよ。」
「うん、私達もね。」
「また来年ね。」
澪が帰る日。皆で澪を見送っていた。
澪が手を振って歩き始めた。と、何かを思い出したのか戻ってきた。
「どうしたの?忘れ物?」
ううん、と澪は首を振って真奈に向かって
「真奈姉、ありがとう。」
と一言言って、また歩き出した。
「なんかあったの?」
美奈が不信げに聞く。
「さあね〜?」
「ふ〜ん・・・」
横目で美奈が見たが気にしないことにする。
「さて静かになったね。」
話題を変える。
「あ、宿題やらなきゃね。」「あ、忘れてた。」
・・・空は快晴。今日も熱く・・・もとい暑くなりそうだ。