シンクロハーモニー

黒猫大和 作
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第6話 冬休み編

「・・・ん・・・う〜ん・・・」
窓から明かりが差し込む中、真奈がゆっくりと目を覚ました。
なぜかショーツ一枚であり、そばに30センチぐらいの竹を半分に割った物が落ちている。
美奈も真奈の隣で眠っている。
時計を見ると6時半頃。
「う、・・・さむい・・・」
確かに、冬休みの時期にショーツ一枚で寝るのは無謀である。
縮こまった体を両腕で抱え込もうとする。が、
「・・・あれ?」
いままではギリギリ抱え込めれたのに今朝は腕が全く届かない。というか、明らかに前方に違和感がある。
真奈は目をこすって、もう一度違和感の元を確認する。
・・・
間違いない。胸が前よりはるかに大きくなってる。
(ど、どうしよう・・・ホントに大きくなってるよぉ・・・)
それは、またも美奈の一言から始まった。

「胸をもっと大きくしたいの!!!」
「・・・は?」
これ以上大きくしてどうするの?という突っ込みが出来ないくらい美奈はすごい剣幕だった。
学校の終了式が終わって(学校生活の方はこぼれ話のほうで書きます)、家に帰って冬休みの予定を立てようとしたところに、美奈が真奈の部屋に押し入ってきたのだった。
「あのさ、美奈?これい・・・」
「とにかく大きくしたいのよ!!!」
(聞く耳持ってないよぉ)真奈の心の中で警報が鳴り響いている。
(このパターンは絶対ヤバイよぉ。前『こぼれ話前編参照』と同じだもん。)
聞けば、学校で『藤堂さん』に「私より胸が小さいくせに」などとバカにされてとても悔しい思いをした、と簡単に言えばそういうことらしい。
『藤堂さん』というのは、隣のクラスの藤堂清美(きよみ)さんのことである。
藤堂さんは、由緒正しい良家のお嬢様で容姿端麗・成績優秀、超がつくほどの美少女。
そして、胸の大きさが2メートル間近で学校一である。たしかに胸の大きさで美奈をバカに出来るのは清美さんぐらいなものだが・・・
(でも、性格すごく良かったけど・・・)真奈も話したことがあったが、とても優しくて礼儀正しい感じだった。
ちなみに、この説明に美奈はたっぷり40分演技付きで詳しく分かりやすくしつこいくらいに(脚色して)教えてくれた。
(あ〜あ、貴重な冬休みの時間が減っていく)などと考えていると
「ちょっと、真奈聞いてるの!?」と、すごい剣幕で行ってくるので真奈は40分みっちり正座で聞かされた。
足が痛くなった。

「で、簡単な話が美奈は清美さんを見返せるぐらい胸を大きくしたいわけね?」
「そうなの!!見返してやるんだから!」
美奈の決意は固いようだ。
「でも、どうやって大きくするの?」
「そうそれなのよ、問題は。」
(お、考えが浮ばないから相談にきたのかな?だったら私も考える振りして「浮ばない」って結論出せば美奈もあきらめるかも)
と、真奈は希望の光を見つけた。
「私ね、考えた結果一つ浮んだのよ。」
希望の光は雲に阻まれて消えた。
「私達が始めてミルクを出した時、それを飲んだら次の日、私達胸が大きくなったよね。でも初めての後、3日に一回の割合でミルク出して飲んでるけど私達の胸は大きくなってないじゃない。これはどうしてか?って考えてたらある推論が出てきたの。」
「推論?」
「そう。ミルクの濃度、濃さの違い。初めてのときは今まで作りつづけて胸の中にたまりに溜まったのが快感のスイッチで出されたと思うの。だからかなり成分は濃かったはず。で、その後はミルクの出口が出来たから一定量溜まったら出るようになってると思うの。こっちの場合はあまり成分が濃くは無いと思う。
だから意識的にミルクを出さないようにすれば、ミルクが濃くなって胸を大きく出来るようになるのではないかという結論に至ったわけ。」
「なるほど。」
真奈は素直に感心した。確かに理屈は通ってる気がする。ただ、いえることは
(こんなところで頭のよさを発揮しなくて良いのに)
「というわけで、真奈。これから10日間、ミルク出すの禁止。」
「何であたしも入ってるの?」
「当然でしょ?藤堂さんなんかに負けるわけには行かないでしょ?」
(なんで、私も一緒に悔しがってることになってるんだろう?)
美奈の頭のよさは真奈の心までは発揮されなかったようだ。
かくして、実験は始まった。キリが良いのでミルクを出すのは12月31日、大晦日に決まった。

(報告書風)
実験1日目。
今日は私と美奈のミルクの出す日になっている。だけど、例の実験によって出すことは禁止されているので出せない。胸が少し張ってきている。まだ、大丈夫そう。

実験4日目。
今日はクリスマス。だけど、私と美奈はそれどころじゃなくなっている。胸がかなり張って痛いのだ。出したくてしょうがないのだが美奈が監視しているので出せない。何が悲しくて聖なる日を痛みと共に過ごさなくてはならないの?

実験7日目
もうガマンできない。服がこすれただけで出してしまいそう。乳首がずっと立ってて、恥ずかしい。ブラから肉が溢れてきて、胸がしめつけられて苦しい。早く出してしまいたい。美奈も同じ状態のようだ。でも、意地になってガマンしている。美奈ぁ、もうやめようよぉ

こうして、なんとか大晦日を迎えた。
もう二人ともまともにたてなくなっていた。が、とりあえず美奈の部屋にいってみる。
美奈の部屋の扉を空けると美奈もふらふらして立っていた。
「・・・はぁ、はぁ・・・美奈、大丈夫?」
「えぇ・・・なんとかね。頑張ればなんとなるものね。」
「早く出そうよ。」
「そうだね。」
そう決めると二人すぐに上半身裸になった。結局、美奈も早く出したくて仕方が無かったのだ。
ブルン、と4つの胸が飛び出す。
「「あっ」」
二人は、その刺激にも敏感に反応した。すでに、胸の頂上は硬く隆起している。
「「っくん・・・あっ・・・」」
二人は冷たい空気が肌をなでるだけでも感じている。
「じゃあ、やるよ・・・」
「うん。」
ムニュンムニュン・・・ムニュンムニュン・・・
二人は自分の胸をもみ始めた。いつもよりもパンパンに詰まっててものすごい弾力である。
「「ああぁん!!ひゃぁん!!!」」
始まってすぐなのに二人はすでに出しそうだった。
「「ああっ!!出る!でちゃうぅ!!!」」
二人は達した・・・
が、ミルクも何も出てこない。
「・・・あれぇ?でてこないよ・・・」
真奈は達したショックで意識がふっとんでいる。かろうじて意識が残った美奈は頭をフル回転させて一つの結論を出した。
「もしかして、濃すぎて詰まってるんじゃ・・・」
それだとヤバイ、破裂するかも。でもまさかそんなことって・・・でも、今の胸の状態をみるとあながち冗談にも思えない。
美奈は、気絶している真奈の胸をもみしだき始めた。
ムニュンムニュン・・・
「・・・ぁん」
刺激で真奈が目覚める。美奈は乳首に口を近づけて吸い始めた。あいている手でもう一つの乳首もいじめる。
「ちょっ・・ああぁん!!」
真奈が悶える。また真奈はいきそうである。が、ミルクが出てくる気配は無い。
そうしているうちに、真奈も抵抗を始める。
「・・・ん!!」
真奈は美奈の胸をもみしだく。だが、美奈はそれにかまわず真奈の胸をいじりつづける。
(こうなったら)
真奈は両手で美奈の2つの乳首をいじる。
「は・・・ん・・・」
それでも美奈はやめない。そうした膠着状態がしばらく続いた。
しばらくたって、美奈が動きを止める。
「・・・ぅん・・・ねぇ、真奈ぁ。全然ミルクでてこないよぉ。」
「はん・・・ぅん。どうしよう・・・」
すると美奈はぎこちない動きで立ち上がって何かを探し始めた。
「どうしたの?」
「あれを使うしかないな、とおもって」
「あれ?」
すると、美奈は両手に30センチぐらいの竹を真っ二つにしたような棒を持ってきた。
「なにそれ?」
「いいから」
そういって美奈はそれを両脇から真奈の胸に押し当てて・・・一気にぐりぐりと押し付け始めた。
ぐにゅう、ぐにゅうと真奈の胸はいやらしく変形していく。
「ちょっ・・・あ、はぁぁん!!!」
真奈のからだにすごい刺激が走る。通常なら痛いだけだが、今は性感が開いているのか、ものすごい快感の波が押し寄せる。
そして胸が押しつぶされて中のミルクが暴れる。
乳首がヒクヒクしている。もうすぐのようだ。
美奈は、真奈の胸の谷間に自分の胸の片方を押し込みもう片方で真奈の胸を包み、胸をかみ合わせてもう一度両脇からぐりぐりと押す。
ぐにゅ〜〜う
「「ひゃぁぁぁん!!!!」」
4つの胸が互いに押しつぶされて、またいやらしく変形した。二人の間から乳肉が溢れてくる。
4つの胸はどくんどくんと振動している。もう限界のようだ。
「真奈ぁ、最後に・・・いくよぉ。」
「きてぇ・・・」
押すのと同時に二人は互いの乳首をくわえておもいっきり吸った。
ぐにゅう〜〜〜〜(ちゅぅ〜〜〜)
「「ああぁぁ〜〜!!で、でるよぉ!!!」」
その瞬間、二人の胸は一瞬膨らんだように見えた。
そして、4つの乳首からものすごい勢いで、ものすごく濃いミルクが噴出された。
二人はあまりの勢いにむせ返りかけたが、一心不乱にミルクを飲んでいる。
あいている二つの乳首からはミルクが流れ出て、周りはミルクの湖になった。
二人の心は、ミルクを出す快感とミルクを吸う快感で満たされている。二人はひたすら飲みつづけた。
が、一向に減る気配が無い。あとからあとから、とめどなく流れ出てくる。
二人はそれでも飲みつづけていき、とうとう満腹になって眠ってしまった。

そして、真奈が目覚めた。
胸がホントに大きくなってしまい少しパニックに陥りながら真奈は、美奈を揺り起こそうとした。
ムニュ、と美奈の胸に手が当たり真奈はそれを見た。
「!?」
美奈の胸もかなり大きくなってる。またもやパニックに陥りかけるが、とりあえず美奈を起こす。
「・・・美奈!美奈!!みぃ〜な!!!」
「・・・ぅん・・・あれ?」
目覚めの悪い美奈がスンナリおきたことに真奈は驚いた。が、当の本人はそれよりも胸のことで驚き騒いでいる。
「あ!!!胸がおっきくなった〜〜〜!!!やった〜〜!!!」
というわけで、早速メジャーをだして計ることにした。
まずは真奈からである。真奈はベッドに胸をドスンと置いた。それほど大きくなっていた。
美奈がメジャーをもって真奈の胸の周りをぐるりと一周しようとした。が、途中で足りなくなっていた。
「あれ、全然足りない。」
「うそ?それ何センチ用のやつ?」
「2メートルまでのやつ。ってことは・・・やった!!!藤堂さんに余裕で勝っちゃうよ!」
(・・・それはこの際、どうでもよくなってきたんだけど)まなが心の中で突っ込んだ。
「それより、この体勢結構きついから早く計ってくれないかな。」
「あ、ゴメンちょっと待ってて」
そういって美奈は机から更に大きいメジャーを取り出して真奈の胸を計った。
「・・・ね、いくつ」
「・・・これが間違ってなければ・・・」
そういって美奈はあるメモリを指差して真奈に見せた。真奈は絶句しかけた。
「・・・278センチ・・・間違いないよ。」
1メートル以上も大きくなってる。私達のミルクにはこれほどの効果があるのか。純粋に驚いた。
次に美奈がベッドにドスンと胸を置いた。真奈がメジャーを持ってぐるりと周る。
そしてまた真奈は絶句した。
「・・・どうしたの。」
美奈は不安そうに言ったが、真奈は返事をせずにあるメモリを指差した。
「うそ!!??」
292センチ。メモリには確かにそう書いてあった。三メートル間近になっていたのだ。
二人でしばし固まった。

「ところで、今何時」
美奈が話題を変えた。
「え〜っと、6時半・・・って!!!日付越えてる!!」
「え、私達、眠って大晦日越えちゃったの?ちょっと貸して」
そういって真奈から時計を取り上げる。時計の針は6時半をさしていた。
「ホントだ確かに6時半。が〜ん、紅白が・・・」
二人してへこんでいると。
「あなた達、ご飯よ。」
したでお母さんが呼んでいる。え?ご飯?ということは。
二人が顔を見合わせて、『デジタル』時計を見ると『18:30』・・・
「「よかったぁぁ〜〜〜」」
ふっとため息が漏れた。
二人は、仕方が無いのでその後はむりやり今までの服を着ていった。

後日談
二人のお年玉のほとんどは新しい服代に消えていったそうな。