乳忍成海番外編「零海が行く」

黒猫大和 作
Copyright 2011 by Kuronekoyamato All rights reserved.

2-2

次は少し変わった形で治療しましょう、と零海は成姫に言った。
零海は後ろを向いて法衣をはだけると、成姫から見えないように自分の乳首に刺激を与えた。
「…んっ…あん……ふぅぁん!……」
「零海様?」
「ぁん!……お待たせしましたね、準備できましたよ」
零海は正面に振り返った。
遅れてその超乳がブォンと正面に来る。
そこには。
「きゃっ!……ええっ!?すごい……これが零海様の乳首?」
隆々と天を突くように、勃ち上がった零海の長乳首があった。
成姫は頬を朱色に染めて、その立派な乳首に視線が釘付けとなった。
すごい、大きい、触ってみたい。
そんな成姫の好奇心を語るような熱く絡みつくような視線に、零海は昂りを覚えた。
「そうですよぉ、これが私の乳首。刺激するとこういう風になっちゃうんです。……成姫様?見ているだけというのも、一つの趣向としてはいいのですが、……触ってみてください」
そういって自分の両方の乳房をぐい、と成姫に差し出すように持ち上げた。
硬く隆起した乳首が成姫の眼前に迫る。
それは成姫にとっては、心の棘にとてもよく似たものであった。
そのことが頭をよぎった瞬間、先ほど沸いた好奇心は影を潜めてしまい、反射的に目をそむけてしまった。
零海はその様子を見て見ぬふりをし、わざと明るい口調で成姫を誘った。
「成姫様?どうしたんですか?……大丈夫ですよぉ。これは私の胸で、あなたの前にあるのは私の乳首なんですから」
「…でも、私はやはり怖いのです。その、昔のことが…」
成姫は視線を零海に向けたが、その顔にはまだ怖れの色が残っていた。
「大丈夫ですよぉ!私は女。というよりも尼ですから。ある意味では一番男性から遠い存在ですよ。……んーー、では乳首には触らなくてもいいので胸を揉んで下さいませんか?さっき私が成姫様にしたみたいに。これは男性が絶対持っていないものですよ。ほら」
「えっ!?あっ」
零海は優しい笑顔を成姫に向けながら、彼女の小さな手をとり自分の胸に触らせた。


成姫はびっくりしてしばらく硬直していたが手から零海の温もりを感じると安心したのか、ゆっくりと確かめるように動かし始めた。
「ふふっ、どうですか?私のおっぱいは」
「……すごい。柔らかいですけど中から弾き返してきます。それにふわふわだけど重いです」
成姫は手から伝わる感触に夢中になって、両手を使って揉み始めた。
手のひらを使って押し込んでみたり、手を広げて下から押し上げてみたり、円を描くように捏ねまわす。
その手の動きに合わせるように、巨大な二つの球体が変形し大きくたわむ。
しかしすぐに、ぽよんと反発して元のきれいな球形に戻る。
成姫はすっかり気に入ったように、零海の乳房をまさぐっていた。
成姫の手の動きが大きくなっていき、そして。
「きゃん!」
零海の嬌声が響いた。
勢い余って、零海の乳首をはたくように手が当たってしまっていた。
「れ、零海様!?大丈夫ですか?」
しかし心配する成姫とは対照的に、零海の顔には快楽の表情が現われていた。
「え、えぇ、大丈夫ですぉ」
(零海様、もしかしてここに手を当ててしまったことが気持よかったのでしょうか?)
成姫の視線が、零海の乳房の先端に向かった。
恐れるべき部分のはずなのに、零海の表情を見て成姫の心に忘れていたはずの好奇心がよみがえってきた。
(…あれは零海様の乳首で、私の恐れるものではないわ。零海様の胸の先端部分であって、私の……)
そう繰り返し自分の心に言い聞かせて、引っ込めていた手を恐る恐る伸ばした。
成姫の細い指が、零海の長乳首をきゅっと摘んだ。
その瞬間、零海の乳房がビクンと跳ねる。
「あぁぁん……成姫様ぁ、そこはもう少し優しく扱ってくださいぃ……」
成姫は強張りすぎたのが、乳首を摘む指に力が入りすぎたようだった。
「ご、ごめんなさい」
「…でもよく触ってくれました。自分の心に勝つというのは素晴らしいことですよぉ」
零海は頬を紅潮させながら、優しく成姫を見つめる。
その顔を見て成姫の顔から少しずつ緊張の色が取れていく。
こくんと成姫はうなずいて、今度は優しく丁寧に零海の乳首に触れた。


その初々しい様子をみて零海は心の昂りを覚えていた。
(あぁぁん、もう、成海さんに瓜二つな上に、この初々しさといったら!もう、たまらないですよぉ)
表面上は優しい女性の顔をしながら、心の中では激しく悶えていた。
見かけが本物の成海と変わらないのに反応がまったく別であり、零海は性的倒錯状態に陥ったことで普段よりも数倍、快感を得ていた。


「…成姫様、摘むだけじゃなくて、握ったりしてもいいんですよぉ」
「こ、こうですか」
成姫は言われるままに零海の乳首を、棒を掴むように優しく握った。
乳首独特の強い弾力が、手に返ってくる。
零海の長乳首はすでに成姫の小さな手に余るほどの長さになっていた。
「それでどうしたら…」
「上下に扱いてみてください……あぁん!そうです、そんな風に」
成姫はゆっくりと零海の乳首を扱き始める。
上下するたびにビクビクと喜んでいるように乳首が震えた。
「どうでしょう?」
「んっ……気持いいですぅ……もっと、激しくしてもいいですよぉ」
彼女の興奮を証明するかのように乳首がぷっくりと膨らんでいく。
(零海様、気持ちいいのですね……)
零海が感じている様子を見て、成姫は扱く速さを上げていった。
それと同時に、乳首の先から母乳が漏れ出す。
「零海様!!胸から、お乳が!」
「ぁん……大丈夫ですよ。実は私、気持ち良くなると母乳が出ちゃうんですぅ…」
零海は照れたように、頬を朱に染めた。
成姫はその様子を見て、手に付いた母乳を舌で舐めとった。
(…甘い!温かくて、体にしみ込んでくる。…おいしい。もっと…)
成姫は一瞬でその味の虜となった。


目の前の乳首からにじみ出ている母乳を舐めとろうとする。
しかし、その矢先に成姫の心の棘が存在を主張し、成姫の動きが止まった。
棘の映像が脳裏によぎる。
(…だめよ、今そのことは関係ない!)
「…成姫様、大丈夫ですか?」
零海は動きの止まった成姫を心配そうに見つめる。
成姫はその顔を見て心を落ち着かせる。
大きく深呼吸し、硬く目をつむって零海の乳首に舌を這わせた。
「ぁぁん!!」
成姫が止まっていた間によって、結果的に焦らされた零海は成姫の舌の感覚に歓喜した。
「…んっ、ふふっ、気持ちいいのですね?零海様」
初めての行為に緊張していたが成姫は零海の様子を感じとり、再び拙く舌を動かした。
少しずつ漏れ出す母乳の量が増えてくる。
決してうまいとは言えない成姫の舌舐めであったが、零海にとって逆にそれは焦燥感を煽られて快感へと変わっていった。
成姫は一口舐めるごとに母乳をより求めるように舌を動かす。
(ぁぁん!……成姫様ったらあんなに一生懸命になっちゃって、可愛すぎますぅ!!…あぁぁん!!!)
零海は母性感覚をくすぐられたからか、はたまた敏感な乳首を舐められている快感からか、大きく身悶えした。
成姫は飽きることなく、チロチロと子猫が舐めるように母乳が出るのを促した。
合わせて、さっきよりも早く乳首を上下に扱く。
その稚拙ながら一生懸命な成姫の様子と、まるで焦らされているような刺激に零海は軽く達しそうになっていた。
そして乳首がピクピクと細かく震え始めた。
「あふぅっ!!!そんな風にされるとぉ…乳首ぃ……気持ちいいですぅ……!!!」
「きゃぁっ」
零海はビクンと乳房を大きく震わせると、母乳を成姫の顔に飛ばした。
成姫は顔を伝う母乳を指先ですくい取り、おいしそうに指についた母乳を舐めていた。


「はぁはぁ……素敵ですよぉ、成姫様。……男性のモノも、私の乳首も似たようなものなんですよ?」
「えっ!?そんな!?」
成姫は忘れようとしていたことを突然言われ、思わず手に力が入ってしまった。
小さな手がぎゅぅと零海の乳首を握りしめてしまう。
「あぁぁん!」
しかし今の零海にはそれすらも甘美な刺激になっており、再び母乳が成姫の顔に向かって勢いよく噴出された。
成姫の顔はすっかり零海の母乳で白く染まっていた。
「ぅん……ええ、確かに全く違うものです。でも好きな方に本当の自分を見て、触って、感じて欲しくてこういう風に大きくなっちゃうんですよぉ。好きな人であればあるほど、自分を感じて欲しくて頑張っちゃうんですぅ……ぁん!……そういう意味では似たようなものなんですよ」
零海は成姫に笑顔を向けてそう言った。
その笑顔と言葉は成姫の心にゆっくりと染みていく。
(…そうなのですね。相手が好きだから。…だから父上は、母上を愛していらしたから、あんなにも……)
成姫の心に刺さっていた棘が、ゆっくりと抜けおちていった。
それと同時に華がゆっくりと咲くように笑顔になっていった。
「……零海様、ありがとうございます。……今なら殿方を好きになれそうな気がします。…でも今はあなたをたくさん感じていたいです。……あなたを好いてしまいました」
そのはにかんだ笑顔を見た零海は、心がじんわりと暖かくなった。
それと同時に、さっきの噴乳で大人しくなりかかっていた乳首が再び勃ち始めた。成姫に感じてもらいたいように。
成姫はそれに呼応するように自らの衣をはだけていき、その豊かな乳房をあらわにした。


成姫は零海の右の隆起した乳首をそっと持ち上げると、それを自らの谷間に挟んだ。
太く長いそれは幼い子供の腕程はありそうな乳首だ。
零海の巨大な乳首は、成姫の豊かな胸からはみ出してくる。
「…すごい、さっきよりも大きくなっていますわ……」
大きさを確かめるように自身のおっぱいを動かす。
珠の肌に包まれた成姫の乳房の間で、零海はその瑞々しい弾力を感じ乳首がビクビクと震えた。
「ふふっ、零海様のここ、可愛いい」
ぎゅむ、と成姫は両腕で胸を寄せて擦り上げる。
零海は乳首の四方から成姫の温もりを、八方から弾力を敏感な部分で感じた。
「ああ、成姫様のおっぱい、すっごく張りがあってぇ!」
零海は思わず成姫の乳房に手を添えて、優しく揉んでいた。
しかし成姫には十分すぎる刺激であり、体を動きが不規則になる。
「ぁぁん!零海さまぁ、だめですぅ!今は私が…」
成姫は思わず零海の空いた左の乳首を、昂りで膨らんだ乳暈ごとぎゅっと掴んだ。
「ひゃぁん!」
突然の強い刺激に、零海の体が硬直する。
その間に成姫は持ち直して、再び擦り始めた。
不慣れなはずだが、絶妙な手つきで長乳首を攻める。
「ふぅあぁぁんっっ!!成姫様ぁ、お上手ですよぉ・・んんんっっ!!」
乳首パイズリの心地いい刺激に、零海は甘い声が漏れる。
先端からも少しずつ母乳が漏れ出しており、それが潤滑油の代わりとなっていた。
零海の甘く温かい母乳は甘美な誘惑だった。
「ぅぅん…!ああっ……零海様の乳首、すごい…!!」
成姫の動きがだんだんと大きくなっていく。
2人の乳房同士が押し合うほどにまで密着し、互いに変形させ合っている。
しかし乳房の大きさに差がありすぎて、大きく潰れるのは成姫の乳房であった。
「ひああんっっっ!! あああ・・・成姫様ぁ・・!!!ああんっっ!!」
「・・・・っ!! ふぁんっ!!私の胸の中でびくんびくんと動いて・・・んんっ!!」
成姫の奉仕を受けて、乳首が脈動しながらさらに勃起を始める。
元から長大だった零海の乳首が更に体積を増していった。
しかしその硬くなっていく乳首は、もう成姫の恐れるようなものではなかった。
溢れ出している母乳の量も多くなり、部屋に強い甘美な匂いが充満していく。
成姫はその卑猥な巨大乳首に興奮を隠せない。
やがて零海の乳首が勃起しきる。
成姫の顔に届くほどに巨大化した乳首。
成姫はその眼前に迫る巨大乳首を胸に挟みながら、今度はためらうことなく頬張った。
それと同時に小さな舌が、もっと母乳を出させようと乳穴を舐め回す。
敏感な先端の全体から成姫の熱い吐息と舌を感じて、零海の乳首は大きく震えた。
「ひゃぁぁん!!すごくいいですよぉぉぉ!!おっぱい、もう出ちゃいますぅぅ!!!」
快感に素直な零海は大いに喘ぐ。
一方で、熱く硬く脈打つ乳首を全身に受け止めている成姫の息もかなり荒くなってきている。
零海の乳房が張り、全体が脈打って母乳を噴き出さんとしている様子が成姫にも伝わる。
乳房がそうなっているということは、零海はかなり感じているのだろう。
その様子を成姫は体で感じ、自らの奉仕で好いた人が喜ぶことをするのは幸せなことだと思った。
もっと感じてもらいたいと思った。
しかし、零海の巨大な胸や乳首から感じる刺激は絶え間なく成姫を襲い、限界が近付いているのが分かっていた。
成姫は心をこめて全身で零海の超乳に、乳首に愛撫をした。
「ひぃあんっっ……な、成海さぁぁん!……おっぱい出ますぅぅ!!イっちゃいますぅぅ!!!」
零海の超乳が一瞬膨らむように大きく張った。
「……んぐぅ、れいはいはまぁ!!」
母乳を溜め込んだ零海は一気にそれを噴射させた。
成姫の口の中で母乳が爆ぜる。
一瞬で容量が限界に達し、成姫は吹き飛ばされるように口を零海の乳首から離した。
成姫の視界が一瞬で真っ白になる。
まるで大雨が降っているかのような噴乳。
「はぁはぁ・・・あああんんっっっ!! らめぇ・・・零海さまぁ、すごぉいぃんっっ!! ふぅあああんっっっ・・!!」
今まで我慢して積み重なっていたものが、零海の母乳を浴びせかけられ一気に突き抜けた。
成姫は零海の母乳噴水を浴びながら絶頂を迎えた。
心に突き刺さった棘を完全に抜き去って。


「成姫様に一つ謝らなくてはなりません」
「え?」
翌朝、二人は最初に顔を合わせた客間にいた。昨日よりも近い距離で。
零海は神妙な面持ちで頭を下げた。
「成姫様の顔に私の好きな人を思い浮かべてしまったこと。姫様のお顔があまりにも私の好きな人に似ていたからこそ、私は今回のお願いを受けました」
「私が零海様の想い人に、とてもよく似ていると?」
「ええ、生き写しと言えるほどに」
零海は成姫の顔を見ていると、不意にそのことを言っておく必要があると感じたのだ。
「なるほど。……その方は『成海さん』というお方のことですか?」
「もしかしてご存じで!?」
まさか本当に生き別れの双子!?と零海は顔を上げる。
「いいえ。…ただ、その…零海様が達していらしたときに、その方の名前をおっしゃっていたので」
「……申し訳ありません」
さっきの考えは一瞬にして否定されたどころか、自分が快楽に溺れているときのことを言われ零海は縮こまった。
(いやぁぁん、私ったら、もぉ、あんまりにも似ているからって、イクときに成海さんの名前叫んじゃうとか!……どぉしよぉぉぉ!!恥ずかしすぎて、もぉ成姫様の顔が見られないですよぉぉ……自分のために成姫様を治療と称して弄んだとか思われたら、せっかく治ったのに意味がなくなりますぅぅ……もしかしたら反動で心の傷が再発して、成姫様の婚姻が無に帰すかも……あぁぁぁ、私のバカぁぁぁあ!!成姫様は聡明だから謝っておこうと思いましたが、やっぱり言うんじゃなかったのですぅぅ!)
どんどん考えが悪い方向に向かう。成姫は少し思案したあと、微笑みを浮かべて言った。
「…いえ、逆に嬉しいです。その方のお陰で、零海様にお近づきになれただけでなく、心の傷まで癒していただいたのですから」
「そう言っていただけると助かりますぅ!」
零海には成姫の微笑みが女神のように思えて、再び頭を下げた。
(成海さぁん!あなたのお陰で一国の命運と、私の心が守られましたよぉぉぉ!)
零海はここにいない想い人に深く感謝した。


「それでは私はそろそろ出立いたします」
零海はしばらく成姫と会話を楽しんだ後、出発の準備をしようと立ちあがった。
「……そうですか」
成姫の顔に寂しげな表情に変わる。
「成姫様の婚姻がうまくいくよう、道中お祈りさせていただきますわ」
「ありがとうございます。本当に、心から感謝を」
「もったいないお言葉です。姫様ならばきっと素敵な正室になられましょう。……では」
「あっ、零海様」
零海が部屋を出ようとした時、成姫は一言、今までで一番の笑顔とともに零海に伝えた。
零海もまた笑顔で答えた

(別にここまで律儀にしなくても、いいのですがねぇ)
零海は戸惑っていた。
屋敷を出ようとした瞬間、零海は若侍に呼び止められた。
曰く、成姫の心の病が治ったのはあなた様のお陰ゆえ、我ら一同出せる限りの感謝の気持ちです。
そう言って、旅に行くには持ち切れないほどの報酬を渡そうとしてきた。
零海は断ったが、若侍は、
「受けた恩義を返さぬは武家の恥!」
と言って頑としてきかない。
困った零海に一つの考えが浮かんだ。
「わかりました。……それではこちらの報酬は確かに受け取りました。……ではこの『私の』報酬をあなたに預けますので、これで成姫様の婚姻道具やらなんやら必要なものを買って来てください。よろしいですね?まかせましたよ」
若侍はしばらく唖然としたのち、外にも関わらず涙を流して平身低頭した。
その姿を見ながら、成姫の一言が零海の頭をよぎった。

―このお礼は、いつか必ずお返ししに参ります―
成姫の笑顔を思い出し、零海は無性に成海に会いたくなった。