ハロルドのユルい生活 「昼」

黒猫大和 作
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「…ん〜…あれ?材料が足りない?…」
ハロルドは執務室で唸っていた。
実験用の机の上には、資料や土やビーカーに入った液体などが乱雑に置かれている。
この土地に合った、新しいタイプの肥料を試作していたのだが、どうも実験に使う材料が不足していた。
思いの外、試作を繰り返す内に資材を消費していた事に、今になって気付いたのである。
いつもならば、材料が切れる前に補充を済ませているのだが、ここの所、試作が佳境を迎えており、すっかり失念していたらしい。
「…あー、じゃ、今日は補充作業に当てるか」
ハロルドは、頭をポリポリかきながら執務室を後にした。

「…ミーシャ、ここにいたか」
「あ、ハロ様、どうなさいました?」
ハロルドがメイドの一人であるミーシャを見つけたのは、中庭であった。
どうやら洗濯物を干していたようだ。
主人を見つけて、洗濯物を干す手が止まる。
日光と合わさって、その姿がとても眩しく見える。
「試作品の材料が切れてしまってね。…済まないが、今から補充をしたいんだ」
「…あー、そういうことですか。…よろしいですよ。この後は、サーシャちゃんのお手伝いくらいしかお仕事がありませんし」
頬に指を当て少し考えたのち、ミーシャは微笑んで了承した。
「じゃー、パッパッとこれ終わらせちゃいますね」
「すまないね、助かるよ」
ミーシャは再び作業を進めるのを、ハロルドは目を細めて眺めた。


「…あ、ご主人様。姉さんもご一緒ですか」
「やぁ、サーシャ。夕食の仕込みか?」
ミーシャが作業を終えて、二人が補充作業に向おうと廊下を歩いていた。
すると、もう一人のメイドであるサーシャが、厨房からちょうど出てきた所で二人を見つけて、軽く会釈をする。
「ええ、これから食材を取りに行こうと。…お二人は?」
「あぁ、実験に使う材料が切れてしまってね。これから補充しに行くところだ。…すまないが、ミーシャをしばらく借りるよ」
「そうなの。だから、今日はサーシャちゃんのお手伝いが出来なさそうなの。…ゴメンね」
ミーシャが片手でゴメンねのポーズをして、妹に目線を送る。
サーシャはハロルドと姉を交互に見たあと、少し思案をして答えた。
「…左様ですか。私の方は問題ありませんので、どうぞ」
「…ありがとう」
ハロルドは少しだけ困った顔をして感謝をする。
ミーシャもそんな様子を察知して、妹とアイコンタクトを交わした。
「…では私はこれで」
一瞬の姉妹のアイコンタクトの後、サーシャは一礼をして自分の作業に戻っていった。

残った二人は、再び廊下を歩みながら話す。
「…ハロ様ー、サーシャちゃん、ちょっと拗ねてましたよー?今日は私の番なのにー、って」
「…だよなぁ」
ハロルドは困った顔をして、頭をポリポリかいた。
ミーシャは不敵な微笑みを浮かべながら、主人をなじる。
「今夜は頑張らないとダメですよー?サーシャちゃんを満足させてあげないと」
「はぁ、覚悟を決めておくよ」
ミーシャは楽しそうに笑い、ハロルドは気の抜けた返事をした。


屋敷の一角にある補充室。
補充室の中は窓がなく、燭台による明かりがあるのみである。
部屋の壁や床はタイル張りとなっており、中央には大きめの浴槽が鎮座している。
部屋の隅には大きな機械があり、浴槽とパイプでつながっていた。
一見すると浴室に見えるが、今は別の用途で使用されている。
この補充室は元は来客用の浴室であったが、ハロルドがこの屋敷に来たときに特別に改造していた。


その補充室の中で、ミーシャが浴槽に向かって立ち、その背後でハロルドは補充作業の準備をしていた。
「…準備良しっと。…じゃあ、ミーシャ、補充を始めようか」
「はーい。……ねぇ、ハロ様ぁ…んむっ!?」
ミーシャが主人の方を向こうとすると、突然、背後から肩越しにハロルドに口付けをされる。
ミーシャは唐突なキスに目を見開いたが、すぐにトロンと上気した目に変わる。
「…はぁむっ…チュプっ……レロォ…」
互いの口の中を舌が蹂躙し、痺れるような感覚に襲われる。
身体の中のオンナが疼くのをミーシャは感じていた。
しばらく口付けを交わしどっちともなく、唇が離れる。
ミーシャの頬は朱に染まり、潤んだ瞳が主人を捉える。
「…ねぇ、ハロ様……今日は…服を、脱がせてくれませんか…?」
火照る身体をモジモジさせながら、ミーシャは呟くようにお願いをする。
「…あぁ、良いよ…」
ハロルドはそんなミーシャを背後から優しく抱きしめ、メイド服に手をかけた。

ゆっくりと身体に手を這わすように、ハロルドはミーシャのメイド服の背中のボタンを外していく。
「んんんっ!」
ミーシャの体の震えが時間差で胸へと伝わりぶるんと弾む。
この大質量の乳房は服に隠れていても、圧倒的な存在感を示してくる。
「あんっ!…ハロ様ぁ、もう準備は出来ていますからぁ…気持ち良くしていただければいっぱい出せちゃいますよ」
少し触っただけでミーシャの乳首が膨らみ、メイド服が盛り上がる。
乳房の大きさに適う大きな乳首がさらに主張を強める。
ハロルドは面白くなり、服の上から乳首をつかんだり弾いたりする。

「あぁああんっ!!…ふぅああああっ!…んんっ!!!そ、そんなにぃ、焦らしちゃダメですよぉっ!」
最後のボタンをハロルドは丁寧に外す。
すでにミーシャの乳首はメイド服から飛び出そうなほどに勃起し、乳房を覆っていた部分を意図せずに弾き飛ばしてしまった。
「んんっ!!ああっ!!んっ…ち、乳首がビンビンになっちゃいましたぁ…」
露になった乳房もまた蠱惑的だった。
乳首は硬くツンと立ち、布から解放された乳房はミーシャの呼吸だけで波打つ。

ハロルドは後ろからミーシャの胸へと手を伸ばし、ぐいっとつかんでぶるぶると揺らしてみる。
何度見ても、何度触っても、その大きさと柔らかさに感嘆を覚える。
「あああんっ!んんんっ!…は、ハロ様ぁ、ミ…ミルクがぁ、ミルクが出ちゃいますぅっ!」
「…おぉっと、それはマズイね…よっと」
「…ひぃぁぁん!いいぃん!…ハロ様ぁ、早くぅ…」
ハロルドはミーシャの背後から胸を掴んだまま少し持ち上げ、浴槽の縁へ乳房を乗せた。
その間にも振動を胸に与えて、刺激をするのをやめない。
後ろからつかんでいるだけで、ミーシャの乳房が張っていくのがわかった。
元から大きい胸がぷっくりと張って迫力が増す。
乳首は浴槽の中に向けて最大限に隆起し、ビクビクと鼓動している。
ミーシャ自身も乳房の変化を、乳腺が今にも母乳が出しそうになるのを感じていた。

「…ミーシャ、ここが弱かったよね」
ハロルドは浴槽の縁に乗ったミーシャの乳房の脇に近い部分を、強めに押し揉んだ。
グニュんとした感触がハロルドの手に伝わる。
「!ぃぃんっ!ハロ様ぁ、ハロ様ぁ、そこはぁ!」
ミーシャは電気に打たれたようにビクンと身体が跳ねる。
快感のツボのような、弱い箇所を責められて乳首に母乳の甘い香りが染み出す。
「…ミーシャ、もう我慢しなくてもいいからね。思い切り出しちゃって」
ハロルドはそんなミーシャのお構いなしに、押し揉み続ける。
「あああああああんんっっ!!ハロ様ぁ!…もう、ミルクぅ!出ますぅぅ!んんんっっ!!あああーーーーっっ!!」

プシャアアアアアアアアッッ

ミーシャの乳首から爆ぜるように、浴槽内に大量に母乳が飛び散る。
それはミーシャが大いに感じている証拠でもあった。
ハロルドは更に母乳を促すように、ミーシャの乳房を大きく揉み続けた。
「…あああああんっっ!…んんんんっっっ!…ひゃああああっっ!!…そ、そんなに搾ったらぁ…あああんっっ…オッパイがぁ気持ち良くてえぇ!」
ミーシャの胸は止まることを知らないまま、噴乳し続ける。
浴槽にはミーシャの母乳が溜まっていき、勢いよく嵩を増し続ける。
「…ミーシャの胸は相変わらずすごいね。…母乳が噴き出てるよ」
「やぁ…!ぁぁん!…ハロ様の、意地悪ぅぅ!ぃぃぃんっ!…ミルクぅ、止まらないのぉぉっ…!」
腕全体でグニュグニュとハロルドは刺激を与え続け、ミーシャの乳房はそれを享受した。

ブシュァァァァアアアアッ

快感で噴乳し、噴乳で快感が生まれる。
大量に噴乳できる超乳だけの快感スパイラル。
ミーシャはそのスパイラルに飲み込まれていた。
浴槽は大きめのはずだが、もう半分以上ミーシャの母乳が波打っている。
「あああああんんっっ!!ダ、ダメ!も、もぉ、イ、イっちゃいますぅっっ!!オッパイだけでイっちゃうのぉぉっっ!!あああああああーーーーっっ!!」
美しいロングヘアを振り乱して、口は半開きになっている。
ミーシャは快感を積み重ね、大きく仰け反りながら、ついに胸だけで絶頂を迎える。

プシャアアアアアアアアッッブシュウゥゥッッ…

ミーシャの絶頂と共に、一際勢いよく母乳が噴出した。
浴槽内にはほぼ満杯状態に近いミーシャの母乳が、濃厚な甘い香りを放っていた。

「…ミーシャ、お疲れ様」
「…ぅぅん、ハロ様ぁ…好きぃ…サーシャちゃんにぃ負けないくらい大好きぃ…」
イキ果てて足腰が立たず自分の乳房に寄りかかったミーシャを、ハロルドは優しく横にさせる。
恍惚な表情のミーシャはボーっとハロルドの顔を眺めている。
乳首がヒクヒクしながら、乳房に残った母乳を垂れ流していた。
ハロルドは浴槽に溜まったミーシャの母乳を手ですくうと、口に運び味わう。
濃厚な甘さと優しい味が口一杯に広がる。
「…これで当分は材料に困らないよ。ありがとな、ミーシャ」
「…えへへぇ…一杯だしちゃいましたぁ…」
ハロルドとミーシャはそっと口付けを交わした。
甘い口付けだった。


「…これならいけそうだ」
「失礼いたします」
ミーシャとの補充作業を終え、ハロルドは執務室で再び試作の作成に取り掛かっていた。
確かな手応えを感じているところで、サーシャがノックをし恭しく入室してきた。
「サーシャか、どうした?」
「…夕食の準備が整いましたので、お呼びに参りました」
気がつくとすっかり日は沈みきっていた。
「もうそんな時間か。わかった、ありがとう」
「はい、それでは」
「…あ、サーシャ」
用件を伝え出て行こうとするサーシャを、ハロルドは呼び止める。
「?はい、何か」
サーシャが青い瞳を主人に向け、ハロルドの目を捉える。

主人の目を見ていると、自然と鼓動が高まっていくのをサーシャは感じていた。
少し見つめあった後、ハロルドは照れたように小声で言った。
「…今夜、湯汲みを一緒にしよう」
サーシャの耳は確かにその言葉を捉え、意味を瞬時に理解する。
と同時にサーシャの顔が火照ったように赤くなった。
「…え、ぁ、は、はい!かしこまりました…」
サーシャの乙女のような反応に、ハロルドは頬をほころばせる。
「…さて夕食だね。一緒に行こうか」
「…は、はい」
ハロルドは動きのぎこちなくなったサーシャを引き連れて食堂に向かった。


ある日の昼下がり。
いつもの昼下がり。
ハロルドとメイド達の日中はのんびり過ぎていく。