ハロルドのユルい生活 「夜 後編」

黒猫大和 作
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「…ふぃ、生き返るな」
「ええ…ご主人様。もう少しお近くにいらしてもよろしいですよ?」
二人は向かい合う様に湯船に浸かっていた。
サーシャの胸を見ていたいから、という理由でハロルドがこの位置に来たのだが、それが逆にサーシャには不満な様である。
確かに二人の間には、湯に浮かぶ巨大な胸があり、互いの顔が見えない状態であった。
「十分、近くにいるだろうに」
「…ご主人様のお顔を見ていたいのに…意地悪ですのね…」
サーシャは拗ねた様に言う。
サーシャの乙女のような可愛い言葉に、ハロルドの心は揺らいでしまう。
「…好きにすればいいよ」
「…左様ですか…では…」
ハロルドは天井に視線を写し、落ち着きを取り戻そうとした。
気づいた時には眼前に肌色の乳肉が迫っていた。
「…サーシャ、近づきすぎだぞ?…むぐ……!」
「…押し付けているのです。意地悪なご主人様には、ご主人様の大好きなこの胸で、お顔を包んでさしあげようと思いまして。如何でしょうか?」
ハロルドは風呂の縁とサーシャの巨大な胸に挟まれ、身動きが取れなくなる。
視界は全てサーシャの肌で埋め尽くされている。
ハロルドは改めてサーシャの乳房の大きさに感嘆を覚えた。
呼吸のために乳房をむぎゅっと押し返すが、圧倒的な質量に力が吸収されてしまう。
柔らかい感触に包まれて、ハロルドのモノはたちまち戦闘態勢になってしまう。

「あぁん!…胸の谷間にちょうどご主人様のペニスが挟まって、ヒクついていますよ…?それに…そんなに激しく揉んで頂けるとは。よっぽど嬉しいのですか?ご主人様?……あんっ!」
ハロルドは返答する余裕も無く、顔をずらしてどうにか空気を確保する。
一方、ハロルドが胸を押し返そうとする刺激が気に入ったのか、サーシャは更にぎゅうぎゅうと押し付けてくる。
ハロルドのモノは深い谷間に捉えられ、全身は胸に包まれる。
サーシャほどの規格外な胸だから実現した、単純かつ刺激的な乳肉による責めであった。

この柔らかい胸に埋没するのは、身も蕩けるような心地である。
官能的な乳肉の抱擁に、ハロルドの逸物は否応なしに反応してしまう。
「んあぁ…!ご主人様のペニス、やはりご立派です…!私の谷間の中でビクビクって暴れています…!とっても熱くて、私まで火照ってしまいます。…1回射精した程度では全然大人しくなりませんわね…このまま全身ごとイかせて差し上げます!」
サーシャの熱い視線が注がれ、谷間に挟まっているモノに愛しささえ感じているように見える。
サーシャは足で自身の乳肉を寄せ、パイズリの乳圧を上げていく。
ハロルドはその間も空気を確保するため、サーシャの胸を腕全体でギュムギュムと押し返そうとしていた。
「あぁんっ!!それぇ、気持ちいいぃ…ご主人様、もっと激しく揉んで下さいぃ…!こ、興奮してまたミルク噴出しちゃいそぅ…!あああんんっっ!!いい!ご主人様のぉ、手とペニスがぁ……とっても素敵ですぅ…!」

ブシュァアアッ

サーシャの乳首から母乳が勢い良く流れていく。
ハロルドは母乳が噴出する振動、母乳の濃厚な甘い香り、全身を包む柔らかさ、そしてペニスへの刺激。
全てがハロルドの官能を刺激し、興奮のボルテージを上げていく。
剛直は熱く脈打ち、サーシャの谷間で跳ね回る。
「ひゃあんっっ!!んんっ…!!ご、ご主人様ぁっぁん…!!すごっ…い…私の胸の中で暴れまわってぇ…!ぃぃんっ!…わ、私もぉ、止まらないぃ…はぁはぁ…!」
「…んあっ!さ、サーシャぁ、激しっ…!」
谷間で逸物を感じ、発情し更に激しく動くサーシャ。
そんなサーシャにあてられて、感じるもの全てが快感に変わってしまうハロルド。
互いの興奮が互いを刺激しあい、もう理性はとうに吹き飛んでいた。
ただただ快感を貪るために、より互いを求める。
「うぁっ!サーシャ、サーシャっ!…も、もう射精るっ!」
「ひぃんっ!…出してぇ、ご主人様ぁ、出して下さいぃん…!」
ハロルドの腰が震えた瞬間、精液が肉棒を駆け上がった。

ビュルルルルッッビュルルルルッッ
サーシャの胸の谷間から間欠泉のように、精液が吹き上がりサーシャを白く染め上げていく。
「きゃああんっっ!!ま、またこんなにいっぱいぃ…!ミルクがぁ、出ちゃいますぅ…!」
ブシュァァァァアアアアッ
ハロルドが果てたのを感じたのか、サーシャの乳房からも母乳が溢れ出る。
しばらくの間、二人は放出の快感に浸っていた。


「ぷはっ…!…あぁ、サーシャ…」
サーシャの乳肉から脱出したハロルドは、そっとサーシャに近づく。
「…あぁん、ご主人様ぁ…んむぅ!…」
まだ射乳の余韻に浸っていたサーシャに優しく口付けをした。
短くついばみあい、どちらともなく見つめ合う。
「…サーシャ、もう少しだけこのままで…ああ…サーシャのおっぱいは最高だな…」
ハロルドは優しい手つきで、サーシャの胸をむにゅむにゅと揉む。
このおっぱいの虜になってしまったようだ。
サーシャも惚けた様にその愛撫を受け入れ微笑む。
「はぅ…もう、甘えん坊さんですね…ぁん…おっぱい…ご主人様のお好きな様になさって下さいな…まだまだミルクがたくさん入ってますから…はぁん!」
サーシャの乳房からは母乳が溢れだし、湯がどんどん白濁していく。
濃いミルクの香りと乳房の感触、何よりもサーシャの欲情した顔を見て、ハロルドの愚息はさっき大量に射精したにも関わらず、再び戦闘態勢となる。
サーシャもそれを感じ取り、手でハロルドの肉棒を優しく撫で回す。
「…でも、もう私も我慢できません…ご主人様、私にもこの暴れん坊を入れて下さい…子宮が疼いて…仕方ないのです」
すっかりと発情した目でハロルドを見つめ、サーシャは嘆願をする。
ハロルドはもう一度優しくキスをすると、ギュッとサーシャを抱きしめた。


「…サーシャ、綺麗だよ…」
「…はぁぅ!ご、ご主人様ぁ…」
サーシャをマットの上に寝かせ、正常位の態勢を取る。
巨大な乳房は横に流れることなく球形を保っており、呼吸に合わせて別の生き物の様に波打っている。
ハロルドはサーシャの股に肉棒を擦らせると、ねっとりとした愛液が絡みついた。
「すっかり股の間が大洪水だね。そんなに興奮して…よっぽど欲しかったのかな?」
「あんっっ…!!こ、これはぁ…!か、勝手に溢れて来てぇ…」
「欲しくて堪らないんだ?」
ハロルドがあえて焦らす様に、サーシャの股を剛直で摩り続ける。
サーシャは顔を真っ赤にして悶えた。
「…ぁぁっ!そ、そうですぅ、早くご主人様のペニスが欲しくてぇ、疼いて仕方ないんですぅ!じ、焦らさないでぇ…下さいぃ…」
早く挿入して欲しいあまり、サーシャは普段の淡々としたメイドというプライドを捨ててまで懇願する。
そのいじらしい反応にハロルドの逸物は更にいきり立ち、ついに願いを叶える事にした。

ズブゥッグググッッ

「ひぃあああっっ…あああああーーーっっ!!」
とろとろに濡れたサーシャのヴァギナは滑りがよく、一気に奥まで突き入れられた。
馬並みの巨根にも関わらず、サーシャの膣内はハロルドのモノをしっかりと受け入れる。
その衝撃でサーシャは仰け反り、体の穴という穴が全て反応していた。
潮と母乳が同時に吹き荒れる。
「あああああんっっ!!!ダ…ダメですぅ…!!あああああっっ!!あああーーーっっ!!
ミルクとお汁が、と、止まらないのぉ・・・・!!ひぃああああっっ!!あああんっっ!!ひぃああああーーーっっ!!」
求めていたものが一気に奥まで到達してきたせいなのか、サーシャは痙攣しながら母乳を噴き続ける。
「…っく!…すごいな。サーシャ。まるで噴水だ」
「す、すみませっ…!!!自分でもぉ…あああああっっ…止められないのぉっ!!溢れてきちゃうぅぅっ!!!ああああっっ…す、すごぃぃ!!」
体ががくがくと震えて壊れそうな感じだが、サーシャはただただ感じていた。
よほど欲しくて堪らなかったのだろう。
サーシャの膣内がハロルドを喜び勇んで、逃さないように絡みついてくる。
入れただけどこれほど感じてしまうのなら、動かしたらどうなってしまうのだろう。
ハロルドはゆっくりと引き抜き、また突き差し始める。

ズンッ!ズンッ!!

「いひぃいああああっっ!!ら、らめぇ…今動かしたらぁっ…!!気持ちよすぎてぇ…壊れちゃいますっ…!!」
ハロルドは腰を突き上げ、サーシャの奥をぐいぐいと押上げる。
そして、一気に引き抜いてはまた深く突き刺す。
ただそれだけの動きにも、サーシャは面白いほどに反応してくる。
「ああああんんっっ!!イックゥッッ!!!ああああっっ!!!ああああーーーーっっ!!すごぉ…!!凄すぎますぅ…!!」
ブシュァァァァアアアアッ
サーシャの乳房はダポンダポンと暴れ、壊れたように噴乳は全く止まらず、どんどんと勢いを増していく。
白い霧と雨が浴室全体に充満していく。
ハロルドは怯むことなく、ただただ腰を振り快楽を味わう。
「ああああんんっっ!!イックゥッッ!!イ、イクのも止まらないぃぃ!!ああああんっっ!!ああんっっ!!」
ブシュァァァァアアアアッ
激しく噴乳し絶頂する度に、サーシャの中はきつく締め付けてくる。
腰も艶かしく動いて、ハロルドは射精が我慢できなくなってくる。

「ぅあっ!…さ、サーシャぁ!もう…そろそろ出そうだ…!!」
「ああああんんっっ!!更におっきくなってぇ!中でびくびくしていますぅ!!今にも射精しそうぅ…!!んんっっ!!あああんんっっ!!」
ハロルドがイキそうなのを察知したのか、サーシャの中がうねるように絡みつく。
その動きがトドメとなった。
「くぅ、サーシャの中がうねって…ぁぁっ出るぞっ…!!」
「ぁああっ!ご主人様ぁっ!ご主人様ぁっ!来てぇっ!ぁぁああんっ!!……ひぃああああああああーーーーーっっ!!!」

サーシャは弓反りになったまま痙攣した。
ハロルドの精液が体の奥に叩き付けられているからだ。

びゅるるるるるっっぶびゅるるるるっっ

隙間から精液が逆流しどぼどぼと流れる。
ハロルドの射精はなかなか止まらない。
どんどん精液がサーシャの中に撃ち込まれていく。
「ひぃああああああっっ!!!来たぁっ!!ご主人様のぉっ!!すごぉ…凄すぎるぅぅっっっ!!ああああああああっっ!!イ、イ、イっちゃうっっ!!撃ち込まれるたびにイっちゃうのぉっ!!あああがぁ・・!!らめぇ・・・!!イ、イき過ぎぃ!!わ・・わたひぃ・・・イき過ぎだよぉ・・!!あああああっっ!!」

さらにサーシャは仰け反り、びくびくと痙攣したままとなる。
そんな様子のサーシャを見て、ハロルドの射精が止まらなくなる。

「ま…まだ…出るぅぅっ!!これ以上はぁっ…ああへぇあああっっ!!イ、イきすぎて死ぬぅぅっっ!!ひぃいいいっっ!!!イクゥッッ!!イックゥッ!!またイクゥゥッッ!!もぉ…らめぇ…!!!」
サーシャはびくっと跳ねると気絶してしまった。


くぽぉんっと、ハロルドは射精したばかりの肉棒を勢いよく引き抜く。
その衝撃でサーシャは意識を戻した。
「くぅん…はぁはぁ…も、申し訳ありません…わ、私…気持ちよすぎて…」
「…かわいいよ、サーシャ」
まだ少し朦朧としているサーシャの頭を優しく撫で、囁く。
サーシャはぽーっとした顔でしばらく呆けていた。

気絶するほど絶頂し、サーシャの不満も多少は解消されただろう。
だが逆にハロルドはまだ満足していなかった。
まだまだ元気な愚息が、もっともっととせがんでいるように勃起していた。


「…サーシャ。悪いけどもう止められないよ。いくよ」
「えぇ…!?きゃああんっ!」
ハロルドは大絶頂の余韻に浸っていたサーシャを持ち上げ、浴槽の淵に乗せバックから突いた。
「ひゃあああああんんっっ!!」
ブシュァァァァアアアアッ
突かれた反動でサーシャは噴乳してしまう。
サーシャは足はまだがくがくと震えており、乳房に自身の体を預けないと立っていられないようだった。
「あああああんんっっ!!ご、ご主人様ぁっ…!!!気持ちいいのぉ…!でもぉ…ま、まだ力入らないぃ…!立ってられないのぉ…!!」
「こっちに体を預ければいい。サーシャはただ感じてくれればいいんだよ」
ハロルドは、サーシャの腰を持ち上げて深く突き刺す。

ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!
「ああああああああーーーーーんんんっっ!!らめェ…!ご、ご主人様のペニスぅぅっ…気持ちよすぎますぅぅっ!!あああっっ…私またぁ…イっちゃいそうぅ…!」
サーシャは快感の衝撃を自分の胸をつかむことで耐えながら身を任せてくる。

激しくバックから突き上げられ、サーシャは何度目とも分からない絶頂に達する。
休む間もなく責め立てられふらふらしているが、それでも気持ちよさそうに表情を蕩けさせていた。
「ひぃああああああっっっ!!ああああんっっ!!も、もう…私ダメになっちゃうぅぅっ!!ミルクも止まらないぃぃっ!壊れるぅぅっ!!ご主人様のがぁ、凄すぎて壊れちゃいますぅぅっ!!」」

ブシュァァァァアアアアッ
サーシャは壊れた蛇口のように母乳を垂れ流す。
白濁まじりだった湯がどんどんと真っ白へ近づいていく。
「ほんとすごいな、サーシャの胸は噴き過ぎだ」
「気持ちよくて止まんないぃぃ!!あああああっっ…!!ダメェ…またぁっ!!イックゥ〜〜〜〜!!!」
サーシャはびくびくと仰け反り乳房にしがみつく。
「はぁはぁ…すごぃぃ…こ、こんなにイってるのにぃ…また欲しくなっちゃう……!
イけばイくほどご主人様が欲しくなっちゃうぅ…!!もっともっとぉ…壊れるくらいに来てぇ…!!」
サーシャはどうやら力が入るようになってきたらしく、自分からも動き出す。
ハロルドの突き入れに合わせ、豊かなヒップを持ち上げてくる。

ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!
ハロルドの逸物が深く入り、子宮を押上げる衝撃にサーシャは悶える。
締め付けも強くなり、ハロルドの射精感も高ぶる。
「くぅ…サーシャぁ、また出るぞ…!!」
「ああああああーーーーっっ!!来てぇっ!!ご主人様のぉせーえきぃっ!!…ひぃぃあぁぁぅうぅぅっ!!」

びゅるるるるるっっぶびゅるるるるっっ
ブシュァァァァアアアアッ

中出しと同時に盛大に噴乳する。
サーシャはびくびくと痙攣して足腰もがくがくと震えだす。
「せーえきででイックゥッ!!ひぃあああああ!!すごぉ…凄いのぉ…!!イきまくりゅぅぅぅっっ!!」
サーシャは今回は気絶まではしなかったものの激しく痙攣していた。
相当な回数の絶頂を一気に味わっているようだ。
「…凄いイキっぷりだね」
「ああ…ご、ご主人様ぁしゅごぉい…!!気持ちよすぎてぇ…おかひくなっちゃいますぅぅ…」
「でもまだ欲しいんだろ?サーシャ」
「はひぃ…!もっともっと気持ち良くしてぇ…!!ご主人様のおチンポ様ならぁ、いくらでもイけちゃうのぉ…!!」
ハロルドは遠慮なく、中出ししてどろどろなままの中を再び突き上げる。
サーシャは狂ったように喘いでは何度も絶頂する。
よほどたまっていたのか、呆れるほどに絶頂していく。
「あああああああっっっ!!イックゥゥッ!!あああああーーーーっっ!!イキ死んじゃうぅぅっっ!!でもぉ…凄くいいのぉっっ!!」

ブシュァァァァアアアアッ
噴乳も止まらずとうとう湯船の中の湯は真っ白い母乳に陣取られる。
嵩を増していく母乳風呂。
湯船から溢れ床にも大量の母乳が溜まり出す。
あまりに多いため排水が間に合わなくなるほどだった。
「あああああああーーーーーっっ!!全部止まらないぃぃっ!!も、もぉ・・・止まれないのぉ!!ああああっ!!イクゥ!!またイックゥゥッッ!!!」


存分に絶頂し満足したサーシャはしばらく動けずにいた。
全身に力が入らないようだ。
イキ疲れたせいで今にも眠りに落ちそうだった。
「…ああ…ご、ご主人様ぁ。すごく、すごくよかったです……離れたくないくらい、お慕い申し上げております…から…ね……すぅすぅ…」
「…俺もだよ、サーシャ…」
ハロルドは少女の様な寝顔にキスをし、そっと抱きかかえた。


ハロルドがサーシャを抱えて、脱衣所に入った時だった。
「サーシャちゃん、満足したみたいですね♪ハロ様」
「…ミーシャ。手伝ってくれ」
ひょっこりと扉からミーシャが顔を出した。
おそらく待っていたのだろう。
「はーい…随分と愛されちゃって、羨ましいぞぉ、サーシャちゃん」
「まぁ、そう言ってあげるな。随分と欲しがってたみたいだしね」
「…むっつりさんですからねぇ、サーシャちゃんは。…あ、ハロ様。寝室の準備は出来ておりますので、すぐお休み頂けますよ」
ミーシャはクスクスと笑いながら妹を受け取り、主人に用件を報告する。
「…分かった。あぁ、それから」
「サーシャちゃんも後ほど連れて行きますよ、ご安心をー」
ミーシャはヒラヒラと手を振り、主人の言わんとしていることを理解する。
「…助かる。正直、ヘトヘトだよ」
「あら、ホント羨ましい。…ハロ様ー、私の時も同じくらい頑張ってくださいね?」
「ははは、善処するよ…」
ミーシャはジト目でハロルドを見つめ、ハロルドはただただ苦笑いするしかなかった。


主とメイド達の夜はゆっくりと更けていく。
いつも通りの一日は、三人にとってかけがえのない一日。