幕末女教師

救急戦士 作
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「第四話」「鞍馬天狗見参」
倉田典膳の家に住むようになって、一日が過ぎた
翌朝、典膳は、仕事の都合により、家から出て行った
典膳の仕事は、長州藩の手伝いであった
一方、典膳が、仕事に行った事で暇になった麻美達は
「お姉ちゃん、暇だよ、何処かに行こうよ」と桜が言うので
家を出た
この年、1863年は、長州藩が、外国船に無差別砲撃をやった事でも有名である
その外国船では、新撰組局長、近藤勇が、賄賂を外国の船に渡し、鉄砲を
購入したのである
それは、大黒屋の企みでもあったのだ
で、桜達は、家を出ると、町を見学に行った
勿論、もう、祭りも終わっていて、皆仕事に精を出していた
「ねえ、お姉ちゃん、団子でも食べよう」
「そうね」
二人は、団子屋に行くと、団子を注文する
団小屋の主人も、あまりにも綺麗な女性が来たので、鼻の下を伸ばしながら
団子を渡した
「頂きます、あん、おいしいね」
「うん、そうね、さてと、じゃあ今度は芝居でも見に行く?」
「芝居?」
「そう、あのね、ほら、中村座と言う旅役者が芝居をしているみたいなの」
「へえ、そうなんだ、じゃあ、ちょっと見に行ってみよう」
「ええ、」
二人は、団子を食べ終えると、芝居を見に行った
「へえ、面白いわね、現代じゃ、こんな芝居見れないから」
「うん、そうね」
二人、いや、大勢の客が見ている中で、上の客席から声が聞こえた
「きゃああ」
見てみると、数人の侍が、一人の町娘に乱暴しようとしていたのだ
「や、やめてください」
「いいではないか、俺の酌をしろよ」
「ゆ、許してください」
「ダメだな、俺に酌をしてくれれば、やめてやるよ」
「そんなあ」
女の子が乱暴されている、黙ってみているのは良くないと、さすがは教師
麻美は、上に登って行き、侍たちに「あなた達、恥ずかしくないのですか」
と、叱責した、が
その侍たちの姿を見て、麻美は、びっくりした
その姿は新撰組だったからだ
「あ、あなた達、新撰組でしょ、こんな事してて局長に何を言われるか判らないわよ」
「何だ、お前、局長の事知ってるのか」
「ええ、知ってるわ、それよりも、あなた達、ここで酒を飲んでていいの」
「ああ、今は、暇だからな、何をしてもいいのさ、それより、お前、何処かで見たことあるな、ううん、うん」
「この人達、私の事忘れているみたい、なら、今の内に」
麻美は、彼らが自分の事を思い出そうしているときに、彼らから離れようとした、
だが、踵を翻し、向こうを向いた時、自分の爆乳が男の手に当たってしまった
「き、気付いてないよね」
麻美は、心臓をドキドキさせながら、下に降りていく
だが、とき既に遅かった
彼らは、麻美の事を思い出してしまい「待て」と言い出した
相手は、数人、自分の爆乳で窒息させるには、物数ではないのだが
下手に乳を振り回して、他の人に当たっては申し訳なく思い、攻撃をやめた
「おい、この女を捕まえろ」
「はい」
新撰組の志士達は、二人を捕まえると、屯所に突き出した
「ほう、戻って来たのか」
「いいえ、ただ、私は、あなたの部下が酒を飲んで、女の子に絡んでいるの
を見て、放って置けなくて、それで、注意しに行ったんです」
「そうか、そうか、さてと、お前達だが、我々の計画を長州に知られるのは
拙いのでな、可哀想だが、磔刑にしてやる、おい、刑の執行は直ぐにする
こいつらを処刑場に連れて行け」
「ははー」
「そ、そんなあ、お姉ちゃん、私まだ死にたくないよ」
「私だって、ねえ、お願いよ、私の事好きにしていいから、許してぇ」
「いいから、早く連れて行け」
彼女達の願いは叶わず、新撰組は、処刑場に連れて行った
「では、死刑の執行を始める」
磔にされ、爆乳の谷間に交差する槍
そして、「では、はじめー」
「きゃああ、た、助けてえ」
彼女達が、やりに刺されようとしたその時、白馬に乗った黒頭巾の侍が
現れ、一瞬の内に、彼女達を馬の後ろに乗せた
そして、黒頭巾の侍は、何処かに行った
目にも見えぬ早技とは、この事である
「あのう、助かりました、あなたは、いったい」
「もう、心配賭けさせるなよ」
「あ、典膳さん、すみません」
「いいよ、今度からは、気を付けろよ、だけど、毎日助けられるか
どうかは、判らないよ」
「はい、その時は、何とかします」
「ようし、じゃあ、家に帰るか」
「はい」
三人は仲良く家に帰って行った
麻美は家に着くと、あの姿を見て思い出した
以前、時代劇にあった名前を
「そうか、あれは、鞍馬天狗、ああ、なるほど思い出したわ」
「お姉ちゃん、如何したの」
「倉田典膳、又の名を鞍馬天狗、新撰組から、幕末志士を守る為に
一人で戦った、幕末の英雄よ」
「そうか、そうだったんだ、なるほどね、ねえ、お姉ちゃん私達も
英雄にならない」
「どう言う風に」
「何かのヒロインになって、誰かを助けるとかさ」
「何かって何よ、それに助けるたって、私達に何が出来るのよ
戦う事さえ、無理なのに、それに、変身でも出来るの」
「何かで、変身して、戦えなくても、誰かを守る時に
このオッパイで窒息させるとかさ」
「それじゃあ、いつもと変わんないんじゃないの」
「そうじゃなくって、例えば、仮面を付けた謎の女が
悪党相手に巨乳攻撃をしながら、悪党達を改心させるなんて、どう?」
「うん、でも、何かあるかな」
「やっつけると言うよりは、爆乳で心を入れ替えてくれればいいんだし」
「そうね、うん、この手鏡なんて、どう?」
「これね、じゃあ、ま、あれ何か、ボタンついてる、ようし、ポチ」
麻美がボタンを押すと、仮面を付けた謎の女いや、太夫になっていた
「これって何、何なの」
「まあ、気にしなくてもいいじゃない、しかし、またおっぱいが大きくなちゃって、お姉ちゃんは、そうね、太夫と仮面だから、花魁仮面なんてどう?」
「花魁仮面?」
「それに、花魁仮面なら、座敷に呼ばれても、そこで巨乳攻撃できるし」
「うん、まあ、頑張ってみるわ」
爆乳を揺らせながら、そう言った
「じゃあ、私も、ポチ」
桜が変身したのは、仮面にブラと白パンツだけが付いているヒロインだった
「何よ、その格好」
「う、うっさいわね、いいでしょ、あの親父、爆乳でしばいときゃよかったかな、私は、巨乳仮面でいいわ」
「そう、で、戻るときは、如何するの」
「さあね、ポチ」
すると、二人は、元に戻ったのだった
「じゃあ、これからも、頑張ろう」
で、一方の長州藩は、欧米艦隊の逆襲に遭い、敗戦した