「第一話」「御存知幕末へタイムスリップ」
1854年、江戸幕府の末期に、新撰組と言う京都を守る治安組織があった
「さてと、今日も暇だな」
と、その新撰組の一人が言う
所変わって、ここはある学校のグラウンド
ここに生徒達と先生がいた
「さあ、もうすぐバスが来ますからね」
「はーい」
先生達は、生徒に言う
そしてバスはやって来た
そう、今日は、修学旅行なのだ
皆楽しみにしていて、今日はやって来たのである
担任の名前は、麻生麻美、勿論運動神経は皆無だが
ナイスバディと、完璧に揃った美貌の女教師である
そしてバスに乗り込む生徒と先生達
修学旅行は3泊四日の予定であった
高校の修学旅行は、京都の撮影所で、東映太秦映画村を見に行く事だった
天気も順調良く、快晴で雨が降るなんて事は、ましてや嵐になる事などは
夢にも思わなかったのだ
京都に着き、映画村を見に行く生徒達と先生
二日、三日と見て、最後の日になった
「さあ、それじゃあ、そろそろ出発しますよ」
先生達が、生徒を迎える
その時、麻美が、妹がいないのに気付き
「あれ、桜は、何処にいったのかしら」
と、あっちこっちを見渡す
「どうしました」
「あ、あのう、妹がいないので、探してきます
先に帰ってください
妹を見つけたら、私は電車でも帰りますから」
「そうですか、では、無事に見つけてくださいね」
「はい」
麻美は、先生や生徒達と別れて、桜を探しに行く
「迷子になってなきゃいいけど」
麻美は、心の中で嫌な事を考えた
桜は、自分と同じ爆乳で目立つ
ひょっとしたら襲われるかもしれない
今まで、自分達は襲われるのは日常茶飯事だったが
その分、知り合いや、警察の人に助けられたりしていた
けど、京都には知り合いはいないし、親戚もいない
「桜無事でいて、あなたがいなかったら、私、どうしたらいいのよ」
と、必死に探す麻美
いつの間にか日も暮れ、麻美はお腹が空いたので、近くの食堂で御飯を食べた
「ニギリ作って貰って、桜にあげよう、あの子、お腹空いてるだろうから」
何て妹思いの姉だろう
早速、ニギリを作って貰う事に
ちょうど、その時、雨が降り嵐になった
「あのう、雨が止むまでいていいですか」
「ああ、好きにしなさい」
「はい」
そして、雨が止んだ
「では、失礼します」
再び、桜を探そうと、どうせ、撮影所はしまっているから
他を探そうとした、その時だった
麻美は、今までいた京都の風景が、変わった事に気がついた
「あれ、おかしいな、ビルや町がない、ここは京都じゃないの」
麻美は、頭の中で「?」の文字を浮かべながら歩く
ちょうど、そこへ2人の着物を着た男がやって来る
「あ、あの人達は、役者さんかしら、ちょっと聞いてみよう」
麻美は、何の疑惑も持たずに、男達の方へ赴く
だが、麻美は自分が今から、襲われる事なんて想像もしてなかっただろう
男達に近づいた麻美は、桜の写真を見せ
「あのう、この子知りませんか、私の妹なんですけど」
すると、男二人は、にやっと笑い
「ああ、知ってるぜ、俺達がかくまっている」
「本当ですか、で、何処に」
「ああ、着いて来なよ、直ぐそこだからさ」
「はい」
男二人の案内で、麻美は着いて行く
が、男二人は、誰もいない、草村にやって来た
「で、何処にいるんですか」
「へへへ、そんな女知らねえよ、それよりあんた美人だな」
「え、何、そ、それじゃあ私を、騙して、どうにかしようと」
「へへへ、その通りだ」
「い、嫌」
麻美は、後ずさり逃げようとするが、男の一人に腕を捕まれ草村へ
放り投げられた、と、同時に男の一人が麻美に飛び乗った
「痛ぁーい、何するのよ、や、やめて」
脚をバタバタさせ、男の顔を手で押さえようとするが、
男の顔は麻美の胸に入って来る
そう、女の力では、非力なもので、引き剥がせるはずもなく
爆乳を吸われた
「あはん、あん、もう、や、やめて」
「おい、お前は、右乳を飲め」
「OK」
もう一人の男は、横から乳を飲む
嫌がる麻美は、男二人に乳首からミルクをかけ、乳ビンタを食らわす
「へへへ、気持ちいいな」
「う、く、もう、だめ、誰も助けてくれない(泣)」
麻美は、観念したように泣きながら目を瞑った
その時である、一人の男が、麻美達の前にやって来た
その光景を見た男は、怒り寸前
「貴様ら、罪もない女性を襲って、乳を飲むなど許せん
この私が、成敗してやる」
「何だ、てめえは」
「私は、新撰組一番隊隊長、沖田総司」
「し、新撰組、た、助けてくれ〜」
男二人は、名前を聞いた瞬間、震えながら逃げて行った
その沖田と名乗った男は、麻美のところに行き
「大丈夫か」
「え、あ、はい」
と、気疲れしたのか眠ってしまったのである。