「第三話」「初めての買い物」
美鈴、由愛、葵の三人は、屯所で働く事になった
それは、食事を作ったり、洗濯物を干したりと、まあ、家事一般である
そして、それが、何日か立ったある日の事
やる事をやり終えた三人は、「暇ね〜」と言って脚を伸ばし退屈していた
「おい、いくら暇とは言え、その姿は男を誘っているにしか見えないぞ」
と、声が聞こえる
天井で、山崎蒸が、声を掛けているのだ
「あ、ごめんなさいね、けど、暇で仕方ないのよね」
と、葵が言う
「そうか、まあ、暇なら、そうだな、この所忙しかったから
休みも取れていないし、じゃあ三人で遊んで来いよ」
「けど、食事は誰が」
「ああ、それなら、今日は、沖田が作る事になっている
まあ、昼まで遊んで来い」
「はい、じゃあ、あ、それと、お姉ちゃん、目が見えないので
ここに置いていきますけど、いいですか」
「いいけど、治せばいいじゃないか」
「あ、言え、見えないというか、医者の判断では、ちょっと時間が掛かる
と言われたので」
「あ、そうなのか、まだ見えないんだな」
「はい、そうです」
「判った、美鈴は、私が預かろう」
「あのう、変なことしないで下さいよ」
「変な事って」
「いくら、目が見えなくても、くノ一ですから、下手すりゃ
おっぱい飲まされるかも知れませんよ」
「ああ、いいぜ、飲みたいよ、まあ、じゃあ行って来い」
「はい」
美鈴を残し、二人は買い物に行く
ここへ来てから始めての買い物だった
「ねえ、葵ちゃん、これ可愛いね」
「買ってあげようか」
「いいの」
「うん、お小遣い、貰ったから」
「じゃあ、これと、葵ちゃんと、お姉ちゃんのね」
「相変わらずの姉思いなのね」
「葵ちゃん」
「覚えてる、私が、由愛に告白した時の事
けど、あなたは、お姉ちゃんが好きだって
だから、諦めてって」
「ええ、確かに」
「だからね、あの時、美鈴お姉ちゃんに、私嫉妬したの
でもね、やっぱり仲良くしたいなって思って
けど、今お姉ちゃんがいないしさ、ここで」
「ちょっと、馬鹿な事言わないで、恥ずかしいわ」
「いいじゃないの、じゃあキスだけね」
「しょうがないわね、チュ」
唇と唇を合わせる二人
「おい、あれ、見てみろよ」
「あ、あれが、あの、その女が女を好きであると言う事なんだろうな」
「いいわねえ、青春ね」
周りの人々から、冷やかされる2人
簪を買い、甘味所で、団子を食べていると
やくざ風の男達が現れた
やくざ風の男達は、中に入っていく
そこで「おい、姉ちゃん、茶をくれ」
「はい、只今」
働いている女の子に茶を頼む
で、茶が出て来た
そこで「おい、姉ちゃん、毛が入っているぞ、如何言う事だ」
「え、そんなあ、知りませんよ」
「何だと、てめえ、しらばっくれるのもいい加減にしな
落とし前付けて貰おうじゃねえか」
「え、如何するの」
「勿論、体で払って貰うんだよ」
男達は、女性を連れ出した
そして、叢に放り投げると、着物を破り、女性を押し倒した
「いやあ、や、やめて」
女性は、泣き叫ぶ
野次馬のように男達は、それを見ている
女性を押し倒した男は、一人
胸元に顔を埋めた
だが、その時、男の背中に柔らかい感触が当たる
「な、何だ」
「し、動かないで、動くと、首に簪が当たるわよ」
その感触の持ち主は、言った
「あなた、自分から、毛を入れたでしょ、だいたいあんた達のような
性悪のやる事は判っているわ、全く、何を考えているのかしら」
「う、煩い」
男は、動こうとするが、簪が首元に当たっていると言う恐怖感に
脅えた
「お、おい、簪を取ってくれよ、何でも聞くから」
「だったら、直ぐその子から離れなさい」
「判った、じゃあ、退いてくれ」
「いいわ」
感触の持ち主は、男から離れた
一方、男も離れ、女性は逃げた
女性が、逃げたのを見て、ほっとする女
実は、さっきの姿は、男の背中に爆乳を押し付け、抱き付くようにして
簪を首に付けた由愛だった
男は、こっちを向くと
「おのれえ、野郎、あれ」
見ると、男達は、倒れていた
しかも、顔は喜んでいる顔だった
「な、何だ、これは」
男は、由愛に言う
「ああ、これね、葵ちゃんがしたの」
「したなんて、彼らが私のおっぱいを飲んでくれたから、お礼に窒息
させてあげたのよ、ブルンブルン」
爆乳を振り回しながら言う
「すげえ、おっぱいだな」
「ねえ、あなたも飲んでみる」
「そうだな、じゃあ、あんたのを」
「どうぞ」
男は、由愛を押し倒すと、爆乳を飲んだ
「あはん、あん、うふん、美味しい」
「ああ、何て美味いんだ」
「じゃあ、私の番ね、え〜い」
男の顔を胸に埋め、頭を支えて、窒息させた
葵は、窒息させた男を由愛から放すと、叢にゆっくりと置いた
そして、再び甘味所に行き、団子を食べ終えた
さっきの女性に礼を言われながら、恥ずかしそうに帰る2人だった
で、一方、男達は、奉行所に連れて行かれるのであった。
葵が、10人の全ての男を相手に一人で、爆乳を飲ませて窒息させる
これは、乳忍法で出来る技である
「乳忍法、爆乳超息攻撃」と言って
相手よりも早く、乳を飲ませ、窒息させる
誰も何も出来ずに、直ぐ終わってしまう
ゆっくりと飲ませればいいのだが、女性を襲った男と
昼までに帰らなくてはいけないので、そうしたのであった
そして、帰って来ると、山崎が、美鈴の爆乳を飲んでいた
「あ、蒸さん、何をしているんですか」
「いやあ、彼女が、おっぱいが出るから飲んでって頼むからさ」
「まあ、いいですけどね、はい、お姉ちゃん簪だよ」
「ありがとう、」
「私が挿して、あげるね」
「うん」
こうして、三人は、いつも通り戻ったのである。