「第五話」「牢からの脱出」
「うう〜ん」
気が付くと夢香は、手を紐で縛られ宙吊り状態にされていた
「此処は何処なの、私を屯所に返してえ」
夢香が叫ぶ、だが、夢香の周りには誰もいなかった
「困ったな」
そう確かに、胸を縛られていれば、おっぱいの力で紐を引き千切る事が出来る
だが、紐で縛られているのは手であり、如何する事も出来なかった
すると、足音が聞こえて来た
それは、大勢の足音である
その足音は、ゆっくりと夢香の元に近づいて来る
そして、足音は夢香の前で止まった
そう、夢香の間合いには数人の浪人達が棒を持って並んでいた
「あのう、何か」
「これから、貴様に聞きたい事がある、素直に吐けば痛い目を見ずに済むが
白を切るならこの棒がお前の手や胸に当たるぞ」
「え、何を」
「では、早速ながら聴こう、新撰組の秘密を」
「し、知りません」
「ほう、早速白を切るのか、では、おい」
男に命令され、浪人達が棒で叩く
「い、いったーい、やめてよ」
「早く言えばいい」
「だから、知らないって」
「強情な女だ、まあ、時間は十分ある、その内に吐くだろう」
男達は余裕を見せて、夢香を拷問した
所変わって新撰組では、夢香が買い物から帰って来ないので
心配していた
「何処へ行ったんだ、あの子」
「さあ、もしかして、我々の場所から外に出たのを長州の浪人に見つかったのでは」
「まさか、それで酷い目に遭っているとか」
「判らないが、多分そう考えたほうがいいのかも」
「斬られたりしてないだろうか」
「あの子は、戦えないがとても美人だ、男達は方って置くわけがない
現に、この男所帯の中でも、何とも無かったじゃないか」
「何とも無いって、此処へ来てから一日しか立ってないんだぜ
それで、襲うも何もないだろ」
「まあな、兎に角俺探しに行って来るよ」
「新八、じゃあ俺も」
「平助、いいのか」
「当たり前だろ、あの子を未来に返してやろうよ」
「ああ、そうだな」
「如何したんだ、新八浮かない顔して」
「え、あ、いや」
「お前、あの子に惚れたんじゃないだろうな」
「ば、馬鹿言うんじゃねえよ、例え好きでも、好きになっちゃいけないんだろ」
「そうだよな、辛いよな」
「だから、俺はあの子を護る、あの子が未来へ帰るまでは
それが、俺の屯所へ連れて来た責任でもあるから」
「判った、じゃあ行こうぜ」
「ああ」
新八と平助は、夢香を探しに出かけた
で、一方、夢香はと言うと、ぐったりしていた
勿論、ボコボコに棒で叩かれた為、髪や着物はぐしゃぐしゃになっていた
「おい、くたばったのか」
「いいや、気絶しているだけだ。やはりこいつは何も知らないらしい
おい、こいつの始末はお前達に任せる
好きにしろ」
男は、そう言うと、浪人達を連れて出て行った
で、残った見張りの浪人二人が、「おい、それにしてもいい女だな
始末たって、簡単にしたくはないよな」
「ああ、そうだな、ようし、俺達が可愛がってやるか」
浪人の一人は、夢香の縛っていた紐を斬り、夢香を寝かせる
はみ出した乳が、男を誘っているようである
「ほう、やはり凄い乳だな、ようし、暴れないように
押さえとけよ」
「大丈夫さ、気絶しているんだからな、暴れないさ」
「そうか、じゃあ、俺は胸を頂くから、お前は唇を奪え」
「そうだな、そうするか」
男は、夢香の上に乗り、両方の爆乳を飲む
「あはん、あん、うふん」
気絶しているにも関わらず、夢香は喘ぐ
「じゃあ、俺も」
もう一人の男は、夢香の唇を奪いキスをする
すると、夢香は、舌を居れて来た。何と濃厚なキスなのだろう
で、おっぱいを飲んでいた男は胸の谷間に顔を埋めた
すると、爆乳が男の顔を挟む
「う、うぶぶぶ」
男はもがきながら苦しんだ、同時にキスをしていた男は、唇が離れなくなり
息が出来なくなった
そして、そのまま、男二人は窒息したのであった
それと同時に夢香は、目を開けて、男を押し退けて唇を解放し
胸で窒息した男は体を揺らして、横に落とした
「ふう、全くいい気になって、けど、此処はどうやら長州の食い詰め浪人達の居る地下牢って言ってたわね、って事は、何処かの屋敷なのかしら
もうすぐ夜になるわね、一旦此処から出ましょう」
牢から出ると、階段がある。だが、階段を行けば見つかってしまう
逆の方向にも出口がある
「此処なら、誰にも見つからないわね、ようしごめんなさいね、お兄さん達」と言って眠っている浪人二人に、挨拶をして、出口へ向う
そこは、何と井戸の外であった
「このまま無事に帰りたいな、チンピラぐらいだったら、爆乳を飲ませて
そのまま逃げるけど、浪人はさすがに辛いわ」
で、歩いていると、手を引く者がいる
「え、誰」
夢香は、振り向くと、そこには逢いたくない浪人がいた
「い、いやああ」
夢香は、体を振り回し、その浪人に爆乳乱舞を浴びせる
「い、イテテテ、夢香ちゃん俺だよ、俺」
「え」
浪人は、新八だった
「新八さん」
「着物が乱れてるね、それにしても気持ちよかったよ、夢香ちゃんのおっぱい」
「もう嫌だぁ、うふふ、ごめんなさいね心配懸けて」
「え、そんなのいいよ、無事だったなら」
「うん」
で、平助に逢い、屯所に帰る夢香だった。