エリカ ―悲しみと孤独―

マリオ 作
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 人は強いようで弱い
 
 
 其れはまるで硝子のように頑丈のようで叩き割れれば粉々に砕かれるもの
 
 
 人も弱いところを衝かれると意志が弱くなってしまうもの
 
 
 誰かがいないと生きていけないこの世界
 
 
 世界を作り上げたのは『神』 しかし、『神』は人間に悲劇を与えたのだ
 
 
 神は残酷だと願った
 
 
 『人』は穢れた獣のように『人』を殺し、『男』は鬼畜のように『女』を虐げる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 お願い――これ以上傷つけないで――
 
 
 
 
 
 
 
*第零話「It is sad story ―其れは哀しい物語―」
 
 
 
 人は誰でも『欲望』という名の物を欲するものがある。しかし、其れはつかめるようでつかめられない『壁』があった。其れは、『愛』と『友情』と『絆』である。それらは『欲望』をどれ程拒むかのように遮ってしまうからである。そういう壁があるからこそ、人は人生を過ごすことが出来るのである。
 しかし、『友情』と『絆』と『愛』がなかったら『欲望』だけを進んでいってしまうのではないか? もし、『欲望』だけならば『愛』というよりも『憎しみ』や『悲しみ』が生まれてくるのではなかろうか。
 やがて今は『友情』と『愛』と『絆』を失わぬように、『欲望』のみにならぬように生きていく。
 
 
 何れは『優しさ』や『慈悲』、『尊敬』という名の糸が切れ、『悲しみ』や『憤り』、『憎悪』や『怒り』が芽生えていく。
 其れを防ぐためには“感情”という名の電源を安定させるためである。
 
 
 
 
 
 『悲しみ』と『欲望』が終わるまで、何時までも長く生還できますように――
 
 
 
 
 そして、『夢』が叶いますように――
 
 
 
 
 
 
*続く