「なによアレ!!」
というのがグラビアアイドル日向の一声であった。
20代くらいの女の子がビデオカメラをちょっといじくっただけで、その彼女の胸が一気に急成長した。
時節その女の子は身もだえながら、遂に膝から崩れ落ちて気絶してしまった。
彼女の近くにいた小さい子供はワンワン泣いている。
目の前に起きたことは言葉で説明はつくが、だからといって納得のいく事ではない。
しかし、だからといってビビッて逃げてしまうようなことは日向はしなかった。
ついに先日三十路を迎えた日向は窮地に陥っていた。
ドンドン入ってくる新人はどいつもこいつもまだ若いくせにしっかりとした肉付がある。
日向の痩せたスレンダー体型もかつては結構人気があったが、いい加減歳のことを考えると、
そろそろお尻や胸にやわらかそうな肉付が欲しくなってくるものである。
しかし日向は全く太ることができず、胸も尻も痩せこけてしまっている。
徐々に彼女のファンもへっていってしまっている・・。
挙句こんな一般人がたいるところで撮影なんて、馬鹿にされてるとしか思えない。
このままでは・・・・・と思った矢先、このような光景をたまたまでも目撃した自分は・・・。
「・・・・これは、使える・・・。」
まだ私は神様に見放されてはいない。 と思った。
_______________________________________
「撮影開始するよ〜日向ちゃん。」
「あ、はい。」
「まあそろそろ歳のことを考えると、際どい水着も着させたいんだけど、日向ちゃんはスレンダーだからね〜。
まだまだ若い子向けの水着で全然大丈夫だよ!」
遠まわしに『お前にセクシービキニは似合わないよ』と言われた気がしてちょっとイラっとした。
しかし、もうこんな嫌味も言われない・・・そう、私は今日、生まれ変わるのよ・・・。
そう思いながら日向は指定された水着を着る。
そして今度は先ほど気絶してた女からこっそり奪ってきたビデオカメラを取り出す。
「さて・・・どうやって使うのかしらね?」
しかし日向はこのマシーンの使い方を全く知らない。
撮影の前までに何とかして使い方を理解しなければならない。
でも自分に使うのはまだ怖いので、だれかそこらへんにいる・・・・・いや、それはさすがによそう。
いくらなんでも一般人をアレコレするのはよくない・・・。
「え〜っと、向井さん?ちょっといいかしら。」
「はい、なんでしょうか?」
まさか自分の秘書を実験台に使ってしまうとは、我ながら酷いかなと思ったが、自分が返り咲きすれば彼女も楽になるだろうと罪悪感を押し殺す。
「新しいビデオカメラを買ってみたんだけど・・・まだ使い方がわからなくって、ちょっと撮らせてもらえないかしら?」
「え?あ、はい・・・私でよければ、どうぞ?」
と言って更衣室の壁にきちんと起立する向井さん。
いい秘書を持ててホントに良かった、と思いつつカメラを彼女に向ける。
すると『ピピ!』と不思議なことに、このカメラは彼女の胸元を認証した。
それと同時に画面の下の方に数字とアルファベットが羅列される。
「(な〜るほどぉ・・・。ここにサイズが出てくるってわけか・・・・・そして多分だけど・・・。)」
と日向はビデオカメラに付いているマルチジョグのマイナスボタンを二回くらい押してみる。
するとTBと書かれた数字が少し下がり・・・・・
「ひゃあぁあ!?」
と急に向井が胸を押さえて喘ぎ始めた。
彼女の服の上から確認できたふっくらとした膨らみは、『ギュギュギュ!』と体積を減らし始める。
「な、なんで・・・私の胸がああああ!!」
大体二回りぐらい彼女の乳房は小さくなってしまった。
それを見るや否や、日向は向井の服を肌蹴させ、胸を確認した。
「え?うわぁ!?や、止めてください!!?」
「やっぱり・・・小さくなってるわ・・・。」
向井の乳房は裸になって始めてわかるくらいのささやかな膨らみになってしまった。
その胸元には支えるものを失ってしまったブラジャーが引っかかっている。
「ひ・・・・日向さんがやったんですか!?」
「ごめんなさいね、安心して・・・今度は・・・。」
再び向井に向けてビデオカメラを向ける日向。
「今度はそんなブラじゃ到底包み込めないような爆乳にしてア・ゲ・ル」
と言って今度はプラスボタンをピピピピピ!!と連打する。
「え・・・今度は何・・・・ふぅああああ!!?」
と再び向井は胸を両腕で隠して叫び始める。
『グ・・・グググググッ!!!』と今度は向井の乳房は急速で発達し始める。
『ブリュリュリュン!!!』とこれでもかと弾みながら成長していく向井の胸は、さっきまで手持無沙汰だったブラジャーに一気に負担を掛ける。
『ギチギチギチ・・・・』とスグに本来の彼女のカップ数を超えてしまった乳房が徐々にブラから溢れ出てくる。
彼女の胸は柔らかいのか、ブラの差し押さえにあっても、歪に形を変えながら、今もなお少しづつ体積を増加いていく。
「いやあああぁぁあああ!こんなにぃ・・・うううぅ!!?・・・い、いりませ・・・アああ!日向さぁん!!やめてぇええ!!!もう・・・もうおっきくしないでえええ!!?」
「凄いわ向井さん・・・とっても綺麗なおっぱいよ・・・。」
「日向さぁぁぁああああああぁぁぁああん!!!」
『バッチ〜ンッ!!!』と向井の頑丈なブラジャーは中央から真っ二つに千切れてしまった。
それと同時に『ボッヨヨ〜ン!!!』といままで形を変えられていた彼女の特大オッパイが表に出てきた。
『タップゥゥン!!タップゥゥン!!』と柔らかい双球はかかっている力に反発することなく、その姿を惜しげもなく揺らしている。
「これは・・・ホントに綺麗ね・・・。」
すっかり見とれてしまった日向は無遠慮に日向の爆乳を両手を使って一生懸命鷲掴みにしようとする。
しかし、彼女のすっかり巨大化してしまった乳房はそう頑張っても手に収まりきらなかった。
「・・・ああぁああ!やめて!!・・・か、感じ・・・感じ・・・ちゃいますぅう!?」
ちょっと触るだけで敏感に感じてしまう向井さん。
とても可愛らしく身もだえる彼女の顔をもっと見ていたくなってしまう日向。
「ふふふ・・・あら、先端もすっかりおっきくなっちゃって・・・。」
日向は向井の乳首に目を付けた。
先ほどの膨乳ですっかり立派になってしまった乳房と同時にプックリと固くなってビンビンに張りつめている。
「舐めちゃおうかしら・・・。」
と言って日向は向井の乳首に吸い付く。
そのままペロペロと向井の乳首を嘗め回す。
「っ!!!!いやぁああ!!やめぇ!!!あああぁああ!!!?」
あまりの快感にもう向井は声も出すことができない。
やっと快感が収まってきた矢先、再び彼女の乳首はその身を固くし始める。
「あうぅ・・・ひなしゃ・・・さん・・・もう・・や・・・め・・・っ!!!!!!!!」
ついでに彼女の乳首を甘噛みしてみる。
するとビクゥッ!!!!と向井は体を一気に硬直させて、そのまま動かなくなってし合った。
どうやら余りの快感に気絶してしまったらしい。
「う・・・ふふふふ・・・・。楽しかったわよ、向井さん・・・。」
さて、今度は自分の番だ・・・・。
日向は自分自身にビデオカメラを向ける。
正直、ちょっと怖い。不安もある。
しかし、ここからステップアップしなくては・・・・。
「もう・・・後がないのよ!」
ピピピピピピピピ!とプラスボタンを連打する。
一気にTBと書かれた数字が増えていく。
70・・・80・・・90・・・・
「巨乳程度じゃ・・・。」
ピピピピピ・・・・
100・・・110・・・120・・・・
「このぐらいの爆乳ももうたくさんいるわ・・・まだまだよ・・・。」
ピピピピピピピ・・・
130・・・140・・150・・・・・・・・
「そう、誰も超えられない・・・私は、超乳になるの!!」
ビックン!!!!
「ひっ!!!!」
日向の胸に物凄い衝撃が走る。
さらにその衝撃は徐々に大きくなる。
ビッックン!! ビッッックゥン!!!
「ああ・・・何よ・・・なんで大きくならな・・・っ!!!!!!」
今度は乳房全体が一気に張りつめる。
しかも皮膚を引き裂かれるのではないかというほどの、尋常ではない張りつめだ。
「くぅ・・・おっきく・・・なるの!?・・・なるなら・・・早く・・・なんなさいよぉお!!」
『ギチギチギチッ・・・・』と胸元に痛みが走る。
そして・・・・・・・・
『ググ・・・グググ・・・グググッグググググググググッググググググググググググググゥゥウウ!!!!!!!!!』
「きゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
一気に爆発した。
一瞬ちょっと膨らんだと思いきや、一気にビキニを突き破る。
そのまま臍を覆い隠すほどまで成長し切ると、すぐに乳房は彼女の膝を覆い隠す程まで巨大化した。
まだ終わらない。その後も成長をし続けた乳房はもはや彼女の伸長をも超えてしまった。
そのまま狭い更衣室の中で物凄いスピードで巨大化していく日向の胸は、遂に更衣室いっぱいになってしまった。
それでもなお、日向の夢の『超乳』はいまだ衰えを見せず・・・・・
____________________________________
「・・・・?」
最初に異変に気付いたのはカメラマンだった。
さっきから更衣室の様子がおかしい。何か地鳴りのような音が聞こえてくる。
「な、なんだ・・・・・?」
『バッコオオオオオオォォン!!』
「うおおおおおお!!こ、更衣室が!!!?」
そしてその中から、二つの超巨大な双球が姿を現した。
そう、日向の乳房は余りの急成長により、コントローラーの成長以上に大きくなってしまったのであった。
今でも尚『グググ・・・ググググ・・・』と少しづつ巨大化しつつある。
「あああ・・・な・・・なんじゃああ、こりゃああ・・・・・。」
________________________________
「ん・・・ぅぅう・・・。」
先ほどの更衣室の崩壊の音で茜は目を覚ました。
「ああ・・・しまった、急におおきくしちゃったから・・・気絶しちゃったんだっけ・・。」
我ながら情けないなと思いながら、慣れない乳房をグワングワンと揺らしながらコントローラーを探す。
しかし何処を見渡してもいるのは千代ちゃんだけで何処にもコントローラーはない。
「嘘・・・まさか!!盗まれた!!?」
それは、嫌だ。
あれは神様が私にくれた贈り物だ。
「・・・・とりあえず探さないと!!!」
と上を見上げる茜、すると向こうの方に肌色の二子山が見える。
その先端にはピンク色の突起物が・・・・・・・ってどうみても女性の乳房である。
いやしかしあんな超巨大なものはまず地球上にいないだろう、大体2.3キロは離れているのにあんなに見えるのは、コントローラーでも使わない限り・・・・・・。
「・・・・ってことは・・・・・・あそこに・・・・・あるのかしら・・・。」
茜の考えていたシリアスな展開には、どうもならなかったらしい。
___________________________________
「・・・・っくぅううう!!?」
強烈な快感に襲われて日向は再び覚醒した。
さっきまで自分は何を・・・・と考える前に、目の前に肌色の障害物があって何も見えない。
「・・・あ、まさか私の・・・・ぅんん!!?」
先ほどの記憶がフラッシュバックすると同時に、再び胸から快感が伝わる。
「まさか・・・コレ・・・私の・・・オッパイ!?」
やっとのことで自分の状況を理解する日向。
しかし理解できたところでどうすることも出来ない。
しかも今になっても自分の乳房の張りつめている感覚が取れてないことを見ると、まだ大きくなっている気がする。
「・・・やり過ぎた・・・か・・。」
もうおしまいだ。
いくらなんでもこの大きさを好んでくれる人はいないだろう。
これじゃ人間として見られな・・・・・
「だ、大丈夫かい日向ちゃん!?」
「日向さん!!?」
「っ!!?」
気付いたらカメラマンさんと向井さんが日向の傍にいた。
あなたたち・・・・・。
「えっと・・・このビデオカメラみたいなの使えばいいんですか?」
「よし、カメラなら俺に任せとけ!!」
なぜ彼女たちは私を治そうとするのか。
もう人気も下火になり、あとは消えてしまうだけのこの私を・・・・
「何言ってるんですか日向さん!まだ消えてもらったら困りますよ!!」
「俺の仕事もなくなっちまうじゃないかい。そりゃ困るからよ。」
・・・・・馬鹿な人たち。
「あの〜!!」
向こうの方から新たな人の声がする。
日向が声のほうを向いてみると、さっきコントローラーを使って気絶してしまった女性だ。
彼女の胸はさっきの爆乳のままで、慣れないのかところどころふらつきながら走ってくる。
「それ私のなんです!使い方なら私がわかりますから!?」
「え?そうなの、なら頼むよ!彼女を元に戻してあげてくれないか!?」
「こんな大きさにしたことないけど・・・・なんとかやってみます!」
そう言って彼女はコントローラーを巨大化した日向の胸に向ける。
ピピとカメラから音が鳴った。日向の胸を認証したのだろう。
その後その女性はマイナスボタンをこれでもかと連打する。
「はぐ!む・・胸があぁああ!!!」
変化はすぐに訪れた。
さっきまで増加一方だった日向の胸は、急にきた締め付けに胸全体が打ち震える。
「くううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううううううう!!!!!!!!!!!!」
強烈な快感が日向を襲う。
そして徐々にだが日向の胸の体積が減り始めた。
段々と胸の中に埋まっていた日向の足元が見えてくる。
更に少しづつ小さくなっていくが・・・。
「あ、あれ・・?」
そこで縮乳は終わってしまった。
縮んでもなお、日向の胸は常人を軽く超える超乳であった。
ギリギリ膝が見えるか見えないかぐらいである。
さすがにあそこまで大きくなってしまうと、無理なのかもしれない・・・。
「ありがとう。もう、いいわ・・・。」
「日向さん・・・・。」
「元々は私が原因よ。もうどうしようもないわ・・・やっぱり、こんなにおっきいオッパイじゃ、ファンもいなくなっちゃうわね。
あんだけ大きい胸を望んでいたのに、いざなってみると・・・。」
「俺は・・・・・・。」
とそこまで何も話さなかったカメラマンが話し始める。
「俺は・・・愛せるよ。」
「・・・・・え・・?」
「たとえ日向ちゃんのオッパイがおっきくても、ちっちゃくても・・・俺は平気だ・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」
突然の発言に、日向は黙りこけるしかなかった。