乳神様コントローラー 12話

またたび 作
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「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」

「えっとぉ〜・・・。」

いまだにこの事態に付いていけないのか、ママさん達はただ茫然と今起きた惨状を見ている。

急に友人の女性が悶えだした。
しばらくして胸が大きくなり始めた。
最後には母乳を出してそのまま気絶してしまった。

言葉にすれば確かに簡単な出来事だが、実際には理解しがたい内容ではある。
そもそも何の脈絡もなしにそんなことが起きるわけがない。この世界はファンタジーではないのだ。

「そういえば・・・・。」

とようやくママさんの一人がおもむろに口を開いた。

「私がビデオカメラで撮影したらこうなったような・・・。」

「・・・・・・。」

そのカメラの持ち主である美樹は黙りこくったままだ。

そういえば、そうだ。
ビデオカメラで撮影したら何か音が鳴って、数字がどうこう言った後に、ボタンを押したら急に・・・・。

「こ・・・このカメラが原因なの?」

「うううぅぅぅ・・・・・。」

「ねえ、美紀ちゃん?違うの??」

「・・・・・・  はい。そうです。」

ついに観念したのか、美樹が重々しく口を開いた。

「そのカメラで女性の胸を撮影して、ボタンをいじくると、その・・・なんというか・・・。」

「・・・・・。」

自分で言っても信じられんといった顔つきで美樹は話す。
ましてや聞いているママさんにいたっては尚更だ。
でも実際起きてしまったことなのだから、信じるしかない。

「・・・・ぅ・・・ぅぅ・・・。」

すると先ほどの膨乳で気絶していたママさんが意識を取り戻し始める。

「ぅあ・・・胸が・・・ジンジンするぅ・・。」

無意識的なのか、非常に色っぽい声色で起き上がる。
随分と巨大化してしまった二つの乳房はその反動でゆっくりと大きく震える。
年齢のせいか萎み始めていた二つの果実は強制的な成長のせいか、再び張りを取り戻して、その先端も準備万端と言わんばかりにツンと上を向いている。

「いったい何が・・・くぅう!?」

胸が大きく動いたのが原因か、『ブシュウァ!』と再び果実から甘い果汁が漏れてしまった。
それはきれいな放物線を描いて、カメラを所持しているママさんに・・・・・。

「きゃあぁ!!」

咄嗟に“カメラを待った手で”その母乳を防ごうとしてしまうママさん。
当然母乳は見事にそのカメラに当たり・・・。

『バチィイイ!』


嫌な音がした。


「?」

一瞬美樹にも何が起こったかわからなかった。
でも今の音はきっと・・・・。
破滅の音のように聞こえたような・・・。

「あわわわわわ・・・ま、まさかぁ・・。」

『ガガガっ!!!ピィイイイィィィィ!!?』

再びカメラから変な音が鳴り響く。

「かかか、か・・完璧に・・こここ、壊れたあああぁあ!?お姉ちゃんに殺されるううぅぅぅぅぅぅ・・・。」


しかし予想は美樹が全く想像もしない結果となる。

「ひゃあぅ!?」

急にカメラを持っているママさんが短い声で叫んだ。
それと同時に『ムグググ・・・』と彼女のふっくらとした膨らみが振動する。

「うぁ・・・胸が・・・胸がああああ!!」

『ムググ・・・ムクムク・・・ムククククククゥ!?』

彼女の胸の膨らみは急激な速度で増量し始める。
厚手のセーターではわからなかった彼女の乳房は、あっという間にその容貌を皆に晒し始める。

「いやあぁ・・・見られた っく!? ないよ・・おぉっ!!」

しかし彼女の乳房はセーターの下のほうから徐々に柔肌を露呈し始める。
そして厚手にもかかわらず、そのセーターに亀裂ができ始める。
その亀裂はすぐさま半分に達して・・・・・・。

ビリリィイ!!

「!?」

きれいに真っ二つに分かれてしまった。
セーターに押し込められていた巨大な二つの砲弾は勢いよく外の世界に『ドユゥゥゥウウン!!』と重々しく現れる。
ママさんが荒い呼吸をするたびに巨大化した二つの柔らかいボールは『ブルルンッブルルンッ』と重々しく揺れる。
ぴっちりと張りつめている一方で、ただただ若々しいだけではなくって、貫録のあるどっしりとした形でくっついている。

「ぁ・・・・うぅう・・・。」

綺麗な肌色はすっかり汗でテカテカと輝き、部屋の明かりによってその輝きはさらに美しいものになっていた。
そしてその頂点には真っ赤に染まっている小さな山がプックリと突き出ている。しかしその先端部分にあるはずの物がそこにはくっついていなかった。

「あれ?・・・・ない?」と思わず美樹は声に出てしまった。

乳輪が蜂起している一方で、彼女の胸には乳首がついていない。
いや、ついていないというのは語弊がある。隠れているのだ、その大きくなった乳輪の中に。

「・・・・・・・。」

一方、おしげもなくその醜態を晒してしまったママさんは、その大きく張り出している乳輪に負けないくらい顔を真っ赤している。

「み・・・見ないで・・・下さいぃ・・・。」

すっかり大きくなってしまった彼女の胸は、とても華奢な彼女の腕では覆い隠すことはおろか、先端のほうに手が届くかどうかもわからない。
そのため彼女はどうすることもできず、結局はその顔を赤くして恥ずかしがるしかなかった。
どうやら結構悩んでいたらしくなんとかして隠そうとしているのだが、申し訳ないがこれだけ見られてしまったので、もはや隠す意味は無い。
しかしそんなママさんの悩みも数分後には解決する。

「!!!!」

再びママさんの顔が快感に歪む。
それと同時に彼女の乳輪あたりが『ムグゴゴゴ…』と見えない力によって動き始める。

「っ!!・・・・こっ・・今度はぁっ!!? な、なんなのぉお!?」


すると急にその見えない力は悶えているママさんの両乳房の先っぽを思いっきり引っ張り始める。
『ムギュギュギュギュ〜!!!!!』と強引に引っ張られた乳輪は限界まで横に伸びる。

「ひーっ!ひーっ!!っひーいいぃぃぃ!!! 止めてぇぇぇええ!!イタっ痛いぃぃぃいい!!?」

快感に似た痛みにママさんは悲鳴を上げる。
しかしその先端から何かが出てくるような感覚は一層増してくる。
『ビクゥウ!!ビクッビクゥ!!!』と乳輪は敏感に動く。
その乳輪から白い液体のようなものがタラタラと流れ出てきて・・・・。

「もう・・だ・・・ぁ・・ダ・・・アァ! もうだぇ・・・め・・・ぇああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

乳輪がさらに一回り大きく膨らんだと思った矢先、『ブチュウ!』とその乳輪から長細いものが顔を出した。当然、乳首である。
やっと窮屈な中から出たのをいいことに、『ブーシュシュシュシュウウウウゥゥゥゥゥ・・・』
と猛烈な勢いで母乳をまき散らす。

「・・・・ぅ・・・ぁぅ・・あぁ・・・。」

ママさんは疲れ切って寝たそうだが、母乳が噴出している間はどうも快感によって覚醒してしまうようだ。しかし今までのストレスから解放されたのか、彼女は幸悦な表情を浮かべている。

しばらくして徐々に乳の噴出が弱まってから、ようやくママさんは眠りについた。
でも止まったわけではなく、今でも巨大な乳房からドクドクと大量の母乳が流れ出ている。
今までの川の氾濫のような量に比べたら大したことはないが。

「・・・・・・。」

美樹はその妖艶な変化にしばらくの間見とれていたが・・・・。

「いやいやいや!なんとかしないと!?」

そう、それどころではなかった。
おそらく母乳がかってしまった影響で、カメラが暴走しているのだ。
だからこんな事態になっているなら、なんとかしてあの機械を止めないと・・。

「どどどどどどどどうしよう・・・。」

あのカメラは今『画面に映った女性を片っ端から膨乳するマシーン』状態だ。
つまりカメラが自分を映していない状態にせねばならない。

「よし、とりあえずあのカメラの後ろに回り込んで・・・。」

するとその時、一人の赤ちゃんが(今までの騒動にまったく動じていないとは随分と屈強な赤ちゃんだが)そのビデオカメラに興味を示したのか、ヨチヨチ歩きで近づく。

「あぁ!?コラ!それをいじっちゃダメェ!?」

しかしそんな美樹の注意もよそに赤ちゃんはその(ある意味恐怖の)ビデオカメラを手に取って遊び始めた。
『キャッキャ!』といいながら、ブンブンカメラを振り回す。非常に危なっかしい。

「あわわわわ・・・ヤバイヤバイ・・・。」

仕方ない、とりあえずなんとかせねば。
美樹はとりあえずゆっくりと赤ちゃんに近づく。
たまにカメラのレンズが美樹の方を向いて「ビクッ!」とするが、
あのカメラが美樹の胸を『認識』しない限りは大丈夫らしく、美樹の胸に変化は起きない。

「(いける、そのままゆっくり近づいて・・・)」

そしてようやく赤ちゃんの近くにまで行き・・・。

「(ここで取れば・・・・・もらったぁ!!!)」

ここまで観て下さった読者の皆様なら、ここで美樹が赤ちゃんからビデオカメラをゲットしようと思ったときに、赤ちゃんが美樹の方を向いてしまって、結局美樹が膨乳するオチだな。 と思っていらっしゃるだろう。

「そこまでドジっ子では、なあああああい!!」

ところがそこまでお約束のような展開にはならなかった。
見事、美樹は赤ちゃんの死角からビデオカメラの奪還に成功した。

「うおっしゃあああああぁぁぁぁ!!」

赤ちゃんが泣き始めたが関係ない。
しょうがないじゃん。取り上げるしかないじゃん。

「とりあえず電源を切らないとね。」

そういって美樹が電源を切・・・・・

「美樹ちゃ〜ん!遅れてゴメンねえ、麻里は大丈夫〜?」

ここぞというタイミングで千代が扉を開けて入ってきた。
美樹はその言葉に反応して、『カメラごと』千代の方を向く。

「あ、千代ちゃん!助かったぁ!!あのさぁ、このビデオカメラが壊れちゃっ・・・・。」

そこで美樹はあることに気が付く。



あれ?アタシ・・・・今・・・電源切ったっけ?


『ピピピ』とちょっとノイズが交った電子音が聞こえる。
それを聞いた後に急に千代が胸元あたりに手を置きながらなにか苦しみ始める。

すると、徐々に千代の胸元から彼女の細腕が浮かび上がってきた。
そのまま千代の胸はドンドン大きくなっていき、しまいには服を破りそうなぐらいに巨大化する。
千代は美樹に助けを求めているのか、何か叫んでいるが、美樹には聞こえていない。
ついにあまりに大きくなりすぎてしまった乳房のせいで、千代はその場にへたり込む。
服は伸びきってしまい、服の役目を果たせなくなってしまった。
巨大になった膨らみは、その服から顔を出して、伸び伸びと成長している。
時に千代の乳首が固まって、丸い乳房には不釣り合いなほどにとんがり始める。
美樹はその変化がどういう事を意味するか知っている。
その後、千代の乳首から白い液体がこぼれ始める。その量はだんだんと増えていき、千代が一段と大きな悲鳴を上げるのと同時に大量の母乳が宙を舞った。


しかし、一連の変化はもはや美樹にとってはどうでもよい。
美樹が見ているものは、その後ろにいる女性、茜の鬼のような形相の顔だ。
運よく千代がいたお蔭でビデオカメラの犠牲になることはなかったらしい・・・。

「オ・・・オネエサマ。ゴキゲンウルワシュウ・・・。」
「美樹・・・・。」
「ハイ、ナンデショウ?」
「言いたいことは、それだけ?」
「・・・・・・・・モウシワケアリマセン。」






この後ムチャクチャ怒られた。