君の乳は 〜始まり 2〜

またたび 作
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―――私は何度も何度も流れ星を見たことがある。―――
―――その度に私は、いたたまれない気持ちになる。――
なんでだろう、あの輝きは私を何度も何度も、いたたまれなくさせる。

例えば昨日の巨大な流れ星もそうだった。真夜中の町を一直線に輝いている星。

―真っ赤な、花火にしたら間違いなくきれいなはずなのに…―

子供の頃から私は流れ星に恐怖のような感情が混ざりこんでいた。
ぶつ切りな記憶を辿るといつも、いつも私の記憶には流れ星がある。
その流れ星があると、私は毎度、いたたまれなくなる。
なぜだろう、それはわからない。

またそんな恐怖にかられながら、私はその星から逃げるように帰る。
何も考えずに、何も思わずに、ひたすら私は一直線に帰っていった。

「う〜ん…ふぁ…」
私はなぜか早起きだ。寝坊というものをしたことが一度もない。
必ずと言っていいほど、7時半には覚醒してしまうクセがある。せっかくの休日なのに、どうして私は起きてしまうのだろう。
とりあえず、シャワーでも浴びて、スッキリして、それから二度寝するなり考えますか。
そう思って私は洗面台に向かう。ダボダボになってるパジャマを脱ぐ。
なんだか今日は調子がいいのか、体が軽い。
まだ目がショボショボするので、とりあえず顔から洗う。

んじゃ、お次は体を…

そこで、鏡を見た。

あれ?

え?

あれ、なんで?

私…

おっぱい…






………どこ?

ない。
いやないっていったらよくない。いや、でも、ない。
私はなぜか胸の発育だけ著しかった記憶がある。
中学の頃からすでに一般的な巨乳と呼ばれるもので、高校では爆乳高校生として、一時期男子からもてはやされてた記憶がある。

ま、そこらへんで胸の成長が止まって、最終的にKとかそこら。
そのまま社会の荒波にのまれたのか、最近たれ始めた。
それでも全体的にJとかそこいらをキープしてたと記憶しているのだが…

それが

今日、

ない。

なんか10年前くらいにタイムスリップしたように、子供の頃の未発達な、なんというか、
『これからの可能性を秘めています』
的な、みずみずしい赤みを帯びた小さな乳首、そのあたりにうっすらとほのかなピンク色の乳輪。まだ丸みは帯びていないけど、一生懸命大きくなろうとややふっくらと膨らんでて、触るとプニプニとちゃんと反発してくる。触ると痛みにも似た感触の中で、かすかに快感に似た感触が脳内に充満する。『んっ…』と切なく声を上げる私…。

って、いうか

「なんで小さくなってるのおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

と、今日一番の甲高い声を上げる。