副作用には気を付けて!5

またたび 作
Copyright 2021 by Matatabi All rights reserved.

どこかの世界のお話。
主に薬品やポーションの交易で発展している小さな交易都市。
そこに彼女はいた。
この街の長にして薬品研究界の権威を有している。

女A「まぁ、市長様よ。今日も素敵。」
男B「ぉぉ…今日も今日とて眼福、眼福。」
女A「まぁたそんな下品な目で見て!」
男B「そんなこと言われてもよぉ〜あれはたまらんぜ。」

彼女の最大の特徴は、見事に服を押し上げる爆乳である。
ボルンボルゥンッと一歩一歩進むたびに弾ける巨大スイカ。
3桁越えは勿論。既に200pにいっているのでは?と街では話題だ。

市長「みなさんおはよう。今日もお仕事お願いね♥」

男たち「は、はぁ〜い…」
秘書「まったく男どもときたら…。」
____________________

男性陣の仕事のモチベは市長によって保持されているといっても過言ではないのだ。
しかし、そんな市長には実は秘密があるのだ。それは…

ドクン

市長「…うっ!(こ…これはっ!?)」
秘書「どうかなさいましたか?市長…。」
市長「ち、ちょっと休憩。自室に籠るから、誰も入ってきちゃダメよ。」
秘書「ははは…今更どうしたんですか?いつも誰も入らないではないですか。」
市長「わかっていればいいけど、見たらこの街にいられなくなるからね。」
秘書「は…はぁ…(毎度のことだが…ここまで脅すか?)」

_________
バタン、と重々しい扉を閉める。
薄暗い部屋に多岐にわたる薬品開発機器がある。
どうやら市長はここで開発や研究をしているようだ。


市長「はぁ…はぁ…うぐぅう!?」
急に市長が胸を抑えて苦しみだす。
市長「はぁ、あっ!ぐぅうぅ!!!」
急に市長は上着を脱ぎ、シャツを脱ぐ。
人の顔を包めるかのごとく巨大なZカップブラ(なお乳肉ははみ出し気味。)が顔をだす。
その胸はドクンッ…ドクンッ…ドクンッ…と定期的に躍動している。
急いでブラを外す市長。ドプッゥン!ブラに肩代わりさせていた莫大な重みが体にかかる。
ユサァと柔らかい長乳に、プクンとしっかり膨らんだ乳輪。
先端の乳首も中指程の膨れ上がりをしてビクビクと強張っている。

市長「うぎ…ヤダ…きちゃっ、ヤダ…いぁあぁっ!?」
ビクッビクッビクッビクゥッ!?と胸が別の生き物のように暴れだす。
市長「嫌ぁ…ダメぇ…。んぁぁっ!?」
ビクビクゥゥン!と一際暴れだした後、グチュグチュッ!といきなり胸のサイズが縮み始める。人外クラスを誇った爆乳は一呼吸のうちにLカップくらいに目減りする。

市長「ひぐっう、ぁあぁっ!?なんで毎度…こんな…痺れ…んぉ!」
自然にできていた谷間は奥底を覗かせ初め、腕いっぱいでようやく届いた先端は急速な勢いで近づいてくる。
Gカップくらいの乳は更に目でわかる勢いで萎む。
谷間はなくなり、乳首・乳輪もつられて小さくなり始める。
市長「なくなっちゃ…おっぱいなくなっちゃうよぉ…んひゃぁ!♥」
ビク…ドックン!とEカップは更に萎み、更にDを通り越しCカップくらいの、巷によくいる女性の胸になる。
すっかりちんまりになった胸の膨らみに、申し訳程度についているかわいい乳輪と乳首。

市長「ひぃ…はぁ…はぁ…もう…いつもこの時間に効果が消えちゃうんだから…。」

________________

始まりはただの『見え張り』であった。
子どもの頃。小さな田舎町に住んでいた市長のオッパイは、みんなの発育に少し遅れ気味だった。
皆がBとかAとかのブラの話をする中で、自分はまだつけていなかった。
それを解消するために、たまたま両親が薬師であったことから、薬品知識を使って『巨乳化ポーション』を作ったのだ。
市長は早速自分の胸に塗りたくる。

市長「(ヌリヌリ)…ん♥むぅぅうんっ!?♥」
ムグ…ムクムグゥゥ!?と未発達の胸にドプゥンと柔肉ができあがる。
乳首・乳輪にも影響され、子供用の服からでもわかる程ビンビンに勃起している。
当時の薬での影響はEカップ程の大きさであった。
しかし、当時の学校で、市長の胸の巨大化はすぐ話題になった。

男「おぉ!?あいつの胸どうした?前までペタンコだったろ?」
女「う、嘘…何か詰めているんじゃない?」
男「うほやっべぇ〜…揉みしだきてぇ…。」
女「うっわぁ…うらやま…。」
男「これが…奇跡の成長期…てやつか。」

本当に、効果は凄まじかった。
ある日、まっ平だった胸が、ボインボインの巨乳になったのだ。
市長「…。」
彼女にとっては本当に幸せだった。
皆が自分の体をほめてくれる。
皆が自分を見てくれる。
男は欲望をむき出しに。
女は羨望をあらわに。
市長「…ふふ…フフフ…。」
ムニムニと自分の胸を揉む。
ああ、本当にうれしい。

しかし

市長「はぅ…うぁぁっ!?♥」
放課後、1人の時に急に胸が疼き始める。
市長「なに…ナニナニィ!?」

ドクッドクゥ!と胸が歪に躍動し…
ズジュジュ…ズルルル…とせっかく育った胸が再び萎み始め、元の姿に戻ろうとしている。
市長「っ!?なんで…なんでよぉおお!!」
そういう間にもせっかく出来ていたふっくらとした谷間は見る影もなくなり、服は今まではちきれていた分皺ができ始めブカブカになる。

市長「あ…や…やぁ…。」
ジュルルル…と乳腺は完全になくなり、ピンと尖がった乳首のみ残った。
市長「……。」

絶望。の二文字。
今までの胸に戻っただけなのに、まるで自分の胸がなくなったような喪失感。
巨乳になったことで得ていたステータスを味わった分、元に戻ってしまうことへの恐怖。
市長「嫌…嫌ぁ…。」
女「あ、●●さん!」
市長「ヒッ!」
女「時間あるなら一緒に帰ろうよ。」
今、見られるのはマズイ。マズイマズイ。”虚乳”であることがバレては。
今日のみんなの目が反転する。

男『おい、あいつ…昨日の巨乳、嘘だったんだってよ。』
女『え、嘘…本当に何か詰めてたの。』
男『うほやっべぇ〜…薬でデカくするとか、マッドすぎだろ』
女『うっわぁ…必死すぎ…。』
男『いや、キモすぎ…だろ…。』

市長「っ!!!」
一瞬で自分に降りかかる罵倒を想像した市長は返答もせずに全力で胸に腕を交差させて家に一直線にダッシュする。
______________________

市長「ハッハッハッ…ヒィ  ハッハッハッハッハッ…」
こんなに走ったのは人生で初めてかもしれない。
自分のことを知らない人にも胸を見せないように全力で走った。
見られるわけにはいかない、いけない。

しかし問題は残っている。
胸をどうしよう。
大きくなった際には嬉しすぎて、必要以上に他人に見せつけていた。
何か詰め物をしてもいいが…バレるのは時間の問題だ…。

生徒たち『うっわニセモノだったのかよ…』

最悪の未来しか想像できない。

市長「つ…作らなきゃ…。」
血眼で材料を集める市長。
市長「だめ…だめ…私は…私は…あのオッパイがないと…ハァ…ないと…ハァ…だめ・・・大きくないと…あれが…本当の…ハァ…私のオッパイなの…。」

もうその後の事態など考えていない。
自分の得られた虚栄を守るために息を荒げながら薬を作り上げる。
その様はまさに”マッドサイエンティスト”…
__________________________

市長「うんぉおぉっ!?♥」
グチュ…ムチュ…ムググググゥ!
再び彼女の胸は肥大化し始める。
乳輪はブクンと膨らみ、乳首もビクン!と反応する。
市長「ぁぁ…オッパイの重みがぁ♥」
タプゥン!と乳肉ができあがる。
市長「はぁ…はぁ…あ、れ…前より大きく…。」
二度目の薬による膨乳は、一度目よりこころなしか、効果が大きくなっていた。
同じ成分で作ったはずなのに…

そしてその効果は、三度目・四度目…と繰り返すうちにドンドン大きくなる。
使えば使うほど、見てくれのカップ数は大きくなっていくのであった。
勿論世間では市長の胸が急激な速度で豊かになっていると思い込む。

影響は絶大だった。

男子たちからの目線はすぐさま性的な目に変わる。
そして市長の成長がどこまで続くのか話し始めるのだ。
女子たちも羨望の眼差しで自分を見てくる。
女子たちも同じように、彼女の成長がどこまで続くのか話題にするようになる。

いよいよ市長は自分の本当の胸を見せるわけにはいかなくなる。
校内の誰も知られていない教室に、何かあった時のための薬品作成室を作り。
カバンの中には常に薬品のストックを用意し、いつ『発作』が起きても問題ないようにした。
更に薬品自体の効果を持続させるために実験漬けの毎日。
胸の事もあり、他人との交流は極力最低限にした。

そして卒業式。
彼女の胸は既にMカップを超えていた。
幸か不幸か、彼女の自分の胸に関する研究のお陰で、薬学的に高貴な学園へ進級することができた。

そして…
「(やっと…やっと…この街から出れる…。)」
そう、最大の恩恵は『自分のことを知らない街に行ける』ことである。
今までは胸の事を隠すので大変であったが、もう次行く街に知り合いはいない。
もう虚勢…いや、”虚乳”を張る必要はない。やっと…やっとこの暮らしから解放される…。

進級が決まり、別の街に引っ越しは完了した。
市長「ふぅ…」
作業は疲れる。それ以上に胸の重みがひどい。
Hカップくらいを超えたあたりから肩に痛みが走るようになった。
確かに大きくなるのは嬉しいが、それ以上に生活に支障がでる。
しかし、こんな重みも今日でお別れだ。

市長「あっはぁぁ!!♥」
グチュ!ムチュムチュ!!ニチュチュ…と胸が萎んでいく。
巨大なスイカは果汁が内側からつまみ出されるかの如く体積を減らしていく。
自分の誇る豊乳がこうも簡単に縮んでしまうのはいつ見ても慣れない。
市長「やだ・・・チョット残して…んんっ!?♥」
ビクン…ビクッビク…
彼女の願いを聞き届けたのか、少しBくらいの膨らみが残った。
彼女は元々やせ型なので胸の成長もそこまで早くなかっただけで、人並の胸はしっかり出来上がっていた。
しかし、普段が規格外であると、今やスカンピンに感じざるを得ない。
やはりもう一度あの薬を再試行して…

市長「いえ…もう、あんな生活は終わりなのよ…。」

そうだ、何を考えている。
そんなことをして自分がどういう目にあったか。
毎日毎日自分の胸が無残に萎んでいくのを見る生活に戻りたいのか。
いっそのこと全部吐いてしまいたいと、夜中に何度、涙を流しながら思ったか。
もう終わった…嘘の生活は終わったんだ…。
____________________

学園生活は質素であった。
普通の友達に普通の先生に普通に授業を受けて普通に毎日過ごす。
かつての皆からの胸への熱い視線はなくなり、煽てられることもなくなった。
しかし、それでも人間的な生活を送れることに幸せを感じた。

感じた。

感じたのだ。

でも

足りない。
かうての皆からの羨望の眼差し。
異性からの欲望を隠さない熱い視線。
そして皆から『まだ成長するのか』『どこまで大きなるんだ』という期待感。
毎日を過ごしていると、その邪な感情がドンドン自分を支配していく。

もっとチヤホヤされたい…
もっとイヤラシイ目で見て欲しい…
もっとおっきいオッパイが欲しい…

市長「はぁ…はぁ…はぁ…」
気付けば自分の部屋で薬を作っていた。
コポコポ…と緑の液体ができあがる。

これを…これを塗れば…私はまた…

______________________

こうして彼女はその学園で再び『超爆乳の女子生徒』として全学年で噂される。
そのまま人気を得た彼女はその人気を基に学園がある街の選挙に受かり、そのままこの街の長にまで上り詰めたのだ。

誰とも関係を持つことなく、仕事を忠実にこなす『孤高の長』として世界で噂になるのに時間はかからなかった。

市長室には秘書を含め誰一人 入室は許可されない。
異性・同性も含め、仕事以上の関係を持たない。
自分の虚乳を守るため、それ以外の物を失ったのだ。
______________________

市長「っ!!!!♥   んっ!くぅ!♥」

ドクンッ!ドクンッ!!ドックンッ!!
Cカップ 決して特別貧層ではない胸が打ち震える。
市長「フンミュウゥゥウウウッ!!♥」

ムッグンゥ!?ミチミチ…ドップゥウゥァン!!!
市長「ウン…ぐぉぁ…ひぃ!」
ドンッ!!ドンッ!!!と段階的に大きくなる彼女の胸
彼女の乳はアッというまに彼女の細身の肩を越え、臍を隠し、更に上半身、下半身も覆うほどに大きくなる。

市長「ひ、ひ、ひぎゅうぅぅぅぅぅ♥」
部屋の三分の一を覆いつくす超虚乳が生まれる。
生まれたての乳は汗にまみれ、時節ドクン…ドクン…と躍動している。
先程よりも一回りぐらい、更に膨らんだ胸に何とかブラを付け、服を着る。
時節「ミチ…」とブラの悲鳴が聴こえる。その音になんとも言えない達成感を感じる市長。
市長「フフ…また大きくなっちゃった♥」

ちなみに、この薬には現在、身体的な副作用は確認されていない。
しかし、身体には影響がなくとも、彼女の精神には、終わりなき自己承認欲求がまるで胸のように膨らみ続け、彼女の精神にしっかり作用している。



彼女の虚栄はこれからも膨らみ続けるのか…それとも…