直琉「嘘…でしょ…」
元の姿に戻った直琉は、とりあえずこっそり家に帰り、再び会社へ。
本の中身を読み進めた。
どうもこの本は自分が作った薬品の説明と服用後の日記を書いている。
そして日記の内容を読むと、
薬を飲んでしばらくして、自分とは違う者に変身した。
非常に気分が良くなり、身体も強くなった。
しばらくすると元に戻った。
しかししばらくすると再び変身が始まった。
こういった変身は不定期であるようだ。
直琉「っな?また…変身するの?」
マジかよ。ていうか不定期に変わるのか、最悪じゃないか…
何と趣味の悪い『ジキルとハイド』だ。
やばい、これは…早急に治療しないと…。
余計なことするんじゃなかった…何でこんなものに手を出してしまったんだ…。
とにかく今はこの本を読み進めるしか…。
上司「直琉?」
直琉「え、ひゃい!?」
上司「自社販売予定の香水の話は進んでいるのか?」
直琉「あ…えと、はいぃ…。」
そうだ、デカいプロジェクトを抱えているんだった。
上司「頼むよ〜社運かかってるんだから。」
くそ…一刻も早く事態を解決しないといかんのに…。
しかし変な動きを勘ぐられて薬品を作るチャンスを逃すわけにはいかない。
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まぁ試作品は簡単に作って結構好評だった。
直琉はなまじ天才なので香水プロジェクトは存外朝飯前だったりする。
さて仕事は終わったので本の続きだ。家のベットで読み続ける…。
直琉「………。」
この変身、最初は良かった。
しかし、徐々に普段の自分と変身後の自分に「ズレ」が生じてきた。
何かに対する個人的な価値観が変わる、ようだ。
直琉「『ズレ』? どういうこと?…。」
それと変身スパン。
最初は3日に一度とかだったが、徐々に感覚が短くなる。
そして変身後の姿でいる方が長くなり、変身後に思考が引っ張られる。
そして名実共にハイドに…。
直琉「う、嘘…でしょ…?」
まずい。
これじゃ自分も直琉から灰戸になってしまう…
どうすれば?この本に解決策ないのか?
いや、あるはず。このままハイドに侵食されたら、こんな本書けない。
だといたらこの本に何か解決する薬品が…
達也「ただいま〜。」
直琉「ふぉぉうっ!?」
達也「あれ?直琉…早かったね。」
やべ、達也が帰ってきちゃった。
達也「これからご飯作るから…待っててね。」
直琉「あ、う…うん。」
そうか、もうこんな時間か…集中すると時間が飛ぶなぁ…
直琉「私も手伝うよ。達也君。」
達也「ありがとう。じゃ、先に食器並べといて。」
直琉「了解。」
よし、棚から…このお皿でい
直琉「痛っ!」
何か指先に軽い痛みが。
食器の端で切ったか?
指を見ると。
直琉「ぁぁ…」
爪に血のような真っ赤なマニキュアが浮かび上がる。
この兆候は前の…。
直琉「(マズっ!?)」
達也「ん?どうしたの直琉。」
直琉「あ いや あの」
どうしようどうしよう!
達也「あれ?リビング明かりついていないのかい。」
直琉「ひぃ!?」
達也に見られるのはまずい!
パチと部屋の明かりをつけた達也。
即座にパチと明かりを消す。
達也「直琉?何してるんだい?」パチ
直琉「いや、その、待って!」パチ
達也「いやいやこれじゃ部屋真っ暗じゃないか」パチ
直琉「今はマズいの!!」パチ
達也「いい加減にしないか直琉」パチ
達也「? その髪の毛、どうしたの?」
直琉「!?!?!」
既に髪の毛の一部は伸び始めて、金髪になっている。
直琉「あ、いや、マズっ!?♥」
もう無理だ、これ以上は。
ズリュ…と体も変化し始めている。
直琉「っ!! 〜〜〜〜」
言葉にならない悲鳴を上げる。
達也「え?直琉っ!?」
全速力で家を出る。
直琉「早く事務所に…っんぉぉっ!♥」
ムクムクゥッ!!胸付近がメリメリ、と膨らんでいく。
直琉「待って、お願っ…ぁぁんっ!♥」
ッパン!
腕でちゃんと抑えているのに暴力的な脂肪の塊が容赦なく服のボタンを吹っ飛ばす。
また服ダメになっちゃった…。
何とか事務所に辿り着く。
服を脱ぎ捨てる。
我慢しなくてよくなった…
直琉「 ひゃんっ!?♥」
ブリュンッ!!と乳が1.5倍くらいにまさに『爆発』する。
直琉「ぁぅぅうっ!?♥」
ボンッ!と遅れて尻肉も『爆発』し増量される。
ブヅゥッ!?とパンツのゴムが千切れる音が鳴り響く。
「ふっぐぅ…くぅんっ!♥ はぁ ま た♥」
ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ
ドクッドクッドクドクッドクッドクドクッドクッドクドクッドクッドク
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク
ドックゥンッ!!!?
「あ かはぁっ!?♥」