副作用には気を付けて!8

またたび 作
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タイムマシン

この世の人間であれば一度は夢見たことがあるだろう。
もしあの時やり直せていれば…
もしあの時違う決断をしていれば…










水出「しかし…そんな悩みもこれさえあればもうなかったことになるのよ。」
水出という女性。タイムマシン研究の第一人者。天才的頭脳で、遂にタイムマシンを完成させた。
藤生とうい男性。水出の助手で頼れる後輩というヤツだ。
そして水出がタイムマシンを作った理由が…




水出(みずいで)「もしあの時…自分の胸について真剣に考えていれば…。」



藤生(ふじゅう)「な…なにいってんすか水出さん…。」

水出「真剣な悩みよ!女性のアピールの1つにして母性の象徴たるものよ!!」
水出「なのに…なのにぃ…私の胸…全然成長しないんだもの…グス…うぅ…小学生にカップ数で負けるなんて…グス」

藤生「…。」
ナニと天才は紙一重、てヤツか。
別にスレンダー的な、綺麗な身なりなのに…

藤生「んでもこのタイムマシンは知識しか送れないですよ…?」

このタイムマシン、自分自身を送り出すみたいな機能はない。
このタイムマシンが送れるものは『同一人物の知識』だけなのだ。
つまり水出の知識を、昔の水出に送ることができる。

水出「ふふ…若い頃の…成長期真っ只中の私に、今の私が溜め込んだ大量の豊胸知識を送るのよ。」

藤生「そんなものいきなり送られても…気味悪がるだけかと思うんですが…。」
水出「いいえ…私の事よ…面白がって絶対にやるわ…。」
藤生「面白がってって…。」







水出「…送れたかしら?」
藤生「まぁ…こっちで観測できることはないですからね…。」
水出「頼むわよ…若い頃の私…最”胸”を手に入れてきなさい!!」



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水出(中学生)「はぅあっ!!」
ビビビッ!!と大量の知識が流れ込む。
しかも全部が全部、豊胸に関する知識なのだ!!

水出(中学生)「こ…これは…。」
汗を多量に流しながら頭をかかえる水出(中学生)
いきなりの知識に頭がガンガンしているのだ。
しかししばらくすると、未来の自分が貧乳に悩み、若い頃からバストケアしろみたいな知識が補てんされていく。

水出(中学生)「こ、こんな知識…しかもオッパイに関する知識なんて…。」

この頃の水出は胸の悩みなどない。
いらん知識を大量に詰め込まれた水出は…。

水出(中学生)「よし!まだ見ぬ自分のオッパイのため!やってみよう…。」
好奇心で目をキラキラと輝かせていた…
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藤生「えっと…あとは何をすれば…。」
水出「あとは経過観察よ。」
藤生「え?経過って…何を…?」

水出「勿論。私のバストサイズをよ。ちゃんと知識を伝達されていれば、『結果』が出るわ!!」
と、75pと豪語していた自分の胸を突き出す。

藤生「結果…出るんですかね?」

いくらなんでも昔の自分に知識を送っても…
ていうかそんな知識伝播しても気味悪がられるだけじゃ…

水出「うぅ…なにか…胸が、ヒリヒリしてきた…。」

藤生「え!?嘘でしょ!?」

水出「あ、つい…ふみゅうぅうっ♥(73⇒83)」
ボウゥン!と、何ということか、本当に彼女の胸が膨らみ始めたではないか!?
服のサイズも、中身の下着も全て改変されたのか、服そのものまで変わったではないか!?
藤生「嘘でしょぉおぉ!?」
ここここんなトンデモ化学が証明されたぁ!?


藤生「ホントに水出博士のオッパイが大きくなったぁ!?」
水出「…ちょっと、いきなり何?」


藤生「  え?」
水出「オッパイとか、いきなり下品なこと言わないで まったく…。」

藤生「………。」



え?


今まで自分が頑張ってやってた研究内容を忘れてる???

藤生「えと…タイムマシンで…その、博士の知識を…若い頃に送ったじゃないですか…。」
水出「そんな…こと…したっけ…あれ?何か記憶が曖昧ね…何故かしら?」

そうか…過去が改変されたの影響で、豊胸に関する知識を送ったことそのものを忘れたのか…?
そもそもペタンコだったのでこの実験を行うことになったんだもんな…。
でも世界規模で改変されたのに、なんで藤生は覚えているんだろう…。
水出に事の経緯を説明する。水出は案外すんなり受け入れてくれた。

水出「そうなの…私の胸がね…うん、確かに私ならやる、かも…。」
多少大きくなった影響なのか、かつての胸に対する狂気も和らいでいる。
藤生「まぁ、本当に問題が解決するなんてスゲーっすね。」
水出「当たり前でしょ。私を誰だと思っているのかしらね…。」

自信満々に(実は出来立ての)胸を張る水出。

藤生「(こんなアホらしくても、タイムマシンとしては成功、なんだよな…。)」
水出「よし、藤生君。もう一度やるわよ!」
藤生「…え?もう一度?」
水出「ええ!目指すは高見なのよ!!」
藤生「えぇ…。」

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水出(高校生)「いつっ!?」
勉強中であった水出(高校生)の頭に稲妻が走る。
水出(高校生)「はっ!? これはかつての豊胸の知識…なんでまた急に…?」

中学生時代に既にバストアップを始めた影響か、高校生でささやかな膨らみが出来ている。
それでもせいぜいAカップくらい…まだ平均に満たないようだ。
しかしそれでも再度どこからか知識がきたとなると考えられるのは…。

水出(高校生)「ま…まさか、まだ足りないというのか!?」
このままのペースで十分だと思ったが、まだ豊胸をする必要があるのか…。

水出(高校生)「くっ…こうしてはいられないわ…もはや遺伝子を変えてでも…。」
さすが天才科学者、既に高校生の時点でブッ飛んだ思想を持ち合わせている。

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水出「フーン…本当に送れているのかどうかも、わからないわね…。」
藤生「しばらく待てば結果でるんじゃないですかね。」

水出「適当ね。そんなんだから私より立場が低いのよ。頭いいのに。」
藤生「う〜ん…まぁ水出さんには敵わんですよ。」

知能というかスキルなども同じくらいなのだが、藤生は適当な性格が災いし、水出の部下になっている。
出世欲があまりないので正直アレだが、まぁ今の立場に関しては特に嫌ではないしな。

水出「もっとシャキッとしなぁぃうぅぅっ!♥」
ドロォン!と水出の上半身が急激に肥大化した。
いや、肥大化したのではなく、彼女の胸が一段と巨大化したのだ。(83⇒107)
先の比ではない膨らみに言葉を失う藤生。
ガクンと膝をつく水出。あまりの重さに耐えられなかったのだろう。

服装、下着も変わったのか服を吹っ飛ばしてはいないが、今までのオフィスカジュアルの格好ではなく、まるでマタニティードレスのような服になっている。
おそらくこのサイズの胸をカバーできるシャツがないのであろう…。


藤生「え…えぇ…。」

さ、最初とは比べ物にならないぐらいサイズアップしてる…。

水出「あ、あれ…私は…何を…?」
程なくして水出がパチクリしながらあたりを見回す。
おそらく記憶が改変されたのだろう。なぜか藤生は記憶を残しているが。

藤生「水出さん…大丈夫ですか。」
藤生が手を刺し伸ばす。

水出「え…ぁあ、えっ?ど…なた…ですか?」







水出「ホント…なんですか?」
藤生「ま、まぁ…はい。」
水出「今の私はなんてことを…。」

簡単に経緯を説明した藤生。
どうも水出は度重なる豊胸の結果、逆に大きくなりすぎてしまい、せっかく大きくなった胸が、一周回ってコンプレックスとなった。
今度は成長を押しとどめるよう必死になった結果、せっかくの才能に費やす時間が削られ、研究者としてではなく、一般社会人としての生活になったのだそうだ…。
なるほど胸のサイズの影響が彼女のキャリアにまで影響を…。

水出「なんでそんなことを…確かに高校の時までは必死にやっちゃいましたけど…。」
水出「大学に入ってから凄まじい勢いで成長が始まっちゃったんです…。」
水出「あそこで辞めておけばこんなことには…グス。」

まるで性格まで違うな。
今までのやや高飛車な態度はもしかして演技だったのかな?

藤生「う〜ん…もしかして、今の水出さんの知識を高校生の頃の水出さんに送れば…胸の成長を止めさせられるんじゃないですかね…。」
水出「え?どういうことですか?」
藤生「大きくなりすぎて不便になった意識を送れば、バストアップ活動を止めるんじゃないですかね?」

水出「     ぁああっ!確かに、頭いいですね藤生さん!」
パッと明るい笑顔になる水出。今まで見たことない顔にドキッとする藤生。
彼女が動く度に、(実は出来立ての)爆乳がダユンダユンと弾む。
見るわけには、と思う一方、どうしても目についてしまう。

水出「……藤生さん。いくらなんでも見過ぎです…。」
藤生「う…す、すいません…。」







藤生「では、さっきの水出さんが知識を伝達した少し後に情報を送りましょう。」
水出「は、はい…お願いします。」

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水出(高校生)「痛ぅ!?」
なんだ、今度は豊胸した結果、大きくなりすぎてイロイロ大変な記憶が来たぞ!?
今まで豊胸を促進しておいて、こんな知識を伝達してくるのは何故だ…

水出「(もしかして…陰謀?)」
自分の胸が大きくなるのを妬む誰かが偽りの情報を送ってきたのでは…
ていうか…

水出(高校生)「ナニ!?この悩み!巨乳自慢か畜生〜〜!!」

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水出「う…なにか胸が、熱い…です…。」
藤生「お、改変が始まったかもです。」
水出「え…こんなっ感じなんですか…ぅ♥」

ニチュ…ヌチュ…と胸が改造されていく感覚のせいか、溜まらなそうな声を出す。
服はその動きでほつれができ始める。

水出「ぁっ…ぁあぁ   いや  ぁあぁ!」
プックリ…と先端の突起がそそり立つ。
藤生「   …。」
さすがに見てはいけないとそっぽを向く。

水出「え  ぁ   やぁあぁっ♥」
藤生「   !?」

ムゴゴ…と水出の胸は小さくなるどころか…

藤生「え!?大きくなってる!?」
水出「あぁ♥ う…ぉおぉぉ!?」

ブチブチィ!と服は瞬く間に破られ ドプゥン!!と盛大に大きくなった胸肉が零れ落ちる。

藤生「な…ななな…。」

ドタプゥンとすっかり人外サイズになった(107⇒163)
今まで服とかも変わっていたが、もうその変化もない。
おそらくこのサイズを覆える服がないのだろう。

藤生「み 水出さん 大丈夫で」
水出「キャアアアアアア!!だ 誰ぇ!嫌ぁ!見ないで、私を見ないでええぇええ!!」

改変されて再び藤生のことを忘れてしまったのかもしれない。
しかしこんなヒステリックになるとは…。

水出「見ないで!!こんなオッパイ見ないでええええぇ…。」
藤生「お、落ち着いてください水出さん。実は…。」







水出「なんて…馬鹿なことを…。」
藤生「も、申し訳ない…。」
水出「いえ…自業自得…ですよ…。」

詳細を話してようやく落ち着いた水出。
水出の巨乳の悩みは、成長芳しくない高校生の水出の豊胸熱に油をかけただけだったようだ。
超胸部成長促進剤というよくわからないものを飲んだ結果…

大学で一日に数センチも胸が猛烈な勢いで膨らみ、中和剤を作った頃には既にこのサイズになってしまったらしい。
勿論こんなナリに合う服がなく、大学にも行けなくなり、近所の人には奇怪な姿と言われ、引き籠りになってしまったようだ。

藤生「も、もう一回知識を送れば…。」
水出「もう…いいです。より一層悪い結果になるとしか思えません。」
藤生「う…。」
水出「どうしてこんな…私は…何ということを…グス…。」

藤生「…責任。」
水出「…え?」
藤生「というか、水出さんにはお世話になったので…。」

ふがいない自分をこの研究に入れてくれたのは水出なのだ。
だから、何か水出さんに起こったら今度は自分の番だ。

藤生「安心してください。水出さんは僕が守るんで。」
水出「……♥(キュン)」


その後、魔乳になった水出と藤生はめでたく結婚。
さきの実験は、阿保みたいな内容なりとも、タイムマシン実験であるのでとてつもない報酬が出た。
なので新築一等地に家を買い、そこで2人は暮らしている。
水出のお腹には新しい命が育っている。
そしてまだ見ぬ子どものために水出の胸は…



藤生「え…こんな量の母乳が…もう出ているの…?」
水出「はい…もう、止まらないです♥どんどん大きくなっていますし…♥(163⇒179)」

ドバドバと部屋中に甘い匂いが…。

藤生「はは…は…。」
もう藤生は笑うしかなかった…。