ノロイノオフダ

またたび 作
Copyright 2022 by Matatabi All rights reserved.

花蓮(かれん)「(ふぅ〜お仕事完了、と。)」
花蓮はどこにでもいる小綺麗な女の子。
今日も今日とてお仕事である。

花蓮「ん?」
人気のない帰り道、ふと一軒の出店があった。
よぼよぼの老婆1人、こんな夜中に大丈夫か?

老婆「おやおや…悩める女性がまた1人…。」
花蓮「え?   私?」

いきなり話しかけられた!?
老婆「儂の姿が見えるということは、何かしらお悩みがあるということじゃフフフ…。」

花蓮「(そりゃこの世にコンプレックスのない女性なんていないでしょ…)」
老婆「そうじゃな。いたとしたら相当なナルシストじゃわい。」

心を読まれた!?

花蓮「まぁ、とりあえず、お試しじゃの。」
そういうと老婆は懐からお札を取り出す。

老婆「この札は体の部位を理想の体型に成ることができる札じゃ。1枚、50,000円ポッキリじゃ。」
花蓮「ご、ごま…っ!?」
花蓮「(いくら占いものでも高すぎでしょ!?)」

老婆「ホホホ。まぁ効果を知らない内はそう思うのが自然じゃろて、1枚はタダでやるわい。」

老婆は花蓮に札を渡す。

老婆「一度試すがよいぞえ。」

花蓮「…。」

老婆「ものは試しじゃ。じゃあの」

フッ―と、音もなく老婆はいなくなる。
恐怖を感じた花蓮は急ぎ足で帰る。







花蓮「……。」
帰宅後、シャワーを浴びて下着姿の花蓮。
理想の体型…なんてバカバカしい。
そんなものなれるわけ…。

花蓮「…。」
気付いたらスマホで爆乳ギャルの画像検索をしていた。
べ、別に自分の胸がちょっと小さいかもとか思ってないし。
Cに近いBだし…て誰に向かって弁明してるんだ。

花蓮「デッカ…。」
Lカップとか100p、120p!?…次元が違う感が半端ない。
花蓮「あ…。」

その画像の中に1人顔見知りがいた。
翠(みどり)という女の子。
非常に発育が良く、気づけばグラビアアイドルか…。
ちょっとジェラシーが…

お札を1枚取り出してみる。
できるわけないと理性が語るも。

花蓮「(み、翠みたいなオッパイになりたい…っ!)」







しばらく沈黙が続く。

花蓮「…はぁ。」
あほくさ。

なーにやってんだか…

すると、独りでにお札が輝きだす。
え? え?と混乱する花蓮。
ボゥ、とお札が燃え尽きた。

花蓮「……。」

なんだこれ…手品?

花蓮「(え…胸がムズムズする…?)」

自分の胸に違和感を感じる
下着に包まれた胸がドクンッドクゥンと胎動している。
もしかして、ま…さか…

花蓮「え…なに、やぁっ!」
ムギュウ…と胸の膨らみが大きくなる。
ブラに今までにない負担がかかり、今まで見たことない谷間が…

花蓮「あ  ぁあぁ…  ぁ。」
自分の変化に茫然としている。
その間もブラはミチミチと音を立て…

バツゥンッ!?と吹っ飛んでしまった。
タポォン!ブルル…と出来立ての巨乳が暴れまわる

花蓮「ふぁ! いった…。」
胸に引っ張られるという感覚を始めて味わう。
肩にまるで荷物を持たされているかのような負担だ…。

花蓮「―っ  はぁ ぅ♥」
突然の出来事にドギマギするも、胸の変化は続く。

ドプ…ムチュムチュと根元から乳腺と脂肪が拡張されていく。
一生懸命寄せて上げないと出来なかった谷間は何もせずとも勝手に出来上がる。
乳首はプックリと膨らみ、乳輪にはしっかりポツポツと乳管が出来上がる。

花蓮「  ぁ  すご  」

タプゥン…と変化が収まる。
臍に到達するほどの柔肉の塊。
揉んでみるとしっかり反発してくる。

花蓮「は  ははは…。」
一夜にして花蓮は美爆乳を得たのだ。







老婆「おやおや、誰だと思えば昨日のお嬢ちゃんかい。」
花蓮「あ…あなたは…。」
老婆「ほうほう、豊満な乳房を望んだのかえ?ひゃっひゃ…。」
花蓮「う…。」

老婆「はてさて、今度は何をお望みかの?」
花蓮「も、もう結構です…。」
老婆「ひひ…もうお前さんはこれの虜じゃて…。」







花蓮「え…嘘でしょ…?」
たまたま目に入ったゴシップ誌に妙な文面がのっている。
『グラビア翠 縮乳手術!?美バスト喪失か』

何と一夜にして翠の胸が萎んでしまったようなことが書いてある。

花蓮「ま…さか…。」
自分の胸元を見る。
これ…翠の?
そんな…自分の邪な欲望で翠の人生を…







老婆「おや?どうした娘よ。」
花蓮「1枚ください。お札…。」
老婆「ほほ…ほれみい、やはり虜じゃろうて。」

花蓮「……。」
違う。翠に胸を返すんだ。
いくらなんでもこんなことで彼女の人生を奪う訳には…

老婆「本当かのう?」
花蓮「   え?」 心を読んだのか?

老婆「ひひ…本当はクセになってしもうて、他の部分も変えたくなったんじゃないかえ?」

花蓮は何も答えず5万円を出してお札をもらう。

花蓮「……。」
自室で上半身裸。
ちゃんと返さないと…だけど…

花蓮「あとちょっとだけ、いいよね。」
別れが惜しいのか、ちょっとムニムニ揉んでみる

花蓮「くぅ♥」
こそばゆい快感が走る。
今までの貧乳じゃ味わえない柔らかさだな…

花蓮「………。」


返すんだ


念じれば終わる。


念じれば…


______________________


社内では密かに噂になっていた。
最近、花蓮が妙に色気づいてないか?
胸も大きくなり、何というかいろいろな部位も…

まるで別人みたいになったぞ…と。
それもそのはず、彼女はあの日以来、様々な女性の部位をお札を使って強奪したのだ。
すっかりボンキュッボンの体型になり、元の姿など忘れてしまった。
花蓮はすっかり自分の姿に酔いしれ、性欲も高まったのか近々グラビア、ましてやAVの出演まで考えている。
それだけには飽き足らず…

隣人「  う  ぐぅっ♥」

花蓮「はぁ  はぁ…すっごいよかった♥」

遂には隣人の男性を訪ねて自分の性欲の発散をする始末。

花蓮「気持ちよかった?」
隣人「は…はい…もう、疲れました…。」
花蓮「ナニ言ってるの?夜はこれからでしょ?」
隣人「え  そ、そんな…うぅ♥」

かつての花蓮はもういない。
ここにいるのは彼女の欲望を具現化した姿なのだ。
それを手に入れるため、何人の女性から『強奪』したのか…

____________________

??「…ん?」
老婆「おや、こんな夜更けに女子1人とは…。」



老婆「オススメの商品がある、見てみるかい?」
そして今度は花蓮が被害者になるかもしれない…