裏切者の悪魔召喚

またたび 作
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阿久津(あくつ)「そういやよ、カミ。今日図書館で面白い本見つけたんだ。」
神矢(かみや)「なんだ?それ…。」

2人は小学校からの腐れ縁。
お互い同じ中学・高校に通う友達以上の関係だ。

阿久津「じゃじゃ〜ん。悪魔図鑑だ。」
神矢「あほくさ…何借りてんだか」
阿久津「いいじゃん、最近暑いしよ、ホラー的なことやろうぜ!」
神矢「ふ〜ん。降霊術でもやるのか?」
阿久津「おう!これだ、これ。」
神矢「え?  おま…。」

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阿久津「以上が淫魔召喚の手順だ。」
神矢「まさか本気でやるとは思わなかったぜ…。」

薄暗い1人部屋で2人の男が話している。
図書館でボロボロになっていた本の中にあった『淫魔の召喚』を冗談半分でやってみたのだ。

阿久津「い〜だろ〜、高校卒業して、大学入学まで暇だしな〜。」
神矢「ほんで?あとはなにやればいいんだ?」

阿久津「あとは…精液が必要だな。」
神矢「はぁ?お前のオナニーを見るはご免だぞ!?」
阿久津「俺だって嫌さ。なんで事前に用意したんだ。」
神矢「おえ…。」

小学校からの幼馴染でもさすがに精液は見たくない…
阿久津は気にしていないのか、書いた魔法陣的なところに自分の精液をドロッと流す。

神矢「正直引いた。」
阿久津「うっせぇ、俺のザーメンは健康的だぞ。」
神矢「ザーとかいうな!気持ち悪い!!」
阿久津「お前が買ったエロゲーでは女の子が散々言ってるじゃねぇか。」
神矢「女の子だからな!?男が言ってもキモイだけじゃい!」

すると…

薄暗い部屋がさらに暗くなる…
どこからともなく風が流れ込む…


阿久津「っえ…?」
神矢「おぉ!?マジか…マジだったのか!?」


ゴゴゴゴゴ…と魔法陣から黒い霧が出てくる。
そして…

黒い霧の中に…『何か』を感じる。

阿久津「お、おい…何か、いるぞ…。」
神矢「あ、あぁ…。」

『何か』はそこにいるが、姿かたちのない霧状の生命体の様だ…。
その『何か』はゆっくりと神矢の体にズズズ…と入り込んできた。

神矢「おぁあ!?」
手で払いよけようにも実体がない。
そのままズズズ…と神矢の体内に溶けこんでいった…。
辺りに漂っていた霧はなくなり、普段の阿久津の部屋に戻る。

神矢「な…なんなんだよ一体!?」
阿久津「わ、わかんねぇ…いなくなった…のか?」
神矢「お、おい!?大丈夫なんだろうなこれぇっ!?」
阿久津「わっかんねぇって!?本当に何か出るなんて考えてなかったんだ!!」
神矢「そんな無責任なっ  がっ  あぁっ」

すると神矢の体からゴキゴキ…と妙な音が鳴り響く。
まるで彼の皮膚が粘度のように蠢きミチミチ…と作り変えられはじめた。

神矢「あ  うぐ  カハッ ぁ」
グググ…と背が低くなる。

神矢「ど なって…うぐぅっ!」
筋肉が萎んでいき、代わりに脂肪が増えていく

神矢「からだ  が おかしい」
ビクッビク!と何故か足が内股になってしまう。

神矢「あく たすけぇ て…アグッ!?」
彼の腹筋もベコベコとなくなり、そこには綺麗な括れが出来上がる。

阿久津「あ   あぁ…。」
神矢「誰 か ヒュウ たすえケホッケホ… たしゅけ てぇ♥」

首にあったはずの喉仏もグチュウとつぶれ、ソプラノの可愛らしい声に早変わり。
ブカブカになった服から垣間見える肌はすっかり美白になっており、男性らしい毛などはすべてなくなる。

神矢「あ やだ…乳首が…熱いようっ!」
プク…と服の上に小さな突起物ができあがる。
そのまま付近にムチムチ脂肪がつきはじめ、すっかり女性の”乳房”がもっこりとできあがる
神矢「あ  やだ  あ  ぁあぁ…。」
更に膨らみは増し、女性を感じさせる丸い膨らみになる。

神矢「そ  そんなぁ…おれ おれに…ひゃうぅ♥」
唯一、神矢の男性部分であるペニスに衝撃が走る。
ビクビクゥ!?と瞬く間に勃起し、そのままドビュ…と液体を吹き出す。
男性ならだれでも知っている精液である。しかも一度ではなく何度も…

神矢「はぅ♥ ぁ♥ 止まらなっ♥」
そしてそのまま彼の一物は徐々に小さくなりながら股間に吸い込まれるように収縮しはじめる。

神矢「やめろ おれが なくなりゅっ ぅ」
男性器は肉豆になり、バチュ、と縦筋ができる。
ぶら下がっていた精巣もズリュリュと、筋に飲み込まれ、そのまま体内で改造される。
神矢「ぁっ 腹 がぁ」
モゴ  モゴ  とすっかり華奢になったお腹にムググとささやかな膨らみが出来る。
おそらく睾丸が子宮に変わり、お腹を圧迫し始めたのだろう。

ゴキィッと骨盤も丸みある者に改造される 「んあぁっ♥」と痛々しい音に見合わず、まるで気持ち良さそうな声をあげる。
顔もすっかり童顔に、更に女性的に唇が厚みを増し、目もぱっちりとした美人になる。

神矢「ん♥ もう や キモチ  イイ あぁ♥ あぁぁあっ♥!?」
可愛らしいソプラノボイスで喘ぎ続ける神矢。
いや、もう神矢の面影はどこにもない。
可憐ながらも妖艶な女子がサイズに見合わない服を着ながら身もだえているのだ。

阿久津「    」
???「ぁ〜ん♥ 気持ちよく過ぎて…もう♥」
ゴキゴキ!?と背中に2つの巨大な突起が、更に大きさを増し…バサァ!とマントのように薄く伸びる。
まさか…翼? 悪魔の翼のようだ。
プリプリとした桃尻にも突起物ができ始め、ズボンを突き破る。まさか尻尾か?

阿久津「おま えは  誰だ?  カミをどうした?」
???「ん〜 私? 『カミヤ』に決まってんじゃな〜い。」
阿久津「冗談はよせ。カミは男だぞ!!」
カミヤ「わたし男の体に憑依する気ないから、改造しちゃいました☆」
阿久津「   っな!?」

嘘だろ?
まさかこんな冗談みたいな儀式で友人を…淫魔に?

カミヤ「てゆーかアナタがワタシを呼んだんでしょ?よろしくアッ君♪」
阿久津「やめろ!カミを返せ!!」
カミヤ「え〜呼んだくせに〜楽しまないの〜?」

そういうと彼、いや彼女はブカブカになった服をポイポイと脱ぎ始める。
神矢の体はすっかり女性になっており、プルプル揺れる丸い胸、括れた腰、淫乱な割れ目、ムチムチとした太ももを見せびらかす。

阿久津「 ぅ  」
こんな状態だが阿久津も男だ。
目の前でAV女優のような女がいれば、それは反応してしまう。

???「んふ♥体は正直だね、もう♥」
ズボン越しに性器をスリスリと触られ、すっかり海綿体は固く膨張している。

阿久津「やめ  近づくな!?」
???「うふふ…ハァ」
と神矢は阿久津の顔に自分の吐息を吐きかける。

阿久津「あ  ぐぁ…。」
ふにゃり、と体の力が抜ける。
一方で体はバクバクと高鳴り、性欲でいっぱいになる。
おそらく催淫効果でもあるのだろう、すっかり蕩けてしまう阿久津。

カミヤ「しょうがないな〜今回はワタシがリードしてあげるね」
ベットに投げ飛ばされ、ズボンをひっぺがし、彼の陰茎を丁寧に舐めまわす。

阿久津「ぁ  やめ くっぅ」
勃起は最高潮に達し、ビク ビクと痙攣をおこす。
もはや阿久津は神矢の玩具と化してしまったのだ。
カミヤ「んふふ〜結構なサイズなことで、それじゃ…。」
淫魔は自分の割れ目を指で弄る、早くも愛液が潤い、トロトロの肉壺ができる。
そのまま阿久津の陰茎をいともたやすく飲み込む。

カミヤ「じゃぁたっぷり楽しんでね〜アッ君♥」
阿久津「やめ ろ  カミ  やめてくれぇ!」

カミヤは阿久津に馬乗りになりながら上下にピストンを開始。
さすが淫魔の穴。断続的に逃げられない快感を阿久津に与える。

ダプッダプッと彼女の美乳は上下するたびに1テンポ遅れて揺れる。
カミヤは阿久津の上で「アンッ♥ アンッ♥ ンハァ♥」と淫らに喘ぐ。
その淫靡な声も阿久津の股間に射精を促す。

カミヤ「阿久津 クンッ スゴイ キモチ アァン アッくん ンクゥ♥」
阿久津「ダメダ ダメ ダメ ダメェ!!」



ドビュ…



阿久津「くぅっ  うっ ううぅ」
カミヤ「ふぁあぁっ♥ アクのせーしがいっぱいぃ♥」
わずか数分で搾り取られる阿久津。
しかしカミヤのピストンは終わらない。
まだまだ搾り取ろうと上下に腰を弾ませる。

阿久津「やめろ も でな、い…うぐぁっ」
カミヤ「アッ君たら…かわいい声だすんだからぁん♥」
阿久津「名前を 呼ぶ な くぅ あ くそ 」
意思に反し、阿久津の陰茎は萎えずに再び射精を味わおうとしている。
ビクビクとそそりたち、精巣からは精子が出口に向かおうと躍起になっている。

阿久津「やめろ やめ   ああぁぁっ!!!」
カミヤ「はぁぁんっ♥ アッ君のお汁がまた来てるぅ♥」

あっという間にオーガズムに達し、痙攣する阿久津。
一方のカミヤは精子を搾り取れば搾り取る程、力が強まっているようだ。







阿久津「あ   ぁ   ぁ」
もう何回果てさせられたか記憶にない程にまで搾り取られた阿久津。
睾丸の中身はカラカラではないかと思うほどだ。

カミヤ「はぁっ  はぁっ  ふぅっ…久しぶりの精気の補充どうも〜♥」
お腹いっぱいなのか、カミヤは上機嫌だ。

阿久津「神矢  を   かえ  せ  くそ ヤロ」
カミヤ「自分で呼び出しておいてつめたーい。気持ちよかったでしょ??」

阿久津「    っ」
カミヤ「はは〜否定しないんだ〜。」

確かに今までに感じたことない体験であった。
他人の膣に挿入したのも初めてだし。絞り出されるのも初めてだ。
しかし、元は男、しかも幼馴染。
気持ちいい以上に気味が悪い。

カミヤ「   ?」

ドクン と、カミヤの体が反応する。

カミヤ「マジ か…ここまで力が落ちているとは…ウッ」

グググ…と華奢だったカミヤの体が一回り大きくなる。
メコメコ…と陰唇にあった小さなクリトリスが徐々に長くなり、陰茎ができはじめる。
顔くらいある胸の膨らみが萎み始め、尻の肉付きも減ってくる。

阿久津「カ 神矢!?戻っているぞ!!戻ってこい!!」

カミヤ「あ♥ ダメ、キモチイ んぉ♥」

徐々に筋肉が戻り始め、男の体つきになってくる。
喉仏も戻り、喘ぎ声が男っぽくなる。

カミヤ「ぁん オチンチンが、うぅっ 男の  快感も すご んっ!」
ドポン、と陰茎付近に2つの精巣が飛び出す。
精子を大量生産しているのか、ドクドクと脈動している。
陰茎も立派にそそり立ち、勃起してヒクヒクしている。
阿久津は正直自分のより大きくい彼の陰茎を見て、ちょっと嫉妬してしまう。

カミヤ「あ、出る で  おぉぉっ!?」
ドピュゥウと陰茎から白濁液が飛び出る。
本来の役割を思い出したようだ。凄まじい量が出ている。

カミヤ「お   おぁぁ…ぁあ…。」

そのままヘナヘナと倒れる神矢。
普段の姿を取り戻したようだ。

神矢「あ、れ   アク…俺は…。」
阿久津「よ、良かった…もう会えないのかと…。」
神矢「てか、なんでズボン履いてないんだ…? 俺はどうなった…?確か急に体が女に…。」
阿久津「お、おう…話せば長くなる…。」
何とか起き上がれるくらいにまで体力が回復した阿久津は神矢に(女になったカミヤにレイプされたことは隠しながらも)説明する。

神矢「まじ かよ…。」
阿久津「す、すまん…もう大丈夫だと思うが…こんな目に合うとは…。」
神矢「もう、いなくなった…んだよな?」
阿久津「た、多分…。」

一時の召喚であったのか…それとも…。

【つづく】