超乳アイドル プロデュース伝説 第2話

盛眼瑠笛 作
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「あれ、どうしたの固まって?まあ、無理ないわよね〜私なんか見たら。」

無理もない、その通りだ。目の前の巨大女はまさに圧巻の一言でしか言い表せない。

髪型は黒のロングヘアー。光が波打っていて触らずともそのやわらかい質感が視覚で伝わってくる。
顔立ちも整っていて、大人っぽく妖艶な印象だ。それでいて何か化粧をしているわけでもなさそうだ。
体つきも抜群で、太ってなど決してないが細すぎるわけでもない。全体的に適度に薄く脂肪が付いているといった感じだろうか。肌の水々しさがむちむちした悩ましい体を強調する。

しかし、これらの特徴すらも霞みかねないほどのものが嫌でも目に入った。
まず一つ目は、目に入る以前の問題だと思うがその身長だ。俺の身長は確かほぼ180cm。男の中でも高い方に入るはずだが、この巨大女―聖川茉莉はそんな俺を少なくとも頭一つ分以上

上回っていた。

「ふふ…私背大きいでしょ〜?何センチだと思う?」

俺の思考を読んだのかニヤニヤしながら聞いてくる。ニヤけた顔も麗しいのだがどうにも少々不気味だ。

「に、2メートルはあるんじゃ…!?」

声を震わせ返すと、

「正解!でも正確には214センチね!」

30cm以上も上回っていたとは。恐れ入ったとしか言いようがない―
胸と尻に比べたらこれだに見劣りするように見えることに気付いた。

「私のおっぱいとお尻も……すごいでしょ?」

黒い上下ビキニに包まれた胸と尻を重たげに左右に揺らした。
ドルオタの俺は少なからずグラビアアイドルをチェックしてきたが、こんな迫力のある大きさを誇るアイドルは見たことはなかった。胸にしたってせいぜい100何cm、カップにしてJかKが

せいぜいといったところ。尻だって100cmを上回るものなど見たことがない。
だが目の前にあるのはそんな生易しいものではなかった。その胸は茉莉の首から下を、胴体をほぼ覆い尽くしていた。形もほとんど完全な球体で、さながらバランスボールのようだが、

よもや目測直径1m以上のバランスボールなどそうないだろう。茉莉の体の半分強を覆っているので直径120cmほどと見るべきだろう。身長より体の横幅の方が大きいのだ。
尻も胸ほどではないが目を見張る大きさだ。彼女が直立した状態で正面から見ると胸に遮られて見えないが、前かがみになるとその盛り上がりが露わになる。腰から足の付け根にかけて

急なカーブを描いているのだ。肉がパンパンに詰まっているのがわかる。少なくとも普通の女性の3〜4人分の大きさはあるのではないだろうか。

「驚いた?もっと驚かせてあげようか?」

愕然としながら思考を巡らせていた俺に、茉莉は何かを差し出した。写真のようだ。
そこには、黒いロングヘアの制服姿のごく普通の少女が写っていた。目の前の女とは違って体型も普通だ。

「それ、半年前の私。中学に入ったら急に育ってきちゃって」

今、何と言った。

「私ね、つい半年前の4月までは全然成長してなくてペッタンコだったんだけど、この半年…正確には4か月くらいで急に体とか胸とか成長して、こんなになるまでになっちゃったのよ!



つい半年前…中学…

この女、まだ13かそこらなのか。

13歳でこの体を……

確かに改めて驚愕した。嘘ではなさそうだ。しゃべり方もどこか子供っぽいし、たとえ嘘だとしてもそれはそれで頭の整理が楽になってくれて助かる。

「そうそう、マネージャーなんだから私のプロフィールも暗記しておいてね!」

すっと背筋を伸ばすと、その反動で巨大な胸を揺らしながらはきはきと告げ始めた。


「私はキャメロットプロダクション所属アイドル、聖川茉莉!身長は214センチ、スリーサイズは上から、B467、W81、H148!!!把握しておいてね、マネージャー!」


ここまで来ると逆に冷静になってきた。慣れたのだろうか。だが冷静になると、逆にこんなアイドルを果たしてうまく扱えるのか不安になってくる。何、それでもなんとかするさ。空元

気だが心の中で自分を鼓舞してやった。

だが俺はこんなもの序章の序章に過ぎなかったとすぐに思い知ることになる。